俺は弱い。
これは否定も逃げることも出来ない俺自身に突き付けられた現実だ。
どんなに粋がっても、どんなにデカい口を叩いても、皆と比べたら所詮俺は腰巾着に過ぎないんだ。
でもだから云って諦めるつもりは無い。
弱いまま甘んじるつもりも、その現実からだけは逃げるつもりもねぇ。
フェニックス家の皆さんや一誠達から学習し、俺なりの強さを身に付ける。
焦ってないと言われたら嘘になるけど、今の俺にはこれが最善なんだ。
「強く……もっと強くっ……!」
「よし、次は背筋1000回だ!」
「うぉっす!」
俺は匙元士郎なんだから。
元・主との縁を断ち切った匙元士郎。
フェニックス家による身請けをされた事により、その身の安全を確約された彼は、夏休み期間中に訪れたフェニックス家の城にて今日も元気に一誠達と鍛練と勉学に励んでいた。
「良いか? 全身の筋肉をキュッと絞ってから……バンと膨らませる! そうすれば黒神ファントム修得は近い」
「ちゅ、抽象的過ぎるぜ……」
「イメージが微妙に沸かない――」
「あ、出来ました先輩」
「慣れないと疲れるねこれは」
「「……」」
今のままでは駄目だ。
それは一誠との出会いにより人生に変化をもたらした元士郎達全員の総意だった。
「白音と黒歌はそのまま磨けば実践投入可能か……。
流石俺とファイトスタイルが似ているだけあって―――ぬふふふ」
「元々私はスキルで先輩の技を真似っこしたこともありましたからね、何となく身体が覚えてました」
「イッセーとにゃんにゃんしたい気持ちが私を突き動かすにゃん!」
しかし差というものはある意味で残酷だ。
『夏休み中は俺の知る限りの技術を教える』と言ってくれた一誠の期待に応えるのは、何時だって一誠大好き猫姉妹で、今もよく本人が好んで使用する黒神ファントムの使い方を掴み掛けている。
「
まったく白音はとことんスタイルが俺に似てるよ」
「加えて私とレイヴェルにも似始めてるし。器用貧乏みたいだにゃ」
「まあ、似ようとも私達に勝てなければ意味ありませんけど」
加えてスキルまで覚醒させた。
元士郎が羨ましいと思ってしまうのも半ば仕方の無い話だ。
「ほ、ホントにあの三人は一誠くんが大好きだよね……。白音さんも最初は付いていけてなかったのに、今じゃ談笑しながら殴りあってるもん」
「まったくだ、何時だって緊張感のない奴め」
加えてデュランダル使いのゼノヴィアと、禁手化と銀牙騎士の力に覚醒した祐斗も、疲労の色を見せるもキッチリと付いていってる訳で……一誠、レイヴェル、白音、黒歌の間で始まっている変則デスマッチを横目に、目に見えない速度による剣激合戦をしている。
「…………。それは俺に対する嫌味かラブコメカップル」
「え!? い、いやそんなこと……」
「フリードみたいな事を言わないでくれよ元士郎君……」
なのに自分はちょっとやったらすぐへばってしまい、こうして修行を休まず続ける友を見ているのが精一杯だ。
いや、勿論友人達は自分に気を遣うし、自分の中で強くなっていく感覚もしっかり感じる。
けど……やはり劇的な進化を自分だけがしていないせいか、お膳立てをして貰ってるのに結果を残せない申し訳無さが、元士郎の中で渦巻いているのは真実だ。
「けっ、卑屈になるなよバカが! なるくらいなら……がむしゃらに動けや元士郎!!」
だが諦める様な感情は皆無。
自分に手を差し伸べてくれた親友達の為、そして何より自分の未来の為に……。
「イッセェェェッ!! 俺も混ぜろォォォッ!!」
誰よりも強く、直向きに飛び出す。
「むっ! 来るか元士郎……!? ふははは、来い!!」
「おうっ!
それが、匙元士郎という少年のスタイルなのだ。
「え、レヴィアタン……様からですか?」
「うむ、ちょうどキミ宛にな。
何でも顔を見たいとの事だ」
「…………………。えー?」
改めて自分の在り方を磐石なものへと固めた元士郎は、自分なりの新技を駆使して一誠に一撃入れることに成功し、一段階上の領域に進化する手応えを得て修行を終えたすぐ後の話だった。
男三人とフェニックス三兄弟の6人一緒に朝風呂を堪能して汗を流した後、一緒に入らなかった当主シュラウドから呼び出された元士郎は、彼から手渡された手紙を読みつつ話を聞き、思いきり嫌そうな顔をした。
「魔王様からのラブレターとはやるじゃないか元士郎くんよ? ぬふふふ!」
「や、やめてくださいよ……」
出歯亀してるエロ親父みたいな笑みを見せながら、このこの~と手紙の内容を読んで顔を顰める元士郎を肘でつついてくるシュラウドにちょっとだけ辟易した気持ちになりつつ、内容について考える。
レヴィアタン……つまりセラフォルーからのお呼ばれデートのお誘いなのだが、うんざり気味な元士郎はシュラウドの前でもお構い無しに嫌そうな表情だ。
「これって、どうしても行かないとマズイですかね?」
「別にキミが嫌なら私からレヴィアタン様に断りの連絡をしておくが、良いのかね? カテレア嬢の事は?」
「あ……」
断る気満々だった元士郎の心が、シュラウドの言葉に僅かに揺らいだ。
その理由は言わずもながら、最近手紙のやり取りをちょくちょくやっている元・旧魔王派のカテレア・レヴィアタンの事だった。
『そ、その……わ、私と文通をして戴けませんか?』
別に何の接点も関わりも無い筈だったのが、あまりにも現代の三勢力の長を勤める連中にガン無視されているのが、見てられず思わず変な助け船を出したのが縁だった。
『本当に時折で構いませんので、顔を見せてくれたら――――嬉しいかな、なん……て』
露出の多い服装、褐色肌に眼鏡。
どうせ悪魔だし変なんだろうなー……と思っていた元士郎の心をある意味ぶち抜き掛けた女の悪魔はセラフォルーにより厳重な監視下に措かれていると手紙で知ってはいたが、あの会談以降会ったことは無かった。
「…………」
「茶化すとかでは無く、此方に滞在してる間に1度くらいは会ってみたらどうだい?
少なくともキミのお陰でカテレア嬢は命拾いしたのだし、何より可憐な女性二人と逢い引きできるなんて、羨ましいじゃないか。
私も昔はよくエシルと夜な夜な……うひひひひ!」
「あ、そ、そっすか……」
手紙では退屈だとか、セラフォルーが喧しいという愚痴めいた内容で締められているのは知っているが、実際の姿はどうなっているのかまでは文面からでは窺えないし、気にならないかと言われたら嘘にはなる。
後半辺りに吐いたシュラウドの言葉で色々と台無しになってるもののだ。
「えっと、ちょっと様子を見に行くくらいなら……約束しちゃいましたし」
故に元士郎は行かないという言葉を撤回し、シュラウドに対して頭を下げながら、行ってみると言った。
するとシュラウドは、それまでのエロ親父顔を引っ込めて満足気に頷きつつ『若いなぁ』と内心呟くのだった。
シュラウドおじ様から連絡が来た。
どうやら元士郎くんが……元士郎くんが来てくれる。
その事実だけでも私はもう堪らなくなっちゃうし、お腹がきゅんきゅんしておかしくなっちゃう!
だけど、ちょっとだけ悔しいんだよね……。
「ようこそ元士郎くん! さぁ、再会のハグとベロチューを……!」
「会っていきなりふざけんな痴女。で、あの人は何処ですか?」
シトリー家……。
つまり私の両親はソーナちゃんの元眷属である元士郎くんと兵藤一誠君達に対して、殆ど良い印象を持ってなく、折角来てくれたのに出迎えなんて誰も来ない。
まあ、煩い邪魔が居ないと考えればある意味ラッキーだし、敵意を向けるようなら黙らせれば良いしどうでも良い。
そんな事よりも重要なのは、問題は元士郎くんが来てくれた理由だ。
「言うと思ったけど、実際に聞くと悲しいなー?」
「あ、そ……。で、何処っすか?」
会談の時に捕らえて私の監視下に措かれたカテレアちゃん。
このカテレアちゃんが私にとって今最も障害になっている訳で、まさかあんなアッサリと元士郎くんと仲良しになれるなんて思ってもなかった。
「このお城の地下だけど……カテレアちゃんだけじゃなくて私には――」
「そっすか、じゃあ会わせてください」
「むー」
カテレアちゃん恐ろしい子!
私だって抱き着いたりしたのに、何でこんなに差があるのか全然わからないくらい、元士郎くんはヤケにカテレアちゃんに優しく、今も私のハグを避けた元士郎くんは、私を蔑んだ目で見据えながらさっさとカテレアちゃんの所へ案内しろと言ってきた。
蔑んだ目をされてドキドキするけど、何かが違う。
けど元士郎くんに言われたら案内せざるを得ない訳で……。
「くすん……。
今日も元士郎くんの為にパンツ履かないで居たのに……」
「…………………。突っ込まねーぞ」
「え、つ、突っ込むなんて……。こ、こんな所で元士郎くんのケダモノ……」
「……。殴りてぇ……」
しょうがないから私は元士郎くんを連れ、周囲から元士郎くんへ向けられる敵意の視線を黙らせながらカテレアちゃんの待つ地下のお部屋へとご案内する。
「想定してた通り、シトリー家の方々は俺をぶっ殺すだけじゃ足りないくらい憎んでるようで。
ま、次期当主候補を裏切った下僕風情だし、仕方ねーな」
「ごめんね……。
皆現実を受け止めたくなくて、元士郎くん達のせいにして偽りの安心が欲しいみたいで」
「別にこの家の方々から憎まれても、俺はどうとも思いませんのでお好きにどーぞ」
……。そうだよね。
事実を受け止めずに他人のせいにし続けようとする根性だから、元士郎くんは幻滅したんだもんね。
私はその事については何も言えないよ……。
私に出来るのはこんな状況と風評を少しでも和らげる事。
「私もカテレアちゃんくらいはあるんだけどなー? おっぱいとか」
「それを聞かされてどうしろと?」
「いやだから、ね? 元士郎くんの元士郎くんを挟んだりも出来るし、ちゅーちゅーしても良いんだよ?」
そして何をしてでも元士郎くんを愛する事。
あぁ……カテレアちゃんの事が無かったら今すぐにでも元士郎くんが欲しい……。
セラフォルーの監視下に置かれてからの私は、外に出られず彼との文通をするのが楽しみだった。
最初はどんな事を書けば良いのかと、3日3晩悩んでましたけど、慣れてしまえばコッチのものです。
彼の手紙には何時も友達との生活が書かれており、そこは年相応の男の子だなと、胸の中が暖かくなって――――じゃなくて、私の仲間になる為に着々と洗脳をですね……はい。
「はぁ……それにしても、何時になれば会えるのでしょうか」
シトリー城の窓の無い地下の小部屋で、質素な椅子に凭れながら私はあの少年の事を浮かべながらふと交わした約束について考える。
所詮口約束だし、彼は人間界で活動しているので、会うともなれば相当な手順を踏まなければ殆ど不可能なのは頭では分かっているものの、やはり直接会わなければ仲間にするのは難しい。
いえ、決して会えずに寂しいとかじゃなくてです。
「元士郎……」
でも会えないと胸の中の何かが内側から叩く。
思えばこんな気持ちを抱いたのは初めてかもしれない。
無視され続けた私の為に、あの化け物揃いに向かって臆する事なく声を荒げた姿。
化け物男にあわや殺されそうになった私の命を結果的に救った時の表情。
その全てが頭からずっと消えずに私の胸の中の何かを叩き続ける。
この気持ちは何なのか……いや、私も子供じゃない――解ってる。
真なるレヴィアタンとしては愚考だけど、私は――
「カテレアちゃーん生きてるー? お客さんだよー……ちぇ」
「お客さん? この私に一体誰…………が……?」
「………。ども」
この少年に……その……うん。
…………………。俺は何をしているんだ?
確かにカテレア・レヴィアタンって人とは最近手紙のやり取りをしていたかもしれない。
けど何を真に受けて会いに来てるんだよ……。
そんな暇があるから、もっと強くなるべきだろう。
「な……な……元士郎……!?」
「アレっす、夏休みなんでフェニックス家に滞在を……」
それなのに俺はどうしてこんな……。
「そ、そうだったのですか……それで」
「えぇまぁ……約束しましたし」
「……………。ふんだ」
シュラウド様以外には内緒で此処に来た俺は、驚いた顔をしているカテレアさんに理由を話ながら、部屋の隅にあった椅子を引き寄せて座る。
地下と聞いた時はもっと独房みたいな部屋かと思ってたけど、小さいながら電気はあるし、カテレアさんの姿もあの会談の時と変わらず健康そうだ。
服装も露出の高いドレスじゃなくて、白いブラウスに黒いスーツスカートを履いていて、目のやり場に困ることも無い。
質素なベッドに座って勝手に拗ねてる痴女スタイル魔王とは大違いだぜ。
「間違いが起きても嫌だから、私も居るからね」
「起こすかよバカ!」
「………」
セラフォルー・レヴィアタンがジト目でカテレアさんを睨む意図が解らんが、とにかくカテレアさんは無事みたいだ。
しかし会いに行くという約束を果たした今、俺は何をすべきなんだろうか? よくよく考えたら手紙のやり取りで、ある程度の近況は互いに把握してるし……。
「私から言った口約束なのに来てくれたんですね……ふふ、嬉しいです」
「うっ……!?」
「むっ……」
そう考えていた俺に、カテレアさんは微笑んだ。
この人からすれば、元人間の下僕悪魔でしか無いというのに、微笑んでる。
「来てくれてありがとうございます。
私はこの通り何も出来ませんが、ゆっくりして行ってくれたら良いかなって……思ってます」
「あ、は、はい……」
「むー」
何なんだよ……どうしてちょっと照れてるんだよ。
どうしてそんな……心がざわつく様な笑みを見せるんだよ……手とか握ってきたし。
「お手紙も良いですが、やはりこうして直接会うと緊張してしまいますね。真なるレヴィアタンとしては失格かもしれませんけど……」
「い、いや別にそんな……」
カテレアさんの手……あったけぇし柔らかい。
それに、年上なのにやけに可愛く見えて仕方ない。
「元士郎、あの時は本当にありがとうございます。
今は確かに不自由な生活を送っていますけど、アナタのお陰で生き延びられました」
「れ、礼なんて別に。
俺は弱いし、偶々上手く運んだってだけですし……」
「そんな事はありません。
少なくとも私は、あの化け物揃いの軍団に向かって意見をキチンと述べたアナタの姿を弱いとは思いません」
それに距離も近くて、あの時みたいに良い匂いがするし……。
こ、これは演技なのか? どうなんだよ……わからない!
「で、ですので……あの……」
「は、はい……」
「ちょっとちょっと近いってば」
なんて……カテレアさんに手を握られながら微笑みを向けられて訳がわからなくなっていた俺は、ひたすら考えることに没頭しすぎて反応が遅れてしまった。
「その……え、えいっ!」
「え……?」
「あぁーっ!!!」
自分の頬に伝わるカテレアさんの唇の感触。
そして断末魔にも聞こえるセラフォルー・レヴィアタンの絶叫が耳をつんざいた事で漸く気付け、全身の血液が沸騰しそうな感覚を覚えながら、俺はパニックになりそうな精神のまま目に映ったカテレアさんの表情は……。
「お、お金も何もありませんので……。
こ、これくらいしか今の私には出来ませんから……ふ、ふふふ」
「ぅ……ぉ……!?」
褐色の肌でもわかるくらいに真っ赤な顔で微笑んでおり、それを鼻先がくっつくくらいに近い距離で見てしまった俺は、揺れる髪から香る良い匂いも相俟って、物凄いヤバイ気分になっちまいそうです。
や、やってしまった……。
何をやってるんだ私は……。
「な、な、か、カテレアちゃん酷いよー!!」
「…………」
鏡を見なくても解るくらい真っ赤になっているだろう私に、セラフォルーが泣きながら文句を言っているけど、その内容は頭がパンクしそうな私の耳に入らない。
「ま、あ、え……? な、えぇー?」
恐らく彼も自分が何をされたのか解ってないのだろう。
目を泳がせながら只ひたすらに困惑している声が聞こえるけど、此処に来て恥ずかしさで俯いてしまった私にはその表情を伺い知ることは叶わない。
「元士郎くん、私もちゅー!!」
「うわっ!? や、やめろゴラ!!」
「何でよ!? カテレアちゃんは良くて私は……!」
「あ、アレは予想外だ!
だ、だってそもそもこの人は旧魔王派で俺みたいな転生悪魔なんか死ねとか思ってるんだろ!? こ、こんなん想定できるかよ!」
わ、私だって自分のやったことに今更ながら信じられないと思ってますよ。
そもそも男の人に頬とはいえ接吻なんて初めだったし……うぅ。
「ご、ごめんなさい……。
そ、その……アナタは特別というか、初めてで何分勝手が……。へ、下手だったでしょうか?」
「は、はじ!? ちょ……ええっ!?」
「元士郎くんは私のなの! カテレアちゃんのじゃない!!」
で、でも……やはり悪くない気分なんですよね……はは、あははははは。
「ちょ、ちょっと離れろ! ど、何処触って……あひん!?」
「やだ……やだよー……元士郎くんが好きなのに……!」
「そ、そんなこと言われたって……お、俺……」
「あ……ご、ごめんなさい。やっぱり駄目、でした?」
「いえそんなことはありません」
「あーん! どうしてカテレアちゃんにだけそんなキリッとするの!?」
「だ、だって意外というか。
年上とは思えないギャップの可愛さが……」
「へっ!? か、可愛い……? わ、私が……?」
「い、いえ所詮転生悪魔ごときの戯れ言ですけど……」
「そんな事……。ふふふ、どうしてもアナタにそう言われると嬉しく思います……」
「うっ……!?(ちょ、直視できねぇ……!)」
「私は!? ねぇ私は!?」
終わり
補足
……。カテレアさんが正ヒロイン道を爆走しちゃってる。
いや、ホントマジで最初は威厳ありまくりの悪役様の予定だったんですよ?
でも、インフレ変態化したメンツじゃ二秒前に消されるし……と考えてたらぽんこつヒロインに……。
匙きゅんからすれば、正攻法で来られると逆にドキドキしちゃうんです。
だってまだ高2だもん……しかも相手は年上なのにギャップ萌えバリバリの美女やし。
その2
ヒロイン脱落とか言ってるそこのアナタ!
元士郎くんは元士郎くんで一応初期よりセラフォルーさんとの壁は壊れてます。
それに変態が負けるか!? 否! 黒歌さんを見よ!! ガブリーさんを見よ!! 予備軍気味のルフェイたんを見よ!!! グレイフィアたん(?)を見るが良い!
……とだけ言っときます。
まあ、簡単に言えば脱落は割りと有り得ない。