【勘違い物】性欲を抑えながら頑張るIS学園生活 作:シロガネ11号室
寝起きで書くものじゃないね、SSって
あとタイトル詐欺甚だしい。もっと下ネタ増やさねば
ちょっと待つヨロシ
いっぴーとセッシー喧嘩→よろしい、ならば決闘だ→いっぴーセッシー俺っちでバトる【NEW!】
おかしい、ナニカオカシイ……ハッ、これも世界の歪み(相川)の仕業か!?(※違います)
許されないよ! こんなの絶対おかしいよ! 訴訟も辞さない構えで俺、抗議するぜ
「すみません」
「どうした、ジパング」
「あの、自分入学試験も受けずにここ入ったのでISの操作の仕方分かりません。そこで、オルコットさんとの決闘の方法を少しでもイーブンにするべく別の競技で勝負したいのですが」
「却下だ」
あるぇー?
「最初に言ったはずだ。私の言うことには『はい』か『イエス』で答えろと、違うか?」
「ぐぬぬ・・・」
「まあ個人レベルでの勝負なら別に構わないが、代表決定はISを用いてだ。これは決定事項分かったか?」
「ヴぁい」
ということで今は昼休み。一夏はポニテを連れて何処かへ去ってしまった。カツアゲだと思ってたけど知り合いだったのかね? 今度聞いてみよう
さて、俺こと大和のお昼ごはんは……?
無いから買ってきましょう。いざ、売店へ!
売店というか学食、結構広い。座席はほぼ満席でもしこの中に一夏がいたとしても見つけられないだろう。まあ、男で注目を浴びるし視線をたどれば見つかるかもしれませんが
かくいう俺も見られています。大絶賛見られております。とても居心地が悪いからなんかパンでも買って屋上へ逃げよう
お、食券式か。コミュ障に優しいな。今度からも利用しよう
さて、飯も買ったし屋上へ行きましょい。べ、別に寂しくなんか無いんだからねっ!
そして大したイベントもなく放課後、俺と一夏は教室に残るようにと山田先生に言われたので残っている
「そうか、大和は記憶がないのか」
「ああ」
こうしてコミュ障同士親交を深め合うというのも良い物だな。さっき聞いたところによると、ポニテの少女は篠ノ之箒と言って、なんとISを開発した篠ノ之束博士の妹らしい
それと幼馴染で姉が世界最強とかお前やべぇよ、やべぇよ
「あ、おまたせしました~二人に寮の鍵です」
「え? 俺しばらく自宅から通うはずだったんじゃ……」
「荷物なら私が全て適当に選んで持ってきた。不便があれば言えばいい」
おっと、山田先生と共に織斑先生も来たようだ。
「織斑君は1025号室で、ジパング君は1022号室です」
why?
「すみません、山田先生。二人部屋ですよね?」
「そうですよ」
何当然のことを聞くのかって顔をして山田先生がこっちを見た
「普通、自分と一夏が同じ部屋なんじゃないかなーって」
「記憶が無いというお前が怪しいことをしないようにお前だけ一人部屋だ」
なるほど、俺は素性が知れないから重要人物である一夏と同じ部屋はダメって事か
となると絶対俺の部屋監視カメラついてるよクソがっ! 俺は一体どこでオ○ニーすれば……ん?
「つまり俺は誰かと相部屋ってことですか?」
「そうだ。織斑は篠ノ之と相部屋になる。何、幼馴染だから問題あるまい」
幼馴染と同棲……だと……!? 一夏の性欲マッハじゃねーのかというかうらやまけしからん篠ノ之箒の胸は制服からもめっちゃでけーのわかるくらいいやらしい形だぞ!!
くっ、奴には自家発電の必要性が無いということか!!!セク○スするとはけしからんぞ! けしからんぞ!(←エロゲのしすぎ)
朝である。俺は目覚めて制服に着替え、部屋を出た
途中、1025室の扉が無残にも破壊されているのを見てしまったが、なんか関わっちゃいけない気がして無視した。
昼である。我が心の友である織斑一夏と会話をしようと思っていたが、昨日何か喧嘩でもしたらしく彼は同室である篠ノ之箒の機嫌取りを頑張っていた
放課後、彼らは和解したらしく二人で剣道場に向かっていった。何やら決闘のための特訓とのことだ。見に行ってもいいか? と聞いたらいいぜって言われた。流石心の友である
今日の授業中、俺と一夏は何やら専用機なるものがもらえると織斑先生が言ってた
専用機かぁ、やっぱカッコいいのがいいなぁ、デザイン俺が出来ないかなぁ
そう考えているうちに剣道場に着く
一夏が剣道をすると聞いたのかしらないが、めちゃくちゃギャラリーがいる。うわぁ、これで下手なことしたらこの学園いれなくなるぜ一夏
で、だ
「なんでこんなに弱くなってる!」
「いや、中学校はバイトで忙しくて……」
一夏は篠ノ之箒にボコボコにされていた
周囲の評判は勿論
「うわ、織斑君って実は結構弱い?」
である。頑張れ一夏、負けるな一夏!
「あれ、ジパング君いるじゃん。ねーねー、君も剣道出来るの?」
何てことだ、あんなに昔は強かった一夏が物凄く弱くなっている!
そう篠ノ之箒は怒っていた。何故剣道を辞めた、そう糾弾したかった。だが
「篠ノ之さーん! ジパング君も剣道できるって! 試合してみてよ!」
もう一人の男性でありながらISを動かせる男、大和・ジパング、彼が剣道を出来ると言うのだ
(ジパングにはすまないが、この鬱憤を晴らさせてもらおう)
そして
世界が、大和に注目する瞬間がやってきた。
竹刀を持ち箒と対峙する大和の表情はいつもの様に感情を出さない。ギャラリーは物珍しさから二人の対決を見ているが、対峙している本人たちの心境は物凄くシリアスだった
(やべぇよ竹刀持った篠ノ之さんまじつえぇよさっき一夏一刀両断されてたやん)
(この圧力……ッ! 千冬さんに対峙した時かそれ以上!!)
箒が大和から感じている圧力、それは実力者が持っている気、と言うものだ
そう、箒からすればだ。大和・ジパングというアバターの持つアビリティ【威圧】により中身ヒキニートコミュ障を外見歴戦の戦士に仕立てあげているのだっ!
(動いたら負けるっ! かといって仕掛けなければ何も出来ない!)
(やべぇよ気迫感じるよ)
ギャラリーには感じ取れない無言の勝負
先に動いたのは箒だった!
「キェェェェェェェェエエエエエイ!」
振りかぶり、撃つ! 撃つ!
しかしゲーム歴=年齢とも言える生粋の廃ゲーマーである大和にとってその程度の攻撃はたやすく受けられる、が
(うわっ! ちょっ! アビリティ無けりゃ斬られてるって……って、うっひゃあああこええええええええ!!)
内面はダメ人間そのままだった
ゲーム内で【威圧】を受けた場合、俊敏と攻撃力が一段階下がるのだが、この世界は現実! そのような数値が下がるのではなく相手の心を縛ってくる!
故に、箒への恐怖で大和は攻勢に出られないのだ!
だが、箒は全国大会優勝の実力者。そんな自分の攻撃がいともたやすく受けられていることに苛立ちを覚え、そして気付く
(こいつ、本気じゃない……ッ!)
そして叫ぶ
「馬鹿に……してるのかああああぁぁああああああああ!!!!」
(何で彼女怒ってるのーーーーー!?)
気付けば箒は剣道という枠を超え、篠ノ之流剣術を使い、大和も常人離れした反射能力でそれに対応していた
二人の戦いはまるで舞のようで、見る者に衝撃を与えた
(大和……すげぇ、俺なんかより全然強い! 俺も、大和みたいに強くなりたい!)
そう、この織斑一夏にも
(ちょ、もうホンマやめてください怖いですうぎゃああああああああああ!)
モッピーとの戦いは熾烈を極め、結局彼女の体力が尽きた所で試合、というか一方的な攻撃が終わった
しかし、なんだ。俺の体は今汗あまりかいてないし息もほとんど乱れていない
やべーよアバターボディ。まさにチートや!
耐え切れず倒れこんだ彼女に一夏が駆け寄る。ほう、外見だけでなく中身もイケメンか。だが悲しいかなコミュ障とは……(※何度も言いますが違います)
周囲の反応は、と見回す。なんというか、目が輝いているような……?
「き……」
木?
『きゃああああああああああああああああ!!!!!!』
うわっ、女子特有の甲高い声。響くんだよ!
「すごいよ大和君! こんなカッコいい竹刀の打ち合い見たの初めて!」
「うんうん! 篠ノ之さんもすごかったけど全く動じないで打ち合ってた大和君もものすごかった!!」
一気に俺は詰め寄られギャラリーの半分に押しつぶされそうになる
ヘルプ! ヘルプミー一夏!!
しかし、篠ノ之と一夏の方にも人だかりができていて俺っち大ピーンチ☆
コミュ障とは関係なくこういうとき、どうすればいいのか分からない。笑えばいいよ? テンプレすぎるんだよクソがっ!
「すごい運動神経だね! ね? ね? やっぱり筋肉?」
「マジカルトランスとかして『プリティ☆ベル推参!』とかできちゃう!?」
「ウホっ、いい男♂」
俺、今日を持って調子に乗ってアバターの超人的能力を封印することにしました
大和! アビリティンザム使うなよ!(壮大な前振り)
それから一週間、俺と一夏は特訓と称して篠ノ之と剣道に勤しんだ
「おいどうしたISは、IS」と一夏が聞いたけれど「お前はたるんどる!」で切り返されてた
あとなんか篠ノ之からの親愛度が上がってた。『よう大和、試合しようぜ』(意訳)と誘われ(脅迫とも言う)しばしば打ち合う仲となった
そして決闘当日。試合順は『一夏vsオルコット』『オルコットvs俺』『俺vs一夏』
出席番号順かと思ってたら、様々な大人の事情(男性操縦者同士の戦いがお粗末な場合女尊男卑が加速しかねない)ためにこの順番になったという
で、初戦の一夏だが、彼には専用機が先に支給されるらしい
俺がISを動かせると発覚したのが彼から二ヶ月後くらいと考えると俺の専用機は二ヶ月後くらいにもらえるのだろうか
俺は訓練機として学園に配備されている打鉄を使おうと思う。武者鎧ってのが俺の心をくすぐったんだぜ
今、初戦が始まる少し前なのだが
「俺のIS、まだなのか?」
一夏の専用機がまだ届かない。先ほど『オゥ一夏、これを使え!』と俺用に搬送されてきた打鉄を指さしたが、織斑先生が『企業が関わってるから無理だ』と言った
大人の事情ってやつだな
「来ました! 来ましたよ! 織斑君のIS」
山田先生がそう叫びながらやってくる。そして現れたのは純白。真っ白なISだった
「これが……俺の、IS」
「そうだ。お前の、お前だけのIS……白式だ」
やってきた純白のISに見惚れる一夏に織斑先生が後ろから声をかける
「行け、一夏。相手は痺れを切らして今にも発砲しそうだぞ」
「……ああ!」
一夏は純白のIS、白式に身を預けた
「フォーマットとフィッティングは実践でやれ。でなければ負けるだけだ」
「了解だ、千冬姉。箒、大和」
一夏がイケメンスマイルを見せてから、宣言する
「勝ってくるぜ」
「ああ、行ってこい!」
篠ノ之さんが力強く鼓舞し、俺は頷く
で、なんで決闘することになったんだっけ?
オルコットの専用機はブルー・ティアーズと言ってビットがぶんぶん飛び回るなんつーかロボットアニメで活躍しそうな機体だった
俺もなんかあーいうビット欲しいナー
傍から見ると、それはただの蹂躙だった。無様に飛び回る一夏と優雅にそれを遊びのように撃ち落とそうとするオルコット。どう見ても一夏の負けだ
だが、どういうことか試合開始時よりも機動が少しずつシャープに、そして警戒になってきているように見える
「……あの馬鹿者、浮かれているな」
織斑先生がそう言うと共に、白式はミサイルにぶち当たった
「一夏ッ!」
篠ノ之が叫ぶ。だが、織斑先生は不敵な笑みを浮べている、と言うことはまだ試合は終わっては居ないということだ
いっぴーピーンチ→その時、不思議なことが起こった!→大逆転
俺の脳裏にその流れが浮かぶ! 果たして!
煙が晴れると共に、白式は先程までとはちがった姿を表していた
「フン、機体に救われたな」
先程まであった凸凹は全てきれいに消え、なめらかな曲線を描く!
即ち、ISの進化! 一夏の不屈の思いが機械に命を吹き込んだのだ!
「フォーマットとフィッティングを終えた白式の、真の姿……ッ! これなら勝てる!」
あれ、進化じゃなかったのね篠ノ之さん。ですよねー、この世界に主人公補正だなんてあってたまるもんですか
ここで勝てば奴はまさに『主人公』だな!
って、ヤベーよ! 主人公の友人とか死亡フラグビンビンじゃねーか!
『ここは俺に任せて先にいけ』『大和ーッ!』まで想像した。おお怖い怖い
『おおおおおおおおおおっ!!!!』
一夏は新たに呼び出した近接用ブレードでオルコットに斬りかかる! そして……
俺達の戦いはこれからだ! 第一部、完!
くぅ~疲れましたw これにて完結です!
実は、妄想したらやれと無言の圧力をどこかから感じたのが始まりでした
本当は話のネタなかったのですが←
ご厚意を無駄にするわけには行かないので流行りのネタで挑んでみた所存ですw
以下、大和達のみんなへのメッセジをどぞ
大和「みんな、見てくれてありがとう
ちょっとコミュ障なところも見えちゃったけど・・・気にしないでね!」
一夏「いやーありがと!
私の朴念仁さは二十分に伝わったかな?」
箒「見てくれたのは嬉しいけどちょっと恥ずかしいわね・・・」
千冬「見てくれありがとな!
正直、作中で言った私の気持ちは本当だよ!」
セシリア「・・・ありがと」ファサ
では、
大和、一夏、箒、千冬、セシリア、俺「皆さんありがとうございました!」
終
大和、一夏、箒、千冬、セシリア「って、なんで俺くんが!?
改めまして、ありがとうございました!」
本当の本当に終わり
じゃないよ。あともうちょっとだけ続くんじゃ
『ISファイト・レディィィィゴォォォォォォォ!編』をお送りします
チャンネルはそのままでね
ちょっと勘違い物のSS見てパク……参考にしてくる