急に、チカと出会えたらと思ったらお姉さんの束さんが出てきて、びっくりだよ...でも、ボクはチカと一緒に居たいから、束さんとの決闘で勝たないとダメなんだ!
「よ、よろしくお願いします。束さん。」
「うん、よろしくね~」
束さんは、気軽な感じなんだけど、ひとつ疑問に思ったことをぶつけてみた。
「束さんはボクを探してたんですよね?なら、いろんな人とデュエルしてたのはなんでですか?」
「それはね~ただの慣れの為さ~いくら、私が何でもできるからって操作の慣れが必要なのさ~」
「そ、そうですか...」
「それじゃあ、いくよ~」
~デュエル・スタート~
最初の一手はボクからだった。束さんはその攻撃を難なくと躱し、カウンターをしてくる。
そんな、攻防を何分かしていた。
「はぁはぁはぁ....」
その攻防でボクの体力も少なくなっていた。
それは、束さんも同じことだった。
「束さん。これがボクの最大の攻撃です!」
「私も次で終わらせちゃうからね!」
「はぁぁぁ!マザーズ・ロザリオ!!!」
ボクは今出来る最大のスキルを使った。
束さんも同じようにスキルを使ったのだが、ボクの方が数秒、早かったのかギリギリ勝てた....
「はぁ、私の負けだよ...ユ~ちゃんはほんとにいっちゃんのことが好きなんだね。」
「それじゃあ!」
「うん、私に勝ったんだからね。交際を認めるしかないよ...」
とすると....
「私のこと無視して2人だけで勝手に決めちゃうなんて....」
チカが拗ねていた。拗ねたチカは先にログアウトをしてしまった。
「「あーーー!!」」
ボクと束さんもすぐにログアウトをした。その時に、チカ...束さんに住んでる場所を教えて貰った。
ボクはリアルに戻ってきて、さっき教えてもらった場所に向かった。一夏の住んでるところはボクの家からそこまで遠くなく、ほんの10分くらいでついた。
ピンポーン
ボクは一夏の家までつき、インターホンをならすと、
束さんが出てきた。
「君がゆーちゃんだね!さぁさぁ上がって。」
ボクは束さんに言われて家に上がった。
「ここがいっちゃんの部屋なんだけど、なかなか出てきてくれないんだ。」
ボクは一夏の部屋の前に立ち、ノックをした。
「一夏、ここを開けて欲しいんだ」
ボクはダメ元でそう尋ねるとガチャとドアが開いた。
「ユ、ユウキ!?えっ...え!?」
いきなり、ボクが現れて驚いてる一夏がいた。ボクの後ろで束さんと銀髪の女の人がカメラを使って連写しているのは気にしない方がいいのかな?
なんとか一夏とユウキの交際がスタート
次回からはIS編になると思います