簪とのありふれた日常とその周辺   作:シート

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【リクエスト】簪にお世話をしてもらえるなら幼くなるのも悪くい気もする

 まどろみの中、意識が覚めていくのが分かる。朝が来たんだ。

 いつもの朝のいつも通りの起床。そのはずなのだが、今朝は違和感を感じた。何かがいつもと違う。

 違和感で眠気が消え、ひとまず先に身体を起こしてみたものの、強くなる違和感をひしひしと感じる。目を開け、ふと両手を見てみたが小さい。というか、寝巻きがダボタボだ。それに心なしか、座高や視線が低い気がする。

 マズいな、これ。身の危険を覚え、今自分がどうなっているのか確認する為に部屋に備え付けている鏡の前へと慌てて向かった。

 

 そして絶句と絶望。鑑に映る自分を見て、頭が真っ白になった。

 訳が分からない。なんだこれは。俺は頭おかしくなったんだな、きっと。

 そう思わずにはいられない。なんせ、鏡に映る自分は小さく幼い姿になっていたのだから。

 見た感じ、小学生低学年……もっと幼い幼稚園年長ぐらいか。

 

 本当嘘だろ。いくらなんでも非科学的すぎる。

 昨日、特にこれといった変なことがあったわけでもない。何かされたということもない。しっかり戸締りして寝た。

 あまりこう考えたくないが、男の身でありながらISを使い続けたせいなのか。男の俺がどういう理由で動かせるのかもちろん。そもそもISやそのエネルギーについては謎が多い。

 ISエネルギーは一般的に人体には害がないといわれているが、何処まで本当なのか分からない。だとしても、こう姿が幼くなるのは意味不明だが。

 どうしてこうなったのか考えても分からない。考えはまとまらないどころか、あれこれ考え過ぎて余計に混乱してしまう。

 不幸中の幸いというべきなのか、姿だけが幼くなっただけで記憶はしっかりしている。本当に幼くなっただけみたいだ。

 

 やはり、これは夢なんだろうか。冴えているし嫌なことに現実見はしっかりとあるが、同時に何故だが不思議とこの今が夢だという自覚がある。

 明晰夢、胡蝶の夢という奴なんだろう。それはそれで都合がいいというか。現実的にこんなことあったら、堪ったものじゃないから助かったが。

 

 そうだとしても、これからどうするか。夢だとしても覚める気配が一向にない。むしろ、現実感も増していく。となると、ジッとしている訳にも行かない。

 いつも通りの時間に起きたはずだからまだ朝だ。今日も平日。学校がある。いつまでも部屋にいたら、問題になるだろうし、かといってこんな姿で外に出ても問題になる。

 だから、助けを求めるほかない。とりあえず、まず始めは簪以外にいない。枕元においてあるスマホで部屋に来てほしいとメッセージを送った。身体が小さくなったからか、文字打ちにくいな。

 

《分かった》

 

 すぐ返事が返ってきた。まずはこれでよし。

 驚かせたり、迷惑をかけたりしたくはないが仕方ない。隠し通せるようなものでもないし、変に隠すよりかはこの状況をちゃんと伝えて、しっかり知ってもらったほうがきっといいはず。

 

 数分後。控えめなノックと共に簪が部屋に来てくれた。

 

「おはよう……えっ?」

 

 玄関先で俺の姿を見るや否や簪は目を丸くして驚いている。

 信じられないものを見てしまったかのようだ。

 実際その通りで、驚くのは当然だろう。

 

「えっ? も、もしかして」

 

 俺の名前を呼んで本人かどうか確認する簪に俺は頷いて答えた。

 やっぱり、こんな姿ではそう簡単に信じられないよな。

 

「あなただってことは間違いなく分かるけど……えっ? 嘘……え? え?」

 

 驚きが一向に治まらない様子の簪。むしろ、余計に混乱している。

 それでも俺だということは分かってくれただけでも幸いだ。

 折角来てもらったのだから、いつまでも玄関先で立ち話も何だ。ひとまず奥へと簪を招き入れた。

 

「本当に大丈夫なの? しんどかったりしない? 痛いところはない? 辛かったりしない?」

 

 心配してくれながら驚きあわてふためく簪。

 おかげで俺の方はかえって冷静になることが出来た。と同時に夢だという感覚がなくなった訳じゃないが、紛れもない現実だという感覚を嫌でも覚えた。

 

 身体が縮んだだけで、しんどくもなければ、痛みや辛いところもない。

 いたって健康。むしろ、いつもより調子いいぐらいだ。だから、そこまで心配する必要はない。

 

「無理だよ……でも、他はなんともないんだね。よかった」

 

 ホッとした表情を簪が浮かべている。

 とりあえずこれで簪に現状を知ってもらい理解してもらうことは出来た。

 となると、次はこれからどうするか考えなければならない。

 

「そうだね……う~ん、病院行くとか?」

 

 至極真っ当な提案だが、何科に行ったらいいんだ。

 そもそも病院行ってどうにかなるのか、こんなの。病院行ったら行ったで大事になるのもそれはそれで嫌だ。

 

「どうしよっか……」

 

 二人して唸りながら考える。

 ことがことだけに全然考え浮かばない。ここはやっぱり、大人に相談すべきだろう。

 

「大人……あ、そういうこと」

 

 簪も分かったようだ。

 学校のこともあるし、担任である織斑先生と山田先生にはちゃんと今の状況を伝えて、どうしたらいいか聞くべきだ。後は医務医の先生もいたらベストだな。

 

「その三人を呼んで来たらいいんだね」

 

 こんな姿で外に行くわけにも行かないから、悪いが簪に頼むしかない。

 

「ううん、気にしないで。分かったっ……任せてっ」

 

 意気込む簪に頼むと、足早に部屋を後にして先生達を呼びに行ってくれた。

 

 

 

 

「なるほど、大体分かった」

 

「はぇ~こんなことってあるんですね」

 

 来てもらった先生方三人にこの状況を説明すると、織斑先生は冷静に状況判断をしていて、山田先生は驚きを通り越してしまったようで関心した様子で真面真面と幼くなった俺の姿を見ている。

 医務医の先生に簡単な診察をしてもらったが、診察上は何処もおかしなところはないとのこと。そして案の定、身体が小さくなった原因は分からず、医務医の先生でも検討つかなかった。

 やっぱり、病院行くことになるのだろうか。

 

「それはそうだろう。そんな身の上になったのだからな。だが、今日今にもという訳にはいかないぞ」

 

「ですね。彼の身体が小さくなった原因は不明ですし。精密検査は必須でしょうが、いろいろと考慮すると病院探しは状況が状況なのでことは慎重に選ばないといけませんね。時間はかかりますが」

 

 医務医の先生の言う事はもっともだ。

 

「大切な教え子だ。悪いようにはしない。お前の状況、心のあたりがないわけでもないしな」

 

 それは本当だろうか。

 

「気休め程度だ。期待するな。では、今日の所は学校は休め。そして部屋からの外出は厳禁だぞ。騒ぎになっては仕方ないからな」

 

 織斑先生の言う事もまたもっともだった。

 俺だって騒ぎを起こしたくないし、第一こんな姿で部屋の外出たくない。

 

「お前のことは理事長達には報告させてもらうぞ。それ以外は一まずここだけの話ということで。先生方二人と更識もそれでよろしいな?」

 

「わっ、分かりましたっ!」

 

「了解です」

 

「はい」

 

 山田先生、医務医の先生、簪が頷いて返事する。

 

「あえて言うが病院が決まるまでお前も上手く隠し通せよ。仮にバレても絶対に騒ぎを起こさせるな。バレた相手にはこのことを外に漏らさせないようことを厳守させろ。いいな」

 

 俺も頷いて返事する。

 今日の所は自宅療養か。それは別に当然のことでいいのだが、上手くやれるだろうか。小さくなったおかげで少し不自由だ。

 

「そうか……そうだな」

 

 思案顔を浮かべる織斑先生。数秒で何か思いついた様で言った。

 

「更識……お前のクラス今日は実技はあるか?」

 

「いいえ、今日は一日座学だけです」

 

「そうか。なら更識、お前も休んでこいつの世話をしろ」

 

「え?」

 

 簪と一緒に俺も驚いた。

 熱風邪じゃあるまいし、そこまでするようなことじゃ。

 

「念には念をだ。風邪や怪我じゃないにしろ体が小さくなるなんて普通のことではない。今は元気そうにしていても万が一更なる異変が身体に起きた時一人では辛かろう。かといって、私達が休んで付きっきりになるのも難しい。その辺、更識なら私達より幾分か融通が利く。1日ぐらい休んでも勉学に何ら影響ないはずだ。何より、お前も更識のほうがいいだろう」

 

 明らか織斑先生には気を使ってもらった。嬉しい限りだ。

 他の人よりも簪にフォローしてもらえるのなら、気持ちの面でそれにことしたことはない。

 

「更識は構わないか?」

 

「それはもちろん。彼が心配ですし」

 

「なら、決まりだ。四組の担任には私の方から伝えておく。それと生真面目なお前達に一々言う必要はないだろうが、一応言っておく。ハメを外さないように。私の方から二人っきりにさせておいて何だが、この件とは別に別の問題が明るみになった時は分かっているよな」

 

 それはもちろんと俺は返す。

 その時はそれ相応の処罰は覚悟しているということも頭を下げながら伝えた。

 

「ならいい。節度ある行いを期待している……後、その姿で頭下げるの止めてくれ。絵面が悪い」

 

 俺は慌てて頭を上げた。

 

「では、私達はそろそろ戻る。何か起きたら必ず報告するように……上手いことやれ。安静にしとけよ」

 

「えっと、お大事に? でいいんですかね。こういう時って」

 

「さあ? あ、何かあれば私にも遠慮せず言ってくださいね」

 

 織斑先生、山田先生、医務医の先生は口々にそう言い残すと部屋から出て行った。

 状況がよくなったわけじゃないがこれでするべきことはしたはずだ。後のことは先生方に任せよう。

 問題さえ起こさないようにすれば、後はどうにかなる。するしかない。

 

「そうだね、よかった……とりあえず、朝ごはん貰ってくるね。お腹空いたでしょう?」

 

 そこでようやく腹の空きを感じ始めた。

 いろいろあってまだ何も食べてない。それは簪も同じなはず。

 とりあえず朝ごはんにしよう。

 

 

 

 

 朝食を部屋で食べた後、簪は一旦部屋に戻ってパジャマから私服へと身だしなみを整えてから、また部屋に来てくれた。

 俺も私服に着替えたが、今に体型にあう服なんてあるわけなくダボタボの状態。上はTシャツ一枚で下は野ざらし。Tシャツの裾が長くて太股の辺りまであって下は見えないがなんと言えばいいのか、いろいろと心もたない。

 

「これからどうしよっか」

 

 隣でベットに腰掛けている簪がそんなことを聞いてくる。

 どうしたものか……安静しているべきなのは分かっているが、風邪や怪我じゃないだけに正直暇だ。元気なのにジッと寝ているのも中々辛い。何より、折角簪がいるのにそれでは申し訳ない。

 ふと時間を確認すれば、朝の8時半前。そろそろ学校ではSHが始まる頃か。ひとまず始めは自習でも……。

 

「こんな時でも勉強って……相変わらず生真面目だね……」

 

 簪が俺に若干呆れている。

 いやだって、元気だったら勉強するべきだろう。一日休んでも最近はどうにか授業についていけるが、本当なら今日もう学校に行っているわけだし。

 

「どうせなら好きな事とかしたいことすればいいのに……」

 

 そう言われてもすぐには思いつかない。困った。

 じゃあ、室内で出来るトレーニング筋トレとかを。

 

「あなたって本当……」

 

 今度は頭を抱えて本気で呆れられた。

 残念発言している自覚はあるがこれだって必要だろ。元の身体より明らか筋力落ちているだろうし、今の身体になれるのは必要だ。

 

「それはもっともだけど……織斑先生に安静にするように言われたの忘れたの……?」

 

 忘れてたわけじゃない。だがしかし。

 

「大人しく一緒に映画か深夜のアニメでも見てよ。ほら、今日木曜日だからアレの最新話来てるはずだよね」

 

 やっぱり、そうなるか。

 それも考えてないわけじゃないが、休日の部屋デートみたいな過ごし方だ。これはいいんだろうか……何だかズル休みしてるみたいな気分。

 

「ズル休み……まあ、そうだね。そういう時はアレだよ、気にしたら負け」

 

 そう言われると弱った。まあ、そういうものか。ここは療養の一種ということで納得しておこう。

 タブレットと部屋にあるテレビモニターを繋いで早速その深夜アニメを見始めた。

 

 内容はよくあるweb小説から書籍化された人気ラノベのアニメ。

 毎週見てるからそこそこ面白いのだが会話も特になく見ていると隣にいる簪の様子の方が気になった。

 

「……っ」

 

 そわそわしていて何処か落ち着きのない簪。

 度々俺をチラチラと見ている。

 もう落ち着いたとはいえ、俺の姿はいつもと違うんだ。やっぱり、気になって仕方ないといったところか。

 

「それもあるんだけど……あ、あのね…お願い、みたいなことあるんだけどいい……?」

 

 どんなお願いだろうか。

 

「抱っこ……」

 

 意味が分からず、聞き返すと。

 

「抱っこさせてほしい……」

 

 一瞬、何を言っているのか分からなかった。

 抱っこって……俺をだよな。それが分からないほど馬鹿じゃないし、とぼけるつもりもないがな……。

 

「ごめんなさい、やっぱり嫌だよね……望んで小さくなったわけじゃないし……」

 

 寂しそうな簪の表情に胸が痛む。

 わざとでも冗談でもなく素でそうなのだから、少したちが悪い。

 何か恥ずかしいから気が進まないのが本音だ。

 

「いつも私があなたに抱っこしてもらってばかりだから……なりたくてなった訳じゃないってことは分かってるんだけど……折角だからね」

 

 折角と言えばその通りだ。こんなこと普通ありえない訳だし。

 仕方ない。今回だけ特別に。

 

「本当? いいの? ありがとう!」

 

 さっきまでの寂しそうな顔はどこに行ったのやら、一変して簪は嬉しそうに頬を綻ばす。

 

「じゃ、じゃあ……はいっ」

 

 ポンポンと簪が自分の膝の上を叩く。

 そこへ俺はおかなびっくりしながら座った。

 

「ど、どうかな……? 座り心地」

 

 よすぎて、これ以上の上手い表現が思いつかない。

 簪の太股気持ちよくて尻が不思議な感じだ。

 まあ、思っていた以上に恥ずかしくて今度は俺の方が落ち着かないけども。

 

「よかった」

 

 簪のほうこそどうなんだ。重かったりはしないんだろうか。体が小さくなったとは言え、それ相応の重さは当然あるはず。痛かったりしたらすぐ降りる。

 

「大丈夫。気にしないで。やっぱりほんの少し重いけど……小さくなったおかげ、なのかな。あんまり気にならないよ。それに重いけど、思いがあるから……な、なんちゃって」

 

 珍しく詩的なことを言うものだから笑ってしまった。

 

「笑わないでよ……恥ずかしくなってくるでしょ」

 

 そうは言われてもツボにハマったらしく、笑いが止まらない。面白すぎる

 

「も、もうっ……笑わないでよっ! 笑う悪い子にはこうなんだから」

 

 一瞬で笑いが止まった。頭の中も一瞬止まった。

 簪さんや何してらっしゃるんですか。

 

「ふふっ、悪い子にお仕置き。ぎゅっ~の刑。ほら、ぎゅっ~」

 

 後ろからぎゅっと抱きしめられる。

 ただ後ろから抱きしめられるのではなく、後ろから包まれる様な感じ。これまた初めての感覚だ。背中から簪の心地よい体温をよく感じる。

 後、背中に当たってる胸の膨らみも。

 

「こらっ、そういうことは言わない……あ、当ててるの」

 

 何だか楯無さんが言いそうなことを言うな。

 

「ごめんなさい。前言撤回するからそれだけは言わないで」

 

 すぐさま謝ってきた簪。

 いや、俺の方こそ簪と楯無さんを一緒にするようなこと言って凄く申し訳なくなった。

 

「ん、いいよ、別に。このままでいさせてくれたら」

 

 言って簪はぎゅっと抱きしめてくる。

 

「何か不思議……」

 

 確かにこの状況は不思議だ。

 

「そういうことが言いたいんじゃなくて、あなたにも本当にこんな小さい頃あったんだなぁって」

 

 当たり前の言う簪。

 今思い出したが、俺のこの姿を見るのは初めてではないはずだ。

 実家でアルバムを見ていたような。

 

「確かにあなたの実家でお義母様に小さい頃の写真見せてもらったけど、写真と本物は違うでしょ」

 

 それはそうだが……。

 というか、簪さんや。いつまで俺を膝の上に乗せてるつもりだ。もういいだろ。

 

「えっ? 今日はずっとこのままだけど?」

 

 簪が何言ってるのという顔をする。

 嘘だろ。冗談……じゃないな。本気で簪はそのつもりだ。

 物珍しくて手放したくないとかそんなのだろうけど流石にずっと乗せてたら痺れてくるだろ。だから、そろそろ降ろしてほしいんだけど。

 

「痺れてきたらまた抱きなおすから大丈夫。気にしないで……というか、もしかして……あなた、恥ずかしいの?」

 

 その言葉にビクッとなる。

 

「へぇ~……」

 

 声色がニマァっと楽しげに笑っているように聞こえるのが気のせいであってほしかった。

 

「今更過ぎない? 散々私を抱きしめたり、胸……触ったり、も、揉んだりしてるのに」

 

 それはそうなんだが精神は肉体に引っ張られるとでも言えば一番いいんだろうか。

 この幼い姿でいつもとは違う感覚に無性に恥ずかしさを感じているのは紛れ事実。

 例えるならまるで憧れの年上お姉ちゃんに抱きしめられているような嬉しさと恥ずかしさ。

 

「そうなんだ。あなたが照れるのって珍しいね……この姿だから余計に可愛い。よしよし」

 

 またも後ろからぎゅっと抱きしめら、あまつさえ頭を撫でられる。

 気持ちよくて嬉しいんだけど、恥ずかしさで落ち着かない。

 やはり今日はもうずっとこのままなんだろう。

 

「もちろんっ。今日は私がつきっきりでたくさんお世話して愛でさせて」

 




泣き虫シロクマ様のリクエストで「彼が何らかの影響で小さくなって、そんな彼の世話をする」
お答えしました。

今回もまた簪の相手である男性はオリ主です。決して一夏ではありません。
もしかすると、主人公は簪が好きなこれを読んでいる貴方かもしれません

それでは

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