奏が押し殺していた感情が暴走してしまい龍音の首に吸血鬼の如く噛みついて、傷から出血した血を飲んでしまったことで、性格は元から明るい女の子なので、ボクっ子になっただけだが、龍音をイメージしたことでバリアジャケットは軍服で、男装したツインテールの女の子と言う出で立ちになったのであった。
「龍音ちゃん‼ ごめん‼ 今すぐ治してあげる‼ ファーストエイド‼」
「本当にごめんね、妹がこんなことするとは思ってなかったから」
「気にしなくてもいいですよ、奏はいつもボクの事見てましたから」
「奏ちゃん、元に戻った方が」
「うん‼」
龍神化した奏はいきなり噛みついて血を飲んでしまったことを償うつもりで龍神となった瞬間に修得した治癒術で自分が噛みついて作ってしまった龍音の首筋の傷を跡形も無く治したのである。
響輝は謝罪しており、龍音は気にしなくてもいいと響輝に言い、以前から奏には惚れられていたことを明かしたのであった。
いきなりの出来事にも動じなかった彩夢は慌てる様子もなく、奏に元の姿に戻るように言って、奏はすぐに元の姿に戻れるまで龍神化を使いこなしてしまったのであった。
「今日から、ボクと一緒に戦ってくれるよね」
「もちろん‼ 龍音ちゃんのお嫁さんになるんだから‼」
「もう‼ 龍音ちゃんは、ボクの‼」
龍音は奏のラタトクス入りを心から喜んでおり、手を出して奏と握手したのであった。
その様子を見ていた春龍もやきもちを焼いてしまい、奏と龍音の取り合いをし始めたのであった。
「さてと、オレもラタトクス入りだな よろしくな、真龍婭、勇龍」
「はい‼」
「うん‼」
「終わったみたいだね」
「あ、龍姫お姉ちゃん達」
「みんな待ってるよ」
「そうだね‼」
響輝もようやく状況を飲み込めた様子で、自分も龍神になった以上はラタトスクの手伝いをすることを決めて、真龍婭と勇龍と握手をして、ラタトクス入りを決意したのである。
ちょうどそこに龍姫達が迎えに来たので、ほかのメンバーとの顔合わせをするために医務室を出ようとしたのだが、
「ありゃま」
「何だ、この柔らかいものは、(´・ω・`)」
「響輝君、退いてくれません‼」
「退いて<`~´>‼」
「ふへ(´・ω・`) ・・・これは態とじゃない(゚Д゚)ノ‼」
「わ~い、お姉様が増えた(≧▽≦)<ワーイ‼」
ベットから降りて一歩踏み出したのだが、響輝は勢い余って足がもつれてしまい、そのまま真龍婭と勇龍を押し倒す形で倒れこんでしまったのである。
そして、響輝はラッキースケベお約束で、真龍婭と勇龍の胸を鷲掴みにしてしまっていたのであった。
「少年‼ おっさんと変わって‼」
「アンタはどこから出ててんのよ‼ このエロおやじ<`~´>‼」
「gyぁぁ‼」
いつの間にかレイヴンが見ていたようで、結局、リタに制裁を加えられていたのであった。