練火だよ(´・ω・`)~
皆は体調とか壊してるの?僕はバリバリにぶっ壊れてますdeath\(^o^)/
あの後、榊がいると話が進まなくなる恐れが有るために少し離れた所でのんびりと秀吉が渡してくる茶を啜る。
『その提案は呑めないわよ。あんた達は卑怯で有名じゃない』
優子がそうキッパリ言うと、
『おいおい、いくらこのバカが卑怯で有名でもさすがに学年首席に勝てるわけ無いだろ?呆気なく天国行きだな』
『卑怯で有名な雄二だけど、学年首席には勝てるわけ無いよね。呆気なくボロ雑巾になっちゃうよ』
坂本と吉井は互いを指して、少し黙ると
『『………表出ろッ!!!!!(ガシッ!!)』』
『あんた達二人よ!!』
お互いの胸ぐらを掴み睨み合う二人に優子は叫んだ。
それからもそんな調子で話し合いが続くのだが………
「………のう、味はどうじゃ?」
ーーーーーさっきから俺の横にいる忠犬のように眼をキラキラさせてる木下秀吉をどうにかしてほしい。
あっ、なんかぶんぶんと尻尾を振ってる幻想まで見えてきちまってんぞ?
何も言わないのが悪いのか、秀吉はだんだんとしょんぼりしていく。
榊は秀吉からおかわりをもらい、また一口。
「………旨いな」
そう呟くと、ついさっきとは打って変わって、眼をキラキラさせながら榊を見る。榊は居心地が悪そうなのを顔に出さず
「………聞いて良いか?」
「なんじゃ?」
「何故、俺にそんな眼を向ける?俺はお前とは面識が無いハズだが?」
そうキッパリ告げると、秀吉は残念な顔をすると榊から離れて坂本達の所へ戻っていった。
「………無い…よな?」
そんな呟きは喧騒の中に消えていった。
「恭介……雄二の所に行かないの?」
秀吉と立ち変わりで霧島がこっちにやって来る。榊は苦笑しながら
「俺が行くと纏まるものも纏まりませんから」
「………そう」
何処か寂しそうに答える霧島。
「大丈夫ですよ?俺は前とは違いますから」
「……雄二は無事?」
唐突にそう訊く霧島
この無事とは女が着いていないかと言う意味だと言うのを坂本達と出会って、半年経った後で理解した。
「そこも安心してください」
「………そう………
霧島は頬を紅く染め、小さな声でそう呟いた。
△▼△▼△▼△▼
最終的になんやかんやあり(内容はアニメとほぼ同じなのでskip)、五対五の団体戦になった。
Fクラスに戻り、試合の内容をクラス全員に告げ、その後の補充テストも粗方終わり。
放課後。
吉井達は最初は教室で話していたが時間が経つにつれ、一人、また一人と帰路へ行く。最後に残った坂本は夕焼けに染まる校舎を歩き屋上に行った。
そこには榊が手すりに背を預けながら、静かに読書をしていた。
(まるで、初めて会った時の再現のようだな)
坂本は内心で軽く笑うと、榊の横に移動し同じように手すりに背を預け紅くなった空を眺め始める。
静寂が二人を包んでいった。
「………勝てると思うか?」
坂本が空を眺め、そんな問いを榊に投げ掛ける。
榊は読んでいた本をパタリと閉じると
「………無理でしょうなぁ」
静かにそう答えた。坂本は別段驚いた様子は無く、
「それはお前がいてか?」
「………俺がいるなら…雄二殿の所で良くて優勢か引き分けかと」
それを聞いた坂本はそうかと呟いた。榊は立ち上がりながら、
「何、そう落胆せんでください。ーーーーー必ずやこの戦の勝利は雄二殿に捧げますから」
坂本の方に向き良い笑みを浮かべながら右手を伸ばす。坂本は少しだけ惚けっとした顔になったが、含み笑いをすると、
「クククッ…そうか、恭介がそう言うなら」
ガシッと榊の手を握り、
「ーーーーー見せて貰うぞ?
榊は空いた左手で右胸の前に握り拳を作り
「御意ッ!!!」
ついさっきとは打って変わり獰猛な笑みで答えた。
とりあえずは原作沿いで………またの投稿で会いましょう
アディオス。