神城兄妹が仲間になったのは良いが、響輝が和真同様にラブコメのお約束のラッキースケベ状態の一つ、真龍婭と勇龍の胸を鷲掴みにしてしまった挙句、そのまま馬乗りになってしまったのであった。
そこに運悪く、
「響輝さ~ん、お姉ちゃん達になんてことしてるんですか(^^♪?」
「え~と、一つ聞いていいか? 持っている日本刀とそのデカい剣は、本物?」
美龍飛達&龍華達「問答無用‼」
「オレの話を聞けΣ(゚Д゚)‼ 剣をしまってくれΣ(゚Д゚)‼」
「龍音ちゃんのお姉ちゃん達、面白いね(^_-)-☆ わたしも龍音ちゃんが教えてくれた剣術があるからいいけど」
美龍飛達と龍華達が黒い笑みを浮かべて一斉に得物を構え出したので、響輝は顔が青ざめており、腰が引けながら、持っている得物が本物なのか質問したところ、美龍飛達は問答無用と叫んで、響輝はフラクシナス内を追いかけ回されたのであった。
その様子を龍音達は微笑ましく観賞していたのである。
どうやら、奏は龍音に剣術を教わっていたこともあって、ある程度の剣術が出来ると明かしたのだが、肝心の兄の響輝はと言うと、
「許してください(T_T)/~~~」
「美龍飛達‼ わたしの夫なんですから、これくらいにしてらどうです?」
「うん‼」
「真龍婭がいっぱいいる(゚Д゚)ノ‼」
「しっかりしてください‼」
結局、美龍飛達に追いかけ回されること数分、捕まってこっぴどく扱かれたのであった。
そこに龍空翔がやって来て、それ続くように龍愛翔達もやって来てしまったので、響輝は真龍婭が戸籍上、六つ子と言うことを知らなかったのである。
ほっとしたのか響輝はそのまま寝てしまったので、真龍婭が介抱することになったのであった。
「響輝青少年、若いんだから、おっさん、応援するわよ‼」
「(この人、一体、どこから、現れたんだ?)」
「なんだ、新入りか、俺様は・・・」
「おっさん」
「レイヴン‼ レ・イ・ヴ・ン‼」
「レイヴンさんですか、オレはスコールと言います」
「スコールか、あんちゃん、礼儀正しいのね、そんじゃ」
ラッキースケベの現場を目の当たりにして、リタにドロップキックを喰らっていたレイヴンは何事もなかったかのように立ち上がり、その様子を見ていたスコールはレイヴンのポジティブな性格に付いて行けないでいたのである。
レイヴンはスコールがいたことに気づいたので名乗ろうとしたら、リタにおっさん呼ばわれされて茶化されたのでレイヴンと名乗ったのである。
スコールも自己紹介を行い、レイヴンはスコールが礼儀正しいことに驚き、テルカ・リュミレースに戻って行ってしまったのであった。