結婚式が終わって、翌日の朝を迎えた一同のである。
今日はラタトスクの仕事もあるのでいつもの時間に起床し、いつ何時、戦闘になるかも知れないので、いつもの天界から支給されている瑠璃色のパーカワンピに長ズボンを履いて、髪をポニーテールに結って、一階に降りて行ったのである。
「おはよう‼」
「おはよう、龍姫お姉ちゃん、真龍婭お姉ちゃんは、響輝さんの家に行っちゃっていないよ」
「いつの間に(゚Д゚)ノ‼ 真龍婭達、もう妻の自覚が出たんだね(^_-)-☆」
「まだ、響輝さんは、十五歳だよ(゚Д゚)ノ‼」
一回に降りって美龍飛がいつもの色違いのお揃いの白のパーカーに長ズボンと言う姿で大好きな姉の真龍婭が起きた時にいなかったことを龍姫に明かしたのだが、相変わらずの義姉のマイペースに呆れてしまった美龍飛はそのまま二人で台所に向かったのであった。
「なんで、オレの家にいるんだ(゚Д゚)ノ‼」
「どうしてって、何を仰ってるんですか、忘れたのですか、あなた様の妻の一人、鳴流神真龍婭ですよ‼ 夫の実家で、家事をして何がいけないんです(゚Д゚)ノ‼」
「響輝、真龍婭ちゃん達って言う、美人が奥さんって、ご近所様が羨ましがっていたぞ(≧▽≦)‼」
「お姉さま‼」
「折角の朝食が冷めるわよ」
真龍婭達は響輝の実家である二階建ての外壁が茶色い一軒家に朝食を作りに来ていたので、響輝より先に台所にいたので、朝食を食べに来た響輝が真龍婭達が居たことに驚きの余り、ツッコミを入れてしまい、響輝の両親はもう真龍婭達の事を認めているようで、真龍婭達がメイド服を着て、作ってくれた和食の朝食を食べていたので、響輝はできたてのうちに真龍婭達が作ってくれた朝食を食べることにしたのであった。
「お兄ちゃん、今日は、わかってるよね?」
「?」
「まさか、もう、忘れたの‼」
「今日は、わたし達と一緒に出掛けるのですよ」
「あ‼」
「響輝、女の子との約束は、覚えておきなさい‼」
彩夢は今日から龍音とのチームでのラタトスクの研修なので、響輝も一緒に行うことになっているのだが、肝心の響輝は昨日、龍美から言われてたにも関わらず、一晩のうちに嫌な記憶として消去してしまったようで、光龍に怒られてしまったのである。
母からも一喝されて、思い出した響輝であった。
「ウチの息子を頼んだよ‼」
「はい、お任せください、では、失礼します」
「行ってきます~」
朝食を食べ終えて、食器の片づけを終えた真龍婭達は、響輝共に、玄関で靴を履いて、フラクシナスに向かったのであった。