魔物の群れに紛れて死ぬとターゲットにしている相手を道連れにするための刃が仕込まれていた機械兵が擬態していたのである。
その刃は油断していた真龍婭と勇龍に襲い掛かった瞬間、間を割って、同じクラスの同窓生である、神城響輝が庇って心臓を貫かれて命尽きかけた瞬間に真龍婭と勇龍が血を飲ませて響輝は生き返ったのであった。
意識が戻るまで、フラクシナスの医務室にスコールとゼルが運んだのであった。
「お兄ちゃん‼ 起きて‼」
「う、どうしたの? 奏?」
「お兄ちゃん、鏡見て‼」
しばらくして、響輝は実の妹の奏にゆすり起こされたので目が覚めたのであった。
妹の奏はどうやら、龍音達とは同窓生だったようで、龍音のインテリジェントデバイスに響輝が深手を負ったと連絡が入ったので、龍音達が奏を連れて来てくれたのである。
フラクシナスの医務室のベッドで寝ていた兄の響輝を起こしたのだが、声に違和感があった奏はすぐに持っていた手鏡で響輝の顔を映したのであった。
「どうして、女の子になってるのΣ(゚Д゚)‼」
「ねぇ、目が覚めた、響輝君、いや、響輝ちゃんって言った方が良いかな」
「あの~兄はどうして、女の子になっているんですか?」
「実はね、真龍婭と勇龍が響輝を生き返らせるために、血を飲ませたことで、龍神になったことで、女の子に変身できる能力を手に入れちゃっただけだから 戻りたいなら、自分で戻りたいって思えば戻れるから(^_-)-☆」
「では、ふ、良かった、戻れた」
「響輝君‼」
お約束になって来てるが、響輝も龍神と化していたので、真龍婭と勇龍の龍神の能力を手に入れたことで、士道と和真と瑠美奈と同じく、龍神化するとスタイル抜群の水色の髪にピンクのメッシュが入ったツインテールの女の子に変身してしまう能力を手に入れてしまったのであった。
そこに白衣を着た龍美が入ってきたので此処に至る経緯を説明し、響輝が手に入れた能力について説明してのであった。
そして龍美に言われた通りに響輝は従ったところ、ちゃんと元の体に戻ったのであった。
もちろん、ちゃんと制服を着た状態で、タイミングを見計らって、真龍婭と勇龍が入ってきたのである。
「ごめんなさい、わたし達の所為で、響輝君を不老長寿にしちゃったの(^_-)-☆‼」
「え、不老長寿?」
「お兄さんが龍音ちゃん達と同じなんですかΣ(゚Д゚)‼」
「まさか、龍音から聞いていたのΣ(゚Д゚)」
「はい、龍音ちゃん達が変身している所を、見ちゃったんです‼ 誰にも言いませんから(T_T)/~~~」
真龍婭が響輝に自分達の血を飲ませたことで自分と同じ不老長寿にしてしまったと謝罪していたのであった。
奏はどうやら龍音達の龍神化を目撃していたのであった。