バカと忠義の狂戦士   作:練火

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ミッナサーン!!お久し振り~!!

生存報告のついでに軽めに書いてみました。
練火デスッ(´・ω・`)

それでは駄文ですがどうぞお付き合いくださいΣ(ノд<)


話し合い

Eクラス戦が終わり、榊は坂本から貰った重大指令を始めた。

榊は目の前のドアを開け、

 

「すまないが失礼する。Fクラスの使者だ。Aクラスの代表に会わせて欲しい」

 

Aクラスに入りながら、そう言った。

 

『なっ!Fクラスだと!?』

 

『あんな最底辺がなんのようだよ』

 

『…チッ…チマチマ下位クラスで我慢しときなさいよ…』

 

『しかも最上位のAクラスに挑むとか無謀すぎるだろ?』

 

そんな罵詈雑言を聞きながら、目の前の教卓を蹴りあげる。

 

ガンッ!!!!

 

その榊の行動で周りの音がシンッと静まった。

 

「ちょっと、何してんのよ!そこの低脳!!」

 

そんな中、怯えもせずそれどころかこちらに掴み掛かってくる木下秀吉似の女生徒が来た。

 

「……あんたが、このクラスの代表か?」

 

「ふん!あんたなんかに代表を出すわけ無いじゃない。馬鹿なの?」

 

榊は目の前の女生徒が代表じゃないと解ると、すぐさま、記憶を思い出す。

確かーーー木下秀吉の…姉だったな。雄二殿の情報だと………やるか。

 

「代表じゃないなら失せろ。雑魚に用は無い」

 

「ざ!……生憎、代表は席を外してるの。だから、さっさとFクラス(ブタ箱)に戻ってくれないかしら?」

 

榊は少しだけピクッと反応すると

 

「いやいや、すみません。教えてくれて……確か、名前は雑魚キャラK(木下優子)さんでしたね。しかし、そちらの代表は逃げてしまったのですね……臆病風に吹かれて…プックク」

 

笑いを堪えた笑顔で答えた。

 

「な、なななんですって!?アンタなんて一瞬で……!!」

 

その発言に驚いた顔で、

 

「えっ?勝てるの~??Fクラスの一人が来ただけで周りがこんなにシーンと成って怯える小心者クラスが?病院行って頭、治療してきたら~??」

 

100%小馬鹿にしたような口振りで更に煽る。

※イメージは銀時が高杉を馬鹿にするときのアレ

 

「こ、この~!!」

 

「悔しかったら、Fクラスにでも宣戦布告でもしに来ます?雑魚キャラKさん」

 

まるで流れるようについさっきの仕返しとばかりに罵詈雑言を吐きまくる。

そして直ぐ様、榊から教室を出ていった。

……これで良いのだろうか……??

 

 

 

 

 

 

 

 

あの後、木下優子はFクラスに宣誓布告しに行ったらしい。

次の日。榊は下駄箱の扉を開けると、一枚の紙が置いてあった。

 

『頼みたい事がある。Aクラスに話し合いの後。屋上で待つ』

 

その紙を読んだ後。握り潰してズボンのポケットに入れた。

 

「これでは、果たし合いと間違われますぞ……」

 

榊は苦笑いしながらそう呟いた。

 

 

 

 

 

 

ガラッとFクラスのドアを開ける榊

 

『何で僕が女装するのさ!?』

 

『待て明久!?ワシも女装じゃ!!』

 

ガラッバタンッ!

 

目の前の状況に理解できず。無言で扉を閉めた。

……うん、白昼夢でも見たんだろそうに決まってる。

榊は深呼吸をして。もう一度、扉を開けた。

 

ガラッ!

 

『……良いアングル(パシャッパシャッ!)』

 

『おい、ムッツリーニよ!何故写真を撮るのじゃ!!?』

 

『……それは勿論販b…秘密』

 

『全然隠せてないからの!?』

 

『販売!?僕の写真も売るの!!?……っあ』

 

『明久よ。その言い草だとワシのは既に有るみたいじゃないか!?……っあ』

 

同時に此方を見るのは確か、木下秀吉と吉井明久だったな。何故に、二人ともメイド服と動物の耳・シッポを付けているんだ?

 

『さ、榊君!?こ、これには訳があって…』

 

言い訳をする吉井達を冷たい目で見ながら、廊下の方へ顔を向け、

 

「西村先生!女装趣味の馬鹿が二人いるんですけど!!」

 

『僕の話も聞いてェェェェェッ!!!?』

 

此方に歩いてきている鉄人に向け、大声で伝えた。

 

『また吉井達か……』

 

鉄人は溜め息を吐きながら、教室に入り吉井達に説教する。

その間に榊は自分の席に座り、寝始めた。

次に起きたのは朝のHRの後である。

 

 

 

 

 

 

 

「それじゃあ、Aクラスに交渉を持ち掛けに行くぞ」

 

坂本がそう言うと、あらかじめメンバーが決まってたのか。坂本・土屋・姫路・島田・吉井・木下が教室から出ていこうとする。

榊はそれを見ると、再び寝ようとするが。

 

「恭介。お前も来てくれ」

 

坂本直々の頼みなので、榊も席を発った。

廊下を歩いている最中、榊の前を歩く吉井が何かを思い出したかのように此方を向き

 

「そう言えば、榊君に聞きたいんだけどさぁ」

 

「…なんだ?」

 

「何で、バカ(・・)雄二の事をそんなに恭しく敬ってるのか。気になってるんだけど……(ピタリッ)っ!?」

 

「ーーーなぁおい。今、雄二殿の名前の前に何て言った?発言によっては……」

 

吉井の脇腹には榊の拳が当たっている。

 

 

 

「ーーーーー潰すぞ?」

 

 

 

その言葉は短いが、そこに含まれる殺気…優しさが一切みえない殺意はFクラスの生徒より何十倍も濃い。

 

(発言を間違えたら……死ぬ!?)

 

吉井も冷や汗を流し、無い知恵をフル回転させて答えを出そうと長考するが…

 

「答えないならーーーそのまま、逝け」

 

呼吸を整えながら脇腹に当ててる拳を僅かに引き、そして一撃を

 

 

 

 

「待て!恭介っ!ストップだ!!?」

 

 

 

 

ピタッ

 

ーーーーー吉井にぶち当てる前に坂本の言葉により、榊の拳は吉井の衣服に触れるくらいで止まった。

 

「恭介。コイツらは俺の仲間ーー悪友だ。こんぐらいの事はよく有るから気にするな」

 

榊は首だけを坂本に向けながら

 

「し、しかし!雄二殿、コイツが」

 

「これは命令だっ!」

 

「……了解した」

 

坂本がそう言うと。渋々だが榊は納得したのか、拳を引いた。

 

「間に合って良かったな明久」

 

安堵の息を漏らしながら言う坂本に吉井は?マークを出しながら

 

「けどさ美波の拷問や、FFF団の処刑に比べたら一撃くらーーー僕の右肩がおかしな方向へ螺曲がるゥゥゥッ!!!?」

 

「誰が!いつ!拷問したのよォォッ!!!(ギリギリギリッ!!)」

 

話していた吉井の右肩を流れるように島田が脇固めを決めた。

それを眺めながら、坂本は

 

「恭介のアレは、一撃で病院行きだからな?」

 

「……冗談だよね?ソレ」

 

関節技から解放された吉井がそう言うが、坂本は無視して

 

「それじゃあ、Aクラスに乗り込むとするかっ!」

 

ガラッとAクラスのドアを開け、中に入った。

 

「雄二?何で無視するの!?何か不安になるんだけど!?」

 

それに続き、吉井・姫路・島田・土屋が入っていった。

何故か秀吉だけは立ち止まり、こっちをみている。

 

「……なんだ?」

 

「のう、榊よ。お主はついさっき、何故ワシが女装していると解ったのじゃ?」

 

「見たら解るだろ。そんなことーーーーってちょっと待て。何故、そこで泣きそうな顔になる?」

 

「い、いや。ただワシの事を一目で男性じゃと解ってくれたのが嬉しくての……(ごしごしっ)」

 

目尻の涙を拭きながら、秀吉は言った。

こ、こういう時はどうすれば………

戦いだと数多の知恵が回る榊だが、こういう時には疎いようだ。

とりあえず、ポケットからハンカチを取り出すと。目の前の秀吉に渡し、そそくさとその場から逃げるように坂本の後を追った。

 

 

 

Aクラスには既に一度、遣いとして来ているので中は見慣れているが。

 

「さて、舐められると駄目だから過剰な反応はするなよ」

 

そう告げる坂本の後ろでは………

 

 

 

『うわぁ、凄い!アキ!お菓子の食べ放題よ!?』

 

『止めなよ島田さん。そんなに騒いだら、僕たちの品位を下に見られるよ』

 

『………ポケットにお菓子をパンパンに詰めてるアンタに言われたくないわよ!』

 

島田が吉井にキャメルクラッチを決めた。

 

『イタタタタッ!!?お腹が裂けるウゥゥゥゥッ!!!?』

 

『見え…その技は見えない』

 

『ムッツリーニ!?しょんぼりしてないで助~け~て~!!!?』

 

………………

その騒ぎを無言で見ていた榊はなんとも言えない顔をすると、吉井にキャメルクラッチを決めている島田を右脇に挟むように包み、

 

『ちょっと!?いきなり何すんのよ!!?』

 

倒れてる吉井としょんぼりしている土屋の首根っこを掴んだ。

 

『助けてくれてありがとう榊君』

 

『………何故俺まで?』

 

「雄二殿。これ等は退場させても?」

 

未だ脇で暴れている島田を涼しい顔で無視しながら榊は坂本に訊ねる。

 

「止めとけ、お前の言う退場は多分一般と違う意味にしか聞こえねぇ」

 

「酷いですな。ただ縛り首にでもと思ったのですが…」

 

「そんな残念そうに他人の人生の退場を訊ねるな!!?」

 

(本当にコイツは自分が大切だと思った奴以外には容赦が無いな)

 

坂本は内心、俺は大切な部類に入ってて良かったと安堵した。

 

「本当にFクラスは猿が多いのね。キーキーキーキー五月蝿いわ」

 

そう言いながら来たのは木下秀吉の姉・木下優子。

そして…

 

 

「…優子、その言い方は駄目…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Aクラス代表(学年首席)の霧島翔子だ。




ちょっと今年は専門学生一年目+試作の小説をいくつか練ってるので、あまり投稿できないかもです

インフィニットや、信菜の野望、ガンダムを楽しみにしてた皆さん本当にすいません!!誠心誠意謝ります。
すみませんでした。

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