死の超越者と白夜の騎士   作:スティレット

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お待たせしました。最近少し回復したので執筆してみました。


第十三話

 解散して睡眠を取ったんだが寝巻のオートリジェネで1時間くらいで完全回復(成人)してちぇしまった感。流石にネロと言った手前休んでるかもしれにぃモモンガさん起こしてクエ行くのもPTAに反するな(戒め)

 

 しゃあねぇな(ソル)、 言伝を念のため書置きしてソロでなんか受けてくるか。黒マンティんヌも起きてたらついでに連れてっか。

 

<アルベド、おるかー?>

 

 <念話>でナシ着けとけばいいだろとカカッと起動……するも返事がない。

 

<あっ、あっ、ブロントさまですか?>

 

 あっ(察し)

 

<あ、はい。アルベドさんですか? そっちにモモンガさん居たら薬草採取でも受けてくるって伝えてもらえます?>

 

<っ……! そんな、ブロント様! あ゛っ! >

 

<返事は良いので、ごゆっくりどうぞ>

 

「ブロント様ぁ~!?」

 

 多分モモンガさんの部屋の方から悲鳴とも嬌声ともつかないサキュバスの悲鳴が聞こえた。階層おんなじだからね。仕方ないね。

 

 思わず丁寧語になる程度にドン引きしてしまったがデフォでサキュバスだったら時間の問題だったし翌日モモンガさんにフォロー入れておけばいいだろう。男女の問題はデリケートだからな(真理)

 

 すかしどうしたもんか。あの色ボケ統括がモモンガさん独占してると他の連中の嫉妬がマッハなんだが……かと言ってアルベドとモモンガさんが致してる時に守護者集めてもナザリックが派閥争いとかしかねない。やっぱここはとんずらで一人一人回るしかねぇか。

 

 となるとどうすっか。傷心状態(ブロークンハート)なシャルティアから行くか。

 

 

 

 カカカカッ!

 

 

 

 シャルティアは消沈していた。彼の悪逆たる(カルマ極悪)守護者統括に自身の怒りを知らしなければならぬと。

 

 シャルティアには恋の駆け引きがわからぬ。シャルティアはアホの子である。耽美に耽り、配下と遊んで暮らしてきた。けれでも男女の機微については人一倍敏感であった。特に童貞を失った至高の君については薄々何かあったとは感じたものの、察する前に犯人によって告白されたのだった。

 

 そんなシャルティアは配下の吸血鬼の花嫁達に苛立ちと劣情をぶつけていた。

 

「なんなのよあのゴリラ! アインズ様に寵愛を授かったって自慢しやがって! 羨ましい!」

 

 シャルティアはわめき散らしながらアンデッド特有の死臭やら香水など、さまざまな匂いが混じり形容しがたい臭いと化していた部屋で吸血鬼の花嫁の下腹部をその拳で貫いていた。その周囲には血液や人体のパーツが転がっており、嬲っている対象が瀕死になる度に魔法を使い回復しているようだ。

 

 しかし悲しいかなこの場所に誰も止める者は居ない。被害者たる吸血鬼の花嫁自身も嬌声と悲鳴を上げながら懇願するしかないのだ。

 

 そんなシャルティアの私室に一人の救世主が! そう、謙虚なアルパカたる彼である。

 

 トントントントン。

 

 ノックが四回。それに反応しシャルティアは不機嫌に扉を睨み付けた。

 

「ア゛ア゛ッ!?」

 

「シャルティア、おるかー?」

 

 これには思わずこの部屋は暴君であったシャルティアも顔面蒼白。拳を深く挿し込み過ぎて吸血鬼の花嫁が血反吐を吐いたのにイラっとした。

 

「ブロント様!? 申し訳ございませんっ! ちょっと! ほんのちょっとだけお待ちになってください!<魔法効果範囲拡大化・大致死>!」

 

 思わずうろ覚えの廓言葉も投げ捨て瀕死になっているシモベ達に<大致死>をかけた。

 

「お前たち! 40秒以内にここを片付けんし! そこのお前はブロント様と歓談して時間を稼げ!」

 

 人間は愚か高い身体能力を以てしても普通に考えたらおおよそ不可能な命令を下し、シャルティアはそのうち一体、吸血鬼の花嫁の足首を掴み浴室へと急いだ。結局、準備は5分程度かかり、その間絶頂と激痛で顔からあらゆる体液を吹き出しつつも乱暴に拭っただけの吸血鬼の花嫁が扉の隙間から顔を出してなんとか時間を稼いだのだった。

 

 

 

「いきなりすまにぃな。ちょっと気になったもんだから顔を出してみたんだが?」

 

 俺はなんか血生臭くとも甘ったるい匂いのするシャルティアの部屋に居た。

 

「そんな! 至高の御方に謝られる事など一切ありんせん! 私こそブロント様をお待たせしてしまい申し訳ないでありんす」

 

 そう言って頭を下げるシャルティア。ダガすかし、その瞬間にパッドがずれてた事に気が付いて顔を赤くしたり青くしたりしちぇいる。

 

「しょうがねぇな(623+K)」

 

 シャルティアの頭に手のひらを置き、優しく撫でてやる。俺は不器用だからよ。アンデッド♀の慰め方なんかわからにいんだが?

 

「あ、あぅ~」

 

 ひとしきり撫でると真っ赤になった銀髪の真祖が居た。

 

「色々溜まってるみたいダから無理すんな。ほれ、ばっち来い」

 

 色々マセてるがsん石の子なんだが? 深く考えると頭がおかしくなって裏世界でひっそりと幕を閉じる。グラットンがない→コミュ障→心が狭く顔にまででてくる→パーティーメンバーがいません→いくえ不明。グラットンがある→リアルでじゅうじゅつ→HNM戦でも引っ張りだこ→ロット勝ち→彼女ができる。ほれこんなもん。

 

「ぶ」

 

「BU?」

 

「ブロントざまぁあぁ!」

 

 さっきとは別の意味で顔を赤くしたシャルティアが突進してきたので衝撃を後ろに受け流しつつ受け止めた。流石削り用ガチビルドだガチビルド。ガラント一式が無かったら肋骨がえぐれてたかもしれにい(*´ω`*)

 

「ブロントさま!ブロントさま!ブロントさま!ブロントさまぁぁあああわぁああああああああああああああああああああああん!!!あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!ブロントさまブロントさまブロントさまぁああぁわぁああああ!!!あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!いい匂いでありんすぅ……くんくんんはぁっ!ブリリアント・アンルリー・レーザー・オブ・ノーブル・テザーさまのアッシュブロンドの下の毛をクンカクンカしたいでありんす!クンカクンカ!あぁあ!!間違えた!モフモフしたい!モフモフ!モフモフ!髪髪モフモフ!カリカリモフモフ……きゅんきゅんきゅい!!」

 

「調子に乗んな」

 

「あう!」

 

 腹に抱き着いたかと思ったらずりずり下がりながら匂いを嗅ぐのやめていただけませんかねぇ(戦慄)

 

「流石はペロロンチーノの娘だと関心するがどこもおかしくはないな」

 

 ずれたサーコートを直しなgらこいつどうしよう……と思案に暮れちぇいた。

 

「も、申し訳ございません!」

 

 そのまま土下座の姿勢になるシャルティア。単なるエロガキだと思えば大したことないんですけどねぇ。

 

「よーしシャルティア。とりあえずステイだ」

 

「はいっ!」

 

 そのまま自決されると本末転倒なのでちょっと考える時間が欲しいから待たせてみた。するとシャルティアはそのままの姿勢でなんかモジモジしはじめた。

 

「……」

 

「うぅ、はぅっ」

 

 うわぁ(ドン引き)

 

 流石はペロロンチーノ(2回目)こいつの設定多分アルベドとどっこいの長さなんじゃねーの? だけどこのまま無かった事にして仕切り直しても今度はモモンガさんの二の舞になりかねない(直感B+)

ここで問題だ! このロリババア(話し始めて数日)をどうやって切り抜ける?

 

 1、知的でクールなブロントさんは突如解決のアイディアを浮かべる。

 

 2、仲間が来てたすえkてくれる。

 

 3、食われる。現実は非情である。

 

 正直時間をかけてもまだなんとかなりそうダガ今後ストーカーが増えそうだしおはようからお休みまで気分だけで指先一つでニンゲンをぷちっとしかねない奴を野放しにはできにい。状況を整理しよう。こいつは無礼を働いて土下座しちぇいる。つまり罰かなんかで満足させればいいしモモンガさんとアルベドに対する傷心もなんとかなるかもしれない。一石二鳥だ。

 

 よし、決めた。

 

「おいシャルティア」

 

「はぁ、はぁ、なんでありんしょう……?」

 

「顔は上げるな。思うに罰をやろうかと思ったんだが……どうして欲しい?」

 

 かがんで耳元でささやいてやった。地味に俺の柔軟性が試される。

 

「ひぅ! ふ……」

 

「ふ?」

 

「踏んでください……」

 

 なんかプルプルしてる銀髪の雑魚が蚊の鳴くような声で懇願してきた。吸血鬼なだけに(至高のジョーク)

 

「よーし、踏んでやっから次から溜め込む前にちゃんと相談すんだぞ」

 

「はいぃ」

 

 と言う訳でサバトンの裏で軽くぐりぐりしてやったらなんかあちこちから色々な液体を垂れ流して失神したカンストNPCが居た。これでこいつは大丈夫なんですかねぇ?




原作も椅子だったりしっぽだったり色々してるからこれくらいええやろ(白目)

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