今日は、私達がIS学園に入学する日であった。
入学式はいたって普通でただ女子が多いというだけであった。
クラスについては全員が1組になり、とても喜べたが担任の先生が織斑千冬だったのと、弟の織斑 春樹がいたので少し嫌になってしまった。
クラスでの自己紹介があり、織斑先生が来て私達以外の生徒達の黄色い歓声で耳が痛くなるほどだった....
その後、春樹の自己紹介が終わり私の番になった。
「えーっと...茅場 一夏です。趣味はゲームで家事、料理が得意です。宜しくお願いします」
私はなんと変哲もない自己紹介をした。織斑先生が私を睨みつけていたが、普通の自己紹介だったようで、叩かれるようなことは無かった。
次は、キリトの自己紹介が始まった。
「俺は桐々谷和人だ。2人目の男性パイロットだからってあんまり、かしこまらなくっていいぜ」
趣味とかは私と同じだったりとこれまた普通の自己紹介をした。
次はユウキの番になった。
「ボクは、紺野木綿季だよ。ボクも趣味はゲームかな...それと!一夏はボクのだから誰も取らないでね」
と爆弾発言をした....『ユウキ...そういうのは言わない方がいいよ』と心で想いつつ少し、嬉しくなった。
その後のアスナの自己紹介が大変になったと他人事だけど思ってしまった。
「はぁ....ユウキ、私の自己紹介が大変になったじゃない...私は結城明日奈だよ。趣味は料理だよ。」
クラスのみんなはユウキの自己紹介にインパクトが大きすぎてアスナさんの自己紹介があんまり入っていないようだった。それに、織斑先生や副担任の山田先生も固まっていた。
しかし、数秒たった後織斑先生が手を叩きみんなの意識を覚醒させた。と同時にチャイムが鳴り準備時間となった。
私達が喋っていると向こうからイギリス代表候補生のセシリア・オルコットさんが来た。
「ちょっとよろしくて?」
「えーっと、イギリス代表候補生のセシリア・オルコットさんだよね?」
私は代表候補生や代表の名前は覚えたのでそれが役に立ったようだ。私以外にわかったのはアスナさんだけのようで、他の2人は全くわからないようだった。
「わたくしのことを知っているようですね。」
彼女は、滲み出る傲慢さがあった。私の嫌いなタイプでもあった。
「えっと、私は代表候補生の名前は全員覚えてるから...それで、代表候補生のセシリアさんは私達に何かようなのかな?」
「まぁ!わたくしに話しかけられることだけでも光栄だというのになんですかその態度は!」
何故かセシリアさんは怒ったようで...
「と言われましても...」
「ふん!どうせ、家でゲームをしすぎるせいで価値観がおかしくなってるのですわ!海外でも流行りましたがあんなゲームで死ぬ気になるなんておかしいですわ!」
クラスに聞こえるように...そういった...
クラスの中には怒るような人も泣くような人もいた。このクラスにも多くの人がSAOプレイヤーだったのだ。
「私達はあの世界が現実の世界だった!貴方がどれだけいたのかわかりませんが、SAOを馬鹿にするなんて!私は貴方を許しません!」
私が怒鳴っているともう授業が始まっていたらしく、織斑先生が手を叩きみんなを注目させた。
「それなら、ちょうどいいな。ちょうど、クラス代表を決めようと思っていたがお前らが決闘をして決めてくれ。」
となったがなんでか春樹とキリトも推薦されて、4人でつぎの日に決闘をすることになった