コレットと交流を深めた鳴流神三姉妹は久しぶりの教会での檜風呂を堪能していたのであった。
スキット:コレットの
龍美「コレット、もしかして、剣術、やってた?」
コレット「え? どうしてわかるの?」
龍美「コレットの手を見て、豆の出来具合がチャクラムで出来たものじゃないから」
龍音「龍美お姉ちゃん、こう見えて、外科専門の医者なんです」
コレット「なるほど、そう言うことなんだ。(よかった、羽根で飛べることばれたって思っちゃった)」
「ねぇ、三人は、どんな戦い方をするの?」
「ボクはおじいちゃんから教わっている武術で打刀二刀か一刀と魔術、たまに槍と弓と斧かな?」
「スゴイね(わたしも龍姫のような剣士になりたかったな)」
コレットは龍姫達にどのような戦い方をしているのかを質問していたのである。
龍姫は祖父から教わっ貰っている武術で編み出した打刀二刀流と小太刀二刀、今では斧に、弓に、槍と様々な武器を使えるようになったとコレットに答えたのであった。
龍姫の回答を聞いたコレットは自分も龍姫のような強さが欲しいと思っていたのである。
これは幼馴染みのロイドがいつも自分を守りために前で戦ってくれることで自分が足手まといになっていると思い込んでいたからである。
「もしかして、ロイドの足手まといって思ってる?」
「うん」
「だったら、今からでも、侍に転職すればいいんだよ‼」
「サムライ?」
「ボク達のような、剣に、槍とか使って戦う人の事を侍って言うんだよ」
どうやら、人が抱えている闇に敏感な龍姫にはばれていたようで、龍姫は自分と同じ侍にならないかとコレットを誘ってみたのである。
コレットは侍とはないかと龍姫に質問したので、龍姫はわかる範囲で侍とは何かと説いたのである。
「コレット位の体型なら、十分、ボクが使っている日本刀なら大丈夫だけど、どうするかは、コレットが決めることだよ」
「わたしが、決める・・・」
龍美はコレットの体型を目測で測って、自分が使っている日本刀の長さなら大丈夫だと判断し、コレットに自分で決めるように諭したのであった。
産まれて神子だと言われて来たコレットには自分で決めることはかなりの一大決心なのであった。
しばらく、龍美に抱かれながら考え込んで、そして導き出した答えは、
「わたし、龍姫達と同じ、侍になります‼ そして、いつか、ロイドと肩を並べて戦えるくらいな剣術が出来るようになりたい‼」
「それじゃあ、よろしくね」
「うん、よろしく‼」
コレットは龍姫とは友達である以上は自分も剣術でロイドと肩を並べるくらいになりたいと言ってのけてしまったので、龍姫は新しい仲間の誕生を心から喜んだのであった。