超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌでは結婚式の準備に入っていたのであった。
今日の結婚式を挙げる四家の新婦は、用意された部屋でウェディングドレスに着替えていたのであった。
もちろん、四家ともにスタイル抜群なので、ウェディングドレスは勇龍達のデザインを元に作成された物で、例え胸が大きい女性でも着られるようになっていたのである。
「入って、いいか?」
「うん」
「どうかな?」
「似合ってるな、やっぱりフェイトには黒で、アリシアには、白が似合ってるな」
「龍翔だって、タクシードも似合ってるよ」
超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌの教会に用意されている、テスタロッサ家の控室ではタクシードに着替えた龍翔がフェイトとアリシアのウェディングドレスを似合っていると褒めていたのである。
フェイトは黒を基調としたウェディングドレスで、アリシアは白を基調にしたウェディングドレスなのである。
フェイトはベールで顔を隠しているが、もちろん、誓いの口づけの際には外すことを決めていたのである。
その傍らには、
「龍翔お父さん‼」
「冬龍も、綺麗なドレスだな」
「うん‼」
「ウフフ、流石、わたしの孫ね‼」
「わたしの孫でもあるんですけど<`~´>」
「お母さん達が冬龍の取り合いを始めちゃったけど、どうしよう?」
「気が済むまでやらせてあげましょう」
「剣心おばあちゃん、助けて(T_T)/~~~」
血は繋がらないが実の子のように接している養子の冬龍はいつもと違う女の子のドレスに喜んでいたのであった。
初めての孫のドレス姿に祖母二人は顔には出していないが、闘争心を燃やしていたので、フェイトがアタフタしていたのだが、こんな時でも着物を着こなしている剣心は、ほっとくように言われて、係りの者が来るまで部屋で待つことにしたのであった。
「なのは、落ち着かないのね」
「ママ~」
「ごめんね、しっかりしないといけないのに」
「コンコン‼」
「空龍君‼?」
「失礼します‼」
高町家の控室では純白のウェディングドレスに身を包んだ新婦のなのはが椅子に座って呼ばれるのを待っていたのである。
なのははどうやら結婚式で緊張しているようで落ち着きがなく、母の桃子から注意されてしまい、愛娘のヴィヴィオに心配されてしまったのである。
そこに扉をノックした音が聞こえてきたので、返事をしたのであった。
入ってきたのは、
「パパ‼」
「空龍君、タクシードでも、似合ってるわ‼」
「だって、パパ、お侍さんのイメージがあったから」
「ウェディングドレスに、紋付袴は不味いだろ」
龍翔と同じ燕尾服風のタクシードを身に纏った空龍が部屋に入ってきたのである。
高町家の面々は空龍のタクシード姿を見て感想を述べてたのであった。