バカと忠義の狂戦士   作:練火

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えーんドリフターズ見たいのに京都○レビとか馬鹿かよ!!?

練火です(#`皿´)



アニメを何年間待ったと思ってんだバカヤローコノヤロー!!打ち首じゃぁぁぁぁああッ!!打ち首獄門じゃぁああ!!妖怪首置いてけ連れてこい!!チクショー(泣)


価値観

「ーーー榊…恭介ぇぇぇぇッ!!!!」

 

 

 

 

優子がその生徒の名を叫んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「大・正・解♪!!」

 

 

 

 

 

 

榊は歪んだ笑みを隠すことなく歌うように叫び答える。

 

「俺の大切な者を二人も馬鹿にしてくれたよなぁ!!?……ーーーーー処刑の時間だ♪安心してーーー地獄に堕ちろ」

 

地の底から響く声が聞こえ、そこからは一方的な試合であった。

直ぐ様、高橋先生が照明を着ける2分間。突然の暗闇と操作の不慣れ。その弱点を逃さず。額を目を口を首を胸を容赦なくーーー突く突く突く突く突く突く突くそして斬る斬る斬る斬る斬る斬る斬抉る斬る斬る突く斬る突く斬る斬る突く。コレがもし照明が着いていたら、女子の数人が気を失うであろう事を榊は躊躇いなく実行していく。

暗闇の中で聞こえるのは一人の狂った男の笑い声と、召喚獣の悲鳴であった。

 

パチリッ!

 

Aクラスの照明が一斉に着く。

 

【木下優子・数学70点】

 

【榊恭介・数学91点】

 

既に点数差は覆っていた。

 

『この卑怯者!!』

 

『男して恥ずかしくないのか!!?』

 

AとFの大半がブーイングの波を起こしている。

ブーイングしてないのは霧島・坂本・秀吉の三人だけだ。

 

『お前にプライドは無いのか!!』

 

「ハッ?卑怯者?プライド?」

 

榊は回りを見て叫んだ。

 

「ーーーバッカじゃねぇの!?俺達がやってるのはなんだ!?聖戦か!?ーーー戦の中にも最低限のマナーがあります~ってか?だと思うならテメェら全員とんだ甘ちゃんだなオイッ!!!」

 

「な、なんだと……!?」

 

怒りにふるえる久保に向けて言い放つ。

 

「これは仮にも戦争(・・)だぞ?ルールも糞もあるかーーー」

 

「ーーー恭ゥゥ介エェェエエェェッ!!!!!」

 

その瞬間に、召喚獣(優子)が槍と盾をしっかりと構え。最後の力を振り絞っての吶喊をしてきた。

 

ズブリッ!

 

その槍は召喚獣()の右脇腹を貫いた。

優子は勝ったかのように顔を綻ばすが、榊が歪な笑みと共に告げる。

 

 

 

 

 

 

「【馬鹿はテメェだ】」

 

 

 

 

 

 

召喚獣()がその十字槍で左横の穂先で召喚獣(優子)の首を刺すと、力任せに左に吹き飛ばし召喚獣(優子)の槍がその手から離れた。

 

「そんな……」

 

「その首級(くび)ぃッ!!置いてけッッッ!!!!」

 

そして召喚獣()は槍を引っこ抜き小刀を地面に力で押し付けるように抉りながら

 

ガリガリガリガリガリガリッ!!!!!

 

ダッシュで起き上がろうとしている召喚獣(優子)の首を溜めにためた小刀で下から上へと地面を更に抉るように振り斬った。

 

【榊恭介・数学69点】

 

【木下優子・dead】

 

呆然とする優子を無視し、同じく呆然としていた久保を見ながら結論を言う。

 

「ーーーーだから負けるんだよ……お分かり?お坊ちゃん」

 

「き、貴様…!!」

 

「それにだ」

 

今度は先生方を見ながら答える。

 

「ーーーーー先生方は黙認してるこれを卑怯っつーのはガキかテメェら?」

 

その発言に一斉に先生方を見る生徒一同。鉄人や高橋先生はため息をついているが、学園長は頷いている。

 

『榊の言うとおりさね。お前たち、社会に出てもその言い訳が使えると思うかい?榊の言い方とやり方は粗いがこの貪欲さは見習って欲しいとすら思えるね』

 

「ーーと言うわけだ。お分かりかい?それと先生?」

 

高橋先生を見ると、高橋先生はスポーツサングラスを外そうとしている榊と未だに信じられないと言う顔をしている優子を見て思い出したかのように告げた。

 

 

 

 

『代表戦。Fクラス榊恭介の勝利です』

 

 

 

 

その言葉の意味がだんだんとFクラスに浸透していくに連れ、

 

 

『『『『『ヨッシャアアァァァァアアアアァァアアアッ!!!!!』』』』』

 

 

榊のガッツポーズと共に勝利の雄叫びが聞こえた。

 

 

 

△▼△▼△▼△▼△▼△▼

 

榊は学園長室の長ソファーで茶を啜っていた。

その左右には、秀吉と坂本がいる。榊は一息付くと、穏やかな表情で

 

「フゥッ…お二方は再クラス分けテストに行かれないのですか?」

 

「いや、俺はまだ約束は果たしてねぇからな。それだったらお前は受けなくて良いのか?」

 

坂本が茶菓子の煎餅の袋を開けながら訊いてきた。

 

「住めば都。俺は何処でだろうといつも通りに過ごすのみです」

 

そう答えると。ぽわわ~んとした表情のまま、また茶を啜る。

 

「……ついさっきの狂暴さがまるで嘘のようじゃな」

 

それを見た秀吉が苦笑いで言ってきたのを坂本があっけらかんと説明する。

 

「これは恭介の本当に信頼した人物にのみ向ける警戒心0の姿だからな」

 

「本当の信頼……照れるのじゃ//」

 

秀吉の頬が少し紅くなる。

 

「にしても、秀吉。お前が恭介の信頼を得るなんて良くやったな。あの後何をしたんだ?」

 

「あ~、ちょっとのう……」

 

言いにくそうにしている秀吉に対し、榊が口を開く。

 

「泣いてた者の相談をしてました」

 

「なっ!?何故言うのじゃ!??」

 

羞恥で顔を真っ赤にしながらポカポカとダメージ0の榊を殴る秀吉。ある意味レアシーンである。

それを聴いた坂本は軽く笑うと

 

「良いじゃないか秀吉。俺なんて夕焼けの工場での殴り合いの友情だぞ?」

 

詳細を言うと少し違うのだが、そこは別の場所で語るとしよう。

 

「他に本当の信頼を得ているのは翔子に恭介の家族だな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ーーー後はアタシと西村先生さね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

三人が扉に振り向くと、そこにいたのは

 

『『『学園長(学園(ババア)長)!!』』』

 

「今、誰か学園長に最悪のルビを振らなかったかい!?」

 

この学園の学園長兼召喚獣システムの生みの親である藤堂カヲルであった。

学園長は自身の机に座ると

 

「ーーーで?アタシはそこのバカ(恭介)すけのみを誘った筈なんだけどねぇ」

 

「馬鹿すけ……」

 

馬鹿すけと揶揄された榊はちょっと落ち込む。

 

「そりゃそうさね。やる策は事前にアタシか西村先生にって言っただろ?それなのに今回は何の連絡もなし…全く、高橋先生を納得させるのに骨が折れたさね」

 

片手で頭を押さえながらやれやれと首を振る学園長。

そして、鋭い眼光で坂本と秀吉に目で問いかけた。

 

「なぁに、俺は恭介のクラス代表だしな。仲間の手の内は出来るだけ知っておきたいんだ」

 

「仲間外れは御免じゃ」

 

「少しは隠そうとする努力をしなジャリども」

 

二人の答えに学園長は苦笑いと共に返す。そして、視線を榊に戻すと榊は頷き。

 

「此方の腕輪は言うほど問題は無かったが、少し動作が遅かったな」

 

赤の腕輪をテーブル置きながら、榊は感想を述べる。その横にスポーツサングラスを置く。

 

「此方は色々と問題があるな。前にも一度試したが150点以上から映像がぶれまくって慣れてないと酷い目にあう。後はもう少し視界の拡大だな。隅が真っ黒でその上に相手と自分の点数があって、横からの攻撃はギリギリでしか避けれなかった」

 

その感想を学園長はメモに書いていく。

 

「にしても、まさか大事な勝負の場に機材のテストプレイをするとはね。何回も思うが馬鹿はやっぱり馬鹿さね」

 

「そっちの方がどこが悪いとか直ぐ解るだろ?」

 

そりゃそうさねっと言って学園長が笑みを浮かべる。

その会話を呆然と聴く坂本と秀吉。

 

「お、おい恭介。まさかテストプレイって…一回は一人で試したんだよな?」

 

坂本が冷や汗を流しながら訊いてくる、榊はえぇっと頷くと

 

「スポーツサングラス()渡された次の日に西村先生に補充テストを頼みつつしました」

 

「う、腕輪の方は?」

 

秀吉も冷や汗を流しつつ問う。

 

「秀吉の姉で始めて使ったな。それにあれはイベント用の一般貸し出しの腕輪だから上限は100で精一ぱ」

 

「そんな事はどうでもいいーーー」

 

「うむ。それよりもーーー」

 

二人は口を揃えて言った。

 

 

 

 

 

 

「「大事な勝負を実験場にするな(じゃ)!!!」」

 

 

 

 

 

二人の気迫に圧され

 

「ーーす、すいません」

 

榊は身を縮めながら謝った。




もういいさ。冬の完全限定版ぜってぇーに買ってやる。
それでは次回で会いましょう

サイナラー~

Ps

あれッ?思ったより胸糞悪く無い…のかな?書いてる途中はああ~って思ったけど…どうなのだろう??

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