四家一斉の結婚式のブーケトスも終わり無事に何事もなく幕を閉じたのであった。
そして、
「はい、撮りますよ‼」
「パシャ‼」
「はい、OK‼」
四家とも記念写真を家族一同で撮ったのであった。
「お兄ちゃん、どうするの?」
「どうするも、いつも通りに暮らすだけだな」
「え~新婚旅行は~」
「そうだよ‼ お義父さん‼」
「そう言えば、まだ決めてなかったΣ(゚Д゚)」
鳴流神家の一同は新しく家族になったアリシアとフェイトを含めて、楽しいひと時を楽しんでいたのであった。
龍姫は龍翔にこれからのことについて尋ねたら、いつも通りに実家の喫茶店で働くと答えのだが、アリシアが、新婚旅行はと質問したのだが、すっかり龍翔は忘れていたようで、冬龍に怒られてしまったのであった。
「なのは、新婚旅行、何処へ行きたい?」
「いきなり、過ぎるよ‼」
「パパ(*´ω`*)」
「お兄ちゃん、お願いだから、日をあけてからでも」
「ウフフ、あなたに似たのね、空龍がおっちょこちょいなのは」
「そうだな、母さん」
獅子神家も新しく家族になったなのはと、高町家と一緒に話していたのだが、空龍が式を終えたばかりだと言うのに、いきなり、何の前触れもなく、新婚旅行の話をし出したので、なのはが慌て出して、ヴィヴィオは空龍に突っ込み、獅子神家の両親は、笑ってしまったのであった。
「空龍、大変なのはこれからだな」
「ああ、わかってるさ‼」
「大丈夫かな?」
「妻である、なのはがそんなことでそうするのよ‼」
空龍も今日から立派な父親になったのだが、相変わらずの性格が出てしまい、妻のなのはが困り果ててしまったので、なのはの母、桃子に励まされていたのであった。
「お兄ちゃん、どっちの世界で暮らすの?」
「そうだな、まだ、考えている最中だな、しばらくは、プラネテューヌの教会で世話にあると思う」
「ボクが探してあげようか?」
「いざっと、なったら、わたくしが、別荘の一つを差し上げますわ‼」
「くえすさん、規模が大きすぎます(*´ω`*)」
龍美に住む場所はどうすると聞かれた龍翔はしばらく考えて、出した答えは、超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌ教会でフェイトとアリシア達と暮らしながら、実家の喫茶店で働くと答えたので、くえすが鬼斬り役で稼いで建ててしまった、所有している別荘を一戸差し上げると言い出したので、龍姫がくえすの発言に付いて行けないのであった。
これにて、四家一斉の結婚式は成功と言う結果に終わったのだが、これが龍姫達にとってのある事件の幕開けの合図と知る由もなかったのだから。