ソードアート・オンライン~死神と呼ばれた剣士~   作:畜生ペンギン

99 / 154
Part85 最後の詰め込み~皆の助け~

哲也「くそ・・・眠い・・・・・・」

 

里香「寝ない寝ない!!!!さぁ次よ次!」

 

哲也「珪子!眠気覚まし!!!!」

 

珪子「分かりました!!!!」

 

俺は珪子にハリセンでぶっ叩かれた、これは俺が眠気の極限に達した時に思いついた眠気覚ましだ。

 

哲也「よし!んじゃあ次だ!!!!!」

 

翔「もう木曜日、しかも5時間目前、格段に頭は良くなってるがこのままじゃ・・・・・・」

 

琴音「厳しいよね・・・・・・」

 

翔「大人の力でも借りれればな・・・」

 

哲也「・・・・・・大人?」

 

翔「?どうした?」

 

哲也「それだ!!!!翔!!!!頼む!今日8時から10時くらいまでの間俺に時間をくれ!!!!」

 

翔「なんだ?アテでもあるのか?」

 

哲也「もち!!!!」

 

翔「・・・・・・まぁこれでサボってたらお前の首が閉まるだけだからな、信頼してお前に時間をやる。」

 

哲也「やりぃ!!!!」

 

明日奈「いいから哲也君は勉強!!!!」

 

哲也「はい・・・」

 

俺は着実に知能を付けていってるが、まだまだ足りない、大人の知恵、多分゛アイツ゛なら・・・・・・

 

凛「はい!皆話を聞いて!」

 

哲也「?次国語?」

 

凛「ううん、次の授業なんだけど、急遽自習となりました!テスト前のこの時間!大事に使ってね!一応私がここにいて皆の見張りって形になるけど、私に国語のことを聞いてもいいからね!」

 

哲也「なぁ!?自習!?」

 

明日奈「ふふふ♪勉強出来る時間増えたね♪」

 

里香「それじゃあ続きと行くわよ!!!!」

 

琴音「ほらファイトファイト!!!!」

 

珪子「もう1発行きますか?」

 

哲也「ひぃぃぃぃぃぃぃ!!!!」

 

翔「俺も勉強するか・・・・・・」

 

凛「大変そうね、哲也君。」

 

木綿季「・・・・・・・・・」

 

凛「あれ?哲也君に勉強教えないの?」

 

木綿季「実は・・・・・・」

 

カクカクシカジカ。

 

凛「なるほどね、それで少しジレンマになっちゃってるのね。」

 

木綿季「応援したいけどあんなこと言っちゃったし・・・・・・ボクどうすれば・・・」

 

凛「先生から言えるのは・・・・・・ただ、大好きな彼を信頼して待っててあげなさい、貴方が言ったんだから貴方は貴方でそれ以上の点を取れなきゃ荒波君に顔向けできないわよ?」

 

木綿季「・・・・・・それもそうだ!!!!よぉし!もっと勉強頑張るぞー!!!!」

 

※それじゃあ哲也が5位以内に入りづらくね?と言うツッコミは無しで。

 

凛「頑張ってね!」

 

琴音「珪子!!!!」

 

珪子「はーい!!!!」パーン!!!!

 

哲也「もう疲れたよぉぉぉぉぉぉ!!!!」

 

そろそろ疲れの限界が見えてきた哲也、今日の夜の哲也の秘策で少しでも挽回といけるのか!?

 

~~~~~~~~~~~~~~~

 

哲也「くぁ~!!!!久しぶりの我が家だ~!!!!」

 

放課後の翔の家の勉強もこなし、琴音の夕食も食ったところで俺は一旦帰ってきた。

 

哲也「さてと!!!!早速行くか!!!!」

 

俺はアミュスフィアを装着し、ALOにログインした。

 

哲也「リンクスタート!!!!」

 

さて、何故俺がALOにログインしたと思う?遊ぶため?気分転換?いや、そんなんじゃない。

 

テツヤ「アイツもいるみたいだし、さてと、早速行くか!!!!」

 

俺は家を飛び出し、走ってカノンの元に向かった。

 

テツヤ「カノン!!!!」

 

俺は走った勢いのまま、扉を開けた、そこにはレイとカノンが何やら話をしていた。

 

レイ「なっ!?テツヤ!!!!君はここをどこだと思ってるんだ!!!!」

 

カノン「別に良い、わらわは騒がしいのを好む、はて、なんのようじゃテツヤ?」

 

テツヤ「頼む!!!!俺に勉強を教えてくれ!!!!」

 

俺はカノンとレイに土下座をして頼んだ。

 

カノン「勉強?何故ALOに来てまで勉強を?」

 

テツヤ「じ、実は俺テスト前なんだが、崖っぷちに立たされてんだよ!!!!クラス5位以内かつ学年で50位に入らなきゃユウキと別れる羽目になんだよ!!!!」

 

レイ「わ、別れる!?き、君の学力はどれ位なんだい!?」

 

テツヤ「正直今も勉強してようやく盛り返してるけど勉強する前はドベに毛が生えた程度で・・・・・・」

 

レイ「はぁ・・・・・・君の馬鹿さ加減には呆れるよ・・・・・・」

 

カノン「仕方ない、お主とユウキが別れてしまったらインプにも被害が及ぶ、ここはわらわとレイが手伝うとしよう。」

 

レイ「僕もですか?」

 

テツヤ「頼むレイ!!!!埋め合わせは何でもする!!!!」

 

レイ「そうか、なら僕もして欲しいことがあってね、それに手伝ってくれるかい?テスト開けで構わない。」

 

テツヤ「おう!良いぞ!」

 

レイ「よし、なら早速取り掛かろう、言っとくが僕が勉強を教えるんだ、もしもこれで低い点数なんてとって帰ってきたら・・・・・・分かってるね?」

 

カノン「ではわらわも知恵を貸すんじゃ、低い点をとってきたら暫くは家に帰れなと思え?」

 

テツヤ「望むところだ!!!!」

 

カノン「それではこのテーブルを使うがいい、どれ、範囲はどの辺じゃ?これを使うがいい。」

 

そう言ってカノンは数学から英語、あらゆる教科の教科書を俺に渡してきた。

 

テツヤ「うおっ!?すげぇな!って感心してる暇はない!ええっと・・・・・・今はここが1番やばい!!!!」

 

カノン「なんじゃ、因数分解か?」

 

テツヤ「あぁ、出来れば他の範囲も頼みたい!!!!」

 

レイ「ならそこは僕が教えよう、そこは最近力を入れている場所でね、僕の復習にもなる。」

 

テツヤ「じゃあ頼むぜレイ!!!!」

 

カノン「なら、わらわはレイの補助に回るぞ、期待してるぞレイ この緊急事態にどれだけ動けるか。」

 

レイ「はっ!さぁテツヤ!!!!気合を入れるんだ!!!!」

 

テツヤ「任せとけ!!!!」

 

そんな訳で、レイとカノンのスパルタ授業が始まった。

 

レイ「だからここのaはこのaと同じだから括れと何度言ったら分かるんだ!!!!」

 

テツヤ「あぅ・・・」

 

カノン「テツヤよ、気を詰めすじゃ、リラックスしなければ入るものも入らんぞ?」

 

テツヤ「そ、そうか?」

 

レイ「ならばリラックスするがいい。」

 

テツヤ「おう・・・・・・すぅ・・・・・・よっしゃ、もういっちょ教えてくれレイ!!!!」

 

レイ「良し、ここは~」

 

~1時間後~

 

テツヤ「レイ!!!!これでどうだ!!!!」

 

レイ「どれどれ・・・・・・ん、ようやく満点だな。まぁ因数分解からその他の範囲を良く1時間で覚えられたね。」

 

テツヤ「やったぁ・・・疲れたぁ・・・」

 

カノン「良くやったぞレイ、さて、お次はわらわじゃな、テツヤよ、わらわが文系強化を叩き込んでくれる、わらわは明日はフリーなんじゃ、お主が完璧に理解するまでは付き合ってもらうぞ・・・・・・覚悟するんじゃぞ?」

 

テツヤ「は、はい・・・・・・」

 

レイ「なら今度は僕もできる範囲のカバーをしよう、テツヤ 君がへこたれた時は僕の鉄拳制裁と行くぞ?」

 

テツヤ「望むとこだ・・・・・・んじゃあやろうカノン!」

 

カノン「そうしよう、それじゃあ国語からじゃな。」

 

そんな訳で数学をこなした俺はカノンから文系強化を教わることに。

 

カノン「お主国語はそれなりにできるようじゃな。」

 

テツヤ「まぁ国語は頼れる友達がいてね、そいつに初日に叩き込まれた。」

 

カノン「ならば、日本史 世界史といこう。」

 

テツヤ「おう!」

 

カノン「それじゃ早速じゃがな、日本が鎖国してる頃に黒船に乗ってきたアメリカ人はだれじゃ?」

 

テツヤ「んなの簡単、ペリーだろ?」

 

カノン「ではそのペリーと結んだ条約は?」

 

テツヤ「ええっと・・・・・・日米修好通商条約?」

 

カノン「ハズレじゃ、まぁよくあるミスじゃな。」

 

テツヤ「あれ?」

 

レイ「正しくは日米修好条規、日米修好通商条約はペリーの後のハリスが来た時に結んだ物だ。」

 

テツヤ「なるほど・・・」

 

カノン「説明ありがとうレイ、お次は・・・」

 

~数時間後~

 

カノン「随分と飲み込みが良いの、まさか数時間でこの量を覚えられるとはな。」

 

今俺達の前には山積みになった大量の紙が積み重なっている、この量を俺は勉強したんだな・・・

 

テツヤ「へへへ・・・ユウキの為ならこんくらいどうってことは・・・・・・」

 

俺はそう言ったところで疲れ果てて眠ってしまった。

 

レイ「なっ!?」

 

カノン「ふむ、疲れて眠ってしまったようじゃな、レイ 布団を持ってきてくれぬか?」

 

レイ「な、なんだ・・・全く、紛らわしい奴め・・・」

 

テツヤ「Zzz・・・・・・ユウキぃ・・・・・・」

 

カノン「やれやれ、アラームを掛けといてやるか、一応6時半頃で掛けておこう。」

 

レイ「何故僕が君の為なんかに・・・」

 

そう言ってレイは眠っているテツヤに布団をかけた。

 

テツヤ「Zzz・・・」

 

レイ「・・・・・・良くやったよ、テツヤ 褒めてあげるよ。」

 

カノン「素直になれんやつじゃな、レイも。」

 

レイ「・・・・・・申し訳ありません・・・・・・」

 

カノン「構わん、それじゃあわらわはそろそろ落ちるぞ、明日は早いのでな。」

 

レイ「あれ?明日はフリーと・・・」

 

カノン「嘘じゃ、でもそうでも言わんと恐らくこやつはわらわに気を使い始める、その為の嘘じゃ。」

 

レイ「な、なるほど・・・」

 

カノン「領主たるもの、仲間の性格は理解しておくものじゃ、それじゃあレイ、さらばじゃ。」

 

レイ「なら僕もそろそろ落ちるか・・・・・・」

 

テツヤ「Zzz・・・・・・」

 

レイ「・・・・・・・・・・・・全く。」

 

~翌日~

 

テツヤ「Zzz・・・・・・って・・・・・・ん?えぇ!?朝ぁ!?」

 

俺は朝起きた瞬間ちょっとパニックになった。

 

テツヤ「なんてこった!早くログアウトして・・・・・・ん?なんだこれ?」

 

俺はテーブルの上に布巾がかかった皿に目を通した、なんだと思い気になって見てみると、皿の上にはサンドイッチと手紙が置いてあった。

 

テツヤ「?なんの手紙だ?」

 

手に取って読んでみると、それはレイからの物だった。

 

『馬鹿なツラして眠っている君のために僕が一応朝食を用意しといてあげたよ、これを食べて今日の勉強も頑張るんだね、低い点数を取った時は覚悟しておくんだね。レイより。』

 

テツヤ「ったく、アイツらしいな。」

 

俺はそのサンドイッチを手に取り食べながら家に戻り、食べ終えてログアウトをし、急いで翔の家に向かった。

 

哲也「悪い翔!!!!」

 

翔「おう、遅いぞ哲也、んじゃあお前の成果を確認するためにテストあるから解いてくれ、朝飯は?」

 

哲也「少なめでいいが貰う!んじゃあテストだ!!!!」

 

翔「ほらよ。」

 

俺は翔からテストを受け取り、テストを解き始めた。

 

うん、分かる、昨日レイとカノンから教わった数学と文系科目が手に取るように分かる。

 

哲也「よっしゃ!!!!出来た!!!!」

 

翔「どれどれ・・・・・・・・・っ!?ど、どうしたんだお前!?」

 

新井「ん?なんかあったの?」

 

翔「こいつ化学物理生物以外点数が驚くほど上がってやがる!壊滅的だった数学と英語まで!!!!」

 

新井「うそぉ!?」

 

哲也「はっはっはっ!!!!これが俺の力だ!!!!後は理科全般だけだ!!!!」

 

琴音「頑張ったんだね哲也も、はい、いっぱい食べて今日も頑張ろうね!!!!」

 

哲也「おう!」

 

今日は金曜日、里香や明日奈のスパルタ授業も今日が終われば終わる、この日をどんだけ待ち望んだことか・・・・・・

 

里香「オラー!勉強じゃー!!!!」

 

明日奈「Let's do it!!!!」

 

哲也「へいへい、今日も頑張るか。」

 

里香「おっ、今日は沙いいわね。」

 

哲也「今日でこのスパルタ授業もラストだからな、今日くらい素直にやらなきゃ。」

 

里香「?何言ってんの?」

 

哲也「え?」

 

翔「明日からは明日奈は厳しいが里香が加わるぞ?」

 

哲也「なにぃ!?」

 

里香「この里香様に感謝しながら勉強するといいわ!!!!ほらさっさとやる!!!!」

 

哲也「んな馬鹿なぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」

 

とまぁ、軽く絶望したが、しても仕方ないので今日も1日頑張る。

 

哲也「うぅ・・・眠ぃ・・・」

 

珪子「どーん!!!!」パーン!

 

哲也「はぅ・・・もう嫌こんなん・・・」

 

明日奈「頑張れ頑張れ!!!!」

 

里香「これもテスト後の木綿季とのイチャイチャの為よ!!!!」

 

哲也「・・・・・・それも出来ないんだもんな・・・・・・」

 

明日奈「へ?なんて?」

 

哲也「いや、何でもないさ、さぁ次だ!教えてくれ2人共!!!!」

 

畜生・・・何故だ・・・何故テスト開けも木綿季とのイチャイチャを邪魔されなきゃなんねぇんだ・・・・・・

 

哲也「はぁ・・・憂鬱・・・・・・」

 

~~~~~~~~~~~~~

 

里香「ここはこうだってば!!!!」

 

哲也「んな事言ったって分かるかぁ!!!!」

 

あの後、放課後になり遂に放課後の勉強にも里香が加わってしまった。

 

新井「なぁなぁ、ここってこうだよね?」

 

里香「へ?あ、そうそう、飲み込み良いわね新井君は、どっかの馬鹿と違って。」

 

哲也「なにおぅ!?」

 

ちなみに新井と里香はこれが初対面、でも2人のコミュニケーション能力を持ってすれば最早初対面=即友達のようで、もうとっくに仲良くなったようだ。

 

琴音「ほらほら、頑張れ頑張れ!!!!」

 

翔「残すは今日入れて3日、数学と文系強化は大分と言うか昨日でほぼ完璧に近くなったからな、後は残す理科系科目と他の強化でも満遍なく点を取るために復讐をこなさなきゃな。」

 

里香「そゆことよ!!!!ほら頑張れ頑張れ!!!!」

 

哲也「ご褒美が欲しい・・・・・・」

 

琴音「・・・・・・・・・・・・」

 

その後、いつも通り勉強、飯、風呂、また勉強のルーティーンをこなした。

 

哲也「おら!これでどうだ!!!!」

 

里香「どれどれ・・・・・・ふーん、物理もある程度できるようになったじゃない。」

 

哲也「物理は数学に似てるからな・・・・・・数学はアイツに散々叩き込まれたからな・・・・・・」

 

琴音「アイツって?」

 

哲也「レイだよ、いやぁスパルタだった・・・」

 

琴音「レイ?と言うことは昨日ALOに?」

 

哲也「そっ。」

 

翔「ふーん、ALOにもう俺ら以外の仲間を作ってんのか、流石だな。」

 

哲也「単なるインプのやつだよ、ついでに領主にも勉強教わってきたんだ。」

 

里香「へぇ~流石だと言いたいところだけど、甘いわ哲也!!!!」

 

哲也「?」

 

里香「ALOに行かなくてもここに頼れるお姉さんが・・・」

 

哲也「いねぇよ。」

 

里香「なんですってこの馬鹿たれ!!!!」

 

哲也「んだと!?」

 

新井「まぁまぁ喧嘩しないの、勉強勉強。」

 

里香「・・・・・・まぁ、新井君に免じて許したげるわ。」

 

哲也「ちっ、調子いいやつ。」

 

里香「あらぁ?そんな口の効き方していいのかしら?」

 

哲也「あん?」

 

里香「じゃあいいわ!!!!今後リズベット武具店ではアンタの武器は取り扱いしないわ!!!!」

 

哲也「んなぁ!?それは勘弁してくれ!!!!」

 

里香「だったらもっと里香様に感謝しなさい!!分かったらさっさと勉強やる!!!!」

 

哲也「卑怯だそんなん!!!!」

 

翔「あ、今日はもう勉強止めにしよう、気づけば2時だ、いくら土曜日で学校が無いからと言って過度な夜更かしは危険だからな、ほら、テストだ。」

 

哲也「へーい。」

 

そして俺らは翔から貰ったテストを解答した。

 

翔「うん、琴音と里香は文句なしだな、んで持って新井もまぁ良いだろう、さて、問題児は・・・・・・・・・おぉ!?」

 

哲也「どうだ!?」

 

翔「来たぞ!!!!新井越え!!!!」

 

哲也「良し!!!!」

 

新井「あちゃー負けちゃったか~」

 

琴音「やったね哲也!!!!」

 

里香「まぁこの私のお陰ね!!!!」

 

哲也「とりあえず新井は超えた!!!!後は力を付けるのみ!!!!」

 

翔「だな、さぁ寝よう、明日に備えて。」

 

哲也「おう!!!!」

 

俺らは眠りに付いた、疲れ果てて気づけばもう爆睡してたみたいだ。

 

哲也「Zzz・・・・・・」

 

「・・・・・・寝たみたいだな。」

 

そう言って現れたのは飛鳥、今日もあの方法で哲也のサポートをするらしい。

 

飛鳥「んじゃあ行くぞ~」

 

~1時間後~

 

飛鳥「よし、こんなとこだな、んじゃあね~」

 

~翌朝~

 

哲也「あれ?俺こんな所勉強したっけ?」

 

琴音「今度は早く起きて勉強したんだね!!!!」

 

新井「やるなぁ哲也。」

 

哲也「?」

 

この土日が命運を分ける、俺は死にものぐるいで今まで以上に勉強した。

 

哲也「ウトウト・・・」

 

琴音「起きて哲也!!」

 

哲也「はっ!!」

 

 

 

 

 

 

 

哲也「ここはこうだろ?」

 

里香「だぁかぁらぁ!!!!」

 

哲也「うぅ・・・・・・」

 

 

 

 

 

翔「飯の間も勉強だぞ。」

 

琴音「正解!!!あーん♪」

 

哲也「あーん・・・」

 

新井「死ね死ね死ね死ね死ね・・・・・・・・・!!!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

哲也「Zzz・・・」

 

飛鳥「ここの法則は・・・・・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

哲也「もぐもぐ・・・インドネシア!!!!」

 

里香「正解!!」

 

琴音「ここは!?」

 

哲也「南アメリカ!!!!」

 

琴音「正解!あーん♪」

 

哲也「あーん・・・もぐもぐ・・・次!!!!」

 

新井「ここは?」

 

哲也「あん?太平洋?」

 

新井「正解だ!あー・・・」

 

哲也「いらねぇよお前のなんか!!!!」

 

 

 

 

 

 

哲也「つ、疲れた・・・・・・このままじゃ寝る・・・・・・里香!!!!」

 

里香「どりゃあ!!!!」バチーン

 

哲也「いってぇえぇえぇぇぇぇ!!!!でも回復!!!!」

 

琴音「死なないでよね・・・・・・」

 

 

 

 

 

 

哲也「はぁ・・・風呂の中でも勉強とはな・・・・・」

 

琴音「哲也!身体洗うよ!!!!」

 

哲也「のわぁぁぁ!?琴音のエッチ!!!!!」

 

新井「立場逆じゃね?」

 

 

 

 

 

 

翔「・・・・・・・・・そこまでだ!!!!」

 

哲也「終わった~!!!!」

 

翔「後は採点だ!!!!さぁてどうなってるかな・・・・・・うん、里香琴音共に満点、でも新井も80点だ!!!!」

 

新井「おっ、上がってる!!!!」

 

翔「さぁ最後だ!哲也は・・・・・・おぉ!?」

 

哲也「何点だ!?」

 

翔「聞いて驚け!!!!満点だよお前も!!!!」

 

哲也「っ!?よっしゃぁ!!!!」

 

琴音「やったね哲也!」

 

哲也「やったよ琴音!」

 

新井「まぁ後は本番あるのみだな。」

 

里香「後は明日に備えて寝るだけよ!!!!さぁ寝た寝た!!!!」

 

哲也「おう!!!!」

 

いよいよ明日はテストか・・・・・・後は今日の結果を頭に入れてテストに望むだけだ!!!!

 

そして、今日の晩。

 

哲也「Zzz・・・・・・」

 

「・・・・・・哲也、哲也。」

 

哲也「ぁ・・・・・・?誰だ?」

 

「私だよ、哲也。」

 

哲也「琴音?どうし・・・・・・!?」

 

俺は声のする方を見た、するとそこには下着姿の琴音の姿があった。

 

哲也「ど、どうしたんだ!?」

 

琴音「・・・・・・ご褒美が欲しいって言ってたでしょ?・・・・・・私の身体がご褒美になるかはわからないけど・・・・・・この姿を目に焼き付けて欲しいな・・・・・・/////」

 

哲也「琴音・・・・・・新井に見られたら大変だぞ、布団に入れ。」

 

琴音「っ!うん!!!!」

 

哲也「ったく・・・・・・ありがとな琴音・・・・・・」

 

琴音「どういたしまして♪」

 

疲れた目と身体に琴音の下着姿、木綿季じゃないのは残念だが、それでも男子高校生の俺からしたら大きなご褒美だった。

 

琴音「むにゃむにゃ・・・哲也ぁ・・・Zzz・・・」

 

哲也「サンキューな・・・今週ずっと俺に付きっきりでいてくれて。」

 

俺は琴音へのお礼になるかは分からんが、頭を軽く撫でた後に就寝した。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~

 

琴音「ふぁ~・・・・・・もう朝か・・・・・・あれ?哲也?」

 

琴音が目を覚ますと、その目線の先には勉強している哲也の姿があった。

 

哲也「ここはこうで・・・・・・」

 

琴音「・・・・・・流石だね哲也は・・・・・・」

 

哲也「あれ?もう起きたのか?」

 

琴音「哲也が早過ぎるんだよ、真面目なんだから。」

 

哲也「へへっ、こうなったら行くとこまで行こうと思ってな。」

 

琴音「それじゃあ私からのエールあげる!!!!」

 

そう言って琴音は哲也を後ろから抱きついた。

 

哲也「ぬおっ!?」

 

琴音「えへへ♪」

 

哲也「・・・・・・ったく・・・・・・」

 

琴音「頑張ってね♪哲也♪」

 

哲也「任せとけ。」

 

いよいよテスト!!!!哲也は別れるのを回避できるのか!?




いよいよテスト本番を迎えた哲也。

哲也は無事に木綿季から課せられたお題をクリアできるのか!?

次回もお楽しみに!!!!

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。