龍月が超神次元ゲイムギョウ界に戻ってきている頃、プラネテューヌ教会ではイストワール以外が依頼をこなしながら仕事を終えていたのであった。
「明日の結婚式の打ち合わせ完了‼」
「だな、後は明日を待てばいいのか」
「二人とも‼<`~´>‼」
「おまえは、いつまで、いるつもりだ」
「ルドガーさんに言われたくないです‼」
「龍美、瑠美奈、今日の夕飯の食材を買い足しに行っていいか?」
「どうぞ‼」
どうやらなのは達の結婚披露宴は友好条約と同じ形で執り行われることになったので、テルカ・リュミレース・リーゼ・マクシア・バチカルに招待状を送って、後は明日の披露宴の時間まで待つだけになったのだが、相変わらず、龍美の存在が気に入らない、フレイから謹慎を命じられて、昨日、謹慎が解かれたイストワールは小言を言い出したので、エージェントのルドガーに叱咤されて、言い返したが、夕飯の食材を買いに行ってくると龍美と瑠美奈に伝えて、街に出かけて行ったのであった。
「ですから、女神という自覚が・・・・」
「カァ~カァ~」
その場で延々と小言を大声で一人で言い続けていたイストワールはカラスにも馬鹿にされていたことに気が付いていたのであった。
「アイズ、あの人達、強かった?」
「うん、主神の加護なしで、魔法を使ったり、剣や槍、素手で魔物を倒してた。わたしも、少し、技を教えてもらった」
「えぇぇ、いいな、どんな技?」
「こんなのとか」
「アイズさん‼ 何処に剣を閉まっていたんですかΣ(゚Д゚)‼」
「龍月がこうやって剣を閉まっていたから、教えて欲しいってお願いしたら、教えてくれた」
未知なる穴と言う洞窟で野宿をしているギルド「ロキ・ファミリア」のアイズに、龍月達は強かったのかと質問していたのである。
それもそのはず、剣姫と評されるアイズですら、龍月達の戦い方に付いて行くのがやっとだったようで、仲間の下送ってもらっている際に龍月からあらゆる技術を教わっていたのである。
料理・洗濯・武術、治癒術そして何より、粒子化を教わっていたので、愛剣を粒子化で閉まっていたので邪魔にならなくなったのであった。
その光景を目の当たりにしたレフィーヤ達は驚きを隠せないでいたのであった。
「技、教わったんですよね? 見せて下さい」
「剣士なら特訓したらできるからって、言うから、最初にできた技が、魔神剣‼」
「地面が抉れたΣ(゚Д゚)‼」
「威力は低いけど、遠くの魔物を牽制できる」
龍月に教わった技に興味津々になってしまったレフィーヤは目を輝かせながらアイズに迫っていたので、アイズは愛剣を抜刀して、龍月をはじめとする多くの剣士が修得している牽制斬撃「魔神剣」を龍月と同じ左薙ぎで繰り出し、見事、放った斬撃で地面が抉られて、アイズの目の前に轍が出来ていたので、レフィーヤ達は目が点になってしまったのであった。