ソードアート・オンライン~死神と呼ばれた剣士~   作:畜生ペンギン

87 / 154
今回は前回の予告通り木綿季の秘密!

木綿季はどんな秘密を隠しているのか!

ではどうぞ!


part74 木綿季の秘密~実は部屋には・・・~

皆、こんにちは!ボクはこの作品のヒロイン 木綿季だよ!

 

え?知ってるって?もぉそこは知らなくても驚くのがお約束でしょ?

 

と、こんな話は置いといて、実はボク、今誰にも それこそ哲也にも言えてない秘密があるんだ。

 

今日はそんなボクの秘密を特別に、読者の皆に教えてあげるね?

 

ただし!だーれにもこれは言っちゃダメだよ!?哲也にもだよ!?

 

・・・・・・・・・よろしい♪それじゃあボクの秘密を教えてあげるね♪~

 

~~~~~~~~~~~

 

皆はボクか学校で何をしてるか知ってるかな?実はボクは色々な部活の助っ人を掛け持ちしてるんだ!

 

だから例えばバスケだったり。

 

「木綿季さん!お願い!」

 

木綿季「任せて!」

 

木綿季はスリーポイントラインからシュートを放つと、綺麗な放物線を描きシュートは入った。

 

木綿季「やった!スリーポイント!」

 

「やっぱり木綿季さんがいると頼もしいなぁ 本入部してくれないの?」

 

木綿季「うーんやっぱり哲也と一緒にいる時間が少なくなるのは嫌なんだ、ごめんね?」

 

「いやいや!これから是非助っ人として来て欲しいわ!」

 

時にはサッカー。

 

木綿季「てりゃあ!」

 

「うわぁ!?」

 

木綿季のシュートは見事にコーナーを突き、華麗なゴールが決まった。

 

木綿季「わーいハットトリックだ!」

 

「流石ね!これも荒波君との秘密の特訓の成果かしら?」

 

木綿季「そんなことしてないよ!!!!/////」

 

「冗談よ♪これからも助っ人 よろしく頼むね!」

 

木綿季「うん!」

 

またある時には陸上。

 

木綿季「はぁ・・・はぁ・・・」

 

「凄いね!本部員の人より速いなんてやっぱり勧誘したいわ!」

 

木綿季「駄目だよボクなんて・・・体力無いし・・・」

 

「大丈夫!木綿季なら毎日体力の練習してるじゃない!」

 

木綿季「?」

 

「え?してないの?荒波君と子作り。」

 

木綿季「っ!?/////してないよ!!!!!!!!!」

 

「ありゃま、でもしてみたら?案外体力上がったりして♪それに陸上部ユニって男子から受け良いらしいわよ?」

 

木綿季「うぅ・・・/////」

 

「照れちゃってこのこの♪」

 

そして他にも水泳、バレー その他諸々と色々な助っ人を買ってるんだ。

 

さて、ここで問題 日々別々の運動を繰り返すボクはどうなると思う?

 

答えはこれ。

 

~紺野家・木綿季の部屋~

 

木綿季「つ、疲れたぁぁぁぁぁ・・・・・・」

 

こうやってベッドに倒れ込む毎日、本来なら哲也にぎゅってして貰えれば一瞬で回復するんだけど、やっぱり同居してないとそれは難しい。

 

ボクは日々哲也不足が溜まる一方だ。

 

木綿季「哲也に会いたいな・・・」

 

そう思いながらTVをふと付けると、ある番組がやっていた。

 

『ほぉ、カブトムシが好きすぎて部屋中にカブトムシの写真を!』

 

『えぇ、今までは素っ気ない部屋だったんですが、帰ってくるとカブトムシの写真が私を癒してくれましてね。』

 

木綿季「っ!!!!これだ!!!!!!!!!」

 

何気なくつけたTVには ボクの溜まった疲れとストレスを癒してくれるうってつけの解除方法があっることに気づいたから、ボクはそれを試してみることにした。

 

それは、TVでやってるように部屋全体に哲也の写真を貼ること。

 

うーんでもまだ2、3枚しか無いしなぁ・・・

 

・・・・・・無いなら撮ればいいよね!よぉし!早速実行しよう!!!!

 

~翌日~

 

哲也「おっ、今日はデジカメ持ってきたのか?」

 

木綿季「うん!はいチーズ♪」

 

哲也「いえい♪」

 

ふふふ・・・早速1枚目・・・今日はたくさん取っちゃおっと!

 

こうして、ボクの野望への1歩が始まった。

 

ボクは沢山の哲也を撮った 例えば昼寝してる哲也。

 

哲也「Zzz・・・」

 

木綿季「シャッターチャンス!」

 

翔と話してる哲也。

 

哲也「そん時に新井がさ~」

 

木綿季「いただき!!!!」

 

ご飯を食べてる哲也。

 

哲也「もぐもぐ・・・」

 

木綿季「貰った!」

 

哲也「こんなとこも撮るの?」

 

木綿季「うん♪」

 

哲也「まぁ構いやしないが・・・」

 

放課後になり、部活をしてる哲也。

 

哲也「えぇ!?ストライクじゃないの!?」

 

木綿季「カッコイイ哲也もボクだけの物~♪」

 

こうして、学校だけで累計100枚は超える写真を手に入れたボクは、最後に哲也の普通の姿を撮るために、おねだりしてみた。

 

木綿季「ねぇねぇ、哲也が普通に立ってる姿を取りたいなぁ・・・駄目?」

 

哲也「別に構わないけど?」

 

木綿季「やった!じゃあこの木の下にお願い!」

 

哲也「へいへい。」

 

木綿季「それじゃあ撮るよ!はいチーズ!」

 

~~~~~~~~~~~

 

木綿季「ふっ・・・ふふふ・・・ふふふふふ・・・・・・♪」

 

ボクは今目の前に広がる沢山の哲也の写真を眺めニヤニヤしていた、こんなに沢山の哲也の写真がこれからボクの部屋に貼られるんだって思うとワクワクするな~♪

 

・・・・・・へ?おじいちゃんとかが部屋に入る時はどうするって?

 

ちっちっち!世の中はSAOみたいなVRができる時代なんだよ!壁紙なんて自由自在だし、直ぐに変えられるから見られる心配は皆無だよ!

 

木綿季「それじゃあ早速始めよう!」

 

ボクは早速、部屋中を哲也だらけにするために写真に両面テープを塗ってバンバン張り出していった。

 

木綿季「これはここ・・・あーでもこの哲也かっこいいしベッドの横に貼っちゃお♪こっちは可愛い寝顔してるから部屋の天井に・・・あーんもう迷っちゃう!」

 

こんな姿哲也には絶対見せられないよね、多分気持ち悪がられちゃう・・・

 

木綿季「これはここに・・・これもそこ・・・これはあそこに・・・わーい!完成した!」

 

ボクの中に溢れる満足感、それに浸りたくてボクはベッドに横たわった。

 

木綿季「ここにも哲也♪上にも哲也♪右にも哲也♪左にも哲也♪あーん幸せぇ・・・♡」

 

ボクは幸せに浸りたくて枕をギューッと抱きしめた、とそこでボクはあることに気づいた。

 

木綿季「あ、いけないいけない、最後の大仕事・・・!」

 

ボクはある1枚の布を取り出した、そこにはボクが今日最後に撮った哲也の写真がプリントされていた。

 

皆ならこの布が何か分かったかな?正解は~・・・・・・

 

木綿季「よし!出来た!ボク特性抱き枕!」

 

そう、プリントした布は抱き枕用の布に使って、哲也抱き枕を作ってみたの!

 

木綿季「えへへ♪後は~・・・・・・ってあぁ!!!!大事なもの忘れた!!!!」

 

その大事なものとは、哲也の髪の毛。

 

え?って思う人もいると思うんだけど、好きな人の髪の毛を枕に入れると、その枕からその人の匂いがするようになるって本で書いてあったの!

 

ボク哲也の匂い大好きだからやってみたいんだけど忘れちゃったら仕方ないよね・・・明日取ってこよ・・・あ、ボクもしかしたら匂いフェチなのかも?

 

木綿季「でもまだ作るべきものはある!」

 

ボクは裁縫道具を取り出して、あるものをせっせと作り出した。

 

~30分後~

 

木綿季「出来たァ!ボク特性哲也人形!」

 

ボクが作ったのは天鎖斬月を持った小さな哲也ぬいぐるみだった。

 

木綿季「んー我ながら上出来♪」

 

ボクは作った哲也人形を枕の側に置いた、抱き枕カバーは哲也 人形も哲也 部屋中に哲也 うーんこれがボクの求めてた癒し!

 

木綿季「後は髪の毛を・・・ふふふ・・・♪」

 

~翌日~

 

木綿季「てーつーや♪」

 

ボクはいつもと同じ感じで哲也に抱きついた。

 

哲也「よしよし、甘えんぼだなお前は。」

 

木綿季「えへへ~♡」

 

ボクは哲也にすりすりしながら、1本の髪の毛に狙いを定め、勢いよく1本抜いた。

 

哲也「いてっ。」

 

木綿季「?どうしたの?」

 

哲也「いや、なんか頭がチクンときて・・・」

 

木綿季「虫に刺されちゃった?」

 

哲也「まぁ大丈夫だろうな。」

 

木綿季「そう?なら良かった♪」

 

哲也「あ、次の時間が始まるからそろそろ座って木綿季。」

 

木綿季「はーい・・・」

 

~授業中~

 

今の授業は皆が眠くなっちゃう物理、やっぱり今日も例に漏れずに皆眠そう。

 

「ここがこうなるからであってだな・・・」

 

哲也「眠い・・・」

 

木綿季「ボクも・・・」

 

琴音「私も・・・」

 

ちなみにボクはこの眠気を哲也の好きなところを書いたり 哲也の顔を書いたり 哲也への愛情を書いたりして眠気をやり過ごしてる。

 

ちなみに今日はボクと哲也の今までしてきたイチャイチャを書いてる 思い出して書いてるだけで嬉しくなっちゃう。

 

木綿季「ふふふ♪」

 

「なんだ?機嫌が良さそうだな紺野、じゃあここの問題お前の回答を見せてもらおう。」

 

木綿季「ふぇ?」

 

「んじゃあ皆のところにお前の回答を送信するぞ。」

 

木綿季「えぇ!?ちょっと待っ・・・」

 

琴音「な、なにこれ・・・」

 

里香「『ボクと哲也のイチャイチャした回数と内容♪』って何よこれ・・・」

 

明日奈「ええっと・・・『SAOログインして約1ヶ月 ボクと哲也が初めてイチャイチャした日♪この日はボクが哲也と翔に料理を作ってあげたんだけど、失敗しちゃって不味い料理になっちゃったけど哲也がそれを完食してくれて、そこでボクは哲也の優しさに惹かれて 初めて抱きついちゃったんだ!記念すべき初イチャイチャ!』なるほど~」

 

哲也「授業中に何やってんだお前・・・」

 

木綿季「あうぅ・・・/////」

 

「仲睦まじいのはいい事だが、書くべき時間と場所を考えておけよ、んじゃあ尻拭いに荒波 お前の見せてみろ。」

 

哲也「うぃーす。」

 

翔「なになに・・・・・・『木綿季が可愛い』がでっかく書かれてるだけ・・・」

 

「荒波、この問題の答えはどういう意味なんだ?」

 

哲也「はい、俺の中では物理なんかどうでもいいほど木綿季の事を愛してると言う証明です。」

 

「はっはっはっ、なかなか面白い返答だな荒波・・・・・・・・・後で職員室な・・・・・・」

 

哲也「ダニィ!?」

 

里香「似たものカップルね。」

 

琴音「それも超ド級の。」

 

哲也・木綿季「えへへ♪」

 

「『えへへ♪』じゃねぇわこのバカップルが!2人は課題2倍だ!!!!」

 

哲也・木綿季「えぇー!?そんなぁ!?」

 

と、とにかく今日はボクにとって大収穫を手にしたんだ!早く帰りたいな~!・・・・・・・・・ぐすん。

 

~帰宅後~

 

木綿季「ただいまー!」

 

ボクは急いで抱き枕のチャックを開き、その中にボクが手にした哲也の髪の毛を入れ、再びチャックを閉めた。

 

木綿季「どれどれ・・・・・・っ!?ほんとだ!ほんのりする!!!!!」

 

ボクは抱き枕をギューッとして、匂いを確認した すると確かにほんのり哲也の匂いがしてきた。

 

木綿季「わーい!哲也♪哲也♪」

 

ボクは抱き枕を抱きしめながら、ベッドに飛びついた、するとその枕から哲也の声が聞こえたような気がした。

 

哲也『よしよし♪』

 

木綿季「えへへ~♪哲也♪」

 

ボクが抱き枕にすりすりしてるその時だった。

 

「木綿季?ちょっと話があるんじゃが・・・」

 

ドア越しにおじいちゃんの声が聞こえてきた、早速壁紙変換機能の使用どころだ。

 

木綿季「ふぇ!?ちょっと待って!」

 

ボクは壁紙を変えるボタンを押して、すぐさま普通の壁紙に変え、抱き枕をベッドの下に忍ばせた。

 

木綿季「いいよ!入って!」

 

源次郎「邪魔するぞ。」

 

木綿季「どうしたの?」

 

源次郎「木綿季、最近哲也君とはどうなんじゃ?」

 

木綿季「絶好調だよ!」

 

源次郎「そうか、ならば近い内に1度哲也君に家に泊まりに来て貰えないか聞いてくれないか?是非前の詫びを兼ねて夕食をご馳走したいんじゃ。」

 

木綿季「ほんと!?泊まらせていいの!?」

 

源次郎「そうじゃ、哲也君なら木綿季を任せられる、何かあった時も彼なら責任を取ってくれるじゃろう。」

 

木綿季「わーい!やったぁ!」

 

源次郎「話は以上じゃ、勉強も頑張るんじゃぞ。」

 

木綿季「うん!」

 

おじいちゃんはそう言い残して部屋を出た ボクはすぐさま部屋をもう1度哲也一色の部屋に変えた。

 

木綿季「~♪幸せ~♪」

 

これが、ボクの野望の全貌だ。・・・・・・・・・なーんてね♪

 

以上がボクの秘密の内容だよ!ぜーったいに哲也にも明日奈にも内緒だよ!じゃなきゃ出演拒否するもんね!

 

・・・・・・よろしい!それじゃあ皆!また次回会おうね!ばいばーい!

 

 

 

 

 

 

 

この時、まだ木綿季は知る由もなかった、この秘密が直ぐにバレることになることを・・・




なんと、木綿季の秘密は部屋中に哲也の写真と哲也の抱き枕とぬいぐるみが置いてあることだった!

木綿季は大満足だが、本当にバレないのだろうか?

次回もお楽しみに!

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。