瑠美奈が実家で幼馴染みの龍美が自分のことが妹の次に大切な存在だと打ち明けて、末妹の彩夢と姉の由紀奈もラタトクス入りを宣言して一件落着したのであった。
そして翌日、
「スコール‼」
「何だ、大声出して?」
「何って、いよいよ今日から留学何だからよ‼」
「ゼル、自分がSEEDって明かさないこと」
「みなさん、集まりましたね、いよいよ今日から都立来禅高校に留学ですね。それと君達以外に希望者も募集したところ、後このガーデンから留学者が一緒に行くことになりまして、では、同行者に挨拶を‼」
「確か、ゼルのことをいていた子ね」
バラムガーデンから留学生として龍姫達と同じ学年に転入することになったスコール達はシド学園長から学園長室に呼び出されて、横並びに整列していたのである。
スコールは黒いジャケットに首元には白いファーが付いており、ズボンも黒に決めていたのであった。
もちろん下宿先で都立来禅高校の制服が用意されているので、あくまで私服である。
どうやらシド学園長から推薦と違い、留学希望者を募集したところ、一人一緒に行きたいと申し出があったらしく、シドは出てくるように指示を出したら、茶髪の三つ編みの女の子であった。
「いいい一緒に行く」
「落ち着いて」
「では、ゲート前に迎えが来ることになってますので、準備が出来次第、ゲート前に集合してください、では、解散‼」
「(留学か、オレはやっていけるだろうか?)」
どうやらゼルのことが気になるようで名乗ろうとしたが、勢い余って、噛んでしまったのセルフィに落ち着くように言われてしまったのであった。
そしてシドから準備が出来次第、ガーデンのゲート前に集合と指示を出されて一旦解散となったがスコールは自答自問していたのであった。
「楽しみ‼ ねぇ、龍姫ってどんな子なの?」
「性格は明るくて、素直な子だよ、リノアと仲良くできるよ、龍姫は誰とも仲良くできるし、人を変えることもできる子なんだ‼」
「そうなの、早く会いたいな‼ でしょ、アンジェロ」
「ワン‼」
「そうそう、獅子神家には龍ラピっているオスのワンちゃんを飼っているから、アンジェロと仲良くできると思うよ‼」
ラタトスクの戦艦「フラクシナス」からわざわざ紋章機と呼ばれるライトブルーの次元戦闘機の「トリックマイスター」をインテリジェントデバイスで自動操縦で運転中の龍美はカーウェイ大佐の一人娘のリノアを愛犬の雌犬のアンジェロ共にバラムガーデンに向かっていたのであった。
その道中でリノアは龍美に同級生になる、龍美の実妹の龍姫のことを質問していたのであった。