翠色の炎色反応   作:水風浪漫

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何が起こったのか、文字数が増えました。
今回は説明回を兼ねています。
いつもこれくらい筆が進んだら言うこと無しなんですけどね。



05/転機、平穏の終わり

 

 生まれついた時から人生は困難と試練に満ちていた。

 

 

 ―――この大馬鹿者!

 

 

 怒鳴る親父の言葉に耳を貸さず、部屋に閉じこもって袋一つの旅支度を整えた。

 

 小さな少年の夢を抱えて故郷を飛び出したあの日。

 最後の意趣返しに親父が大切にしていた刀剣を盗み出して、ありがちだけどギターケースに隠して電車に飛び乗った。

 

 手元にあるのは僅かな路銀と首都までの片道切符だけ。明日の我が身も分からない。

 

 発車すると次第に遠ざかっていく故郷の町並み。

 

 お袋は物心つく前に死んだ。ただ一人の妹には手紙を残してきた。親父とは今日限りで縁を切った。

 後悔はなかった。だけど故郷の光が点ほどに小さくなっていく内に、腹の奥底から言い様のない不安がせり上がってきて、じわりと目が滲んだ。

 

 後悔は無かったが、未練は捨てきれていなかった。

 

 これ以上見ていたら、駄目になる。そう言い聞かせて頭を振り、際限なく湧き出てくる淋しさに蓋をする。

 

 

 気を紛らわそうと旅支度の詰まった袋を開くと、数着の着替えとお袋の形見のロケット、それと斑模様のガマ口財布しか入っていない筈のそこに入れた覚えの無い茶封筒を見つけた。

 

 どこでも見かける質素で簡素な封筒は丁寧に糊付けされていて、『天宮』の封字まで施されていた。

 朱墨で書かれた達筆な文字は、しかし端が擦れて少し滲んでいた。

 

 ナイフで上辺を切り開いてひっくり返すと、藍紐で纏められた一万円札と丁寧に折り畳まれた紙が一枚落ちてきた。

 皺だらけの札もピン札も構わず一緒くたにされているそれは、向こう半年は生きていける大金だ。

 紙の方は、どうやら手紙の様だった。

 この時点で何となく差出人の当たりはついていて、息を呑んで慎重に開いたのが妙に記憶に残っている。

 

 案の定、差出人は親父だった。

 

 

 ―――――勇往邁進 勇者不懼

 

 ―――――剣を託す 畏れるなかれ

 

 

 今にも透けてしまいそうな薄い墨で、しかし籠められた覇気がその短い(ふみ)から伝わってきた。

 

 親父の言葉を理解した瞬間、カッと目の奥が熱くなって堪えようのない涙が溢れた。

 一寸先すら闇に包まれた未来に判然として進むべき道が示された様な気がした。

 

 未練は残っていた。だが、断ち切る(つるぎ)を手に入れた。

 

 ……往けるところまで往ってやる。それまで、もう此処には帰ってこない。

 

 この先には無限の可能性が自分を待っているのだ。

 

 遠くに見える見知らぬ街の光が、自分を出迎えているようだった。

 

 

 

 

 05/転機、平穏の終わり

 

 

 

 

 ブリッツボール。

 

 ワッカやチャップ等、ビサイド・オーラカの面々が日々練習に励んでいる球技はスピラにおいて大人気のスポーツらしい。

 

 「スフィアプール」と呼ばれる空中に浮かぶ球状のプールの中で行われる球技であり、専用の「ブリッツボール」でゴールを決める度に1点がゴール決めたチームに加算され、試合時間内での両チームの得点を競うサッカーと水球を足したような競技だ。

 各チーム最大で8人までメンバーを登録して、その内試合に出場する6人の各選手はフォワード(FW)、ミッドフィルダー(MF)、ディフェンダー(DF)、キーパー (KP)のいずれかのポジションでプレイする。

 

 ここで重要なのは、水中競技であるブリッツにはサッカーとは違ってハンドという概念がないことだ。選手たちはボールを持って泳いでドリブルし、ボールを奪う際はタックルを仕掛ける。

 タックルが強いチームはボールの支配率が高くなり、それだけチャンスも増える。それ故、強い選手は総じて強固な体幹とそれに見合うタフネスを備えている、と。

 

「ふむ……」

 

 ビサイドに来て3週間が経とうとしていたある日の日中。

 俺は広場の一角、長い年月を掛けて潮風に削られた岩に腰掛けて読書に耽っていた。

 一枚の紙を片手に膝の上に載せた本―――チャップに勧められたブリッツボールのルールブックを読み進めていた。

 

 

 ……ブリッツボール。これを読む限りとても面白そうな競技なのだが、少し待ってほしい。

 

 さも当然のことの様に流してしまったが試合場の説明にあるコレ、空中に浮かぶ球状のプールって何だよ!

 読んだ感じ機械を使って何もない空間で水を球状に固定しているらしいのだが、スピラって機械禁止されてるんじゃなかったか?

 それに空中で水を制御とか、向こうの世界の科学技術を明らかに凌駕しているのだがそれは一体どういうことなんだ……。

 

 それともう一つぶっ飛んでいるのはブリッツボールの競技そのものだ。

 水中競技なのは分かるんだが、どうやら試合時間中選手たちは常に息を止めているらしい。それも酸素ボンベと言った補助器具無しで。

 前半後半の間のロスタイムには息継ぎが出来るようだが、それでも十数分間も息を止めて、尚かつタックルやシュートなど激しい運動をし続けるとか常軌を逸しているとしか思えない。超一流になると水中で昼寝をしても全く苦しくないとか、本当に同じ人間なのだろうか?

 

 となるとだ。必然的にビサイド・オーラカの面々もこのルールブックに書かれていることが出来るということになり……。

 

 

「……世界は広い」

 

 

 そう言うことにしよう。世界が違うんだ、人間だって違うさ。考え始めたらドツボに嵌まってしまう気がする。

 勧めてくれたチャップには悪いが、俺にブリッツボールは無理だ。出来る気がしない。海で泳ぐビサイド・オーラカのメンバーあんまりにも気持ち良さそうなんで興味が湧いたのだが、ここはルールを理解するに留めておくことにしよう。

 

 本を閉じて、左手に持っていた紙を改めて広げる。

 

 向こうの世界で使っていた紙と変わらない品質のそれには、A〜Zまでのアルファベットの大文字と小文字が等間隔に書かれ、その下に連なるように丸みを帯びた見慣れない記号が書かれている。

 大文字と小文字の下にそれそれ26個ずつ。ルールーの手を借りて写し取ったそれはスピラの公用文字だ。

 

 有り余る時間にふと思い立って勉強しようと思ったスピラ語は、実に不思議なことに向こうの公用語と非常によく似た……否、それどころか文字が僅かに違うだけで全くの同一言語だった。

 

 アルファベットが少し水に滲んだ様な形をしたスピラ文字は、集中すれば簡単に対応するアルファベットが連想出来るほどで、単語の綴りや文法と言ったものまで向こうの言葉と同一だった。

 元の世界の基本公用語が英語になって数十年。向こうじゃ書類仕事以外でほぼ使わなかったがここに来て役に立つとは、人生いつ何が役に立つのか分からないものである。

 

 

「これがSで、これがT。……UとVが見分け辛いなぁ」

 

 一文字ずつ指差しながら照らし合わせていると、突然手元の紙に影が落ちた。

 顔を上げるとそこには何やら得意げな顔をしたチャップがこちらを見下ろしていた。

 

「よっ! こんな所で何してんだ?」

「チャップか……丁度良い所に来た。昨日借りたこれ返す。読んでハッキリと解った、俺にはブリッツは無理だ」

「え、そうか……新メンバー加入かとちょっと期待してたんだけどなぁ」

「悪いな。ブリッツは俺なんかが手を出せる領域のスポーツじゃあなかった……」

「いや、いいよ。気にすんな。人には向き不向きってのがあるからな」

 

 ビサイド・オーラカは総勢7人のチームだ。あと一人でメンバー上限に達するので、いざという時の補欠メンバーがあと一人欲しいところなのだろう。

 今から初めてブリッツが出来るだけの肺活量を得るのが何時になるか分からないが、一年やそこらじゃあ無理だろうから入っても即戦力ともならない。

 それよか現地人で見繕った方が良いと思うのだが、残念ながら現在ビサイドにはブリッツをやる熱意のある若者は居ないのだとか。熱くブリッツの魅力を語りながらチャップがため息混じりに教えてくれた。

 

「んで、何だこれ?」

 

 ひょいとスピラ語対応表を覗き込んで、チャップは怪訝な顔をした。

 まあ、向こうからしたらアルファベットが謎言語なのだから仕方がない。

 

「俺の居た世界の文字とスピラ文字の対応表だ。不思議なことに字の形が似てるし、文法なんかも同じだったんだ」

「へぇ〜……って、それおかしくないか? そっちとスピラって全然違う世界なんだろ? 何で言語が同じなんだよ」

「さぁ?」

「さぁ、って……テキトーだなぁ」

 

 呆れたような視線を送ってくるが、俺にもさっぱりなのだから仕様がないじゃないか。俺の方が戸惑ってるわ。

 

 どうやら、何らかの補正力によって俺にはスピラ言語が日本語に聞こえるのだ。同様にこちらの言葉も相手にはスピラ言語として伝わっている。口の動きと聞こえる言葉が一致しないのはちょっとした違和感だが、話せないよりは遥かにマシなので気にしないことにしている。

 

 一方、文字についてはこの補正力は働いていなかった。幸運にも書体が少し異なるだけの既知言語として処理出来ているが、これがかなり面倒くさいのだ。

 

 基本的に向こうでの日常会話は母国語で行っていたので、公用語を読む時は、頭の中で母国語に翻訳する癖が付いている。

 そのためスピラ文字を読むには、スピラ文字を公用語に変換し、変換した公用語を更に母国語に翻訳すると言う3段階の作業が必要なのだ。

 しかもスピラ文字をアルファベットに判別するのには中々時間が掛かる。加えてスピラ文字から単語を判断しなければならないのだが、これがまた疲れる作業なのだ。

 

 大体、文庫本サイズのルールブックの1ページを読むのに15分ほど掛かると言えば、どれだけ面倒なのか理解してもらえるだろう。

 スピラ文字→公用語の変換がスムーズになれば、かなりの時間短縮になるだろうけど未だその段階は遠い。

 語彙はあるので難しい内容でも読むことはできるが、非常に時間が掛かるのがネックな所だった。

 

 ルールーの評価曰く、現段階で自分はスピラにおける6歳児程度の読解速度らしい。それを一緒に聞いていたワッカには指を指して笑われた。

 あまりに腹がたったので一発蹴りをお見舞いしてやろうかとも思ったが、ルールーのモーグリ人形が先んじてワッカに一撃を入れたので渋々矛を収めた。

 

 このモーグリ人形なのだが、これまたどういう訳か向こうに居たモーグリ族に良く似た造型をしている。彼らを象ったぬいぐるみかとも思ったが、ルールーに聞いた所スピラにはモーグリ族は居ないらしい。だが、モーグリ自体はマスコットキャラクターとして一般的なのだとか。

 向こうの世界のモーグリ族に付いて話すと、いつもクールなルールーが少し興奮気味だった。ぬいぐるみを常備しているのだ、やはりルールーも可愛い物が好きなのだろう。

 

 ……同じ名前で聞こえるということは、このぬいぐるみが向こうでのモーグリ族と同一の存在なのだろうか?

 世界が変われば言葉が変わり人間だって変わる。でも、だからと言って生き物がぬいぐるみになるのは変わりすぎだろう!?

 しかもこのモーグリ人形、何か意思を持っている節があるんだよなぁ……。

 ルールー曰く魔法で操っているらしいが、ルールーが目を離した隙にその場で伸びをしているモーグリの姿を俺は目撃している。ルールーが戻ってきた途端にぬいぐるみらしく微動だにしなくなるのだから、コレはもう確定である。

 

「なぁ、そのモーグリ人形、生きてない?」

「はぁ? 馬鹿言ってんじゃないわよ。ぬいぐるみが生きてる訳ないでしょ。アンタ大丈夫?」

 

 心底呆れています、と言外に伝えてくるルールーの憐れみを含んだ視線が今でも忘れられない。

 そりゃあ成人を越えた大人が「そのぬいぐるみ生きてます!」なんてファンタジーなことを言い出せばそうなる。それを不思議だとは思わないし、俺だって同じ場面に遭遇したら同じことをするだろう。

 

 だけど、そのモーグリ人形は本当に生きてるんだよ! ルールーに……と言うか、俺以外には隠しているみたいだけど、もう俺の前じゃ堂々と自由に動き回ってるんだ!

 

 そう思いの丈をぶち撒けたいが、それをやったらルールーからの認識が本当に可哀想な人になってしまうので言えなかった。

 

 

「ま、いっか。ここに来たのはそれとは別件なんだ。兄ちゃんとルーがお前を呼んでる。船着場に向かう途中の丘の上だ。何でも、今後についての大事な話らしいから急いで行った方が良いぜ?」

「本当か? そんじゃ、ちょっと行ってくる」

「おう! ……そうだテッセ、これ持っていけよ。魔物に出会った時、武器が無いと困るだろ?」

 

 そう言ってチャップは腰に帯びていた剣を外して差し出してきた。手渡されたのは何の変哲も無い鉄剣だ。片手で扱えるサイズのロングソードで、十分に研がれている様だが、表面についた無数の傷から使い古された印象を受ける。

 試しに抜剣して2、3度振ってみる。

 無難な形だが重過ぎず軽過ぎず、重心もズレていない。これなら使う分には問題ないだろう。

 それにチャップだけじゃない。何代にも渡って使い込まれて来たのだろう、柄部分が僅かに凹んで握りやすくなっていた。

 

 一時の供としては勿体無いくらいに良い剣だ。礼を言おうと振り返ると、チャップはポカンと口を開けて突っ立っていた。

 名前を呼んでも反応を示さないチャップの顔を軽く叩いて正気に戻すと、一瞬驚いた様な反応を示す。

 

「テッセ、お前……もしかして剣士だったのか……?」

「剣士? 何言ってる。俺の得物は銃だってお前も知ってるだろう?」

「いや、でもよう。俺も少しだが剣の心得があるから分かる。今のはかなり堂に入った振りだった。ある程度修行を積んでなけりゃそうはならない」

 

 問いかけるチャップの目は真剣だった。

 俺の素性を少しでも解き明かそうとしているのか、はたまた純粋な好奇心か……まぁ、チャップのことだ。後者に違いない。

 知り合ってそう長くないが、その人の良さと裏表の無い人柄は良く知っている。それに、頭がちょっと足りないことも。

 同じ様なワッカと違って、教えに反する銃を持っている俺への警戒心も薄いコイツなら、探るとしても真正面から聞いてくるだろう。それが探ると言えるのかは甚だ疑問だが。

 

 ……テッセの言う通り、俺は剣士としての修行を受けたこともある。だがあれは、テッセの言っているような修行とはまるで別物だった。俺は剣士になろうとした事は一度足りとも無いし、この先も必要なければ剣を手に取ることはないだろう。

 

 一から説明してやっても良いが、態々気分を悪くすることもない。

 

「嬉しいこと言ってくれるね。そんな「らしく」見えたか? これが才能、ってヤツかもな」

「才能で済ますのかよ!? それで俺より剣の使いが巧そうとか……納得いかねえ……」

 

 遠い目をして空を仰ぎ始めたチャップの姿に苦笑して、肩を叩いてその場を後にする。

 

 しばらく行ってから振り返ると、チャップが何やら空に向かって叫んでいたが良く聞き取れなかった。まあ、気落ちしている様でも無かったので心配は要らないだろう。

 

 村の入り口で手に持っていた剣の鞘紐を腰に回して帯剣する。重さで体の重心が左に傾いた。これもかなり久々の感覚だった。収めるべきホルスターは今は空っぽだが、いつもは両脇に銃を装着しているので左右の重量は変わらないのだ。

 

「―――さてと、一体どうなるのやら」

 

 この先待ち受けているワッカとルールーとの対談を思うと、早くも気が滅入ってくる。

 ルールーはともかくとして、俺の話をまるで聞かずアルベド族と決めて掛かっているワッカをどうするか。

 

 ビサイドと言う島は、エボンの寺院が置かれていて修行中の僧も巡礼に訪れる等、エボンの影響力が強い土地だ。

 『シン』を倒した英雄、大召喚士ブラスカがユウナの実父であることも後押しして島民の多くは非常に信仰心が厚く、チャップの様な例外を除いて俺に気軽に話し掛けてくる人はほぼ居ない。比較的親しいルールーだって、積極的にこちらから話し掛けなければ挨拶を交わす程度のままだっただろう。

 

 当然だが村人にも俺の話―――別世界から来たと言う嘘のような本当の話を信じている人は少ない。殆どがワッカと同じ様にアルベド族と誤解しているか、そうでなくともエボンに反する異教徒だと考えているだろう。

 実際、エボンなんて欠片も信仰していないので強ち間違っていないのだが……問題はそこじゃない。

 

 スピラにおける一般的な認識として、『シン』は己を打倒し得る可能性のある機械を、それが発達して己に向けられる前に破壊して回っていると言う認識がある。

 エボンの教えもあるが、人々は何より『シン』の襲撃を恐れるが故に徹底的に生活から機械を排し、教えに従って生きているのだ。

 機械さえ使わなければ『シン』に襲われる可能性は限り無く低い。それでも全くのゼロと言う訳ではないらしいが、過去の記録からそれはほぼ間違いない事実らしい。

 

 ビサイドも十数年前に『シン』に襲われ、壊滅的な被害を受けたそうだ。俺がまだ不幸な一般人としか思われていなかった頃に、その時に片腕を失ったと話す隻腕の老人が教えてくれた。

 

 彼らの脳裏には未だ『シン』の爪痕が色濃く残されている。

 そんな中に機械―――しかも武器を携えて現れた男がいたらどうなるか。考えるまでもないだろう。

 

 『シン』を呼び寄せる危険な存在を島に置いておく理由は無い。

 今までは、ルール―やワッカ、幼いながらも発言力のあるユウナの主張もあって滞在を認めてもらえていたが、完全に傷も癒えた今となってはそれももう難しいのだろう。

 

 恐らく、これから行われるワッカたちとの話し合いで今後の行く末が決まる。

 

 ビサイドに残れるか、右も左も分からない異世界に放逐されるか。

 

 

 ――――ここが正念場だ。

 

 

 




序章もそろそろ終わりが近付いてきました。
とは言ってもティーダ登場は第2章の予定なので、本編開始にはまだ少しありますけどね。

気になった点・良かったor悪かった箇所・誤字報告・感想など頂けると幸いです。

追記:改行しました。
重要追記:内容を微妙に変更しました。

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