彼らの異世界ライフ モモンガさんがやっぱり苦労する話   作:やがみ0821

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捏造あり。


メリエルがクレマンティーヌに自慢する話

 バハルス帝国皇帝であるジルクニフは執務の合間に、ティーブレイクをしていた。

 ティーブレイクといっても、大層なものではなく、決裁書類を横にどけて、紅茶と茶菓子を用意した程度のものだ。

 

 王国は既に虫の息に等しい。

 法国も、少なくとも帝国に関してはちょっかいを掛けてきてはいない。

 

 内政においても、右肩上がりとまではいかないが、それでも良い具合に増税することなく、税収も上がっている。

 

 今のところ順調だ。

 

 扉がノックされた。

 

「入れ」

 

 ジルクニフの言葉に、扉が開かれ、足早に補佐官の1人が入ってきた。

 ジルクニフよりも一回りは歳上だが、信頼できる優秀な補佐官だ。

 

「陛下、良い知らせが1つと悪い知らせが2つあります」

 

 そう告げる彼に、ジルクニフは顎に手を当て、数秒考える。

 

「では、良い知らせから聞こう」

「はい、陛下。良い知らせですが、王国に新たに現れたメリエルという輩についての調査報告が纏まりました」

 

 補佐官は持ってきた鞄から報告書の束を取り出し、ジルクニフへと手渡す。

 

「早いな。何が分かった?」

「他国の裏側の人物ですので、経歴等はわかりませんが、王国に持ち込んだ資産や王国で保有している資産など、そういったものを」

 

 ジルクニフは報告書をパラパラと捲る。

 

「この資産は桁を一つ二つ、間違えているんじゃないか?」

 

 個人が保有するようなものではない数字が、そこには書かれていた。

 

「残念ながら事実であります。メリエルはその気になれば王国を買えます」

「それだけじゃない。これだけの金塊を一気に市場に放出されてみろ。一瞬で金の価値は暴落する。王国も帝国も法国も……全部巻き込まれるぞ」

 

 ジルクニフは溜息を吐く。

 良い知らせかと思ったら、最悪に等しい知らせだったのだ。

 それも当然の反応だろう。

 

「性別は女。しかし、女好きか」

 

 ジルクニフは暗澹たる気持ちで、報告書を読み進めて、その記述に気がついた。

 

「八本指から100人単位で、人間亜人問わず、若い女の奴隷を購入しています。また、確認されている限りでは屋敷内にも非常に美しいメイドが2人、剣士が1人。メリエル本人も極めて美しい容姿です」

「適当な貴族の女を充てがうか。それで交渉のきっかけでも掴めればいいが……それで」

 

 ジルクニフは聞きたくないが、立場から聞かなくてはならない。

 

「悪い知らせは?」

「まず、メリエルの護衛をしている剣士ですが、元漆黒聖典第9席次のクレマンティーヌです」

「くそったれが。そんなものを飼っているのか!」

 

 ジルクニフの耳にもクレマンティーヌが起こした法国での騒動は入ってきている。

 クレマンティーヌは性格は極めて破綻しているが、その腕は抜群だ。 

 

「2つ目ですが、先立って王国の回し者からの依頼で、複数の帝国のワーカーチームがメリエルの暗殺に向かいましたが」

「ああ、聞いている。それで結果は?」

 

 補佐官は問いに、数秒の間を置いて答える。

 

「全滅です。誰も帰ってきませんでした。蒼の薔薇が護衛にあたっていましたが、蒼の薔薇は殺していません。蒼の薔薇が追い返したワーカー達は追撃者によって殺されたようです。飼っているのはクレマンティーヌだけではないかと……」

 

 ジルクニフは腕を組み、虚空を睨みつける。

 

 帝国の四騎士に匹敵するか、それを上回るナニカを配下にしている。

 となれば、戦うのは下策。

 

「友好的にいくしかないだろう。さすがに負けることはないだろうが、被害が大きくなりすぎる。王国はどう動いている?」

「静観の構えです。法国も接触したという情報はありません。しかし、既に八本指が接触しているとの情報があります」

「王国はどこまでドン臭いんだ? まあ、構わん。国としてはウチが初めて接触しよう。人選に関してだが、リストにして持ってきてくれ」

 

 以上だ、とジルクニフが告げると、補佐官は足早に出て行った。

 

「難しい局面になりそうだ」

 

 予想外の事態だ。

 降って湧いたと言っても過言ではない。

 

 だが、致命的な事態というわけでもない。

 やり方を間違えなければいい、それだけの話だ。

 

 ジルクニフは内心、そう自分に言い聞かせた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『エ・ランテルでアンデッドね』

 

 襲撃から1週間程が経過した、メリエルのもとにモモンガからメッセージが入っていた。

 内容はエ・ランテルでクレマンティーヌが接触しようとしていた、ズーラーノーンがついに動くというものだ。

 

『はい、メリエルさんはどうしますか?』

 

 モモンガの問いに、メリエルは暫し考えこむ。

 

 正直なところ、たかだか第7位階の不死の軍勢《アンデスアーミー》程度、モモンガがモモンとなっていたとしても容易く蹴散らせる。

 

『英雄モモンの為、私は参加しないほうがいいわね』

『そうですか? 私としては別に構いませんが』

『正直なところ、私がガチで浄化すると、ちょーっと大騒ぎになりそう』

『それもそうですね。久しぶりに、一緒に戦いたかったんですが』

『それは確かに心躍る展開ではあるけれど、強敵の為に取っておいた方がいいわ……ああ、蒼の薔薇を送るから、彼女らにも英雄モモンの目撃者になってもらいましょう』

 

 メリエルの提案に、モモンガは二つ返事で承諾する。

 

『それで、別件ですが、リザードマンの集落を発見したので、色々と実験してみようかと思っています』

『私が送った素材だけでは不安?』

 

 つい数日前の襲撃者の大半をメリエルは蘇生した上でナザリック送りとしていた。

 実験に使ってほしい、というメッセージとともに。

 

『人間は事足りましたが、亜人ではどうなるかと』

『そういうわけね。私としては別段反対する必要はないもの。リザードマンはあなたに任せる。この世界のリザードマンって、好みじゃないし。完全に二足歩行するワニだし』

 

 メリエルはもし擬人化したリザードマンとかそういうのであったなら、意気揚々と参加するつもりであったが、クレマンティーヌから既に人間の要素がない亜人について教えてもらっていた。

 

『分かりました。それで、最後の問題というか、まあ、メリエルさんの黒歴史なんですが』

 

 モモンガの言葉に、メリエルは体をびくっと震わせた。

 モモンガにとってのパンドラズ・アクターのように、メリエルにも黒歴史は存在する。

 しかも、複数。

 

 今の今まで、メリエルは気づいていない振りをしていた。

 

 

 

 おまけに、それらはギルドのNPCではなく、メリエル個人が所有する、課金ガチャで手に入れたお供のNPCである。

 レベル上限はデフォルトでは低いが、ガチャで入手できるレベル上限解放アイテムを使用することで、プレイヤーと同じく100レベルまで育成することができ、同じく職業・種族制限撤廃アイテムなどの様々な制限撤廃アイテムを使うことで、ほぼプレイヤーと同じようなキャラを作ることができる。

 

 無論、ゲーム上ではAIなので、プレイヤーのように迅速な対応ができるわけではないが、それでも壁役として使うなら最高の存在であった。

 とはいえ、100レベルまで育てた上で、種族や職業、装備などのガチ構成をNPCでするよりも、その分の時間と費用を自キャラにつっこんだ方が強くなれる為、よっぽどの変人くらいしか100レベルまでNPCを育成するような輩はいない。

 

 しかし、残念なことにメリエルは変人であり、なおかつ、変態の部類であった。

 彼女はこう考えたのだ、ホムンクルスのレッドコートは作成コストとしては極めて安く、言ってしまえばかなりの手抜きで作っている。

 各種天使はモモンガのアンデッド作成スキルと同じで、メリエルの種族としてのスキルの一つによる作成であり、手を加える余地がほとんどない。

 

 故に、100レベルNPCの軍団を編成し、ユグドラシルのどのような勢力をも、真っ向から粉砕できるようにしよう、と。

 早い段階からメリエルはそう考えていた。

 

 

 とはいえ、実際にはワールドチャンピオンとの連合軍による戦い以後に、NPC軍団の作成に本格的に取り掛かった為、数人しか完成できず、ユグドラシル時代は結局お披露目する機会がなく終わってしまった。

 

 

『いやー、昔、メリエルさんに喜々としてあんな設定を聞かされた身としては、封印している彼女らがどう反応するか、すごく楽しみです』

 

 ニヤニヤとしたモモンガの骸骨顔がメリエルの頭に浮かんでくる。

 

『ふ、封印じゃないし、私の神殿兼工房を守ってるだけだし……』

『早めに顔出しておいた方が、ダメージは少ないですよ……私も先日、こっそりとパンドラズ・アクターに会いに行きましてね……』

 

 疲れた声になるモモンガに、メリエルはその心情を察した。

 

『こ、今度行ってくる……深夜に猥談しながら、作るんじゃなかったわ……』

 

 ペロロンチーノと常人では到底辿り着けない深淵なる猥談の結果、生まれたのがメリエルのお供NPC達だった。

 常識を持っている人間がドン引きする程度にはヤバイ設定が盛り込まれている。

 

『神殿って、確か、メリエルさんの部屋から行くんでしたっけ?』

『そ、そうよ。ええ、じゃあ、近日中にナザリックで……たぶん数日は出てこれないと思うから』

 

 そう言って、メリエルはメッセージを終えた。

 ぐったりと、ソファに倒れこむ。

 

「……崇拝、狂信、盲信……ああ、こんなの、盛り込むんじゃなかった」

 

 それらの文言を設定に盛り込んでいない、守護者や戦闘メイド達ですらあんなにまで凄まじい忠誠度なのだ。

 その単語を3つ全て盛り込んだ、メリエルのNPCはどんなことになっているか、彼女は想像したくなかった。

 

 当然に、彼女らの容姿はメリエルが作ったことからメリエル好みだ。

 しかし、それでもさすがにちょっと遠慮したかった。

 

 デミウルゴスやアルベドに相談しようか、とメリエルは即座に思い浮かんだものの、忠誠とかそういうことに関しては頼りになりそうにない。

 

 

 

 

「しっつれいしまーす。メリエル様ー、入りまーす」

 

 ちょうどいいところに、クレマンティーヌがやってきた。

 

「メリエル様、周辺に怪しい奴はいませーん」

「あ、うん、そう。ご苦労様」

 

 クレマンティーヌは首を傾げる。

 それなりに長い時間を過ごした彼女からすると、あのメリエルがこんな生返事をするなんぞ、初めて見る光景だ。

 

「何かあったの?」

 

 そう問いながら、クレマンティーヌはさり気なく、メリエルの隣に座って体をメリエルへと預ける。

 メリエルはそれを受け入れつつ、クレマンティーヌの金色の髪を触る。

 

「ちょっと私が作った人間とかそういうのの話なんだけど」

「……は?」

 

 クレマンティーヌは耳を疑った。

 

 人間を作った――?

 

「実はね、ちょっと設定間違えて、ナザリックの守護者よりもヤバイ忠誠心を示しそうなんだけど、どうすればいいかな?」

 

 クレマンティーヌは「うげっ」と思わず声が出た。

 彼女の目から見ても、ナザリックの面々の忠誠心はヤバイ。

 しかし、それよりもヤバイ忠誠心となるともはや想像もつかない。

 

「……メリエル様なら、いつも通りでいいんじゃないかな? 力で何とかすれば」

「まあ、そうねぇ……それしかないわよね」

 

 おそらくは極端に嫌われることを怖がる筈。

 ならばこそ、堂々とした態度でいけばたぶんきっと大丈夫。

 

 メリエルはそう考えた。

 

「ところで最近、随分とヒルマにご執心ね」

 

 じーっとクレマンティーヌはメリエルの瞳を覗き込む。

 ナザリックの面々が見ればなんと不敬(=羨ましい)なことを、と建前と本音を綺麗に使い分けて言うコト間違いない。

 

「やっぱり娼婦がいいの? あっちのテクニックとか」

「そりゃそうでしょうね。経験値が違うもの」

「あら、私はもう用済み?」

 

 悪戯っぽく笑うクレマンティーヌに、メリエルは軽く溜息を吐いてみせる。

 

「思ってもいないことを言う必要はないわ。そうね、彼女は言ってみれば、清涼剤みたいなものよ。戦闘に荒んだ私の心を慰めてくれる……」

「うっわ、嘘くさ。んで、正直なところは?」

「ああいう、忠誠とかそういうこと関係ないと気楽でいい」

 

 ああ、とクレマンティーヌは納得する。

 同時に、もう一つあることにも気がつく。

 

「ヒルマはメリエル様が一番強いってこと、知らないのよね」

「そういえばそうね」

「だから、あの女は本当にそういうこと抜きでメリエル様についてるのよね」

「まあ、黄金は見せたけど、我が物にしようって策謀してないから、どうも本当みたい」

 

 女たらし、とクレマンティーヌは言い、メリエルの頬に口付ける。

 

「女たらし、といえば番外席次だけど」

「いやそれがどう繋がっているのよ……それで、番外席次がどうかしたの?」

 

 メリエルは問いに、にこやかな笑みを浮かべて告げる。

 

「もし、彼女が私に傷を負わせることができたなら、私は全力でもって戦おうと思う」

「は?」

 

 クレマンティーヌは耳を疑った。

 全力ってこの前世界ぶった切ったじゃないのよ、アレじゃないの、と。

 

「この前のアレは確かに放てる一撃としては最大のものよ。でも、正直溜めは長いし、魔法とかとの兼ね合いから1日1発撃つのがやっと。威力と射程範囲だけはデカイ、それだけのものよ」

「言ってることはおかしくないけど、基準がおかしいからね? なんで1日1発世界吹っ飛ばせる技が撃てるのよ?」

「いや、元々は私が回避も防御もできない技なり魔法なりが欲しいって思ったことから始まったのよ。それに、実態は限界まで強化系魔法とスキルを自分に重ねがけして、ステータスを極限まで高めたうえで、斬撃飛ばすだけのものなんだけど」

 

 クレマンティーヌはそれを聞いてげんなりとした。

 言ってることはおかしいわけではないのだ。メリエルは。

 

「じゃあ、メリエル様の全力戦闘って何なのよ?」

「単体でのものなら、限界まで能力を強化した上で、剣と魔法とアイテムをフルに駆使して戦うわ」

 

 クレマンティーヌは困惑した。

 戦士として、メリエルの言うことはまったくの王道だ。

 これ以上ないほどに単純明快であり、基本的な戦い方と言っても過言ではない。

 

 しかし、メリエルの力を知っているクレマンティーヌとしては、王道であるが故に、最強の戦闘方法だと確信する。

 

「軍勢も使っていいっていうなら、空を覆い尽くす天使の軍団と大地を埋め尽くすホムンクルスの軍団を相手に突撃させて、消耗した後に私が全力で戦う」

「……勝てる奴いるのそれ?」

「実は1回だけ引き分けてる。六大神クラスの奴が数百人と六大神よりも強い9人の戦士と同時に戦って」

「えぇ……」

 

 クレマンティーヌはドン引きだった。

 ドン引きされるとは思ってもいなかったメリエルはぷくーっと頬を膨らませる。

 

 そんな顔をするメリエルにクレマンティーヌは可愛いなぁ、と素直に思う。

 

「まあ、あのときとは条件も違うから、今やれば勝てる。そういえばクレマンティーヌ。あなたは物質最強化《マキシマイズマテリアル》という魔法を知っているかしら?」

 

 聞いたこともない魔法にクレマンティーヌは首を傾げる。

 

「これは簡単に言えば、エンチャント系強化魔法で、武器や防具の一時的な強化なの。全く斬れないなまくらの剣でも1回だけなら鉄をも切り裂くような名剣になるわ。2回目には元々のなまくらの剣に戻るんだけども」

「そんな便利な魔法があるんだ」

 

 へー、と素直に感心するクレマンティーヌにメリエルはわくわくとした顔で告げる。

 

「同じことは矢でもできるのよ。例えば、鉄の鏃にこれを使えばオリハルコンの鎧を貫通できるようになったりとかね。それに、矢は基本使い捨て。1本1本にコレを使えば……どうなるかしらね」

 

 クレマンティーヌはその意味を理解し、深く溜息を吐く。

 大方予想がついたのだ。

 

「ホムンクルスの軍勢はその魔法を掛けた武器を持っているのね。どんな相手でも当たれば即死と」

「そういうこと。私の軍勢が使っているのはオリハルコンとアダマンタイトの合金よ。これに物質最強化《マキシマイズマテリアル》を使っているから、六大神の防具でも貫けるわよ」

 

 まあ、問題もあるんだけどね、とメリエルは心の中で続けた。

 

 メリエルの軍勢であるレッドコート。

 その主武装はアップデート『ヴァルキュリアの失墜』により実装された銃剣付きマスケット銃であり、物質最強化《マキシマイズマテリアル》が付与されているのは銃剣と弾丸だ。

 問題点は、どちらも万単位で用意しなければならず、作成の手間が非常に掛かることと、いくら威力が上がっているとはいえ、第10位階クラスの防御魔法や防御スキルの重ねがけを貫ける程ではない。

 

 

 格下相手には無双できるが、同等レベルのプレイヤーには基本通じない。

 

 連合軍との戦いでこそ、これまでにコツコツと作り貯めたオリハルコン・アダマンタイト合金の弾丸――全てに物質最強化《マキシマイズマテリアル》が付与されたもの――が使用されたが、それ以外ではコストを抑える為に手頃に作成できる鉛の弾丸を物質最強化《マキシマイズマテリアル》を付与せずに使われていた。

 

 このように、総合的に考えれば費用対効果が悪いのに、メリエルが拘ったのはひとえに浪漫である。

 死獣天朱雀がこの部分に関してはもっとも深く共感し、彼はよくもこんなものを現代に蘇らせたと言ったのだ。

 

「……何でもできるのね、本当に」

 

 クレマンティーヌは呆れ顔だった。

 もはやここまでくると呆れるしかないのかもしれない。

 

「まあ、それはさておき、怪しいやつがいないって話だけど、王国なり何なりが接触してくるかなって思ったのに、ちょっと意外」

「あ、ようやくそこに戻るのね」

 

 クレマンティーヌは疲れた顔で、そう言ったのだった。

 


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