これから、始まる。
ボク達は、ラフィン・コフィン討伐のために...
そして、チカを助けるために!
「そろそろ、つく頃だよね?」
ボクはそうつぶやいた。
ここからは、みんな気を引き締めて欲しい!
そう誰かが叫び目の前にある扉を開けた。
「さぁ、イッツ ア ショウタイムだ!」
フードを被った敵がそう言い放つと、ボク達に攻撃を仕掛けてきた。
まるで、わかっていたかのように...
「ふっふっはっははははは」
1人が笑い。まるでこの戦いを楽しんでいるかのように...
ふと、1人がこっちに来て。
「あなたが、ユウキね...」
と言ってきた。
「そうだけど...それがなに?」
ボクはそう答えるしかなかった。この戦況下のなか、ボクはチカを探すように言われているからだ。
「そうね。あなたに会いたがっている人がいるの。この上にいるわ。」
罠だと思った。当然だよね。
「罠ではないわ。あまり言えないけど、早く行って欲しいの!」
その人は、何か焦っていた。それでいて、なにかに怯えていた。
「・・・わかった。ありがと。」
言われた通り、上の階に行ってみると...
「久しぶりだね。ユウキ。」
なんと、チカがいたのだ。
「ほんとに心配したんだよ?チカ!早く一緒に帰ろうよ。」
いまのボクは、泣いているのかもしれない。
嬉しくて、嬉しくて、泣いてる。
「ごめんね、ユウキ。私はもう戻れないの...」
「だめだ!チカはボクと一緒に帰るんだ!」
ボクは怒っていた。なぜなら...
「私は...」
「どうしてさ!」
「ここには、私を見てくれる人がいる。私を必要としてくれる人がいる。だから... 」
「だったら、ボクとデュエルしよ!」
「ボクとデュエルして、ボクに勝ったらボクはチカから、離れていくけど、ボクが勝ったら一緒に帰えってもらうからね!」
ボクは少し、強引なやり方をした。しょうがないよね?
チカがわがままだったから、やったまでだもん。キリトだって、アスナだって...
「・・・わかったよ...」
ユウキからデュエルの申請が来ています。
Yes
「それじゃあ、ここからは本気で行くからね!」
「うん...」
ガキィン
「くっ...強くなったね。チカ!」
「私だって、守ってもらうだけじゃ嫌だもん!」
ガキィン
「なら、どうして!みんな、心配しているんだよ?」
「守ってもらうのが嫌だった!私だけ、足でまといみたいで!」
「それは!チカのことが心配だったからだよ!」
ガキィン
「みんなの気持ちはわかってる...私が弱いから、心配することも...それが嫌だった...いつ見捨てられるんじゃないかって怖かった...」
「それだけじゃないよね?もっと、本音をボクにぶつけてよ!」
「...っ!他にもあった!みんなといるのが楽しかった!だから見捨てられたくなかった!悔しかったし...羨ましかった...でも!ユウキといて、キリト君もいて、その隣にアスナさんがいて...そんな毎日が楽しかった...」ウルウル
「ボクもだよ!チカといて楽しかった。だからこそ、いつかボクの前からいなくなっちゃうんじゃないかって不安だった。だから、これで終わりにするよ!」
「マザーズ・ロザリオ!!」
WINNER ユウキ
「はは...私負けちゃったんだね...」
「うん...だからさ一緒に帰ろ?」
「そうだね...・・・んっ...!」
急にチカが倒れた。
「チ、チカ!うっ....!」
これはマヒ状態!?
「クックックッ..まだあなたにはやってもらわないといけないことがあるんですよねぇ」
「チ、チカに何をしてる!」
「はぁ...うるさいなぁ!私はねぇこの娘に生贄になってもらうだけですからねぇ!」
「ではまた。75層で待っていますよ」
そう言って、金髪の男はチカをお姫様抱っこして、消えていった...
「・・・チカ....」
「ユウキ!」
「ユウキちゃん!」
下の戦いが終わったのかキリトとアスナがこっちに来た。
「チカちゃんは?」
「それが...」
ボクはさっきあった状況を二人に説明した。
「それで?そっちの方は?」
「あぁ...」
ラフィン・コフィンのメンバーの1人がやめさせたらしい。その人は、今から起こることを少しだけ知っていたらしい。それは、このゲームを終わらせることだ。
ただし、優秀な人のデータ以外を消すという終わらせ方だった。
それで、ラフィン・コフィンのメンバー達は現実で罪を償うことでこの討伐が終わったらしい。
元々、チカがメンバー全員に説得をしていたらしくそれに加えて依頼者の野望をたまたま聞いた、メンバーのおかげで死人ゼロで終わったらしい。
「それじゃあ、チカを助けに行こうか!」
こうして、ボク達は討伐隊から攻略組にもどった。
なんかグダグダだねー
あと2話だー!!