ジャッジ・ザ・ハードを倒したのも束の間にどうやら以前内部で裏金や横領していた者達の残党であろう、蜘蛛型・マンタ型・球体型の機械兵に囲まれた上に襲われたしまったので、龍華に本体の機械兵を狙撃させて、破壊して、残った機械兵を破壊したのであった。
度ほど疲労がたまったのか龍姫と同い年くらいのピンク色の髪に雪の結晶の髪留めをした少女が救出した飛空艇「バンエルティア号」から落ちてしまったので、黒紫路の竜騎士の目元が隠れているアイガードが付いている兜を被っている龍神化中の龍姫が猛スピードで落下した少女をいとも簡単に下に回り込みお姫様抱っこで受け止めたのであった。
戻ろうとしたが、どうやら機械兵が内部に侵入してエンジン部を侵食し一部を破壊してしまったらしく、飛空艇「バンエルティア号」の高度が下がり出したのであった。
下は海とはいえ中に乗っている人は無事では済まないと判断し龍姫はラタトスクにバンエルティア号の修理並びに搬入の許可を要請したところ問題なく受理されて、拠点にしている戦艦「フラクシナス」に到着したのであった。
「さてと、乗組員はこれで全員か?」
「それが、依頼で出てる人がいるようで」
「要するに無事ってことですね」
「アドリビトムのリーダーは艦長室に案内します」
「じゃあ、わたし行ってくるけど、大人しく待っててね」
アドリビトムのギルド構成員は何人かは依頼を受けて仕事に向かっていたので此処に居るメンバーで全員が無事だったのであった。
これからのことを話さないといけないのでアドリビトムのリーダーの水色の髪の聖職者の服を着ている女性、アンジェが艦長室に案内されてたのであった。
残ったメンバーはそれぞれ目の前にいる龍姫達のことが気になって目が泳いでいたのであった。
バンエルティア号の内部のエンジン部では、
「これはしばらくは動きそうにないね」
「流石、機械好きだな」
「お願いします‼ これはボクのご先祖様の形見なんです‼」
「チャット、落ち着け‼」
「此処は整備班に任せて、危ないから、出ててね」
大きなキャプテンハットを被って肩掛けかばんをしょっているボクっ娘で飛空艇「バンルティア号」が先祖の形見だと言うので出て行こうとしなかったので、赤髪の青年、リッドと幼馴染みと言う緑の髪の少女、ファラに両脇を抱えられてラタトスクの整備班に言われるがまま外に連れ出したのであった。
「この度は、助けていただいて感謝します。わたくしアドリビトムのリーダー、アンジェと言います」
「あたしはこの戦艦の艦長代理のミラ、気軽にミラでいいわよ」
「あの~?」
「済まない、わたしもミラと言う、そうだな、わたしのことは、ここでは、「シノン」と呼ばせている」
「では、改め、シノン、ミラ、よろしくね」
艦長室に事情を話すことになったアンジェの見た光景は同じ顔で服装は片方が軍服で、もう一人が白のドレス型のミネルバビスチェに上着として白いロングジャケットに龍姫にもらったカーゴパンツを履いているミラと名乗った瓜二つの顔をしているミラがいたのでアンジェは鳩が豆鉄砲を食ったようになってしまったのであった。
すぐさま精霊の王のミラは戦艦内では、偽名「シノン」と名乗っているとアンジェに説明したのであった。