魔(メイジ)☆おぜうさん   作:琥珀堂

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いちゃいちゃしている女の子たちが書きたかった。そんな我のグダグダな妄想に付き合って頂きたい。


H県O市のメイジお嬢さんズ

 ブゥウゥ――――ンンン――――。

 古びた扇風機が、ちょっとした雑音を撒きながら、部屋の空気をぎこちなく攪拌する。

 その機械の、回転する羽根を収納した金属の丸い網のすぐ前で、タバサはちょこんと正座していた――赤いフレームの眼鏡の奥にある目は涼しげで、青く短い髪は、さやさやと軽快に揺れている。

 彼女は、人目をはばかるように辺りを見回した。風メイジとしての特質である耳の良さや、気配を察知する勘などもフル活用して、室内と、部屋の外の廊下に誰もいないことを確認する。

 そして、充分に己を安心させると、小さく頷き――その整った顔を、扇風機に近付けた。

「……ワレワレハ……ハルケギニアジンダ~~~~……」

 そっと、恐るべき禁忌の言葉を、信頼できる相手の耳元でのみ囁くように、タバサは潜めた声で、扇風機に語りかけた。

 相手はタバサの信頼に応えた。風の乱れが彼女の声も乱し、まるで名状しがたき怪生物が、人間とは異なる声帯でもって発声をしたかのように、不気味に震えた奇妙な音声を、室内に響かせたのだ。

 タバサは、無表情な娘である。故に、この遊びを覚えた時も、特にはしゃいだりはしなかった。

 しかし、見る人が見ればわかるであろう。彼女の、眼鏡の奥の瞳のきらめきを。その満足げな表情の表れを。

 そして再び、彼女は秘密の遊戯に耽る――。

「ワレワレハ――ガリアジンダ~~」

「ただいまー」

 ガラリと窓を開けて、キュルケが入ってきた。

 タバサの表情が固まる。彼女は、窓の外の警戒を失念していたのだ――この部屋は二階にある。だから、外は気にしなくてもいいと――しかし、キュルケはメイジであるから、当然フライの魔法が使える。その上、妙にものぐさなところがあるから、階段を登るのがめんどくさいと思ったら、躊躇なく魔法を使って、窓から部屋に戻ってくるのだ。今まで、何度もそういう場面を見てきたのに――タバサは、己の詰めの甘さを呪った。

 そして、キュルケはというと、部屋の中に泥を持ち込まないよう、慎重に窓枠の外でスニーカーを脱いで、そのまま何も見なかったかのように、部屋の中に漂い入ってきた。

「暑いから、スーパーでアイス買ってきたわー。ラッキーなのよタバサ、今日は木曜日で冷凍食品二割引の日だから、アイスも安く買えたのよ! 私はもちろんパッションフルーツ&オレンジのシャーベットで……あなたはチョコミントでよかったかしらね?」

「そ、……それでいい」

 聞かれずに済んだ、のだろうか? 嬉しそうに空中でスーパーのビニール袋を一回転させるキュルケの様子をうかがいながら、タバサは自分の心の動揺を鎮めようと努める。キュルケの様子からすると、気付いている様子はない。ならばいい、それならば問題ない――黒歴史になるべき事実は、永遠の闇に葬られるべきなのだ。

「あ、そうそう、タバサ」

 玄関まで靴を戻しにいったキュルケが、くるりと振り向いて、輝くような笑顔で言った。

「あなたはガリア人で合ってるけど、私はゲルマニア人だからね?」

 ――聞かれてた……。

 タバサは、絶望的な気持ちでゆっくりと頭を垂れた。そしてそのまま――畳の上で、丸くなった。

 

 

 第一話 H県O市のメイジお嬢さんズ

 

 

「はい、タバサこれ。スプーン」

「……ありがとう……」

 まだショックの抜けきらないタバサは、虚ろな目で、差し出されたアイスクリーム用のスプーンを受け取った。

 キュルケとふたりで、円形のちゃぶ台を挟んで座る。その天板の上には、少しだけ霜をかぶった、ふたつのカップアイス。

 まず、キュルケが自分のアイスのフタを開け、オレンジ色のきらきらしたシャーベットを平べったいスプーンですくうと、優雅に口へと運んだ。

「ん~。やっぱり暑い日はアイスよね。ハルケギニアでやってたみたいに、井戸水で冷やしたフルーツも悪かないけど、これは冷たさと甘さが違うわ~」

 その幸せそうな表情に誘われるように、タバサも自分のアイスに口をつける。

 スーッと口から鼻に抜ける、ミントの爽快感。チョコレートのしっかりとした甘さがそれに続いた。はしばみ草のがっつりとした苦さもいいが、ミントアイスの絶妙な香気もいいものだ。

 その味わいに、彼女は肩の力を抜いた。恥ずかしい過去が、美味しさに塗り潰されて消えていく――というか、積極的に忘れようと、タバサの方で努力した。

 悩み多きタバサとは対照的に、キュルケはリラックスした様子で、唇の端についた溶けかけのシャーベットを、魅力たっぷりに舐め取りながら、こんなことを言った。

「ホント、この世界はいいわねー。美味しいものはいっぱいあるし、便利なものや面白いものもたくさんだし。

 ほんの少しの間、こっちで羽を伸ばすだけのつもりだったのに、快適すぎて帰りたくなくなっちゃったら、どうしようかしら」

「大丈夫」

 タバサはスプーンを咥えたまま、真剣な表情で言った。

「向こうに帰っても、こちらで手に入れたオンライン小説コミュニティーのアカウントは、消えはしない」

「あなたは完全に、こっちの世界をメインにしちゃってるのねぇ……」

 キュルケは最近ネット小説にハマッている友人に苦笑しながら、うんと伸びをした。すると、部屋の中を、ほのかに潮の香りがする風が通り過ぎて、彼女の赤い豊かな髪を揺らした。レースのカーテンが揺れる窓の向こうには、緩やかに下る坂に沿って並ぶ街並みを見下ろすことができ、さらにその向こうには、青い海が広がっていた。

 地球という惑星の中の、日本という小さな島国。その中のH県という地区の、Oという海沿いの街の片隅で――丘の上にある築三十年のアパートの、二階の一番奥、六畳一間、キッチン、トイレ付きで月四万という豪華絢爛な物件をシェアして――タバサとキュルケは休暇を楽しんでいた。

「ハルケギニアではいろいろあったけど……お互いに死なずに、こうしてのんびり旅行に来れるような日々を迎えられて、本当に良かったわね……」

「本当。父様の復讐や、母様の病気を治すために必死になっていた頃は、こんな日が来るなんて、思ってもいなかった」

「あなたは特に苦労したものね、タバサ。あなたの問題が決着したあとも、ルイズやサイトを、陰日向に手伝って頑張っていたし」

「苦労はした……でも、全てに決着をつけてくれたのは、あのふたり。アーハンブラ城の時も……ジョゼフとの決戦の時も……ロマリアやエルフとのいざこざや、大隆起問題の時も……ルイズとサイトが、死に物狂いで頑張って、一番いい結末を作り出してくれた。私はたぶん……そばにいただけだと、思う」

「そうかしらね? あの子たち、けっこううっかりしてるから、タバサがいなかったら、五、六回は死んでたかもよ?」

 冗談めかして言うキュルケに、タバサは冗談っけのまるでない様子で、こう返した。

「それは、私もそう。彼らがいなければ、五、六回は死んでいた。

 ……そして、トリステインの魔法学院にあなたがいなければ……きっと、心が折れていた」

 まるで付け足しのようなその一言に、キュルケは破顔し、身を乗り出して、小柄な親友の青い髪をわしゃわしゃと撫でた。

 見た目も性格も対照的なふたりだが、仲良しっぷりではサイト・ルイズや、ギーシュ・モンモランシーのペアにだって負けはしないのだ。

「まあ、とにかく! 無事に今を迎えられたことに感謝しましょ!

 ルイズが『世界扉(ワールド・ドア)』を完全に習得したおかげで、私たちはこうして地球にバカンスに来れてるけど、この旅行だって、ハルケギニアが平和になってなきゃできなかったんだものね」

 かつて『ゼロ』のルイズと呼ばれていた少女は、たくさんの試練の中で成長し、さまざまな虚無魔法をマスターしていった。

 最初は手鏡程度の大きさしか作り出せなかった、異世界との行き来を可能にする扉を作り出す魔法、『世界扉(ワールド・ドア)』も、今では人がらくらく通れるサイズのものを、コモン・マジック程度の気軽さで作ることができる。地球とハルケギニア、両世界の行き来の安全を充分に確かめたルイズが、彼女の使い魔の両親のもとに挨拶に出向いたのは、ついこの間のことだった。

 そして、キュルケとタバサのコンビは、全く新しい地球という土地への好奇心を満たすため、ルイズの作った扉をくぐったあと、わざわざ現地に部屋まで借りたというわけだ。

「ジャンも来たがってたけど、今じゃゲルマニアのツェルプストー大技術工房の主任だものねー。大忙しだから仕方がないわ。お土産はいっぱい持って帰ってあげるつもりだけど。

 地球産のこのTシャツとか、きっと喜ぶんじゃないかしら。ハルケギニアではちょっと作れないものだし……それに、地球の文字が入ってるってのも、結構オシャレだしね」

 キュルケはそう言って、自分の胸元に手を当てた。豊かな胸が、布地を前方に大きく押し出しているが、彼女の着ているTシャツには、日本語で『微熱』と書いてあった。

 タバサの着ているものには、やはり日本語で『雪風』と書いてある。ふたりがこの世界に来てすぐの頃、フリーマーケットで手に入れたものだ。他にも何種類か、同じような日本語プリントシャツを購入したが、彼女たちには日本語が書かれているという時点でファッショナブルなのであって、その内容は特に気にならないらしい。以前、キュルケが『このロリコンどもめ』、タバサが『セクシーコマンドー』と書かれたシャツを着て才人に会いに行ったところ、彼は笑いが止まらなくなり、ついには呼吸困難に陥らせてしまった。

 キュルケは、彼女の思い人であるジャン・コルベール氏のために、同じような日本語Tシャツを購入していた。いつか、タバサとしているように、コルベールと日本語Tシャツでペアルックをするのがキュルケの夢だが、プレゼント用のそのシャツに書いてある文字が『不毛地帯』であることを、文字をよく見ずにサイズだけで選んだ彼女は、気付いていない。

「ゲルマニア貴族の私が、地球の平民の服装であるTシャツやジーンズを着こなして向こうに帰ったら、きっとニュースになるわね~。新たなトレンドがハルケギニア上陸! とかって。これからは為政者も、どんどんカジュアルになっていくべきだと、私思うのよ。

 そうそう、為政といえば……シャルロット女王陛下におかれましては、ガリアの国政は大丈夫なのかしら?」

 女王当人が不在というのは、何気にマズいのではないかとキュルケは思ったが、タバサの返答はあっさりしたものだった。

「大丈夫。母様と、ジョゼットが頑張ってくれてる。

 それに、捕まえたイザベラをヴァリエール夫人に預けて、教育してもらっている。夫人は一ヵ月ほどで、イザベラを国家に忠実で、誇り高い忠臣に作り変えてくれると約束してくれた」

 この娘、さりげなく恐ろしいことをしている、と、キュルケは思った。

「でも、ということは、あなた、イザベラを国政に参加させる気なの? 彼女にかなりいびられてたみたいだから、仕返しにもっと厳しい立場に置くかと思ってたんだけど」

「イザベラには、それなりに人を使う才能がある。だから、それを活かすことにした。

 それに、彼女があんな性格になっていたのは、父親の影響によるところが大きい。あれもまた、ジョゼフの犠牲者のひとり。だから、恨まないことにした」

「そう……」

 キュルケは、納得して頷く。かつてのタバサは、伯父であるジョゼフへの復讐のために、何もかもを振り捨てていた印象があった。そのジョゼフの娘であるイザベラに対して、そのように思えるということは、もう自分の気持ちに決着をつけ、周りのことを見る余裕ができたということなのだろう。

「ジョゼフ王も、恐ろしい人物だったわね。ただ、彼の最期のことを思うと、少しやるせない気持ちになるけれど」

「彼の結末は、私にとっても、よかったと言えるものじゃなかった。父様とのことを考えると、やはり悲しい。でも、きっと、因果応報のひとつの形なのだと思う。

 ただ……私の手で、彼を倒すことができなかったのは、非常に残念」

 だから、とタバサは言って、ちゃぶ台の上にノートパソコンを乗せ、電源を入れた。

「ジョゼフが死んだあと、私はささやかな復讐をすることにした。あの世にいるあの男のことを、今さらどうにかすることはできないし……イザベラとか、直接関係ない人間に、代わりに憎しみをぶつけるのも、間違っていると思うから……これはあくまで、私の気持ちを納得させるためだけの、個人的な儀式」

「ふぅん? どんな儀式なの? パソコンを使う復讐とか、ちょっと想像つかないんだけど」

「見てみれば、わかる」

 タバサはパソコンを回転させ、キュルケに画面が見えるようにした。

 そこにあったのは――。

 

 

 ふたつの月が妖しく輝く真夜中。ジョゼフの寝室の扉が、荒々しく蹴破られた。

 抜き身の剣を手に、王の部屋に飛び込んだのは、若き騎士カステルモール。憎しみの表情を隠そうともしない彼を前にしたジョゼフは、しかし落ち着いていた。就寝の直前だったのだろう、寝巻き姿で、悠然と自分のあごひげを撫でている。

 カステルモールが、雷鳴のような叫び声を上げた。

「ついに追い詰めたぞ、憎き簒奪者ジョゼフ! 亡きシャルル様に代わって、このバッソ・カステルモールが貴様に天誅を下す!」

「ふっ、小鼠が吠えるわ。シャルルが死んだ時点で、俺に噛みつくこともできなかった臆病者が、俺をどうにかできると思っているのか?」

「できるさ! この日のために、俺はずっと修行を積んできたんだ!」

 ジョゼフに飛びかかるカステルモール。しかし、ジョゼフの動きの方が速い。ナイトテーブルから杖をつかみ上げ、襲撃者に向ける。ジョゼフは虚無の使い手だ――彼はほんのワン・スペル唱えるだけでも、魔法を失敗させて爆発を起こすことができる。その一撃を食らえば、良くて気絶、悪ければ即死してしまうだろう。カステルモールの命運は、ここで尽きたかのように見えた。

 しかし、カステルモールは、ジョゼフを驚かせる行動に出た。剣を放り捨てたのだ。その意図をジョゼフが量りかねている間に、カステルモールはジョゼフの面前までたどり着き――タックルを食らわせ、王をその寝台に押し倒すと、無防備にさらされているその耳に向かって、ふぅっと息を吹きかけた。

「おうっ!?」

 くすぐったいその感触に、ジョゼフは思わず仰け反る。彼の反応を見たカステルモールは、ニヤリと得意げに口の端を釣り上げた。

「お前の愛人たちから、情報は得てあるんだ。ジョゼフ、お前は耳は弱いらしいな……ここを重点的に攻められれば、まるで代用肉のようにグンニャリしてしまうそうじゃないか」

「くっ、おのれ、誰だそれを漏らしたのは……モリエール夫人か? う、うおおおっ」

 再び耳に息をかけられ、悶えるジョゼフ。カステルモールは、その動きを押さえ込もうと、ジョゼフの肩をしっかりと押さえ込んでいた。ふたつの屈強な肉体が、ベッドの上で重なったまま、拮抗する。

「ジョゼフ……俺は、貴様を殺したりはしない……ただ、お前のガリア王としての名誉を叩き潰す。

 お前がシャルル様を殺してまで欲しがった王権を、どうでもいいものにしてやる。この世のあらゆるものが、色あせたものに感じるようにしてやる。この俺だけにしか興味を持てないように……貴様の中に、俺を刻み込んでやる」

「な、何をするっ……よせ、よすんだっ……! 俺は、俺は最初から、王権などどうでもいいんだっ」

「信じると思うのか?」

 カステルモールの手が、ジョゼフの胸倉をつかみ上げ、そのまま強く引っ張った。寝巻きのボタンがちぎれ、中年であるにもかかわらず、筋肉で引き締まった胸が露わになる。カステルモールは、青い胸毛で覆われた王の胸板を優しく撫で、ジョゼフは恥じらうかのように、顔を背けた。

「まるで鉄の板だ。きっと、下半身も同様にたくましいのだろうな。エモノを突き立てるのは難儀だろうが……じっくりとほぐしてやれば、きっと受け入れるようになるはずだ。そうだろう?」

「うおおっ……知るかっ……知るものかっ……」

 逃れようと体をくねらせるジョゼフの腕に、もはや力は入っていない。耳という弱点へ、カステルモールは息による愛撫を執拗に繰り返していたのだ。体の芯から痺れ、とろけていく感覚に、ジョゼフは嫌悪とともに、甘美なものも感じていた。

 カステルモールの唇が、ジョゼフの耳たぶを挟み込む。口ひげによっても耳をくすぐられ、ジョゼフの全身に稲妻が走る。悔しい――しかし、感じてしまう。

 やがて、大いなる諦観とともに、ぐったりと力を抜いたジョゼフを前にして、カステルモールは己がズボンに手をかけた。そして、それをゆっくり引き下ろし、この日のために鍛え上げたご立派な凶器を、

 

 

「……………………」

「……………………」

 キュルケは、そこでノートパソコンを閉じ、初めて納豆を食べた時の表情で、タバサを見た。

 タバサは、涼しげな眼差しで――しかし、自信ありげな光を瞳の奥に宿して――親友を見返し、言った。

「誰も巻き込まない。私の精神衛生だけが保たれる。――そんな、ささやかな復讐」

「復讐は何も産まないわ、タバサ!」

 涙ながらに、キュルケは訴えた――さりげなく堂々と巻き込まれているカステルモールさんが、たぶん一番可哀想だと、気付いてしまったのだ。

 ちなみにこのタバサの『復讐』小説は、某オンライン小説コミュニティーに投稿されており、腐ったご婦人たちに大人気らしい。

 アイスによる肉体的な冷感とともに、不本意な精神的冷感によっても過剰に涼を得てしまったキュルケは、その日の夕食を熱々辛口のカレーライスにして、暖冷のバランスを少しでも整えようと頑張るのだった――。

 

 

「キュルケ。地球とハルケギニアのコラボレーション企画として、何にでも合うカレーの具にはしばみ草を」

「やめて。お願いだから本当にやめて。タバサ」

 

 

 これは、ゼロと呼ばれた少女と、その使い魔の少年についての物語が、全て大団円を迎えたあとの――赤い女性と青い少女の、だらだらまったりのんびりした物語である。




……すまぬ。すまぬ……。ぶっちゃけ、途中のBL小説部分が、書いててめっちゃ楽しかった……。

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