器物転生ときどき憑依【チラシの裏】   作:器物転生

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→日没の殺人鬼 3-a

それは月明かりの下だった。

ラインハルトの下を離れて死ぬと別の場所にいて、

助けてくれた少女を追って貧民街へ踏み込み、

強盗らしい黒衣の女に襲われ、

ーーナツキ・スバルは首を裂かれて死んだ。

 

首筋に指を這わせる。

異常は感じ取れず、肌は滑らかだ。

ただ指を冷たく感じる程度に過ぎない。

それでも顎の辺りまで、痛みは這い上がっている。

そんな有り得ないはずの残響は、やがて過ぎ去った。

 

「どうしたよ、兄ちゃん。急に呆けた顔して」

 

またスバルは死んで、ここへやってきた。

白い刀傷の目立つ店主と、赤く熟した果実の屋台だ。

ラインハルトの下を離れて死んだ時も、この場所だった。

この現象を「予知」または「ループ」あるいは「リスポーン」と考えた事もある

しかし、答えを出すために必要な材料は、まだ足りない。

 

「おっちゃん、今日って何年何月何日か知ってる」

「タンムズの月、十四日だろ。もう暦の上じゃ今年も半分だよな」

 

その日付は何度も思い返した事があった。

この異世界に来て、ラインハルトの世話になった日だ。

異世界へ来た日に、時間が巻き戻っているに違いない。

少なくとも時間の継続している「リスポーン」ではなかった。

初期装備はジャージ、スニーカー、ケータイ、ラーメン、スナック菓子、財布だ。

 

「"根こそぎ"、一時間前まで俺は何をしてた」

 

『記録ヲ 読ミ上ゲマス。

 十分前、果物屋ト 会話シテ イマス。

 二十分前、敵ノ 干渉ヲ 受ケテ イマス。

 三十分前、コンビニエンス屋ヲ 出テ イマス。

 四十分前、コンビニエンス屋二 入ッテ イマス。

 五十分前、ナツキ家ヲ 出テ イマス。

 六十分前、ひげヲ 剃ッテ イマス』

 

「コンビニエンス屋って、きょうび聞かねぇな」

 

正確な時計機能は無いので粗末なものだ。

一時間前と言っても、ずいぶんと昔の事になる。

ヒゲに触れてみれば、妖刀の記録は正しいと分かった。

スバルの鋭い感覚は、ヒゲの長さから経過した時間を推測する。

ついでに言えば時間の巻き戻しを、妖刀は認識していないと分かった。

 

タンムズの月、十四日。

それはスバルの起点となる時間を指し示す。

ラインハルトの下で常識を学んだスバルは、現在の日付を理解できた、

もしも理解していなければ、今いる時間すら確定できなかったに違いない。

時の迷宮の中で、繰り返している事にすら思い至らなかったかも知れない。

 

「いやいや、さすがに三回目となれば気付かないはずがねぇよ」

 

タンムズの月、十四日。

その起点から「一回目」と「二回目」のルートを構築する。

「一回目」は妖刀を抜いた結果、ラインハルトと出会った。

「二回目」は抜かなかった結果、精霊術師の少女に救われた。

ちなみに、どちらを選んでも【Bad End】だった。

 

第三の選択肢として、回避あるいは逃走を上げる。

裏路地は狭い上に、チンピラは三人で壁を作っていた。

逃げられないとすれば、そもそも裏路地に入らなければ良い。

そのまま異世界で生きるために、就職先を探すべきだ。

しかし、そこでラインハルトの下で散々な結果だった事を思い出す。

 

スバルは自信がない。

数々の失敗はスバルの気力を削いでいた。

異世界へ来る前よりも、その状態は悪化している。

もはや就職はスバルにとってムリゲーだ。

だから就職について考えると、スバルの思考は強制停止する。

 

「それに放っておけば、あの精霊術師の子は死んじゃうだろーし」

 

現実逃避だ。

このようにスバルは違うことを考え始めた。

すでにスバルは死んで、少女と関係はない。

この「三回目」の少女は、まだスバルを助けていない。

少女に恩を返す理由は、スバルに無かった。

 

「よし、良いこと考えた。あの貴族っぽい女の子に恩を売って雇ってもらおう」

 

仕事も見つけて、精霊術師の少女も助ける。

つまり少女から盗まれた物を取り戻す。

それこそ最善の方法であるようにスバルは錯覚した。

そもそも精霊術師の少女は貴族じゃないとか。

スバルを雇って貰えるか分からないとか。

そういう都合の悪い事は忘れ去られた。

 

まずは一回戦だ。

上手く行けば、これで完了する。

スバルは素晴らしい思い付きに支配されていた。

恐れる事なく裏路地へ入って、チンピラのイベントを起こす。

狭い裏路地から出ようとすれば、チンピラ三人組に出口を塞がれた。

 

「よお、兄ちゃん。少し俺らと遊んで行こうや」

「分かった。抵抗しない。持ち物は全部置いてく」

 

コンビニのビニール袋を置いて、スバルは両手を上げた。

前回は反抗したために痛め付けられたので、今回は抵抗しない。

そのまま妖刀を抜かなければ、盗人と少女は現れるはずだ。

そこで盗人を捕まえれば話は早く、貧民街へ行く必要もない。

しかし、その裏路地に乱入する者はいなかった。

 

「……あれーぇ」

 

チンピラは去り、スバルは独りになった。

コンビニのビニール袋や、ケータイも持ち去られている。

調子に乗ったチンピラは、ジャージやスニーカーまで剥ぎ取った。

今のスバルは下着しか装備していない。

スバルを助ける者は誰もいなかった。

 

「イベントの発生はランダムなのか」

 

スバルは考える。

考える事で失敗から意識を逸らした。

なにが起こったのか、スバルは分からない。

それはスバルにとって難解な謎だった。

どうして盗人と少女は乱入しなかったのか。

 

答えを言えば、

スバルが人目のない場所へ入るまでチンピラは待っていた。

だからチンピラは裏路地へ入れば現れる。

しかし、盗人と少女はスバルを追っている訳ではない。

すでに別の裏路地で、スバルの知らぬ間にイベントは発生している事だろう。

イベントはランダム【偶然】ではなく、タイムライン【必然】だ。

 

「どうする……どうすればいい」

 

スバルは焦る。裏路地で下着姿だ。

このまま大通りへ戻れば変質者に違いない。

「衛兵さーん!」と叫ばれて、詰め所へ連行されるに違いない。

盗品蔵の事情を話しても、衛兵の理解は得られない事だろう。

スバルの認識している狭い世界の中で、頼れる相手は一人しかいなかった。

 

しかし、スバルとしては頼りたくない。

嫌っている訳ではないけれど、苦手だ。

良い奴に違いない。

でも結婚すると聞いて、辛いほど遠く感じた。

あの剣のような人間は独身であると勝手に思っていた。

 

「ーー抜刀召喚」

『ソノヨウナ 機能ハ 備ワッテ オリマセン』

 

スバルは内側から妖刀を抜き出す。

外側へ露出すると同時にエナジードレインは始まった。

この異常を察知すればラインハルトは、王都の端でも飛んでくる。

もっとも通常のエナジードレインは、王都の端に届くほど強くはない。

もしもラインハルトが大きく移動していれば、通行人の体調を崩して終わっていた。

「1回目」のラインハルトから受けた忠告を、勝手な理由でスバルは破る。

 

「ーー少し話を聞かせては貰えないだろうか」

 

ラインハルトは裏路地に声を響かせた。

赤い髪と空色の瞳を持ち、腰に騎士剣を下げている。

警戒の色は濃く、下着姿のスバルを見つめていた。

この時のラインハルトは、精霊の求めに応じて駆けつけた。

前回と違って出したままの、無駄に長い妖刀を怪しんでいる。

早い内に、スバルは妖刀を納めた。

 

ーー頼む、ラインハルト。助けてくれ。

 

スバルは、そう言うはずだった。

盗品蔵へラインハルトを連れて行けば解決も同然だ、

強盗らしき殺人鬼も、追い払ってくれる。

精霊術師の少女も盗られた物を取り戻せる。

ただしスバルは背景の人物となって、主人公を道案内する

そんな役割のはずだった。

 

「ひさしぶりだな、ラインハルト」

 

スバルは、そう言ってしまった。

面識のない他人のように振る舞えなかった。

超越した存在であるラインハルトならば覚えているかも知れない。

その期待は時を繰り返すスバルの、孤独による寂しさから来るものだ。

時間を共有できる相手を、スバルは欲していた。

 

「すまない。君は僕を知っているのだろうか」

 

『剣聖』ラインハルトすら法則に逆らえない。

それを分かっていた事であると、スバルは言い聞かせる。

「一回目」のラインハルトと過ごした日々は無駄になった。

また初めから関係を積み直さなければ成らない。

しかし、一度ならば兎も角、二度も三度も続けば嫌になる。

 

「おまえを知らない奴なんて、この国には居ねぇだろ」

「過分な評価だよ。まだまだ、この身では至らない事ばかりだ」

 

「そうでもねぇよ。お前が居れば、事件は解決したようなもんだ」

「なるほど。さきほどの現象は、僕を誘い出すためだったのだね」

 

ラインハルトは厳しい目をスバルに向ける。

エナジードレインは、空中のマナ不足で人を窒息させる恐れを有する。

致命的な結果となる前に止めれば良いという物ではない。

それに「一回目」と違ってエナジードレインを危険性を、スバルは認識していた。

意図して行ったスバルは、言い訳の余地もなく有罪だ。

 

「治安維持を担う者の一人としては感心できない方法だ」

「持ち物から服まで盗られたってのに無茶いうなよ。この格好で歩けって言うのか」

 

「被害者だからと言って、無関係な者を巻き込んで良い理由にはならないよ」

 

不穏な成り行きだ。

ラインハルトに「一回目」の記憶があれば話は早かった。

思った通りに事は進まず、下着姿のスバルは苛立つ。

このチンピラに剥かれた下着姿も、スバルの予想と異なった結果だ。

何が悪かったのかと言えば、スバルの考えは浅かった。

 

「ともかく、その姿では難だろう。詰め所まで来るといい」

 

ラインハルトは上着を脱いで、下着姿のスバルにかける。

どうするべきか、スバルは迷った。

事件の起こる盗品蔵へ、ラインハルトを連れて行きたい。

しかし無理を言っても、話は悪化する事だろう。

精霊術師の少女が盗品蔵へ至るまで、まだ時間は十分にあった。

 

「分かった。そこで事情を説明する」

 

そんな訳でスバルは、衛兵の詰め所へ連れて行かれた。

ラインハルトは王の近衛騎士なので、衛兵の詰め所を借りる形だ。

ラインハルトの頼みを断る者は居らず、そこでスバルの取り調べが行われる。

取り調べと言うか、まずは説教だった。

スバルの壊れやすいガラスハートは、容赦なく粉砕される。

 

「僕の話は終わったから、次は君の話を聞こう」

「その言葉を平然と言える、おまえにビックリだよ」

 

さて、どこから説明したものか。

異世界より来た事から説明するべきか否か。

時を繰り返している事から説明するべきか否か。

順番に説明するのではなく、まずは目的から話すべきだろう。

ここで妖刀を抜いた言い訳に時間を使えば、もはや話を聞いてはくれない。

 

「日没の頃、貧民街の盗品蔵に強盗が現れる。

 そこへ盗まれた物を取り返しに来た女の子が、殺されるかも知れない。

 だから盗品蔵まで一緒に来てほしい」

 

まだ起こっていない犯罪だ。

おまけに起こるという証拠もない。

実際、今回は何も起こらない可能性だってある。

チンピラのイベントに、盗人と精霊術師の乱入は起きなかった。

スバルも自信はなく、不安な気持ちになる。

 

「分かった。行こう」

 

ラインハルトは信じた。

悩む様子もなく、スバルの言葉を信じる。

街中で妖刀を抜いたスバルは、控え目に言ってもアホだ。

そのまま衛兵に引き渡され、刑罰を受けても不思議ではない。

そんな如何しようもないスバルを、ラインハルトは助ける。

 

「俺が言うのも難だけど、逃げるためのウソとか思わないのかよ」

「安心していいよ。そうなったら必ず、君を見つけてあげよう」

 

何の気負いもなく、ラインハルトは余裕の態度だ。

たしかにスバルも、ラインハルトから逃げ切れるとは思えない。

もしも盗品蔵で何も起こらなかった時は、どうしたものか。

スバルは地面に平伏して謝らなければならない必要を感じる。

今の時間が無駄にならない事をスバルは祈った。

 

 

 

ラインハルトは王に仕える近衛騎士だ。

もっとも、その王族が絶えている事をスバルは知っている。

単なる衛兵よりも遥かに、近衛騎士の格は高い。

なぜ、そんな人物が街中にいたのかと言うと、今日は休日だった。

騎士剣を腰に下げているけれど、鎧の類いは着けていない。

 

スバルは服を借りている。

黒髪さえ無ければ、人の群れに紛れ込めるように思えた。

このサイズの合っていない大きな服は、詰め所で渡された物だ。

貰った訳ではないので、ちゃんと返さなければならない。

ラインハルトの協力がなければ、下着姿で放り出されていた事だろう。

 

貧民街は無秩序な建築で複雑になっていた。

前回は、盗品蔵へ行った覚えのあるスバルも迷う。

しかしラインハルトの先導で、何の障害もなく辿り着いた。

詰め所で時間を取られたけれど、日没まで十分に時間は残っている。

とは言っても、すでにナイフの女が侵入している恐れもあった。

 

「ノックして、もしもーし」

 

木扉から返事はなく、鍵も掛かっている。

精霊術師と共に来た日没の時ならば、鍵は外れていた。

早く来たために留守なのか。ナイフの女は鍵を外して入ったのか。

鍵について、事前に思い至らなかったスバルは焦る。

このままでは盗品蔵の前で足止めだ。

 

「中に人の気配がある。居留守を使っているようだね」

 

気配を常識のようにラインハルトは語る。

もちろんスバルは何も感じ取れなかった。

しかしラインハルトが言うのならば、そうなのだろう。

今日が初対面ならば兎も角、「一回目」のラインハルトを知っている。

長い間、同じ屋敷で暮らしていたのだから、スバルは一方的に信用していた。

 

盗品蔵に鍵は掛かっている。

だからと言って壊すことは許されない。

盗品蔵である事は確定していないからだ。

スバルの言葉を過信して押し入るという事もない。

そもそもの問題はスバルの言った「盗品蔵に現れる強盗」だ。

 

「失礼、ここが狙われているという情報を得た者だ。話を聞いては貰えないだろうか」

 

「話を聞く」という強い表現を、ラインハルトは避けた。

その言葉と共に意識して、軽い威圧感を発する。

するとドタドタと慌てる物音が、盗品蔵から聞こえた。

何者かによって木扉は開かれ、スバルは身構える。

しかし黒衣の女ではなく、ラインハルトよりも大きな巨体の老人だった。

 

「燃える赤髪に空色の瞳……鞘に龍爪の刻まれた騎士剣……まさか『剣聖』じゃと」

 

手に持っていた棍棒を老人は取り落とす。

恐ろしい物を見て、その精神は一瞬で燃え尽きたようだ。

老人の頭の中で、人生終了のお知らせが鳴り響いていた、

しかし、スバルの後方を見ると、その驚きで上書きされた。

後方を振り返って見れば、汚れた少女が駆け寄って来ている。

 

「ロム爺ィーー」

「ーーなんじゃ、おまえか。悪いが、今日は"貸し切り"じゃ。

 この御方を歓迎せねばならんのでな。おまえに構っている暇などないわ」

 

汚れた少女は足を止めた。

ラインハルトを見て、老人を見て、スバルを見る。

落ち着かない様子で口を開いたものの、そのまま向きを反転させた。

そこでスバルの視線は"見覚えのない少女の顔"から、

"痛んで破れたズボンの片足から露出された生足"へ移った。

 

「ちょっと待った。えーと、あれ、なんだっけか……」

 

スバルの言葉は無視される。

汚れた少女は背中を向けたまま、立ち去ろうとしている。

しかし、顔を隠しても意味はなかった。

チンピラによって袋叩きにされたスバルは、盗人の顔を見ていない。

見えたのは痛んで破れたズボンと、少女の生足に過ぎなかった。

 

スバルの悩みは、汚れた少女の顔ではない。

精霊術師の少女が探していた物の名前だ。

それを、いつ聞いたのか思い出す。

繰り返しでゴチャゴチャになった記憶から引っ張り出した。

それはチンピラの暴力から助けられて、気絶する前と後で二度も聞いた。

 

『あなた、私の盗まれた徽章(きしょう)にーー』

 

「ーー徽章だ」

 

汚れた少女は石畳を蹴る。

風に乗ったような速さで走り出した。

スバルは追いかけるものの、とても追い付けない。

それをラインハルトは見逃し、追いかける事はなかった。

まだ盗品蔵と確定していない以上、少女は老人の知人に過ぎない。

 

「"盗まれた物を取り返しに来た女の子が、殺されるかも知れない"って言ったろ。

 その女の子から盗んだ奴がアレだよッ」

「それは僕が引き受けた件と違って、彼女の名誉にかかわる。

 その罪を君は、どうやって証明するつもりなんだい」

 

「だから徽章だよッ……"徽章"って何だっけ……」

「家紋などの刻まれた物で、身分を示す物だね」

 

「その徽章を、あいつが持ってるはずだ」

「それは何のような形なのかな」

 

「分からねぇッ」

 

そこまで詳しくは聞いていなかった。

スバルの協力は断られ、精霊術師の少女は立ち去った。

スバルの想像は、名札のような物を思い浮かべる。

思い返してみれば名前すら聞いていない。

精霊術師の少女は今頃、貧民街を探し回っている頃だろう。

 

「あの子は他人の物を盗むような子ではない。その小僧の勘違いじゃろう。

 さぁ、いつまでも『剣聖』殿を野外に立たせて置くのは悪い。中に入っとくれ」

 

巨体の老人は、木扉の奥へ誘う。

この場で優先するべき事は何なのか。

スバルの頼みを聞いたから、ここにラインハルトは在る。

スバルの求める事は、ナイフの女から精霊術師の少女を救う事か。

それとも徽章を取り戻して、精霊術師の少女に感謝される事か。

 

「分かった。今は、命の方が大切だな」

 

徽章の価値をスバルは知らない。

それを命よりも大切な物と思えなかった。

ラインハルトを説得できないのならば、汚れた少女は捕まらない。

汚れた少女は小さな自宅にも戻らず、騎士から身を隠す。

その時まで、老人の吐いたウソは暴かれなかった。




※「徽章」に関するスバルくんのの無知は捏造設定です。
 星座について詳しい件は兎も角、「徽章」の意味をスバルくんは知らないイメージ

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