【勘違い物】性欲を抑えながら頑張るIS学園生活   作:シロガネ11号室

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続いたね

今回の見所は男同士の熱い友情!(嘘)


第三話 勇者、早くウ○コに行きたくて魔王倒す

 無事に犠牲者一名を出しながらも自己紹介として一時間が終わった

 そして、俺は異変に気づく

 

『…う……う○こにいきたい…』

 や、やばいぜ。早く…早くしないと……

『ちびりそうだ』

 

 監視カメラの前でウ○コとか恥ずかしいけど生理現象だからしかたない。どっかのお嬢様の手下もそれくらいは許してくれるだろう。多分

 ですからもう一つの男としての生理現象も許してくれませんかねぇ(ゲス顔)

 

 俺は立ち上がり、トイレを求めて歩き出した! 心の友(一夏)の呼ぶ声が聞こえるがすまない、俺は友と語らって爆死するよりはトイレに行き友からの好感度を下げたほうがマシなのだ!

 

 

(十分後)

 

 

 スッキリした俺は先程の無敵感も相まってなんか体が軽い。こんな気持ちで歩くなんて初めて!

 教室に戻ったが、心の友(一夏)の姿が見えない。ぐぬぬ、コミュ障同士親交を深めようと思ったのだが……

 

 ハッ、もしかしてコミュ障だから教室から逃げ出したのか!

 すまない、すまない……今度からは俺が一緒だからな! だって俺たち、仲間だもんげ!

 

 とりあえずチャイムも鳴ったし座席につこう。周囲の視線が気になるが今の俺にはなんて事はない。まさに完璧死角なし

 ISの教科書を開いて授業に備えた。えっと、昨日はここまで読んだから……

 

 バタバタッ、と走る音がして誰かが教室に入ってきた。見ると、心の友(一夏)のようだ。その後ろを黒髪ポニテの女子が走ってくる

 ……もしかして、心の友(一夏)はあの女に絡まれていた!? コミュ障を狙ったカツアゲか、許せん!(勘違いです。一夏とポニテの少女は幼馴染)

 

 だが、コミュ障の俺には君を守る手立てがない。本当に済まない、俺がトイレにいったばかりに……

 

 

「はい、授業始めますよー。まだクラス代表決めてないですから、相川さん挨拶お願いします」

 

 山田先生が入ってきて授業が始まった

 授業の内容は今のところ事前に配られたテキスト(タ○ンページ並の大きさ)の復習でこの世界にきて3日の俺でもついていける。いやあ、知能にステ振ってて良かったぜ!

 

「今までで何か質問のある人~……て、あれ? 織斑君、テキストはどうしたの?」

「あ、あの。電話帳と間違えちゃって……捨てちゃいました」

 

 一夏ぁぁぁぁぁぁああああ! お前ってやつはコミュ障の上にドジっ子属性まで持っているのか!?

 今まで生きていくの辛かっただろう……(ホロリ)

 

 心の友がそう答えた瞬間、教室の後ろで腕を組んで立っていた織斑先生が目にも留まらぬ速さで一番前の席の一夏に接近し、出席簿ブレードを振り下ろした

 

 グシャッ

 

 

 

 今、確実に人体が出していいような音じゃなかった

 

「え、ええと。同じ男子のジパング君! 君は持ってきてます……よね?」

 少し不安げな小動物っぽい動作で山田先生が俺を見る。俺は返事の代わりにテキストを持ち上げてアピールした。コミュ症でもジェスチャーでアピールは出来るのだよ

 

「じゃ、テキストP42のL11から読んでください」

「ウェ!?」

 

 また変な声が出たが、心の友の呻き声でかき消された。ありがとう、本当に有難う。あとでジュースを奢ってやろう。合計二本な

 

 と、心の友(一夏)に助けられたとは言え、読みあげなければならないのには変わらない。小さな声だど『えー? マジー? コミュ障~?』『コミュ障が許されるのは、小学生までだよね~』『アハハハハー』ってなるに決まってる(偏見)

 頑張って声を張り上げなければ

 まあ、テキストで顔を隠すようにして読めば会話じゃないしきちんと読み上げられたのだが

 

「はい、ありがとう。……織斑君、もう大丈夫かな?」

「は、はいぃ……」

 

 ……俺が結構長く呼んでた間にも痛かったのね。どんな痛さだろう。受けたくないけど

 

 

 

 

 と、まあ授業も無事に一名の犠牲者を出しつつ、つつがなく終了した。俺、なんだかやっぱりこの学園でやっていけそうだ

 しかし、やはり性処理の方法が問題だな。監視されながらやるだなんてなんてプレイ。どうやっていくのかを心の友と相談したいけど音声取られて銃でバーンは嫌だし、ぐぬぬ

 

 そうやって悩んでいると心の友が金髪ロールに声をかけられている、否、絡まれている

 明らかに迷惑して困ってるはずだ! だって彼はコミュ障だもん(※誤解です)

 

 くっ、俺も救援に行かねば!

 俺が立ち上がったと同時に金髪ロールは心の友の机をバンッと叩いた。これは一大事だ! 一日に二人に脅されるだなんてコミュ障じゃなくとも最悪だぞ……ッ!

 俺が心の友の机につくと同時に彼はこう言った

 

「だいひょうこうほせい……って、なに?」

 

 俺は悟る。この女は無知な一夏を虐めて快感に浸る最悪なやつだと! 俺が助け舟を出すぜ相棒っ

 

「代表候補生とは簡単に言うとオリンピック強化選手のIS版って所だよ、織斑一夏」

「え、あ、お前は確か大和・ジパングか?」

 

 俺が横から声を出すと驚いた顔で心の友は俺を見る

 

「そうさ、俺もお前と同じ(コミュ障)だ」

「おう、俺と同じ(ISを使える男)だな。仲良くしようぜ」

「ああ!」

 

 俺達は固い握手を交わし、ここにコミュ障同士の友情が芽生えた!(※誤解です)

 そうだ、俺達は二人で一つの……いや、二人で一つにはならないか

 

 

 

「ちょっと! 聞いていますの!?」

 あ、金髪ロールの事忘れてた

 しかし、よく見ると金髪ロール美人だな。見慣れたアバターに比べればまだまだだけど

 

「すまない、君の名前を教えてくれないか?」

 

 キリッと語尾に付く感じでカッコつけて言ってみた。ゲームで自己紹介とかするときも使ってたセリフで『中二病乙』とか言われてた。中二病って何? 死語?

 

「わ、私(わたくし)の名前を知らないですって!? 試験管を倒して学年主席でイギリス代表候補生の私を!?」

「ああ、セシなんとかオルなんとかさんか」

 

 なんか自己紹介の時に大層な事を言ってたのでなんか覚えていた。あとチョロそうな雰囲気ある。エロゲーで出ると直ぐにデレる所謂チョロいさんみたいな?(←合ってる)

 

「セシリア・オルコットです!」

 

 また机がバンされた。おお、机さん可哀想にうらやまけしからん。というか名前を覚えていないくらいでなぜ一々一語づつ強調するのだろうか。俺、リアルで初対面で名前きちんと呼ばれたこと無かったのにそんなに怒ったことなかったぞ?

 

「で、そのシリなんとかコットンさんが俺に何のようだ?」

 

 一夏がそう言ってシリコットンさんを見上げる。シリコットンってなんか卑猥だからちゃんとセシリアかオルコットって呼ぼうぜ一夏

 

「ですから! 教官を倒した私があなたに色々と教えて差し上げてもいいですわよって言いに来たのですわ!」

「あれ、教官なら俺も倒したぞ」

 

 なんやと、一夏は教官を倒したのか……って、俺入学試験受けてないからどういう内容の試験だったのか全ッ然分からんがな

 

「なっ!?」

「ほら、そろそろ授業の時間だ。オルコットさん座ろうぜ。あと大和も」

「ちょっとお待ちなさい! 試験官を倒したのは私だけと聞きましたけど!」

「女子ではってことじゃねーの? ほら、座ろうぜ先生着ちゃうぞ」

 

 ヤダ……一夏君コミュ障なのに毅然としてる……(※違います)

 とりあえず俺は出席簿ブレードも出席簿(投擲武器)も食らいたくないので席についた

 

「ねーねー、さっきあのイギリスの人と何話してたの?」

「一方的にあいつがまくし立ててただけだよ、よくわからない」

 

 隣の子に聞かれたからそう応えた。本当、よく分からないあのオルコット(なんかセシリアって呼びにくいからオルコットと呼び捨て)

 

 しかし、オルコットって聞くと某銀河天使のアニメに出てくる昼行灯のオッサンしか俺の頭に浮かばないんだが

 そうつらつらと考えていると俺の織斑先生がやってきた(一生付いて行くッス!)

 

「そういえば、クラス代表を決めないとだな。クラス代表とは読んでそのままクラスの代表。様々な行事にクラスの顔、代表として参加する言わばクラスの学習状況の指針となるべき存在だ。このさき特に事情がない限り変わらず、責任のある職務である」

 

 教室の隅っこで薄い本とか読んで仲間とデュフフコポォしてた俺氏には何の関係も無かった仕事だな。大体図書委員会とかで遊んでた。あれ、涙が

 

「自薦他薦、立候補問わない、申し出てみろ」

「はい! 織斑君を推薦しまーっす!」

「Hai!?」

 

 うわ、イジメだ。男子少数の学校では男子が使いっ走りにされると聞いてはいたがこれは酷いイジメだ。しかし、俺は変わってやれない……俺の力不足だ

 

「私も一票」

「私も」

「選挙選挙!(リズムに乗って)」

 

 三人目、それはいくない

 

「じゃあ私はジパング君を」

「フィ!?」

「私もー!」

「クラスにイケメン二人いるとどっちにしようか迷っちゃうよねー」

「ヨネー(AA略)」

 

 おい今ヨネさんいたぞ。て、イケメンって照れるなぁ……って、この顔アバターじゃないかーい! というかなんで俺まで推薦されているのでしょうか!

 というか最初に推薦したの明らかに相川だったよな? おのれ相川ぁ!! 貴様は真っ先に倒してやる! この世界の歪みがぁッ!

 

 わいのわいの、きゃいのきゃいの。どうやら俺の他薦は取り下げられないようだ。ぐぬぬ……コミュ障がクラス代表とか事故だろ常識的に考えて

 

「納得いきませんわ!」

 

 そう叫びながら立ち上がったのはオルコットだった

 そうだ! 納得いかねーぞ! 責任者出てこーいって、俺の千冬先生じゃないかごめんなさい嘘です

 

「このような男どもにクラス代表をさせるだなんて屈辱を、この私セシリア・オルコットが味わわなければならないのですか!?」

 

 うんうん、このような(コミュ障)の男どもにクラス代表させるだなんて事故だよ。良い事言うねえ君

 

「大体文化も後進的なこのような国にいる事自体が私にとって屈辱だというのに!」

 

 そりゃそうだ。HENTAI文化の国にいる事自体紳士の国の彼女には耐えられないんだろうな。でも後進的ではない、日本は未来に生きてるせいで理解されないだけだよ!

 しかし、一夏はその言葉に『キレちまったよ……』状態になったらしい

 

「何だよ、イギリスとかメシマズで何年世界一位を取ってるんだか」

「なっ、私の国を侮辱しますの!?」

「先に侮辱したのはそっちだろうがッ!」

「決闘ですわ!」

「おうともさ!」

 

 うわぁ、沸点低い。というかコミュ障がキレたらほんとに会話にならないくらい言葉少なくキレるのね(※違います)

 俺、キレた事ないから分かんないよ……とりあえず一夏は今を生きるキレやすい若者コミュ障って事か。うーん、怒らせないようにしないと

 

「私が勝ったらあなたを奴隷にして差し上げますわ!」

「上等だ! なんでもなってやるよ! で、ハンデはどれくらいいる?」

 

 その言葉で教室はシーンとなった。アレ? 普通男が女と決闘ってハンデつけるよね?

 

「ね、織斑君、男が女より強かったのは前までだよ。しかも相手は代表候補生で天と地ほどに実力の差があるよ、逆にハンデもらったほうが良いよ?」

 

 ああそうか。この世界はISによって女尊男卑になったのか。だから男がハンデをもらえるのか

 でも、ISが出ただけで女尊男卑が加速ってどうなってるんだこの世界。元々この時代の日本は女尊男卑の傾向があったとは思うけどこれは酷いぞ?

 

「では、来週の月曜日にアリーナにて織斑、オルコット、ジパングの三名で試合を行う。そして一番多く勝利したものがクラス代表になる。異論はないな?」

 

 

 

 

 え、俺も? 何で? 喧嘩してたのあの二人じゃん




続いてくれ

あれ?主人公君空気……?

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