ソードアート・オンライン~死神と呼ばれた剣士~   作:畜生ペンギン

9 / 154
今回は予定通りマスターメイサーの彼女が登場!

今回ユウキの出番は少なめです

今回からしばらく原作ベースの予定です

それではどうぞ!


part7 鍛治職人の少女~伝えたい気持ち~

俺とユウキが付き合い始めてから数週間がたった

あの後俺とユウキは未だ宿屋を転々としてるのをどうにかしようと思い 俺はとある場所に家を買った ちなみにまだユウキには内緒

 

 

 

その場所は・・・

 

 

 

第48層 リンダース

 

テツヤ「さて、さっさと終わらせますかな 予定もある事だし」ここリンダースはとても穏やかな場所でその雰囲気が気に入って家の購入を決意した 場所はちょっとした丘の上で川が近くで流れていて眺めも良い 少し歩けば頼れる鍛冶屋もある とても開放的でユウキも気に入るに違いない

 

購入した時の値段は400万コル 理由は家の地下に少しでもスキル上げができるようなスペースが欲しい と言ったら広い場所を作ってもらえたは良いがこんな値段になった ちなみに内装込み いつもクエストなどをこなしてる為どうにかなったが今はちょっと苦しい ユウキが料理を作ってくれるのが幸いだ

 

まだ追加で買った家具が完璧に配置し終えて無いためユウキには内緒にしてある ユウキの驚く顔を見るのが楽しみだ・・・と言ってもユウキと別行動する時がなかなか無いためしばらくは厳しいかもしれない

 

 

テツヤ「これはここ・・・んでもってこれがここ・・・」

 

テツヤ「家具の配置ってセンスも問われるからな・・・ユウキにセンス悪いと思われたくないし・・・」

 

テツヤ「とにかくさっさと終わらせてユウキを驚かせてやるか!」

 

 

~数分後~

 

 

テツヤ「・・・さて今日はこのくらいにして 待ち合わせの場所に行くか」

 

 

 

 

 

キリト「おーいテツヤ~」

 

テツヤ「お、いたいた」

 

キリト「すまないな わざわざ案内してもらっちゃって」

 

テツヤ「なぁに俺も用事があるんだ そのついでさ アスナの紹介だろ?」

 

キリト「あぁ 腕は確からしいな」

 

テツヤ「俺も鍛冶目的で行くのは初めてだ さ、行こうぜ」

 

 

 

 

第48層 リンダース・リズベット武具店

 

テツヤ「リズー?いるかー?」

 

「はいはい!今行くから待ってなさい!」

 

テツヤ「はーい」

 

キリト「どんな人なんだ?」

 

テツヤ「俺達と同年代で面白いやつだよ 」

 

「リズベット武具店へようこそ! あら?知り合い?」

 

今話してるこいつの名前はリズベット 家の近くとゆうこともあり良く話している事もある 大概家の家具の設置の事だけど

 

テツヤ「あぁ アスナからの紹介で俺も用事があるから連れてきたんだよ」

 

リズベット(以下リズ)「へぇ アスナがねぇ ええっと何のご用事で?」

 

キリト「テツヤ 先いいかな?」

 

テツヤ「あぁ 良いぞ」

 

キリト「ありがとう ええっとオーダーメイド品を頼みたいのだが・・・」

 

リズ「・・・オーダーメイドですと結構かかりますが大丈夫ですか?」

 

キリト「金の事は心配しないで良い それで作ってもらえないかな?」

 

リズ「具体的な武器の目標値を言ってもらいたいのですが・・・」

 

キリト「それならこれと同等かそれ以上で頼む」そう言ってキリトが差し出したのはエリュシデータ モンスタードロップの中なら最上位の魔剣クラスらしい とても重いようでリズもびっくりしている

 

リズ「それならこれなんてどお?私が打った最高傑作よ!」

 

キリト「随分と軽いな・・・」

 

リズ「スピード系の結晶で打ったからね」

 

キリト「試してみてもいいかな?」

 

リズ「何を?」

 

キリト「この武器の耐久値」そう言ってキリトはエリュシデータで武器を叩こうとした

 

リズ「ちょっ!そんな事したらあんたの武器が!」

 

キリト「そん時はそん時さ!」キリトが武器を叩いた するとリズが渡した武器の刃先が折れてしまった

 

リズ「・・・あぁぁぁぁ!」リズはムン〇の叫びのような感じでいる よほどの最高傑作だったんだろうな・・・

 

リズ「ちょっと!・・・修復・・・不可能・・・ 」武器は刃先と共に消えていった

 

リズ「・・・ちょっと!なんて事してくれのよ!」

 

キリト「いや、まさか折れるなんて・・・」

 

リズ「もぉ~!こうなったら材料取りに行くの手伝ってもらうわよ!」

 

キリト「そのあては?」

 

リズ「第55層に結晶を食べているドラゴンがいてその中でできる結晶がレアって話よ」

 

キリト「55層・・・足でまといになるなよ・・・」

 

リズ「な・・・これでもマスターメイサーなんですからね!バカにしないでよ!」

 

キリト「・・・わかったよ 俺の名前はキリトだ」

 

リズ「よろしくキリト!」

 

キリト「いきなり呼び捨てか・・・まぁいいけどな 宜しくリズベット」

 

テツヤ「・・・んじゃあキリト!頑張ってくれよ!俺は帰るから・・・」

 

リズ「待ちなさい!テツヤ!」

 

テツヤ「・・・何でしょうか・・・」

 

リズ「あんたがこの人連れてきたからこうなったんでしょ! だったらあんたもついて来なさい!」

 

テツヤ「えぇ!?元はと言えばアスナが・・・」

 

リズ「言い訳無用!」

 

テツヤ「はい・・・」

 

リズ「それじゃあ行くわよ!」

 

 

 

 

 

 

~~~~~~~~~

 

 

第55層 フィールド

 

リズ「へっへっ・・・へっくしょん!」

 

テツヤ「おいおい 防寒対策してないのかよ」

 

リズ「仕方ないでしょ!55層が氷のフィールドなんて知らなかったのよ!」

 

キリト「なら・・・ 」そう言ってキリトはなんとも暖かそうな上着をリズに渡した

 

リズ「あんたらは平気なの?」

 

キリト「鍛え方が違うからな・・・」

 

テツヤ「俺はインナーに暖かくなるの着てるから大丈夫」

 

リズ「そう・・・ 」

 

リズ「・・・変なの・・・テツヤだけでなくこんな変なのと一緒に冒険に出るなんて・・・」

 

テツヤ「何か言ったか?」

 

リズ「何でもないわよ! ほら!さっさと行かなきゃ置いてかれるわよ!」

 

テツヤ「へいへい」

 

 

 

 

 

 

 

 

キリト「そろそろか・・・」

 

リズ「うわぁ~綺麗!」リズは周りの水晶に見とれている

 

テツヤ「あ、転移結晶の準備忘れんなよリズ」

 

リズ「わかってるわよ!」

 

キリト「それとリズはそこに隠れていてくれ」

 

リズ「んな・・・だから私だって!」

 

テツヤ「リズ ここは危険な場所だ 俺とキリトが戦闘している間は隠れててくれないか?」

 

リズ「・・・わかったわよ・・・」

 

リズが隠れた矢先大きな咆哮が聞こえた

 

テツヤ「キリト!」

 

キリト「テツヤ いくぞ!」

 

白竜が咆哮を飛ばす それと同時に攻撃を仕掛けた

 

テツヤ「そりゃあぁぁ!!!」

 

リズ「ブレスよ!気をつけて!」キリトはそのブレスを片手剣1本で防いだ キリトのレベルだからこそできる技だ

 

リズ「凄い・・・あんな小さな剣1本で・・・」

 

テツヤ「月牙天衝!!!」月牙天衝である程度ライフを減らす事ができた

 

リズ「凄い!あと少しで!」リズは隠れていた場所から出てきてしまった

 

キリト「バカ!出てくるな!」

 

リズを見つけたドラゴンは咆哮を放った リズはドラゴンの咆哮に吹き飛ばされてしまった

 

リズ「きゃぁぁぁ!」

 

キリト「リズ!」

 

リズは深い谷のような場所に落ちてしまった キリトはそれを追う形で落ちていった

 

テツヤ「二人共!・・・くそ!ためらってる暇はねぇ!」

 

俺は二人を追い谷に入っていった

 

 

 

 

 

 

~~~~~~~~~~~

 

リズ「いてて・・・」

 

キリト「何とか生きてたようだな」

 

テツヤ「あぁ 死ぬかと思ったぜ・・・」

 

キリト「これ飲んどけよ」キリトがリズに渡したのはポーション さっきの落下で随分とHPが減ってしまった

 

テツヤ「・・・しっかしどうすんだよ・・・こんな場所に落ちて・・・」

 

リズ「どうするって、転移すれば良いじゃない」リズは転移結晶を取り出した

 

リズ「転移!リンダース!」・・・クリスタルに反応はない

 

テツヤ「クリスタル無効エリアって訳ね・・・」

 

リズ「もしかしてここに落ちたら抜け出せないようになってるとか・・・」

 

キリト「まぁあり得るかもな」

 

リズ「ちょっと!少しは人を安心させようとは思わないの!?」

 

テツヤ「抜け出す方法なんて流石にあるだろ」

 

リズ「どうやって?」

 

キリト「・・・壁を走るとか・・・」

 

テツヤ「それだ!」

 

リズ「・・・・・・・・・」リズはあんたらバカ?とでも言いたそうだ

 

キリト「試してみる!」キリトは壁を走って登っていった しかしそれも途中で止まってしまった

 

キリト「・・・うわぁぁぁぁぁ!!!」キリトは落っこちてきた 幸い下には雪があったから大ダメージにはならなかった

 

テツヤ「今度は俺が!」

 

俺は助走をつけて走った しかしやはり途中で止まる

 

テツヤ「・・・おわぁぁぁぁ!!?」俺も落下した 下が雪で本当に良かった

 

リズ「あんたらバカ?」

 

キリト「・・・助走が足りなかった・・・」

 

リズ「はいはい・・・見苦しい言い訳をしないの」

 

テツヤ「とりあえず壁は無理だな」

 

リズ「じゃあどうすんのよ!」

 

キリト「とにかく明日になってから探索しよう 木集めて火を起こして 寝袋出してくれ 防寒対策はがっちりしないとそれこそアウトだ」

 

 

 

 

 

 

~夜~

 

 

リズ「・・・普通ならありえないわよね・・・見知らぬ奴と1夜過ごすなんて・・・」

 

キリト「俺もびっくりさ」

 

リズ「・・・ねぇ 何で私の事助けてくれたの?」

 

キリト「・・・誰かを見殺しにするなら一緒に死んだ方がましさ・・・」

 

リズ「・・・キリトは優しいのね・・・」

 

キリト「そうか?」

 

リズ「ねぇ・・・寒いから手繋ご?」

 

キリト「ほら」

 

リズ「暖かい・・・私とキリトもただのデータなのに・・・」

 

キリト「リズ・・・」

 

リズ「・・・とにかく明日に備えて早く寝ましょ!」

 

キリト「・・・そうだな・・・」

 

 

 

テツヤ「・・・・・・空気になっていても別に寂しくなんてないさ・・・」

 

 

 

~~~~~~~~~~~

~翌日~

 

リズ「ふわぁぁぁ~」

 

テツヤ「やっとおきたか」

 

リズ「あれ?あんたら何やってんの?」

 

テツヤ「何って・・・キリト!出てきたか?」

 

キリト「んんっと・・・お!予想通りあったぞ ほら」キリトは結晶をリズに投げる

 

リズ「クリスタライト・インゴット・・・」

 

キリト「ここはどうやらドラゴンの巣のようだな」

 

リズ「どうしてそれが?」

 

テツヤ「そのクリスタルはあのドラゴンの中でできたものだよ・・・つまりは・・・」

 

キリト「んこだよ」

 

リズ「・・・・・・・・・・・・ひぃっ!」リズは慌ててキリトにインゴットを投げる

 

キリト「さて、どうやって抜け出そうか・・・」

 

テツヤ「そういやドラゴンって夜行性だよな?」

 

リズ「確か・・・」

 

そんな事言っていたら咆哮が聞こえてきた あの白竜だ ドラゴンは俺達の所へ近づいてる

 

キリト「よしっ!行くぞテツヤ!」キリトはリズを抱える

 

リズ「え!?ちょ、ちょっと!!」

 

テツヤ「おうよ!」俺とキリトは壁を走りその勢いで飛びドラゴンに剣を突き刺した

 

ドラゴンは痛そうにして空に飛び出した

 

テツヤ「うお!振り下ろされそうだ!」

 

キリト「もうすぐ地上だ!」

 

ドラゴンが地上に出ると俺とキリトとリズは空に放り投げられた 空は朝日と雪の影響ですごくキレイだ

 

テツヤ「おわぁ!?」

 

キリト「リズ!」キリトはリズへと手を伸ばす リズはその手に捕まった

 

リズ「キリト!私ねぇ!」

 

キリト「なぁに?」

 

リズ「私ねぇ!キリトの事!好きぃ!」

 

キリト「何だって?聞こえないよ!」

 

リズ「何でもなーい!」リズはそう言ってキリトに抱きついた

 

 

 

 

 

 

 

~~~~~~~~~

第48層 リンダース・リズベット武具店

 

テツヤ「さ、そろそろいいんじゃないか?」

 

リズ「・・・じゃあ・・・行くわよ!」

 

リズ(この武器が納得行くようなら・・・キリトに告白しよう・・・)

 

リズ(想いを伝えるんだ!キリトに・・・!)

 

リズは想いを込めて打った そしてできたのは・・・

 

 

リズ「名前はダークリパルサー 情報屋に乗ってないから 凄い装備のはずよ 試してみて」

 

キリトはダークリパルサーを試しに降ってみた

 

キリト「・・・うん!凄くいいよ!重さも丁度いい」

 

リズ「やった!」

 

テツヤ「すごいなリズは 改めて感心したよ」

 

リズ「ねぇ・・・キリト?」

 

キリト「ん?」

 

リズ「あの・・・私を専属のメイサーにさして!」

 

リズ「クエストから帰ってきたら毎回ここでメンテナンスさして!」

 

キリト「リズ・・・」

 

リズ「私ね・・・キリトの事・・・」

 

リズが想いを告げようとした時 ドアの音が鳴る

 

「リズ!」声の持ち主はアスナだった

 

アスナ「もう!心配したんだからね!メッセージも届かないしマップでも追えないし・・・」

 

リズ「あはは・・・ちょっとフィールドで足止め食らって・・・」

 

アスナ「でも無事で良かったわ・・・ってキリト君とテツヤ君じゃない!」

 

テツヤ「おっす!アスナ!」

 

キリト「よぉ」

 

アスナ「テツヤ君 ユウキが凄い心配してたんだよ?死んじゃってたらどうしようって 」

 

テツヤ「あらら・・・後で謝らなきゃな・・・」

 

アスナ「でもキリト君も一緒にいたなんて以外ね」

 

キリト「別にいたって構わないだろ?」

 

アスナ「別に良いですけど リズに変な事してないでしょうね?」

 

キリト「してないよ!」

 

アスナ「本当?大丈夫だった?リズ」

 

リズ「・・・・・・・・・」

 

テツヤ「リズ?」

 

リズ「・・・・・・変な事も何もいきなり私の最高傑作をへし折ってくれたわよ!

 

アスナ「へぇ!?ごめんねリズ・・・」

 

リズ「良いの良いの!・・・でも悪い人じゃなさそうね 応援するからね!」リズはアスナにしか聞こえないように言った

 

アスナ「もう!そんなんじゃないわよ!」

 

リズ「・・・それじゃあちょっと出るね!」

 

テツヤ「どこ行くんだ?」

 

リズ「ちょっと仕入れの約束あったの忘れてたわ 待ってて!」

 

テツヤ「店は?」

 

リズ「2人で留守番よろしく!テツヤは運ぶの手伝って!」

 

テツヤ「へ?」

 

~~~~~~~~~~~~

 

 

 

テツヤ「おい、一体どうしたんだよ?」

 

リズ「・・・・・・・・・」

 

テツヤ「リズ?」

 

リズ「・・・好きな人がもう既に両想いなんて悲しい話よね・・・」リズは泣きそうになっていた

 

テツヤ「リズ・・・」

 

リズ「・・・応援するからって言ったのに・・・こんなの駄目だよね・・・」

 

テツヤ「・・・・・・・・・」

 

リズ「テツヤ あんたならどうする? 好きな人がもう既に付き合っていたら・・・」

 

テツヤ「・・・俺なら諦めない」

 

リズ「テツヤ・・・」

 

テツヤ「例えその人が他の人を好きになろうとも俺の想いが変わらない内は諦めない そしてチャンスができたらアタックのみさ」

 

リズ「・・・・・・」

 

テツヤ「あの2人のガードは相当硬いだろうな でもお前の気持ちが本当なら諦めないだろ?」

 

テツヤ「だから・・・もう少しキリトにアタックしてみな・・・そしたら気持ちが変わるかもしれないだろ?」

 

リズ「テツヤ・・・あんたに励まされるなんて私もまだまだ駄目ね・・・」

 

テツヤ「・・・頑張れよ・・・あの2人がラブラブだってゆうのは見ていてわかる けど俺はお前も応援してやるからな」俺はリズの頭に手を置き撫でてやった

 

リズ「・・・テツヤァ・・・」リズは泣き出した 俺はそれを頭を撫でて落ち着かせる事しかできなかった

 

テツヤ「多分あいつの事だ・・・もうそろそろ探しに来るだろう・・・遠まわしでもいい ちゃんと自分の心境を伝えられるなら伝えて 無理ならまた会おうでも良いから約束立てておけ わかったか?」

 

リズ「・・・わかった・・・あんたに励まされて落ち着いたわ ありがとね」

 

テツヤ「いいって事よ」

 

リズ「全く・・・あんたがモテるわけだ・・・」

 

テツヤ「へ?」

 

リズ「何でもないわよ この鈍感男」

 

テツヤ「またその呼び名かよ・・・俺そんなに鈍いか?」

 

リズ「かなり あんたの彼女のユウキ?すっごく苦労したんでしょうね」

 

テツヤ「まぁ・・・ユウキには悪いことしたな・・・ユウキの想いをスルーし続けてたなんてな・・・」

 

リズ「私も諦めない だからあんたもちゃんと彼女くらい守ってやりなよ?」

 

テツヤ「当たり前だ お互い頑張ろうな アスナに負けんなよ」

 

リズ「わかってるわよ!・・・・・・これからもリズベット武具店をごひいきにね!」

 

 

 

 

 

 

 

~その晩~

 

宿屋inテツヤ&ユウキ

 

 

ユウキ「ねえ・・・あの人・・・誰?」どうやらユウキはあの現場付近にいたらしく俺は今問い詰められている ユウキが今までにない程に怒ってる気がする

 

テツヤ「えぇっと・・・ただの友達です・・・」

 

ユウキ「へぇ・・・友達なら頭撫でて良いんだ・・・」

 

テツヤ「いや、まて、あれは落ち着かせる為であって・・・」

 

ユウキ「ねぇテツヤ・・・浮気は許さないよ・・・?」

 

テツヤ「誤解だ!俺は浮気なんてして無い!」

 

ユウキ「・・・でも何であの人と良い感じのムードになってたの・・・?」

 

テツヤ「いや、だからね?」俺は説得に走った

 

いくら説明しようともなかなか納得しようとしないユウキを落ち着かせるのには骨が折れた

 

~30分後~

 

ユウキ「なーんだそうゆうことなら早く言えば良かったのに!」

 

テツヤ「話し聞かなかったのはお前だろうが」俺はユウキにデコピンをした

 

ユウキ「ひゃっ!?」

 

テツヤ「とにかくだ 俺が好きなのはユウキお前だけだ 今もこれからも だから浮気なんてしないさ」

 

ユウキ「うぅ・・・痛い・・・」

 

テツヤ「あ、強くやりすぎた?」

 

ユウキ「罰として今夜一緒に寝ること!後ボクに心配かけさせたのと誤解させた件も合わせて!」

 

テツヤ「誤解は勝手にしたんでしょうが てかまたか?甘えん坊だなユウキは」

 

ユウキ「テツヤだからだよ!」

 

テツヤ「まぁ別に良いけどよ」

 

ユウキ「わーい♪テツヤ大好き!」ユウキは飛びついてきた いつもの事だからもう慣れたがやっぱりこうしているユウキは無邪気で可愛い

 

テツヤ「おーよしよし」俺は頬を撫でてやった

 

ユウキ「んー♪」ユウキは目を瞑り気持ちよさそうにしている 犬か猫か そんな想像してると尻尾が見えてくる気がする

 

テツヤ「ほら、早く寝るぞ 昨日今日で疲れた」俺は撫でるのを止め電気を消そうとした

 

ユウキ「もう終わり・・・?」ユウキが上目遣いでこっちを見てくる もっとやってと言わんばかりに

 

テツヤ「・・・いつも腕抱きしめて寝てるでしょうが あれで我慢」

 

ユウキ「ちぇ~」電気を消すとユウキの顔も見えづらくなる でもユウキがずっとくっついてるからなんとなくわかる

 

テツヤ「全く・・・お前の甘えん坊にも困ったもんだよ」

 

ユウキ「むぅ・・・ダメ?」

 

テツヤ「まぁ別に良いけどよ ほら、腕貸してやるから 」

 

ユウキ「はーい♪」ユウキは俺の腕を抱きしめる ユウキはこれでよく寝ている 腕枕?ってやつかな

 

テツヤ「じゃあ寝るからな」

 

ユウキ「お休み!テツヤ!」

 

 

とにかく疑いが晴れて良かったがユウキに変な勘違いをされると少し大変なことになるってゆう事が学べた一晩だった・・・

 

 

 

~数日後~

 

48層リンダース・リズベット武具店

 

テツヤ「おーい リズ?いるかー?」

 

リズ「はいはい また家の事?」

 

テツヤ「いや、今回はこいつのメンテだ」俺は斬月をリズに渡した

 

リズ「はいはい ・・・ってこれもなかなか重いわね・・・ちょっと待ってなさい」

 

テツヤ「ほーい」

 

リズ「・・・・・・特に悪いところはなさそうよ はい」

 

テツヤ「そうか なら良かった 後1個気になる事があるんだ」

 

リズ「気になる事?」

 

テツヤ「うん、この武器ちょっと特殊でさ とある事すれば武器が変わるんだよ・・・」

 

リズ「へぇ・・・珍しい武器ね とある事って何?」

 

テツヤ「ちょっと待って・・・うんできそうだな リズちょっと待ってくれ」

 

リズ「わかった・・・」

 

テツヤ「・・・卍解!」俺はあの時と同じように叫んだ 俺の周りに黒いオーラが纏い それが消えると俺は別の防具と武器に変わっていた

 

リズ「うわっ!凄いねその武器 まさか防具まで変わるなんて・・・真っ黒な防具ね・・・死神って言われるだけあるわ・・・」

 

テツヤ「まぁもう1個言われる所以はあるけどな んで今度はこいつを見て欲しいんだ」俺は斬月から変わった天鎖斬月を渡した

 

リズ「・・・・・・ちょっと何よこれ・・・この前のキリトのエリュシデータかそれ以上の能力よ!」

 

テツヤ「へぇ~そんな凄かったんだ・・・ 」

 

リズ「特殊効果も・・・敏捷性カンスト・・・あんたの防具重さは感じる?」

 

テツヤ「いや、全くだ 凄く動きやすい」

 

リズ「・・・超高速移動が可能ってとこかしらね・・・高速移動することで敵が見失ってそのうちに倒されてる・・・これも死神たる所以?」

 

テツヤ「ご名答 だけどこの状態になれてなくってさ なんか凄く疲れちゃうんだよこの状態 前もぶっ倒れちゃってさ」

 

リズ「あんたそんなので大丈夫なの?」

 

テツヤ「ま・・・習うより慣れろってね 家にある地下で修行かな」

 

リズ「まぁ頑張りなさいよ あんたは彼女がいるんだから 女の子残して死んだら大変よ?」

 

テツヤ「そう簡単に死ぬかよ お前も頑張れよな」

 

リズ「とにかく気を詰めすぎないようにね 頑張んなさいよ!」

 

テツヤ「おう ありがとな じゃあな リズ」

 

リズ「またね テツヤ」

 

俺はリズの武具店を後にした

 

 

テツヤ「さて・・・めんどくせぇけどあそこまで行くか・・・」

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

第55層 グランザム・血盟騎士団本部

 

ここグランザムは血盟騎士団の本部がある アスナも入っている血盟騎士団とはボス攻略の時最前線で戦うギルドであってその人数は数え切れない 何故ここにいるかと言うと・・・

 

「すまないね テツヤ君 わざわざ呼んでしまって」

 

テツヤ「いえ、団長の招集ですからね 何事かと思いましてね」

 

今俺が団長と呼んだ男の名前はヒースクリフ 団長の通りこの血盟騎士団のトップを務めている

 

ヒースクリフ「別にたいした事では無いんだ」

 

テツヤ「なら何で自分を?」

 

ヒースクリフ「それでは本題に入ろうじゃないか 単刀直入に言おう 我がギルド 血盟騎士団に入らないか?」

 

テツヤ「・・・へ?俺が?」

 

ヒースクリフ「君以外に誰がいるとゆうんだ」

 

テツヤ「えぇぇ!?俺が血盟騎士団に!?」

 

ヒースクリフ「そうだ 君には二つ名があったね 確か・・・」

 

テツヤ「・・・死神・・・です・・・」

 

ヒースクリフ「そうだったね その二つ名の理由 聞かせてもらったよ」

 

テツヤ「はぁ・・・」

 

ヒースクリフ「目では追えない超速力の戦闘で敵を倒す これからの攻略にはとても君の力が必要だと私は思ったんだ」

 

テツヤ「でも素早さで言ったらアスナだってありますよね?《閃光》ってやつ」そう、アスナも二つ名で閃光と呼ばれている その目にも止まらぬ速さがそうアスナを呼び始めていた 多分俺の方が速いと思うけどね

 

ヒースクリフ「ふむ・・・アスナ君とテツヤ君の2人が前衛でボスを翻弄してくれたら攻撃のチャンスも広がりボスも倒しやすくなると思ってね」

 

テツヤ「・・・でも俺の場合まだ卍解使いこなせて無いですし・・・」

 

ヒースクリフ「その為のスペースはこちらで用意する そこで少しでも使いこなせるようになって欲しいと思ってね」

 

テツヤ「はぁ・・・」

 

ヒースクリフ「どうかな 悪い条件では無いと思うのだが・・・」

 

テツヤ「・・・・・・お言葉はありがたいのですが・・・俺はやっぱり入ることはできません・・・」

 

ヒースクリフ「ふむ・・・」

 

テツヤ「俺にはたくさんの仲間がいます そいつらでバカやりながら攻略していった方が俺のスタンスに会うんでね」

 

ヒースクリフ「・・・・・・・・・」

 

テツヤ「それに、アスナ見て大変そうだなって思いますし 会いたいやつに会いたい時に会えないってのも嫌だなって思いましてね」

 

ヒースクリフ「そうか・・・私は無理強いはしないからこれ以上の誘い込みはやめておこう しかし 君の気持ちが変わった時は快く入団を受け入れるぞ」

 

テツヤ「はぁ・・・」

 

ヒースクリフ「それじゃあテツヤ君 次のボス攻略で会おう」

 

テツヤ「はい それでは失礼します」俺は団長の部屋から出た

 

 

 

 

 

ヒースクリフ「・・・・・・いずれは君もキリト君も入るであろう・・・この血盟騎士団に・・・」

 




鍛治職人の少女 リズはキリトに想いを伝えられるのか?

そして最後の団長の一言は一体!?

次回もお楽しみに!

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。