IS 〜The things which behead the world〜 一時凍結中(期望があれば再開)   作:真桑

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初めてISの小説書きました。

一夏とかのIS詳細などはプロローグが終わった時に出します。


プロローグ1

第二回モンド・グロッソで弟と共に織斑千冬の応援に来ていた。だが、弟がトイレから戻らなかったため心配して探している途中に誘拐された。

 

「ねえ、誘拐犯さんたち。弟の春十も誘拐したの?」

 

「おっ!気がついてたか。確かにお前の弟も誘拐したぞ」

 

「春十は別の場所にいるの?」

 

「ああ。それがどうした?」

 

「いや、別に。俺の命もここまでだなってね」

 

「はっ⁉︎織斑千冬は家族想いだって聞いたぞ⁉︎」

 

「違うよ。織斑千冬は"優秀な"やつ想いだよ。出来損ないと呼ばれる俺を助けに来るとでも思ってるの?」

「お、おい。織斑春十が織斑千冬によって救出されたらしいぞ‼︎」

 

「なんだと⁉︎じゃあ織斑千冬はこいつを見捨てたのか⁉︎」

 

(ああ、やはりこうなった。ISが出来て束さん思いとは別に軍事利用に使われて、女尊男卑の世界になって、謂れのない罵倒に暴力。いつもいつも力を持つ姉と頭脳を持つ弟に挟まれ比べられてきた。いつも切り捨てられるのは俺だ。いつも貶されるのは俺だ。何で何で何で何で何で何で何で何で何で俺ばかりなんだ。この力のない自分が憎い。優秀な頭脳を持ってない自分が憎い。この世界が憎い。女尊男卑ばかりで媚びてる男が、威張ってる女が憎い。憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い)

 

(そんなにこの世界が、姉が、弟が憎いか小僧?)

 

(あんたが誰だか知らないが憎い。この世界が、織斑千冬が、織斑春十が憎い。)

 

(そうか。なら我と契約しろ。力も頭脳もお前にやろう。世界を創り変える拠点となる場所もこちらで用意しよう。契約するな我の名を叫べ。我の名はーーーーー)

 

「おい小僧。悪いな、証拠を残すわけにはいかないんだ。だからここでお前を殺す。恨むなら俺らじゃなく姉と弟を恨めよ」

 

目の前では誘拐犯に殺されそうになる。

そして、眉間に銃が突きつけられる。

一夏は瞬時に決断する。

 

「俺に全てを寄越せ、『ウロボロス』‼︎」

 

その瞬間、縛っていた縄が切れて身体の周りに黒銀の全身装甲(フルスキン)のISが纏われる。

 

(ああ、力が知識が流れ込んでくる。)

「何で男のお前がISを……」

 

目の前の男が言い切る前に拡張領域にあったブレイドで首を刎ねる。

 

「1人残らず殺す。世界を創り変えるために」

 

それからは一方的な虐殺だった。第二世代IS〈打鉄〉も乗った女がいたがナノマシンで電気を操りISがショートしたところをブレイドにナノマシンの炎を纏い絶対防御を貫通した。

 

その後、自分が倉庫を炎で焼き払いながら見下ろす。

 

「人を本当に殺した。もう後戻りはしない。」

 

そう言って飛び立った後、織斑千冬はドイツ軍と共に一夏が囚われていた倉庫に着いたがそこは燃え尽きた倉庫と一夏以外の5人の死体と一夏の携帯のみが置かれていた。

 

 

 




至らないところがあるので感想などでどしどし言ってください。

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