スコールとリノアは初めての同い年の姉妹を見たことで自分達がいた所は狭かったと井の中の蛙大海を知らずと言うことを思い知らされたのであった。
そこにちょうどゼル達が大声で叫びながらやってきたのでスコールと、一緒にいたセルフィとアーヴァインは恥ずかしそうにしてしまったのであった。
もちろん、ゼルに好意を抱いている茶髪の女子も一緒にいたので、恥ずかしそうにしてしまったのは言うまでもない。
「で、スコール、鳴流神龍姫には接触できたのか?」
「ああ、目の前にいる」
「何処に?」
「ボクが、鳴流神龍姫だよ、これが証拠の生徒手帳‼」
「ナンダッテΣ(゚Д゚)‼」
「リノアと同じ髪の色だ、龍美も同じ色ってことは」
「スコール先輩達は、わたしの姉、鳴流神家、長女の龍美お姉ちゃんにお会いになれたんですよね?」
ゼルは目の前に張本人の龍姫がいるのにも関わらず、スコールに龍姫に接触できたのかと訊ねていたので、スコールは目の前にいる人物が鳴流神龍姫だと言ったのだがゼルは信じられないようだったのだが、アーヴァインとセルフィはいつもの調子で一緒にお昼を楽しでいたのである。
龍姫は生徒手帳をゼルに見せたことでゼルは龍姫が男ではなく、女であると今になって気が付いたのである。
そして、セルフィは龍姫がリノアと同じ色の黒髪であることに気が付いて龍美を思い出したのである。
龍舞は姉の龍美に出会ったことを思いださせたのである。
「みんな、なんで気が付かなかったの?」
「そう言うおまえは気が付いていたのかよ‼」
「普通、龍美と龍姫が姉妹だって、分かることだし」
「(オレ達は何をやっているだ)」
「ねぇ、一緒にお昼にしよう‼」
アーヴァインはどうやら気が付いていたようで敢て聞かれてなかったので言わなかったらしく、セルフィも同じ理由だったので、スコールは溜め息を吐いてしまったのであった。
折角なので芽龍から一緒にお昼にしないかと言われたのでスコールも一緒にお昼にすることにしたのであった。
「ゼル、ちゃんと、買えたんだ」
「おうよ‼」
「バラムガーデンでは買えなかったの?」
「うん、いつもゼルの直前で売り切れるんだよね」
「それは災難ですね(´・ω・`)」
「お姉ちゃんからお金は貰ったよね?」
「一応、必要経費は貰ってる‼」
バラムガーデンではいつも買いそびれているゼルは都立来禅高校の購入方法のおかげで問題なくお昼にありつけたのであった。
龍姫は姉からお金は貰っているのかと尋ねたところ、ちゃんと今日必要な分は貰ったと帰ってきたのであった。