本日は学校が休みの土曜日と言うこともあって、学生組は各自、煌びやかな服を身に纏い、龍美達が設けさせた一般席の一番前にはアドリビトム内で都合がついていた者達が椅子に座って式の開始を待っていたのであった。
「あれ? 龍姫達は?」
「ほら、龍姫達は、特別席に居るよ」
「なんで?」
「おまえ達、龍姫達の身分を考えれば、分かるだろ」
「あ‼」
「おっさん、感激よ(^_-)-☆‼」
カノンノ四天王は龍姫達がいないことに気が付いたので、星也が著名人が座る特別席を指さして、カノンノ四天王が首をかしげていたので、聖騎士の服を着ているユーリは呆れてしまい、レイヴンはまだかまだかと、待ち望んでいたのであった。
星也はなるべく動きやすい露出が少ない戦闘服でもある紺色のエクエスティオーを着ているので、いざとなったら、このままの服装で戦闘に入ることが出来るように、選んだものである。
龍姫達はと言うと、
「やっぱり、和服ドレスだね(^_-)-☆」
「うん‼」
「流石、ボク達の妹達だね‼ 女の子の服装でも似合ってる(^_-)-☆‼」
「もう、お姉ちゃんも似合ってるよ‼ 真龍婭達は、メイド服を改造した、戦闘服なんだよね?」
「どうして? 別に、今日くらい、メイドの事は忘れていいのに」
「このような服の方が落ち着くので」
いつもと違う女物の服に着替えていたようで、スタイル抜群の龍姫達の着替えている光景を見ながらコレットは、大きくなったとはいえ、また龍姫達との差を目の当たりにして、呆然と立ち住んでいたのであった。
龍姫達は自分のイメージカラーの和服ドレスを選んでおり、着こなしていたのであった。
龍美は妹達の可愛らしい女の子の衣裳を身に纏っている姿を写真撮影を行っていたのであった。
真龍婭達はいつも着ているロングタイプのメイド服から動きやすい龍姫達と同じく太ももまである着物を着て、中には防刃素材の服を仕込んで、ハイソックスを履いていたのである。
龍姫に今日くらいメイドではなく、女の子でいたらと言ったのだが、こっちの方が落ち着くと言ったのであった。
「あれ、コレット、着方、わからないの?」
「違うの‼‼(みんな、大きい(゜.゜))」
「なるほど、コレット、ちょっと失礼しますね」
「あう‼ 何するの‼」
「これで、ちょっとは、大きく見るはずです」
「ホントだ‼ ありがとう真龍婭」
「どういたしまして」
龍姫達の大きさに愕然としていたコレットに気が付いた星龍は、コレットが手に持っている白い和服ドレスの着方がわからないものだと思っていたのだが、真龍婭が、コレットが、大きくなったとはいえ、自分の胸に自身がなかったことに気が付いたので、真龍婭は、コレットの胸を少しでも大きく見えるように、コレットを前かがみにさせて、胸の周りにある皮膚を胸に寄せて、自分が付けているサラシ型の下着を着けて、大きく見えるようにしたのであった。
コレットは自分の胸が大きく見えるようになったので、真龍婭にお礼を言って、真龍婭はお辞儀をして、会場に向かったのであった。