コハクがマイ味噌を待ちこんで一緒にお昼を食べた龍姫達は午後からの授業のために一旦解散し、各自、授業が行われる場所に向かったのであった。
エミルもマルタも学校の授業には慣れたようで、マルタは龍姫と星龍を通じて山吹亜衣、葉桜麻衣、藤袴美衣との三人とはいつの間にか仲良くなってしまい、今ではティアまでも一緒にいることが多いのである。
マルタは龍姫達の発育の良さを羨ましいと思っていたのであった。
一方その頃、
「シュッ‼ シュ‼」
「ゼル、調子、良いみたいだね‼」
「オウよ‼ 明日は都立来禅高校に転入何だからな、これが落ち着いていられるか‼」
「もう、ゼルったら、調子に乗って」
下宿している建物の庭で格闘術の特訓をしているゼルを見張っていたアーヴァインはゼルに調子がいいのかと質問したところ、明日の転入先の都立来禅高校に行くのが楽しみで落ち着いていられないとゼルは堪えたので、一緒に見ていたセルフィはゼルに突っ込みを入れ、三つ編みの子はゼルを離れて見ていたのであった。
ジュードよりは身長はあるのだが、周りが180㎝近いのでより小さく見えるゼルの武器はジュードとセネルとソフィとファラと同じく拳などの肉体を武器に戦う武闘家なので、以前武器を盗られて身動きが取れなかったスコール達の危機を持ち前の根性と肉体で救ったことがあるだ。
その拳はジュードと同じく、ゴーレムだろうが、ガルーダだろうが、殴り倒す男なのだから。
「ふぅ~。このへんにして、部屋に戻るか?」
「そうだね、明日は楽しい留学先に行く日だしね」
「スコール達はもう準備、始めてるよ‼」
自主練を終えたゼルは自室に戻ることにしたのでアーヴァイン達も自分の下宿部屋に戻ることにしたのであった。
「瑠美奈、ちょっといいかな?」
「ん? まぁいいけど、どうしたんだ、龍美」
「そう言えば、瑠美奈がボクにプロポーズしたんだし」
「ああ、そうだった」
超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌ教会では龍美と瑠美奈が仲良く仕事を終えてお昼を食べ終えて一時の時間を一緒に過ごしていたのである。
龍美は自分がスコール達を迎いに行っている間になのは達の挙式の打ち合わせを瑠美奈が行っていたことを聞いて、ふと瑠美奈と再会した時に瑠美奈からプロポーズされたことを思いだして、瑠美奈にそのことを言ったのであった。
瑠美奈本人はその事は覚えているので、将来的には龍美と結婚することは視野に入っているのであった。
龍美は瑠美奈との結婚を本気で考えていたのであった。