ソードアート・オンライン~死神と呼ばれた剣士~   作:畜生ペンギン

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今回は(ヤンデレとして)覚醒した木綿季の話だよ!

一体木綿季はどうなるのか!?

ではどうぞ!



part76 木綿季覚醒~ヤンデレの恐ろしさ~

前回、気づいたら勝手に木綿季のヤンデレベルを上げてしまった哲也。

 

さて、まず話は前回レベル上昇後の就寝前に遡ろう。

 

~木綿季の部屋・就寝直前~

 

side哲也

 

一時間前、俺は混乱して怒る木綿季を怒鳴り、木綿季の平静を取り戻し、木綿季のした行為に対し怒らないことを伝えた。

 

しかし、俺は知らず知らずの間にと言うか、気づいたら更に木綿季のヤンデレベルが向上してしまっていた・・・

 

木綿季「えへへ~♪哲也♪哲也♪」

 

哲也「・・・・・・上に俺の写真あるって怖いな・・・・・・」

 

木綿季のしたストーカー紛いの行動は罷免にした結果、もう常にこの状態でいると木綿季が吹っ切れ、今木綿季のベッドに2人で入ってるが上を見れば俺の写真、横を見れば俺の抱き枕と抱きつく木綿季、枕元を見ると卍解の俺、木綿季にとっては幸せ満貫だろうが俺にとっちゃ恐ろしい。

 

木綿季「ボクずーっとこの状態が良いな~♪」

 

哲也「ははは・・・」

 

木綿季「哲也は嫌なの?」

 

哲也「嫌じゃねぇよ。」

 

俺はそう言って胸元に木綿季の顔を押し付ける感じで抱きしめた。

 

木綿季「~♡」

 

あー怖い怖い・・・今もしこいつの機嫌を損ねれば最後・・・ひぃぃ!!!

 

哲也「お前は怖いやつだよ・・・」

 

木綿季「?なんて言ったの?」

 

哲也「何でもねぇ、大好きだよ木綿季。」

 

木綿季「ボクも~♪はむ!」

 

木綿季は布団から出てきて、俺の耳を甘噛みしてきた。

 

哲也「こぉら、止めんか。」

 

木綿季「や♪」

 

哲也「ったく、こいつ。」

 

俺は耳をずっとはむはむしている木綿季の頬をつついた。

 

木綿季「~♪」

 

哲也「この甘えんぼが。」

 

木綿季「だーい好き~♡」

 

結局、その日の晩は深夜の3時くらいまでず~~~~~~っとイチャつき、朝は6時半頃に起きた。

 

~朝~

 

哲也「・・・・・・ん・・・・・・もう朝か・・・・・・」

 

朝の日差しが俺の顔を刺し、俺は陽の光で起きた、横の木綿季は俺に抱きつきながら幸せそうに眠っている。

 

木綿季「むにゃむにゃ・・・Zzz・・・」

 

哲也「おーい、木綿季、朝だぞ。」

 

木綿季「むにゃむにゃ・・・食べられないよぉ・・・Zzz・・・」

 

哲也「俺の耳なら喜んでたべんだろうが、ほぉら、起きろ木綿季」

 

基本的に俺と木綿季の夫婦は大体が一方が早く起き、一方が寝坊する、だから俺も何度も木綿季に起こされたことがある。

 

1番酷い起こされ方は顔に落書きされまくり、それに気付かれずに町中を歩き回った時かな。

 

木綿季「むぅ・・・後五分・・・」

 

哲也「そもそもお前が甘えてきたからそれに付き合ったんだろうが、自業自得だ。」

 

俺はそう言って立ち上がり、腕を伸ばし軽く準備運動程度の体操をした。

 

すると、俺の手を木綿季が掴んできた。

 

哲也「っ!?」

 

木綿季「付き合ってやったって・・・・・・何?まさかとは思うけど・・・・・・仕方なーく付き合ったの?本心じゃなくて?」

 

哲也「っ!?」

 

あれ!?コイツこんなんでスイッチ入ったっけ!?普段ヤンデレ化は寝れば治るのに・・・・・・まさか永続とか?いやいやいや!!!!!それはそれでまずい!!!!

 

木綿季「ねぇ、どういうこと?答えてよ 哲也。」

 

哲也「違う違う!!!!付き合ってやったじゃなくて、付き合って『やった!』って言ったんだよ!!!!」

 

木綿季「・・・・・・・・・だよね♪仕方なーくなんて哲也がそんな程度でボクと一緒にいるわけないもんね♪」

 

哲也「たりめぇだろ!?はっはっは!!!!!」

 

木綿季「・・・・・・もし本心じゃ無かったら殺してるところだったよ♡」

 

哲也「・・・・・・・・・」

 

こ、怖いよこの娘・・・ほんとに殺してきそうだから怖い・・・・・・もう失言も許されねぇのかな木綿季の前では・・・・・・

 

木綿季「ふぁ~・・・まだ眠いから抱っこ!」

 

哲也「へいへい。」

 

俺はベッドに座る木綿季を後ろから抱きしめギューッとした、木綿季も満足そうに声を漏らす。

 

木綿季「ふふふ~♪」

 

哲也「全く・・・困ったやつだよお前は・・・」

 

木綿季「ずーっとこうしていたいな~♪」

 

哲也「学校が無ければね。」

 

木綿季「じゃあ休んじゃおうよ~♪」

 

哲也「何言ってんだお前は。」

 

木綿季「ちぇ。」

 

朝もこんな感じでイチャつき、朝食を摂り、俺らは制服に着替えることに。

 

哲也「なぁ木綿季 女の子って大体下着の上になんかスパッツというかそんな感じの履いてるよな?」

 

木綿季「アレ?なにか知りたいの?」

 

哲也「いや、大体は予想つくけど・・・」

 

木綿季「あれ?でもボク今までソレ履いたことないけど・・・・・・何?他の女のスカートの中身見たの?」

 

あぁ!?ミスった!墓穴掘った!

 

哲也「い!いやな!?この前姉ちゃんがそんな感じの履いてたからさ!気になって気になって!」

 

木綿季「何で渚さんのスカートの中身見たの?ねぇ、近親相姦は犯罪だって知ってる?」

 

哲也「いやね!?コーディネートを相談された時にそんな話題になったんだよ!断じてスカートの中身は見てねぇぞ!?」

 

木綿季「・・・・・・・・・なら良かった♪哲也が見ていいのはボクのパンツだけだよ?」

 

哲也「お、おう、分かってるよそんなことは。」

 

木綿季「どうせなら今見る?」

 

哲也「辞めとく。」

 

木綿季「えぇ~今日勝負用なのにな~♪」

 

哲也「っ・・・」

 

木綿季「あーピクッてした~♪気になるんでしょ~♪」

 

木綿季はそう言って座る俺の横に座り、頬をつついてきた。

 

哲也「うるせぇ、犯すぞ。」

 

木綿季「バッチコイ!」

 

哲也「前言撤回。」

 

木綿季「するな!」

 

哲也「あのね木綿季、確かに俺は男子高校生だよ?分からないかもしれないけどこの年齢が1番性的な興味があるお年頃なんだよ?俺だってお前の勝負下着は見たいが、今何時だと思う?」

 

木綿季「えーっとね、7時50分。」

 

哲也「そう、7時50分、まだ朝も朝・・・・・・・・・ってなにぃ!?7時50!?」

 

ちなみに学校にいなきゃいけないのが8時30分、俺ん家から学校までが約30分、木綿季の家から学校がそれにプラス10だとして・・・うん、遅刻だね。

 

哲也「あー・・・遅刻だね。」

 

木綿季「だね。」

 

哲也「間に合わねぇな。」

 

木綿季「だね。」

 

哲也「・・・・・・源次郎さんとおばあちゃんは?」

 

木綿季「今日は2人共用事があって30分にはもう出てるよ?帰ってくるのが2人共夜頃って言ってた。」

 

哲也「一時間目は?」

 

木綿季「数g」

 

哲也「よし一時間サボろう。」

 

木綿季「そうこなくっちゃ!」

 

俺は木綿季に抱きつかれ、そのままベッドに倒れ込んだ。

 

木綿季「てーつーやー♡」

 

哲也「よーしよし。」

 

木綿季「ぺろぺろ♪」

 

木綿季は頭を撫でる俺にお礼を言うように俺の顔を舐め始めた。

 

哲也「お前は犬と猫のハイブリッドだな。」

 

木綿季「だって大好きなんだも~ん♪」

 

哲也「まぁこれで俺不足が解消されればいいな。」

 

木綿季「うん!て言うかまだ行かないならブレザー脱いじゃえ!」

 

そう言って木綿季は着てるブレザーを脱ぎ、何故かスカートにも手をつけだした。

 

哲也「おい?」

 

木綿季「なに?」

 

哲也「スカートも脱ぐの?」

 

木綿季「哲也へのサービスだよ~♪」

 

哲也「うーん、なら俺はスク水の木綿季がみたいな~」

 

木綿季「もぉ、哲也のエッチ!でも・・・コスプレエッチも良いかも・・・/////」

 

やっぱこうしてる照れたり甘えたりしてる木綿季が一番なのにな~・・・いや、ヤンデレも充分可愛いよ?でも可愛い+想像を絶する恐ろしさも持っとるからなヤンデレ化は・・・

 

哲也「その時が来たら頼むぞ木綿季。」

 

木綿季「うん!ボクにおまかせあれ!!!」

 

うん、やっぱコイツ可愛いわ、でも+して恐ろしい、これもいわゆる萌えという物なのか?

 

哲也「大好きだよ木綿季。」

 

木綿季「ボクも!」

 

さて、とりあえず一時間目はサボるとして先生になんて言おうかな・・・許してくれっかなぁ・・・

 

~2時間目前~

 

木綿季「おっはよー!」

 

琴音「あ!やっと来た!2人とも遅刻なんて珍しいね。」

 

哲也「いやぁ、ちょっとのんびりしすぎてね。」

 

明日奈「もしかして昨日はお楽しみだったりするの?」

 

明日奈は顔を輝かせ俺達にそう聞いてきた。

 

木綿季「違う!」

 

明日奈「ちぇ~哲也君も意気地無しだよね~SAOを救った英雄とは思えない。」

 

哲也「おいコラ。」

 

明日奈「冗談だよ冗談♪」

 

翔「あ、お前ら先生のとこ行っといた方が良いぞ?『来たら職員室に!』だってさ。」

 

哲也「じゃあ行くか?」

 

木綿季「うん!」

 

そんな訳で、俺と木綿季は職員室まで向かった。

 

職員室で先生を呼ぶと、何故か別室に移動させられた。

 

凛「さて、2人とも、何か言いたいことはある?」

 

哲也・木綿季「遅刻してすいません!」

 

凛「言い訳せずに素直に謝れるのは偉いわ、これから先世の中でそういった事は大事になるわよ?で、でもね?あのぉ言いずらいんだけど・・・」

 

哲也・木綿季「?」

 

凛「あ、あのね!?゛不順異性交遊゛で遅れるのは私駄目だと思うんだ・・・」

 

哲也・木綿季「っ!?」

 

凛「確かに2人の愛情の深さは知ってるわ!でも・・・紺野さん!もし妊娠したら学校を退学ということになるのよ!?そんなの嫌でしょ!?」

 

哲也「いやいやいや!!!!!勘違い!!!!」

 

木綿季「ボク達そんなことしてません!!!!」

 

凛「へ?」

 

哲也「確かに遅れたのはイチャついてたらだけど俺らはそんなことしてません!!!!」

 

木綿季「そうだそうだ!」

 

凛「・・・・・・私ったらなんて勘違いを・・・・・・/////」

 

哲也「何でそんな勘違いしたんすか・・・」

 

凛「だって2人が仲いいからもしかして昨晩激しすぎて疲れちゃったのかと・・・・・・」

 

哲也「何考えてんすか・・・」

 

木綿季「先生のエッチ!」

 

凛「あぅ・・・/////」

 

哲也「とにかく、俺らの遅刻理由はそんなんじゃないっすよ、単に時間の見間違いです。」

 

凛「分かったわ・・・2人の遅刻は記録に残っちゃうけども・・・・・・・・・私の勘違いは内緒よ?」

 

哲也「はい。」

 

木綿季「ところで先生?」

 

凛「なに?」

 

木綿季「先生はそういうことしたことあるの?」

 

凛「えっ!?無いわよ!?」

 

木綿季「なーんだ、あったら聞きたいことあったのに。」

 

哲也「何を聞こうとしたんだ?」

 

木綿季「は、初めてって痛いの?って。」

 

凛「そんなの私が知りたいわ・・・」

 

哲也「と、とりあえず教室戻るぞ木綿季・・・」

 

木綿季「うん!」

 

凛「2時間目はもう始まっちゃってるから早く移動してね!」

 

俺達は先生の話を聞き終わり、教室に。

 

哲也「すいませーん遅れました。」

 

木綿季「遅れました。」

 

2時間目は英語、英語の先生は女の人だ。

 

「あら、遅刻から戻って来たのね?それじゃあバツみたいで悪いけど荒波君、英語で皆さんへ一言 お願いね?」

 

哲也「えぇ!?」

 

木綿季「頑張ってね哲也!」

 

哲也「え、ええっと・・・あ、アイムソーリー、アイドントプレイ・・・・・・あー・・・・・・」

 

「ごほん!ミスター荒波?それはNGワードじゃないですか?」

 

哲也「あ、ソーリー・・・んじゃあ、アイライクユウキベリーマッチ!ビコーズ!ユウキイズマイ・・・・・・・・・妻ってなんて言うんすか?」

 

「wifeよ?」

 

哲也「あ、ユウキイズマイワイワイフインザフューチャー!」

 

木綿季「ふぇっ!?/////」

 

「WOW!You're wife!?very good!」

 

木綿季「あぅ・・・/////」

 

哲也「へへへ♪照れて可愛いな♪」

 

木綿季「馬鹿!」

 

「OKOK!sit down please!」

 

哲也「OK!」

 

木綿季「むぅ~!」

 

俺は木綿季にポカポカと殴られながら席に向かった。

 

哲也「痛いから辞めて木綿季。」

 

木綿季「じゃあぎゅってして!」

 

哲也「ここで?」

 

木綿季「だって甘えていいんでしょ!」

 

哲也「でも授業中・・・」

 

木綿季「嘘・・・・・・・・・なの・・・・・・?」

 

哲也「なわけねぇだろ!?」

 

ヤンデレ化になってからでは遅い、俺は椅子に座る前に木綿季を抱きしめてから改めて椅子に座った。

 

木綿季「ふふふ~♪」

 

哲也「ふぅ・・・」

 

琴音「熱々だね~!」

 

哲也「まぁね~」

 

木綿季「えへへ~♪」

 

「では、教科書5ページを・・・」

 

俺は乗り越えられるだろうか・・・ヤンデレ木綿季の脅威に・・・

 

~数時間後~

 

木綿季「てーつや♪」

 

今は昼飯の時間だが、俺は食堂にも行けずずっと木綿季の相手をさせられている。

 

哲也「よーしよし♪」

 

まぁ、俺も何だかんだこの娘が大好きだから相手するんだけどね。

 

翔「おーい哲也、食堂行こうぜー」

 

哲也「おう、今行くから待ってろ。」

 

木綿季「や!まだここにいるの!」

 

哲也「えー?」

 

翔「ならなんか買ってきてやるよ、何がいい?」

 

哲也「ならなんか適当に頼むわ 代金も後払いで。」

 

翔「あいよ~」

 

木綿季「わーい♪」

 

哲也「今断ったら俺の命が無くなりそうだったからな。」

 

木綿季「当たり前じゃん♪」

 

サラッというのが怖いわ・・・

 

そして、翔からパンを貰いようやく昼飯の時間。

 

哲也「さてと・・・」

 

木綿季「ボクがあーんする!」

 

哲也「え?いいよ別に。」

 

木綿季「嫌なの?」

 

哲也「嫌じゃないです!はい!お願い!」

 

木綿季「わーい!あーん!」

 

哲也「あーん・・・」

 

翔「なんか今日は随分も木綿季に怯えてるな哲也は。」

 

琴音「何かあったのかな?」

 

里香「どうせ、哲也の浮気がバレたとかでしょ?」

 

明日奈「哲也君の浮気癖も大変そうだよね、キリト君。」

 

和人「あいつは本気で浮気してるのかな・・・」

 

珪子「それはないかと・・・」

 

木綿季「もう一口!あーん!」

 

哲也「あーん。」

 

こうして昼飯、5、6時間目も無事に終わりいよいよ部活時間。

 

木綿季「またね哲也!」

 

今日はバレー部の練習に参加するらしい、木綿季も大変そうだ。

 

哲也「おう、またな。」

 

木綿季「・・・・・・ボクかいない間に琴音とラブラブしてたら・・・・・・琴音はボクの友達だから容赦なく哲也を殺るよ?」

 

哲也「あ、あぁ・・・」

 

木綿季「じゃあね!」

 

そう言って木綿季は体育館へと向かっていった。

 

哲也「・・・・・・はぁ・・・・・・怖いわ・・・・・・」

 

俺も部活の時間になったので、グラウンドへ。

 

新庄「おめぇら、今週終わるともう五月だ、五月には中間テストが待ってるが、その前に練習試合を組むことに成功した。」

 

哲也「え!?本気!?」

 

新庄「まじ。」

 

哲也「やった!」

 

翔「いよいよか!」

 

新井「腕が鳴るぜ!」

 

東山「相手はー?」

 

新庄「どうやら夏風先生が試合を組んだんだが、その夏風先生が今日は不在でな、俺もわかんねぇんだ でも、どうやら聞いた話 相手は元女子高の野球部らしい。」

 

哲也「え?元女子高?」

 

新井「ってことはまさか相手も女の子か!?」

 

新庄「知るか、とりあえず練習すんぞー」

 

とりあえず練習試合か!相手が気になるとこだけどもだったら練習だ!

 

新井「でも・・・」

 

東山「凛ちゃんいないんか・・・」

 

金田「やる気落ちるなぁ・・・」

 

赤木「辛いです・・・凛ちゃんが好きだから・・・」

 

哲也「オメェらなぁ・・・」

 

中原「んなこと言ってる暇あんなら練習だ!」

 

翔「第一ちゃんってなんだよ・・・」

 

新井「親しみを込めて!」

 

東山「先生も承諾済み!」

 

新庄「んじゃあとりあえずノックだな、お前ら定位置付け。」

 

部員「はい!!!!」

 

俺らはノックをこなし、その後シート打撃、そして投手野手に別れそれぞれ課せられた練習をして今日の部活は終わり。

 

新庄「んじゃあ今日は終わりだ、もし足りなかったら各自でもう少しダウンしとけよ~」

 

琴音「哲也、アイシングする?」

 

哲也「いや、投げ込みもしてないしいいかな。」

 

琴音「そう?」

 

新井「あー何だかんだ肩が・・・」

 

翔「お前は先生か琴音かどっちか取れよ・・・」

 

新井「だって皆可愛いじゃんかよ!!!」

 

東山「こんなの生き地獄だぁ!!!!」

 

哲也「この部活はアホしかいないのか・・・」

 

中原「同感だな。」

 

福井「まぁ普段の練習は先生のおかげで見が入るんだしな・・・」

 

翔「何も全部が悪いわけじゃないか・・・」

 

部活も終わり、着替えて俺は木綿季が来るのを正門で待つ。

 

哲也「ふぁ~・・・」

 

「どぉーん!」

 

哲也「のわぁ!?」

 

俺は何者かに後ろから抱きつかれた、まぁ誰かは見なくてもわかるがな。

 

哲也「いてて・・・不意打ちはやめろ木綿季・・・」

 

木綿季「あれ?バレた?」

 

哲也「バレバレだお前の声を何度聞いたと思ってんだよ。」

 

木綿季「ちぇ。」

 

哲也「ほら、帰るぞ木綿季。」

 

木綿季「あれ?翔と琴音は?」

 

翔「俺らなら。」

 

琴音「ここに!」

 

木綿季「じゃあ皆いるし帰ろー!」

 

哲也「だな。」

 

木綿季「・・・・・・・・・2人じゃないのか・・・・・・・・・ちぇ。」

 

哲也「?なんて言った?」

 

木綿季「ううん!なーんでも!」

 

哲也「?」

 

でもとりあえず良かったかな・・・もうこれで木綿季とは寂しいがお別れだ・・・でも今日の木綿季ならここで別れた方が吉かも・・・

 

そう思った時だった。

 

~帰り道~

 

哲也「うーん早く練習試合やりたいな!」

 

翔「だな。」

 

琴音「だね!」

 

木綿季「どこでやるの?応援しに行くよ!」

 

哲也「それが場所はまだなーんも。」

 

琴音「でも、相手は元女子高のところだよね。」

 

木綿季「元女子高・・・・・・?」

 

翔「そ。」

 

哲也「でも、もし相手が女子だろうが手加減は無しだ!」

 

琴音「頑張ってね!」

 

哲也「おう!」

 

木綿季「ねぇ、哲也。」

 

俺は木綿季の方を振り向くと、木綿季はヤンデレのオーラを滲みだし立っていた。

 

あれ?俺なんかやった?

 

木綿季「元女子高って行くの?まさか、ねぇ、そんな女がうじゃうじゃいる所に。」

 

え!?それで駄目なの!?俺どうすればいいの!?誰か助けて!?

 

琴音「ゆ、木綿季!?」

 

翔「て、哲也?木綿季が更に病んでないか?」

 

哲也「いや!あのね!?相手の高校が元女子高なだけでだな!?」

 

木綿季「・・・・・・・・・・・・」

 

琴音「あのね木綿季、皆は哲也が浮気するって言ってるけど、私はそうは思わないよ?」

 

木綿季「っ・・・」

 

哲也「琴音・・・」

 

琴音「だってね?部活中にもずっと木綿季に気をかけてるんだよ?何してるかなぁとか怪我してないかなとか元気でいるかなとかずっと言ってるんだよ?それだけ哲也は木綿季のことを大切に思ってるんだよ?」

 

木綿季「琴音・・・」

 

琴音「だから、浮気なんか疑わなくて大丈夫だよ!ね?」

 

木綿季「・・・・・・ごめん哲也!!!!」

 

そう言って木綿季は俺に謝ってきた。

 

木綿季「ボク哲也のこと何も知らなかった!!!!ボクばっかり怒ってばっかりで!!!!!」

 

哲也「おいおい、謝んなくていいよ、気にすんなってんなこと。」

 

木綿季「でも!」

 

哲也「なら、今度の試合 絶対勝つからお前も応援しに来い、それだけで充分だ。」

 

木綿季「っ!うん!ボク絶対行く!」

 

琴音「良かったね哲也♪誤解が晴れて♪」

 

翔「もしかして木綿季のヤンデレ卒業か?」

 

哲也「かも?」

 

木綿季「あ、でもこれからもボクが怪しいと思ったら怒るから覚悟しててね♪」

 

哲也「・・・・・・まだまだ卒業には程遠いらしい・・・・・・」

 

木綿季のヤンデレ卒業はいつになる事やら・・・




浮気が誤解と分かろうが怒るのは怒る。それが木綿季の常識である。

今までより格段に嫉妬しやすくなってる木綿季!これからどうなるんだ!?

次回はリナがフィリアとレイと初対面だよ!お楽しみに!

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