ソードアート・オンライン~死神と呼ばれた剣士~ 作:畜生ペンギン
琴音「Zzz・・・」
哲也「・・・・・・ん・・・・・・ってぇ・・・・・・くっつきすぎだっつの琴音!!!!」
俺は身体にまとわりついてる琴音を揺すって起こした。
琴音「もう朝~・・・?」
哲也「朝だけどその前にくっつきすぎ!」
琴音「だって人肌が恋しいんだもん・・・」
哲也「はぁ・・・朝飯食えないんだけども?」
琴音「なら私を食べて・・・・・・?」
哲也「アホ!!!!」
俺は寝ぼけてるっていうか本当にアホなことを抜かす琴音をしばいた。
琴音「痛い~!!!!」
哲也「あのなぁ!?そう言うのは゛好きな人゛に言いなさい!!!!簡単に身体売るなアホンダラ!!!!」
琴音「だから言ってるんだもん・・・・・・/////」
哲也「あん?」
琴音「何でもないですよーだ!哲也の馬鹿!!!!鈍感!!!!」
哲也「???」
新井「鈍いなぁ・・・」
翔「だな。」
俺は何故か琴音に怒られ、疑問に思いながら翔が用意してくれた朝飯を皆で食べて、朝の勉強時間、ちなみに起きたのが6時ジャストで朝飯を食ったのが10分くらい、まぁ1時間は勉強出来る。
哲也「眠いなぁ・・・」
新井「なんで俺までこんな時間から・・・」
翔「文句言ってないで勉強勉強、木綿季と別れるハメになるぞ。」
哲也「うっ・・・そういや琴音は?」
翔「琴音には今日も手伝って貰う、その一個の過程でちょっとしたことをしてもらってる。」
哲也「ふーん、まぁいいや、勉強勉強!!!!」
俺は翔と新井に手伝って貰いながら短い時間でも色々なことを頭に詰め込んだ。
哲也「ふぃー・・・今何時~?」
翔「7時半だ、まぁそろそろ出るか。」
新井「やっと終わった~・・・」
哲也「んじゃあ行くか~」
琴音「レッツゴー!!!!」
哲也「お前今まで何やってたの?」
琴音「なーいしょ♪それじゃあ行こ!」
哲也「そうなのか?んじゃあ行くか・・・」
俺達は準備諸々も終わらせてた為すぐに家を出て駅に向かった、俺は琴音に手を引っ張られながら駅に向かった、なんか後ろからえげつない鋭い眼光を浴びてた気がしたがまぁ無事に駅付いて電車を待つが、ここでも俺に休憩は無い。
琴音「はい、英単語ワーク 頑張って覚えてね?」
哲也「はぅ・・・頭おかしくなりそう・・・」
琴音「頑張って!私からエール送ったげる!」
そう言って琴音は腕に抱きついてきた。
哲也「・・・・・・あんがとよ。」
琴音「てへへ♪」
新井「爆発爆発爆発爆発爆発爆発爆発・・・・・・・・・・・・!!!!」
翔「木綿季じゃなくても上手くやれんじゃねぇのかコイツ・・・」
俺は電車の中でも琴音に腕に抱きつかれ今度は周りの目線が鋭かったがそんなことは気にせず英単語を覚え続け学校の最寄り駅に着いてからも学校に行くまでも英単語+琴音と付き合いながら学校に着いた。
哲也「あぁもうやってらんねぇよぉ~!!!!まだ水曜かよ~!!!!」
琴音「頑張って頑張って!木綿季と別れたくないでしょ?」
哲也「ちくしょぅ・・・あん時木綿季の話ちゃんと聞いときゃこんなことには・・・」
里香「自業自得よアホ、さぁ今日も里香様が勉強を教えてあげるわよ!」
哲也「あぁもう勉強したくないよぉぉぉぉぉ!!!!!!!!」
明日奈「さぁ!」
珪子「一緒に!!!!」
琴音「勉強しよ♪」
哲也「嫌ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
和人「南無・・・」
翔「だな・・・」
里香「こんな美女達があんた何かに勉強を教えてあげるんだから感謝しなさい♪」
哲也「助けてぇ・・・・・・」
俺はホームルームが始まるまでも(役得ではないぞ!!!!)琴音達に勉強を教えて貰い、終わった後の授業前の休み時間も勉強に費やす、辛いけどこんだけやらなきゃ木綿季とは付き合えないんだ、あんな美女と付き合うのになんの条件も無いのは卑怯だからな、ここで踏ん張らなきゃな!!!!
哲也「しょ、翔・・・なんかエナドリ欲しい・・・」
翔「はいはい、買ってきてやるから待ってろ。」
哲也「さぁ次はどこだ~・・・」
里香「次はね~」
自分の机で勉強を教えてもらってる哲也、当然その横には木綿季がいる訳なのだが・・・・・・
木綿季「・・・・・・・・・・・・」
木綿季(うぅ・・・・・・哲也に勉強教えてあげたい・・・・・・怒りに任せてあんなこと言わなきゃ・・・・・・ううん!!!!ここで甘えたらこの先ボク達は駄目なカップルになっちゃう!ここはぐっと我慢我慢・・・・・・!!!!)
自分の過去の発言と哲也の相手ができないことに葛藤していた。
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哲也「や、やっと飯だぁ・・・・・・食堂行こうぜ~・・・」
翔「ところがどっこい上手く行かせない、琴音!」
琴音「はーい!」
そう言って琴音は俺のに机をくっつけて弁当箱を取り出した。
琴音「じゃーん!!!!」
哲也「おぉ!美味そう!!!!」
琴音が開けた弁当はとても美味しそうだった、今すぐ食いたい・・・
哲也「食っていいの!?」
琴音「たーだし!問題に答えられたらね♪」
哲也「なにぃ!?」
翔「まぁ荒療治ってやつだよ、答えられなきゃ飯食えない、そんだけ。」
哲也「くそったれめ・・・えぇい!かかってこい!!!!」
琴音「第一問!徳川幕府初代将軍は?」
哲也「それは簡単家康!!!!」
琴音「正解!何が食べたい?」
哲也「へ?んじゃあ・・・卵焼き・・・」
琴音「卵焼きだね、じゃあはい!あーん♪」
そう言って琴音は卵焼きを俺の口元に運んでくれた。
哲也「へ?」
琴音「こんだけ頑張ってる哲也にサービスサービス♪ほら、あーん♪」
哲也「んじゃあ遠慮なく・・・・・・あーん・・・・・・」
琴音「ふふふ♪それじゃあ第二問!!!!」
哲也「来い!」
里香「役得ね~琴音。」
明日奈「だね♪」
翔「一番得してるよな、琴音。」
珪子「ですね。」
ちなみにその時隣の木綿季は。
木綿季(だぁもう何なのよボクが何もしないからいい気になって~!!!!むきぃー!!!!)
食事しながら怒ってた。
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哲也「ぜぇ・・・ぜぇ・・・勉強ばっかで疲れた・・・」
その後、俺らは学校から帰って再び翔の家で勉強。
そしてこの時から俺は身体にと言うか、精神的に変な異変が起こった。
哲也「はぁ・・・木綿季・・・・・・」
翔「その木綿季と話すために勉強だ、ほらファイト!!!!」
哲也「木綿季・・・・・・」
翔「ん・・・?」
哲也「あーもう木綿季木綿季木綿季木綿季!!!!木綿季と話したい木綿季とイチャつきたい木綿季を抱きしめたい~!!!!!!!!」
新井「うわっ!?なんだコイツ!?いきなり暴れだした!?」
琴音「ど、どうしちゃったの!?」
翔「おい!落ち着け!」
哲也「木綿季~!!!!」
翔「なんだコイツ木綿季中毒にでもなったか!?」
琴音「うーん・・・・・・えい!」
そう言って琴音は叫ぶ俺を抱きしめてきた。
哲也「むぐっ・・・」
琴音「よーしよし・・・落ち着いてね哲也・・・」
哲也「・・・・・・アレ?俺何して・・・・・・」
新井「も、戻ってる!?」
翔「うーん、一種の麻薬的役割だな木綿季は・・・」
琴音「あのね?哲也はいきなり叫びだしたんだよ?『木綿季~!!!!』って。」
哲也「え!?嘘!?」
翔「ガチだ、ったく、たかが数日話してないだけじゃねぇかよ。」
哲也「うぅ・・・面目無い・・・」
新井「と、とにかく琴音ちゃんはいつまで哲也を抱きしめてるの?」
琴音「ふぇ?あっ!?/////ごめん!!!!/////」
そう言って琴音は俺を突き飛ばした。
哲也「ごぶっ!?」
翔「ま、まぁとにかく勉強しよう・・・・・・」
う、うーん・・・俺はそんなことを・・・・・・俺は木綿季無しで生きていけんのかよ・・・・・・
とりあえずこんな事件が起きたが、その後は何事も無く勉強。
哲也「水素ヘリウムリチウムベリリウムホウ素炭素窒素酸素フッ素ネオンナトリウムマグネシウムアルミニウムシリコンリン硫黄塩素アルゴンカリウムカルシウム!!!!」
琴音「やった!化学記号暗記成功!!!!」
翔「んじゃあ次はローマ字書いてみ。」
哲也「それは・・・」
翔「まだ駄目か・・・」
新井「でも進歩してんじゃん、その調子だ哲也。」
琴音「じゃあ次は数学ね!今日は~」
翔「さて、今日は点数取れんのかな。」
なんか今日の俺は勉強にすごく身が入り、苦手な理系教科もスラスラと勉強することが出来た、これも琴音のハグが効いたのかな?
翔「んじゃあそこいらで休憩だ、飯の時間だぞ~」
琴音「それじゃあキッチン借りるね!」
そう言って琴音はキッチンに向かっていった。
哲也「ふぃ~疲れた~」
翔「・・・・・・・・・なぁ哲也、お前ちょっと最近度が過ぎたんじゃねぇか?」
哲也「あん?」
翔「木綿季との付き合いだよ、いやな?お前があの2年間の後にあんな事があったのは分かるよ?だからその分取り返そうとしてるのは分かるんだがな、最近お前と木綿季のイチャつきの頻度は目に余る。」
哲也「そ、そんなにか?」
新井「俺のクラスでも噂だぞ?バカップルがいるって。」
哲也「そ、そうなのか・・・」
翔「なぁ、俺らの夢 なんだ?」
哲也「そりゃ、プロ野球選手だろ?」
翔「そうだ、プロって言ったら遠征が付きもんだろ?」
哲也「そりゃな?」
翔「もしもだ、お前がプロに行った時遠征が長続きして2週間ホームに戻れなかったなんてこともあるかもしれないだろ?その時もお前は『木綿季~!』なんて叫ぶのか?」
哲也「そ、それは・・・」
翔「じゃあこういうのどうだ?テスト終わって3週間、まぁ6月までだ それまでお前が木綿季と深く干渉することが無かったら俺らがなんか奢ってやる、ただし、お前が木綿季とイチャつきだしたら逆に奢ってもらう、どうだ?」
哲也「なんじゃそりゃ!?3週間木綿季抜き!?」
翔「だーかーらー!!!!大人になった時の訓練だこれは!!!!」
哲也「だって俺ちゃんと3ヶ月木綿季無しで生きてたじゃん・・・」
翔「そん時のお前メンタルズタボロだったじゃねぇかよ!ノーカンだ!!!!」
哲也「ぐっ・・・・・・だぁもう分かったよ!!!!受けてやるその賭け!!!!」
新井「おっ、言ったな?」
翔「んじゃあテスト開けから早速始めんぞこれは!!!!良いな!?」
哲也「分かったよ!!!!」
ちくしょう・・・よくわかんねぇがこれも俺の未来の為・・・許せ木綿季・・・!!!!
この時、俺は知らなかった まさかこの賭けがあんな事態を引き起こすことになることを・・・・・・
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~哲也就寝後~
哲也「Zzz・・・」
「・・・・・・ったく、どうしようもない馬鹿だなお前。」
寝ている哲也に話しかけるある1人の少女、そう、飛鳥だ。
飛鳥は今での哲也の勉強と翔から出されたテストの模様をずっと見ていたのだが、その余りの馬鹿さ加減に呆れている反面、木綿季と別れないため日々勉強に励む哲也と少しずつ成長していることに感心していた。
哲也「むにゃむにゃ・・・」
飛鳥「ったく、しゃあないな、この私が一肌脱ぐか!」
そう言って飛鳥は哲也の勉強している教科書を手に取りだした。
飛鳥「哲也 水素の化学記号はなんだ?」
哲也「むにゃむにゃ・・・H・・・」
そう、飛鳥は寝てる哲也に問題を出し、無理やり頭につみこませようとしているのだ。
飛鳥「よし、正解だ んじゃあ次は・・・・・・」
~1時間後~
飛鳥「さて、もう詰め込むのもそろそろやめとくか、こいつの頭がパンクしちまうしな、また明日な、哲也。」
哲也「Zzz・・・・・・」
飛鳥「・・・・・・まぁ仕方ないか、それじゃあね~」
そう言って飛鳥は天国へと帰っていった。
そして翌日。
哲也「あれ?なんか元素記号がスラスラ書ける・・・?」
琴音「もしかして、私達が寝てる間に勉強したんでしょ!」
翔「ふっ、やるな哲也。」
哲也「???」
哲也まで残り4日!それまでに哲也は少しでも知能をあげることは出来るのか!?
遂に木綿季中毒が出た哲也。
そして翔とほぼ無謀とも言える賭けをしてしまったのだが、本当に哲也は木綿季とまる1ヶ月もの間イチャつくのを我慢できるのか!?
勉強パートはもう少し続きます!次回もお楽しみに!