異世界に転移したと思ったら転生者? 〜〜幼女で鍛冶師な異世界転生〜〜   作:銀鈴

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第13話 お祭りと新たな武器と-1

「これは、何が……起きてるの?」

 

 通りには出店がズラリと並び、明るい音楽が流れている。

 

 にゃんぱすー、現場のイオリです。何時間かかけて街に帰ってきたら、緊迫感が漂っているのだと思っていたのに、逆にとても賑やかです。ここの人達は頭大丈夫なんでしょうか? 

 

 とりあえず事情を確認するために、ギルドに向かうことにする。まあ、依頼達成の報告もしないといけないしね! 

 

 ◇

 

「ラナさん、達成してきた依頼です。あと、こんな状況なのにお祭りなんてやってていいんですか?」

「はい、依頼達成ですね。これが報酬です。

 このお祭りは、勇者様が来ているのでそれが原因ですね。最後になるかもっていう話だったので盛大にやってます」

「まあ、それなら仕方ない……のかなぁ? じゃあ行ってきますね〜」

 

 もう、対応はこれで諦めます……。そういうことなら仕方がないと思うので、僕も楽しむ! とはならず、僕が向かったのはあの武具店だった。

 

「おじさ〜ん、また鍛冶場貸してもらっていいですか〜?」

「……久しぶりだな嬢ちゃん。別にいいが、祭には行かなくていいのか?」

「鍛冶やってる方が祭りに参加してるより楽しいですから〜」

 

 そう言って鍛冶場に進んでいく頭の中には、どんな武器を作るかということしかなかった。

 あながち口から出まかせという訳でも無いみたいです。何てことを心の中で言いながら、前回鍛冶をした場所に座る。

 

「う〜ん……こんな立派な物があるんだから、作るとしたらやっぱり大鎌かな? でもなぁ……」

 

 目の前にある素材と睨めっこしながら私はそんなことを言う。そしてさんざん悩んだ挙句、大鎌と片手剣を作ると事にした。

 

「さて、作り始めますか! 《鉱石生成》」

 

 MPさえあれば、鉱石を作れるって便利だよね! 

 

 〜〜1時間半後〜〜

 

「疲れたぁぁぁ……。だけどできたぁぁぁ!」

 

 僕の目の前には、完成した二本の武器があった。

 

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 シックルスパイダーの大鎌 +7

 

 STR +165

 AGL +95

 MIND +80

 

 属性 旋風・闇 重さ 2.5kg

 

 切れ味 とても鋭い 刃渡り 片刃 90cm

 

 耐久 丈夫

 

《スキル》

 切れ味強化 LV2 スイング速度強化 LV2 軽量化 LV 2

 飛斬 LV 2

 

 

《備考》

 シックルスパイダーの鎌から作られた大鎌。イオリが自分が使えるようにきちんと調整されており、しっかりと振るうことができる。柄などの部分はミスリルで出来ているため、魔力の通りがとてもいい。斬撃を飛ばすことができる。

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 鎌大蜘蛛のシミター +7

 

 STR +135

 DEF +75

 AGL +95

 

 属性 旋風・闇 重さ 1.3kg

 

 切れ味 とても鋭い 刃渡り 片刃 75cm

 

 耐久 丈夫

 

《スキル》

 切れ味強化 LV2 スイング速度強化 LV1 軽量化 LV2

 重斬 LV3

 

《備考》

 シックルスパイダーの鎌から作られた鎌剣。切れ味は折り紙付きで、一撃は重めである。

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 緑色の大鎌と、紅色の片手剣を完成させ今か今かと待っていると、完成してから5秒程経った後にそれは来た。

 

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《製作ボーナス!》

 レベルアップ 34→36

 大鎌術 LV5 習得

 短刀術+剣術→二刀流 LV3 習得

 身体能力強化 LV9→LV10

 身体能力強化•改 LV1 に成長しました。

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「よしっ、目論見成功ぅぅ……」

「……今度もいいものができたようだな」

「うひゃぁっ!?」

 

 またも店番の人が背後に立っていた。それに驚き、変な声を上げてしまう。お返しに、解析使ってやる! 

 

「え、ええ。自分でもよくできたと思ってます」

「中々やるじゃないか……フッ」

 

 そう思い使った解析には、職業 暗殺者・盗賊と出ていた。って、職業が二つある!? うん、聞くか。

 

「そういえば、職業が二つある人が結構いるんですが、なんでですか?」

 

 目の前に……いや、背後にいる店員さんに私は聞く。何でこの人が鍛冶屋やってるんだろ? 

 

「……それは俺の口から説明する事ではないな。……ギルド嬢にでも聞いてくるがいい」

「え、はい」

 

 ギルドに行く用事が出来てしまった。

 




活躍することの無い短刀術!!

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