ソードアート・オンライン~死神と呼ばれた剣士~   作:畜生ペンギン

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今回は前回出てきた謎の男 レイとインプ領主について!

果たしてインプ領主とはどんな人物なのか!

ではどうぞ!


part73 インプ領~領主とレイ~

前回、突如現れた謎の男 レイにインプ領主の元に案内すると言われ テツヤとユウキはそれについて行った。

 

一体何故、インプ領主は2人を呼んだのか?

 

~~~~~~~~~~~

 

~インプ領~

 

インプ領は世界樹から見て東南の、暗闇の広がる山岳地帯の中にある、先程狩りをしてたのはその山岳地帯の麓だ、ちなみに山岳地帯とあって日光にはほぼ当たらない 領内とその付近が暗いのはその為だが、俺やユウキ レイ含むインプは暗視ができるみたいで俺たちにとっては暗闇でも何のそのだ。

 

ちなみにインプ領に近い種族はサラマンダーとウンディーネだ。

 

さて、今俺達はそのインプ領内を歩んでいた。

 

テツヤ「なぁ、なんで領主は俺らのことを呼んだんだ?」

 

レイ「君の実力が知りたいとのことだ そしてようやく君を直接呼べるチャンスが来たと、僕が命受けて、君を呼びに来たんだ。」

 

テツヤ「じゃあ何でユウキも一緒に?」

 

レイ「実はインプ領内で噂が立っていてな、『凄い実力を持ったインプのカップルがいる』とな。」

 

ユウキ「そ、そんな噂立ってたんだ・・・」

 

レイ「領主は君にも会いたいとおっしゃってね、今日君ら2人がこの付近に来てくれて僕も遠くに出向く手間が省けて助かったよ。」

 

テツヤ「ふーん、ユウキにもねぇ。」

 

レイ「ちなみに領主は1度は君にメッセージを送ったのだが、スルーされてしまってな、こうして、僕が君達の元にやって来たんだ。」

 

ユウキ「レイはどんな役職なの?」

 

レイ「一応、領主の右腕だ。」

 

テツヤ「へー、大層な役職じゃねぇか。」

 

レイ「まぁな、さぁ 着いたぞ、ここが我が領の中心部である領主の家だ。」

 

テツヤ・ユウキ「おぉ~」

 

その領主の家は、昔俺らが買った家より遥かに大きい家が目の前にあった。

 

レイ「くれぐれも失態のないようにな。」

 

テツヤ「へいへい。」

 

レイ「それじゃあ入ろう。」

 

レイによって開けられたドアの中に俺らも入り、俺とユウキは改めてその家の広さに驚いた。

 

テツヤ「随分と広いな・・・」

 

ユウキ「ねぇ~」

 

レイ「それじゃあ僕に付いてきてくれ。」

 

レイはそう言って俺らの前を歩き出した。

 

ユウキ「ねぇね、随分とクールだね、レイって。」

 

テツヤ「あぁ、なんか腹立つ。」

 

レイ「聞こえてるぞ、テツヤ。」

 

テツヤ「・・・耳もいいのかよ・・・」

 

レイ「悪いが地獄耳と言われててな、下手なこと言うと僕には筒抜けだぞ。」

 

テツヤ「なるほどね。」

 

ユウキ「ねぇねぇ、領主ってどんな人?」

 

レイ「一言で言うと、優しいな、それでいて女らしいというか・・・」

 

テツヤ「女なのか。」

 

レイ「君は領主の性別も知らなかったのか?」

 

テツヤ「何分最近ログインした新参者でな。」

 

レイ「なら仕方ないか・・・さぁ 着いたぞ、この部屋にいるんだ。」

 

テツヤ「よし、なら早速入ろうぜ。」

 

レイ「そうしよう、失礼します。」

 

レイは2度3度ノックした後ちに扉を開けた、するとその部屋には 椅子を後ろ向きにして座ってる1人の女性がいた。

 

テツヤ「あれが・・・領主・・・なのか?」

 

「よく来たな、テツヤよ」

 

そう言いながら領主は 椅子を回転させてその姿を見せた、

 

左手には扇子を持ち、足を組みながら姿を現した。

 

長めの黒の髪の毛に、それなりの身体付きをしていた。

 

「そなたがユウキじゃな?」

 

ユウキ「は、はい!」

 

「ふむ、わらわはカノンと言う よろしく頼むぞ?」

 

レイ「カノン様、以上で任務を終了させて頂きます。」

 

カノン「レイ 前々から言っとるじゃろ?別にそんな畏まらなくても良いと。」

 

レイ「しかし・・・」

 

カノン「まぁレイがそうしたいのならわらわは構わんぞ?」

 

レイ「はっ。」

 

テツヤ「んで・・・俺になんのようで?」

 

カノン「おぉ、そうじゃ テツヤ お主はいつぞやのユージーン将軍との一戦の時、勝手にスプリガン・ウンディーネ同盟とやらの大使になったらしいのぉ。」

 

テツヤ「えっ!?それ俺じゃない!!!!」

 

カノン「?レイ、資料を持ってきてくれないか?」

 

レイ「かしこまりました。」

 

ユウキ「テツヤそんなこと言ってたの?」

 

テツヤ「いや、厳密に言えばそれはキリト出会ってだな・・・」

 

レイ「カノン様 ここに。」

 

カノン「ふむ、どれどれ・・・・・・確かにここにはお主はその遣いになったと書いてあるの。」

 

テツヤ「そうだけどなんか問題があったとか?」

 

カノン「大ありじゃ、お主がユージーン将軍を負かした際、そこにサクヤとアリシャがおったろ?」

 

テツヤ「まぁ・・・」

 

カノン「その2人がわらわにテツヤを貸せとうるさいのじゃ、くどい程言われたその時じゃ、お主らカップルの噂が流れ始め、その話を詳しく聞くとお主とユウキという名があがってな、1度お主に領主専用のメッセージを送ったのじゃが、まぁ見事にスルーされての。」

 

テツヤ「?もしかしてマスターズメッセージって奴か?」

 

カノン「そうじゃ、まぁ普通のプレイヤーならそのメッセージを見ればすぐに飛んでくるものじゃが、まぁお主は疑惑付きのプレイヤーじゃ、そこは許してやろう。」

 

ユウキ「疑惑?」

 

レイ「2人はSAO生還者 なのだろ?」

 

テツヤ「何でそれを!?」

 

カノン「まぁ、領主を舐めてもらっては困る、そのくらいの情報朝飯前じゃ。それと、主のアロンダイト 何故主が持っておるんじゃ?それはどの種族も血眼になって探したが結局は見つからなかった幻中の幻 伝説の最頂点に位置するレジェンダリーウェポンじゃ。」

 

テツヤ「まぁ俺らのこと知ってるならいいか、こいつはSAOの頃からの相棒でな、普段このでかい剣に収めてあるんだ、そっから俺があることをするとアロンダイトになるんだ 俺らはアロンダイトを天鎖斬月って呼んでるけどな。」

 

カノン「なるほど、何故SAOの頃からあった武器がこの世界伝説扱いを受けてるかかが疑問にはなるが、深く追求するのは止めておこう。」

 

レイ「カノン様。」

 

カノン「おっと、話がちょっと逸れたの、話を戻すぞ、テツヤ 単刀直入に言おう、2人の領主に買われ、ユージーン将軍を破ったその腕をわらわに見せて欲しいのじゃ。」

 

テツヤ「腕を見せろってどうやって?」

 

カノン「聞いたかは知らぬが、レイはわらわの右腕に付けさせるほどの実力の持ち主での、レイと戦い勝てばその実力 認めよう。」

 

ユウキ「認められたらどうなるんですか?」

 

カノン「まぁ、わらわとの直接的な連絡、そしてレイとの連絡を許可しよう。なかなかおらんのじゃぞ?わらわとレイと連絡を取れるプレイヤーは。」

 

テツヤ「ふーん、まぁいいぜ、やろうぜレイ。」

 

レイ「良いだろう、望むところだ。」

 

カノン「場所は移さんでもいいぞ、ここは領主のホームだからな 気づ付いても数秒後には元通りじゃ。」

 

テツヤ「なら特に遠慮もいらないか。」

 

レイ「あぁ、行くぞ。」

 

レイがそう言って構えたのは 短剣だった。

 

テツヤ「短剣か・・・ならリーチ的にはこっちが有利か・・・」

 

レイ「さぁ行くぞ!!!!」

 

レイはそう言って素早く俺の懐に潜り込んできた。

 

ユウキ「っ!!!早い!!!」

 

テツヤ「なんの!」

 

俺は身体を捻り、攻撃を避け そのまま攻撃をしかけたが、俺の攻撃も避けられた。

 

テツヤ「やるな!」

 

レイ「君こそ!」

 

俺はレイに近寄られないように立ち回り、様子を見て一撃一撃を慎重に入れていく作戦をとった

 

テツヤ「貰った!」

 

レイ「甘い!」

 

テツヤ「ちぃ!」

 

ユウキ「凄い・・・あのテツヤに一撃も食らってない・・・」

 

カノン「じゃが、テツヤもやるな レイの攻撃をここまですべて避けるとはな。」

 

テツヤ・レイ「はぁぁぁ!!!!」

 

俺とレイは互いに剣を振り下ろした、普通短剣のプレイヤーが狙って鍔迫り合いを起こすのは至難の技だが、レイはいとも簡単にそれをやってのけた。

 

俺達は一旦引き、一息ついた。

 

テツヤ「はぁ・・・はぁ・・・」

 

レイ「はぁ・・・やるな・・・君も・・・」

 

テツヤ「お前もな・・・・・・」

 

レイ「・・・君はならないのかい?あの状態に。」

 

テツヤ「へっ、いいのかよ 卍解使っても 下手したら領主の前ではじかくぞ。」

 

レイ「馬鹿にされたものだな、僕がそう簡単に負ける訳ないだろう。それに興味もある、アロンダイトがどんなものかがね。」

 

テツヤ「だったら・・・出さしてもらうぜ!俺の全力!卍解!!!!」

 

俺はいつもの卍解ポーズを取り、卍解した。

 

ユウキ「テツヤの卍解だ!!!!」

 

カノン「ほぉ、あれが卍解・・・そしてアロンダイトか・・・」

 

テツヤ「天鎖斬月・・・」

 

レイ「テツヤ、僕も久々に出させてもらうぞ 全力を。」

 

テツヤ「おう、勝手にしな。」

 

レイ「さぁ!行くぞ!!!!」

 

テツヤ「かかってこい!!!!」

 

レイの言う全力がどんなものなのかは分からないが、俺は用心して剣を構えた。

 

レイは先程よりももっと早いスピードで俺に詰め寄る、たしかにこのスピードはさっきまでの俺じゃ追いつけないかもしれないが、この姿の俺の前にそのスピードは赤子の手を捻る位の物だ。

 

テツヤ「甘い!!!!」

 

レイ「っ!!!」

 

テツヤ「後ろだ!!!!」

 

俺はレイの背中に周り、軽く蹴り飛ばし そこから斬撃を繰り出そうとした。

 

レイ「くっ!でもこんなものでは!!!!」

 

レイは蹴り飛ばされながらも体制を立て直し、剣を構えた。

 

テツヤ「ちっ!!!!!!」

 

俺はレイの短剣を持つ手を左手で持ち、反撃できないようにした。

 

レイ「っ!!」

 

テツヤ「貰っ」

 

レイ「させない!!!!!」

 

レイは足で俺の身体を蹴りあげ、俺の攻撃をすんでのところで交わした。

 

テツヤ「ふっ、やるな。」

 

レイ「君こそ、危うく君の言う通り恥をかくところだったよ」

 

でも確かにレイは強い・・・こうなったらちょっとばかし荒業だが・・・

 

テツヤ「さぁてと・・・・・・んじゃあギア上げるぞ!!!!!!!!」

 

レイ「っ!?」

 

俺は超高速で近づき、レイの後ろにまわ込み 首にを閉めようとした。

 

レイ「っ!!!!させない!!!!」

 

レイは閉めようとする俺の腕をどかそうとした、すると、そこで事件は起きた。

 

俺の左手は、なんか柔らかい感覚を掴み取っていた。

 

テツヤ「ん?」

 

レイ「っ!?」

 

テツヤ「・・・・・・・・・なんだこれ?」

 

俺はその柔らかい感覚を2度3度と揉んだ そう、俺が揉んでいたのは良くユウキのを揉んでたアレだった。

 

テツヤ「・・・・・・・・・おっぱい?」

 

レイ「嫌ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」

 

俺はレイの肘打ちを思い切り顔面に食らった。

 

テツヤ「ごふっ!?」

 

レイ「き!君はなんてことしてくれたんだ!!!!!/////」

 

テツヤ「えっ!?ちょ!?お、お前まさか・・・・・・・・・女!?」

 

レイ「当たり前だ!!!!!!!!!男とでも思ったのかこの変態!!!!!!!!!」

 

テツヤ・ユウキ「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」

 

カノン「?どうしてテツヤはレイのことを男だと思ったのじゃ?」

 

テツヤ「だ!だって完璧に見た目が男だし第一人称僕だし胸も控えめだったし・・・・・・」

 

レイ「世の中にはボーイッシュな女だっているんだってことを知らないのか!!!!!!!!!そもそも君の彼女だって第一人称ボクじゃないか!!!!!!!!!」

 

テツヤ「だってユウキは髪が長いじゃねぇかよ!!!!!!!!!後お前の名前も紛らわしいんだよ!!!!!!!!!なんだよレイって!!!!!!!!!」

 

レイ「この名はハンドルネームだ!!!!!!!!!リアルネームではもっと玲奈とか玲花とかちゃんとした女の名前だ!!!!」

 

カノン「それで、レイの胸を揉んでどう思ったのじゃ?」

 

テツヤ「え?いや、まぁ・・・サラシ巻いてるのかなって・・・」

 

レイ「き!君のような変態が強いプレイヤーだなんて僕は信じたくないね!!!!!」

 

テツヤ「俺は変態じゃねぇ!!!!」

 

ユウキ「なんでレイはそんな男の子っぽい格好してるの?」

 

レイ「男っぽいって・・・そもそも髪型はリアルと一緒だし、サラシは戦闘中胸が邪魔をするから回してるんだ。」

 

テツヤ「まさかレイが女とは・・・・・・」

 

レイ「とりあえず・・・・・・1回死ね!!!!!!!!!!!!」

 

レイは油断してた俺に短剣で斬りかかってきた。

 

テツヤ「危ねっ!?」

 

レイ「止まれこの女の敵!!!!!!!!!変態!!!!!!!!!スケベ!!!!!!!!!」

 

テツヤ「ま!待てって!!!!!!!!!」

 

レイ「待たない!!!!!!!!!」

 

テツヤ「ま!待て!!!謝る!!!謝るから!!!!!!!!!」

 

レイ「謝ってすんだら警察はいらない!!!!!!!!!」

 

カノン「仲良くできそうじゃの、2人は。」

 

ユウキ「むぅ・・・また女の子・・・・・・」

 

カノン「なんじゃ?嫉妬か?」

 

ユウキ「ふんっ!」

 

カノン「良い良い、嫉妬大歓迎じゃ その方がテツヤも喜ぶじゃろうな。」

 

テツヤ「んな呑気な事言ってねぇで助けろぉ!!!!!!!!!」

 

レイ「僕の初めてを奪った責任を取れ!!!!!!!!!」

 

テツヤ「初めてってんなヤらしいことしてねぇだろうが!?」

 

レイ「はぁ・・・はぁ・・・」

 

カノン「そんな胸1つ揉まれたくらいで怒ってたら結婚なんか出来んぞ?」

 

レイ「僕はまだ高校生です!!!!!!!!!」

 

ユウキ「へぇ、レイも高校生なんだね。」

 

レイ「ユウキもなのかい?奇遇だね。それにしても君も残念な彼氏を持ったものだね 他の女の胸を揉むなんてね。」

 

ユウキ「それはボクも思ってるけど・・・テツヤは基本はいい人なんだよ!」

 

レイ「良い人?」

 

ユウキ「うん!困ってる人を真っ先に助けたり、自分の命に変えて他の人を助けたりして、本当に優しい人なの!」

 

レイ「・・・・・・僕の第一印象は単なるドスケベなんだけどね・・・・・・」

 

カノン「まぁ レイの気持ちも分かるが、男は皆スケベなんじゃ 許してやってやれ。」

 

レイ「しかし・・・」

 

カノン「まぁ確かに許可もなしに胸を揉むテツヤも悪いと思うぞ?」

 

テツヤ「だってアレは事故・・・」

 

レイ「事故でも揉んだ事実には変わりない!!!!」

 

ユウキ「もぉ、レイも怒りすぎたよ?女の子はもっと柔軟に生きなきゃ!」

 

レイ「ユウキ・・・」

 

カノン「わらわもそう思うぞ?」

 

レイ「カノン様・・・・・・分かりました 2人を信じてここはテツヤを許します。」

 

テツヤ「ほっ・・・」

 

レイ「ただし!!!!次もんだら絶対殺す!!!!!!!!!」

 

テツヤ「はい・・・」

 

カノン「それじゃあ仲直りも出来たことだし、わらわの評価を下そう、テツヤ お主の実力・・・・・・過去最高じゃ!」

 

テツヤ「へっ!当然よ!」

 

カノン「荒々しい中に華やかな芸当も持っておる、特に接近した時のレイの腕を掴んで反撃させないようにした動き、やはり生還者の動きじゃな。」

 

テツヤ「まぁな、本当は最後レイの首を閉めておわらせろうとしたが・・・まさか女とはな・・・」

 

カノン「ふむ、テツヤ 主にわらわとレイとの連絡先を送る、なにか困った時はどちらか2人を頼るがよい、じゃが当然わらわ達も一般人、いない時はいないから気をつけてくれ。」

 

テツヤ「おう、俺はあんたのことをなんて呼んだらいい。」

 

カノン「カノンで構わん 堅苦しいのは嫌いじゃ。」

 

テツヤ「分かった、これからよろしくなカノン。」

 

レイ「全く・・・君には驚かされるよ・・・まさか男と思われてるとはね・・・」

 

テツヤ「悪いなレイ、これから宜しくな。」

 

レイ「まぁ・・・よろしく頼む。」

 

ユウキ「ボクは?」

 

カノン「ふむ、では次はユウキとレイの手合わせじゃな、レイ 今度は胸を揉まれてもこやつは女子じゃ 思う存分やると良い。」

 

レイ「カノン様、ご恐縮ですが ここはテツヤとユウキで戦わせるのが良いかと思います。」

 

カノン「ふむ、面白そうじゃの ではここでテツヤにレイの補佐が務まるかテストしようではいなか。」

 

テツヤ「補佐?」

 

カノン「一応、わらわの右腕だはレイだが、もしレイになにかがあった時の補佐を探しとるんじゃ もしここでわらわが納得する戦いを見せれば 補佐を頼みたいんじゃ。」

 

ユウキ「補佐になるとどうなるの?」

 

カノン「まぁそれなりの報酬と家を支給するつもりじゃ。」

 

テツヤ「へぇ、家か 美味しい話だな。」

 

カノン「まぁ、申し訳ないがそうなるとレイとの二世帯住宅にはなるがな。」

 

レイ「えぇ!?」

 

テツヤ「それはそれで問題があるんじゃ・・・」

 

カノン「仕方ないじゃろ。オーダーメイドの家が出来るのには最短でも2ヶ月はかかる、一応わらわの右腕の補佐を務めるものにそんな安っぽい家は与えられん、じゃからレイ しばらく我慢してもらえんか?」

 

レイ「・・・・・・また僕の胸を揉んだらユウキがいようと容赦なく殺すぞ・・・・・・」

 

テツヤ「随分と警戒されちまったな・・・まぁとりあえずその話乗った、家が貰えるなら望むとこだ ユウキ 手加減しねぇぞ?」

 

ユウキ「ボクもだよ!!!!」

 

レイ「それじゃあ構えてくれ。」

 

俺は天鎖斬月構え、ユウキはマクアフィテルを構えた。

 

レイ「それじゃあ・・・・・・初め!!!!!!!!!」

 

テツヤ・ユウキ「はぁ!!!!!!!!!」

 

俺とユウキは瞬時に動き、鍔迫り合いを起こした。

 

テツヤ「へっ!負けねぇぞ!」

 

ユウキ「ボクだって!!!!」

 

テツヤ「そらぁ!」

 

俺はユウキの体制をマクアフィテルごと崩させ、早速チャンスを作った。

 

ユウキ「っ!!!」

 

テツヤ「まだまだ甘いぞユウキ!!」

 

ユウキ「テツヤこそ!!!」

 

テツヤ「なにっ!?」

 

腹部が丸見えになったユウキに一撃を喰らわせようとするが、ユウキは崩れた体制からマクアフィテルを放り投げてきて、予想外すぎる攻撃によけれずに顔に傷が1つ付いた。

 

そして、放り投げたマクアフィテルはユウキの手元にブーメランの容量で戻ってきた。

 

ユウキ「ふふふ!流石のテツヤもこの奇襲攻撃には反応出来なかったみたいだね!」

 

テツヤ「やるなユウキ、だけど 手加減はここまでだ。」

 

ユウキ「むぅ!なんで手加減してたの!!!!」

 

テツヤ「まぁここんとこ負けばっかだし勝たせてやろうと思ったけど、もう手加減もいらねぇみたいだな なら全力でいくぜ?」

 

ユウキ「ボクは負けないもん!!!!」

 

テツヤ「ならこっからはフルスロットルだ!!!!!!!!!」

 

ユウキ「っ!!」

 

俺は出せる最速のスピードを持ってユウキの目の前を消えては現れを繰り返した ユウキの目の前に広がるのは多分俺の残像だ。

 

カノン「ほぉ。」

 

レイ「僕と戦った時よりも速い・・・!」

 

テツヤ「どうしたユウキ?手も足も出せないか?」

 

ユウキ「だったら・・・」

 

そう言うとユウキはマクアフィテルを地面に突き刺し、何かを魔法のスペルを詠唱し出した。

 

闇の魔法、まだ最初の段階の小さな物だが小さくてもユウキの周りを取り囲むには充分な程だ。

 

ユウキ「やぁ!!!!」

 

詠唱し終えたユウキの周りに闇魔法の特徴である黒い渦のようなものが生まれた。

 

カノン「ふむ、面白いの ここからどうなるかが見ものじゃの。」

 

ユウキ「さぁ出ておいでテツヤ・・・今日こそはボクが・・・」

 

テツヤ「月牙天衝!!!!!!!!!」

 

ユウキ「っ!!!!」

 

ユウキの周りを囲んでる黒い渦が消えたその時に、俺はユウキに向けて月牙天衝を放った。

 

ユウキ「でもこれくらい!!!!」

 

ユウキは地を這う月牙天衝を飛んで避けた、だがそんなことは予測済みだ。

 

俺はユウキが飛んだ位置に先回りし、待ち構えていた。

 

ユウキ「ふぇ!?」

 

テツヤ「残念だったなユウキ!!!!!」

 

俺はユウキの事を空中で連続で斬り、締めには1発の月牙天衝をゼロ距離で放ち、ユウキを地面に叩きつけた。

 

レイ「決まったか!?」

 

テツヤ「よし!俺の勝ち!!!!」

 

叩きつけられたユウキの場には煙が立ち込めていた、その煙が消えると 目をうずまきにし、倒れてたユウキがそこにはいた。

 

ユウキ「ふにゃぁ・・・」

 

レイ「ユウキ 戦闘不能です、カノン様。」

 

カノン「ふむ、この勝負 テツヤの勝ちじゃな。」

 

テツヤ「おーい ユウキ?起きてくれー」

 

流石にやりすぎたかなと思い、俺はユウキに近づき 抱き抱え頬を軽く叩いて目を覚まそうとした。

 

ユウキ「うっ・・・ボク・・・また負けちゃったのかぁ・・・」

 

テツヤ「てもお前の戦い方もよかったぞ、次こそは俺が負けちまうかもな。」

 

ユウキ「次はボクが勝つもん・・・」

 

そう言ってユウキは半べそになりながらも俺に抱きついてきた。

 

テツヤ「よしよし。」

 

俺はユウキの頭を優しく撫でてあげた。

 

ユウキ「ぐすん・・・」

 

カノン「テツヤ、ユウキ 見事な戦いじゃ、やはりわらわのの目に狂いは無かった テツヤ お主にレイの補佐を頼みたい。」

 

テツヤ「おう、任せとけ。」

 

カノン「ユウキにはこれまでと同様 テツヤと一緒にいてもらえれば構わん、どうせテツヤの家に居候するつもりなのじゃろ?」

 

ユウキ「バレてたんだ・・・でもテツヤと一緒なら例え火の中水の中森の中だよ!」

 

カノン「さて、それでは今日はこれまでとしよう、ご苦労さまじゃ レイ 2人を家に連れていってやれ。」

 

レイ「はっ。」

 

テツヤ「んじゃあなカノン またな。」

 

ユウキ「またね!」

 

カノン「また来るんじゃぞ、お主らはレネゲイドなんぞになるんでは無いぞ。」

 

こうして、領主のカノンにも腕を買われ、レイの補佐になった俺はインプ領に家を持てることとなった。

 

~レイとテツヤのホーム~

 

レイ「いいか、僕の家の扉はこっち、君らはこっちだ ユウキは構わないがテツヤが入ってきた時にはもう姿は無いと思え。」

 

テツヤ「へいへい。」

 

レイ「全く・・・今日は酷い目にあったよ・・・」

 

そう言いながレイはレイの方の家に入っていった。

 

テツヤ「んじゃ入るか ユウキ。」

 

ユウキ「うん!」

 

俺は俺達の方の扉を開き、家に入った すると、そこには以前の家よりも遥かに豪勢な間取りが広がっていた。

 

テツヤ・ユウキ「おぉー!」

 

家具 窓からの景色 ベッドの大きさ 何をとっても前の家よりもでかく なんだか悲しいけど やはりこの位の方がユウキものんびり出来そうだ。

 

ユウキ「見て見てテツヤ!!ベッドがこんなに大きいよ!!!!」

 

テツヤ「ユキ 出ておいで フェアリーじゃなくて普通の姿で。」

 

俺は胸ポケットでうとうとしてたユキを起こして 普通の姿にさせた。

 

ユキ「なぁにこんな時間に・・・・・・ってこれどうしたの!?盗んだ!?」

 

テツヤ「なわけあるか、貰ったんだよ 領主にな。」

 

ユキ「ふーん まぁ何はともあれまたこうやって家族3人並んで寝れるね!」

 

ユウキ「だね!」

 

テツヤ「そういや風呂はどうってんだ?」

 

俺は疑問に思い直ぐに足を運び、風呂場のドアを開いた。

 

すると、何故かそこには下着姿のレイいた。

 

テツヤ「えっ!?」

 

レイ「なっ!?/////何故君がここに!?/////」

 

テツヤ「知るか!お前こそなんで俺んち側の風呂・・・・・・ってお前の後ろにある扉って・・・」

 

レイ「ま、まさかお風呂は一緒だと言うのか・・・!?どういう事だテツヤ!!!!」

 

テツヤ「知るか!カノンに聞いてやるから待ってろ!!!!」

 

俺は急いで先程もらったカノンのアカウントに電話をかけると、すぐさまカノンは電話に出てくれた。

 

カノン『なんじゃ?わらわにようか?』

 

テツヤ「カノン まさかとは思うが二世帯住宅で風呂だけ一緒とかは無いよな?」

 

カノン『あ。』

 

レイ「カノン様!?あ。とは!?」

 

カノン『いやぁすまんそこだけ一緒にしてしまったようじゃ、だから風呂に入る時は気をつけてくれ。』

 

テツヤ・レイ「えぇ!?」

 

カノン『ところでレイよ?何故テツヤの目の前で下着だけになっとるんじゃ?欲情したか?』

 

レイ「なっ!?/////違います!!!!この男が僕のお風呂を覗いたんです!!!!」

 

テツヤ「はぁ!?でまかせ言うな!!!!俺は風呂を確認したらこうなってたから単なる事故だ!!!!」

 

カノン『まぁとりあえず我慢してくれ2人共、後テツヤ お主のメッセージボックスにわらわからの毎週の給料を送ったぞ、レイと同じ金額じゃ くれぐれも無駄遣いや賭け事には使わんようにな それじゃあの。』

 

そう言ってカノンは通話を切った。

 

テツヤ「給料?」

 

レイ「カノン様はインプの領主だ、その右腕を務める僕にカノン様から毎回と言うか週に一度お給料を貰ってる 僕は別に必要ないけど、カノン様が受け取ってくれと言って聞かないんだ だから僕は甘えてありがたく貰っている。」

 

テツヤ「ふーん いくらなんだろ。」

 

俺は早速メッセージボックスを開き、カノンから届いてるメッセージを開いた。

 

テツヤ「どれどれ・・・」

 

《message for Kanon》

 

『テツヤよ、これからはレイの補佐としてレイのことを支えてやってくれ 無論わらわのことも守るのじゃぞ?まずはこの給料を受け取り日々の訓練に育んでくれ 初回はわらわの気持ちも入っとる 無駄遣いせんようにの、では。』

 

テツヤ「でも週給か・・・カノンの気持ちっていくら入ってんだろうな・・・」

 

《500000ユルドを受け取りました》

 

テツヤ「っ!?50万ユルドォ!?」

 

レイ「?何を驚いてるんだ?」

 

テツヤ「だ!だってこんな大金いきなり受け取れって言われてもよおわ!!!!」

 

レイ「言っとくが週給は25万ユルドは最低でも貰えるぞ?そこから日々の功績だったりを認められてもっと貰えることになる。」

 

テツヤ「カノンは破産しねぇのか・・・?」

 

レイ「その点は問題ない、インプ領での買い物にかかってる税金は全てカノン様に行くことになり、中枢の町 アルンでインプ産の物を購入した時もカノン様にその税が入る。毎週百万はくだらない税金がカノン様の手元に入り、その内幾分かは街の活性化に使われ、手元に残るのは70万弱 そこから僕と君に給料として送られるんだ ちなみに カノン様は武器作りの天才でもある、カノン様の武器を求めここまでくる人も少なくは無いし、時には大金をはたいてカノン様の武器を買おうとする、だから常にカノン様の懐は潤いっぱなしなんだ。」

 

テツヤ「ふーん まぁとりあえずこの50万はありがたく受け取るか・・・でも週給はいらないな・・・」

 

レイ「やはり25万もいらないか?」

 

テツヤ「あぁ、毎週貰う必要は・・・・・・・・・やっぱいるわ・・・・・・」

 

レイ「?」

 

俺は思い出した、ユウキのこの世界における食欲の尋常さを。

 

そう、あれはユウキにねだられちょっと背伸びのレストランに行った時だ。

 

~回想~

 

ユウキ『えっと ここに載ってるの全部お願いします!』

 

『え?』

 

テツヤ『お、お願いします・・・』

 

『か、かしこまりました・・・』

 

ユウキ『ところでホントにいいの?全部頼んじゃって。』

 

テツヤ『だ!大丈夫さ!俺だって金はある!!!!』

 

ユウキ『それなら良かった♪』

 

~数分後~

 

『お待たせしました・・・』

 

テーブルに運ばれてきたのは ユウキが示したページの料理全てが運ばれてきた ハンバーグだったりスパゲッティだったりピザだったりピラフだったり沢山の料理が並んでいた。

 

ユウキ『んー!!美味しそー!!!!いただきまーす!!!!!!!!!』

 

ユウキの手をつけた料理は瞬く間にユウキの口の中に運ばれ、ユウキの胃に入っていった

 

ユウキ『モグモグ・・・んー!このハンバーグもスパゲッティも美味しい!!!!』

 

テツヤ『そ、そうか・・・よく噛めよ?』

 

ユウキ『うん♪もぐもぐ♪』

 

・・・・・・何故だ、大量にあった料理が今まさに消えそうになっている 、いやね、食べてる姿は可愛いよ でもコイツの胃がこんなにブラックホールだとは思わなかった。

 

ユウキ『ぷはぁー!テツヤ!お代わりしていい?』

 

テツヤ『はぁ!?お代わりぃ!?』

 

ユウキ『ダメ・・・・・・・・・?』

 

そう言ってユウキは涙目で俺に訴えてくる、辞めろ そんな目で俺を見るな そんな目で見られたら・・・

 

テツヤ『・・・・・・いいよ・・・・・・頼んで・・・・・・』

 

ユウキ『わーい!すいませーん!!!!!!!!!』

 

断れないよねぇ・・・・・・男としては・・・・・・・・・

 

結局、俺はユウキに3度お代わりを強請られ、ようやくそこでユウキも満腹になってくれたようだ。

 

ユウキ『ぷはぁー♪ボク満足♪』

 

テツヤ『・・・・・・・・・・・・』

 

そして、恐る恐る会計に。

 

『合計40点でお会計55万4000ユルドになります。』

 

テツヤ『んだとぉ!?』

 

55万!?いや待てよ!!!!!!!!!ユウキの笑顔見れたなら安いかもしれんけどそれでも笑顔1つ55万は高すぎるような気がするよ!?いやそもそもユウキを金なんかに変えられないけども・・・!!!!

 

『お会計出来ないとか?それでしたら我々もそれなりの対応を取らして・・・』

 

テツヤ『いやいやいや!!!!!!!!!払えるから!!!!!!!!!』

 

俺は56万ユルドを叩きつけた。

 

テツヤ『釣りはいらん!!!!!!!!!』

 

『ありがとうございましたー♪』

 

テツヤ『はぁ・・・ちくしょう・・・ユウキ助けてから貯めてた金(60万弱)が今のでパー・・・・・・・・・ぐすん・・・・・・・・・』

 

ユウキ『テツヤ♪行こ♪』

 

テツヤ『ユウキ・・・お前胃もたれとかしないのか・・・?』

 

ユウキ『?そんなのしないよー♪まだまだ食べれるよ♪』

 

テツヤ『えぇ!?』

 

まだまだって・・・もし今も食われてたら俺は今頃豚箱行き・・・・・・ヒィ!?

 

ユウキ『さぁ帰ろ♪後はいっぱいイチャイチャしよ♡』

 

テツヤ『あ、あぁ・・・・・・』

 

~回想終了~

 

テツヤ「って訳でさ・・・」

 

レイ「き、君も苦労してるんだな・・・スケベのくせに・・・」

 

テツヤ「スケベスケベって人前で未だブラとパンツで突っ立ってるお前に言われたくはないけどな。」

 

レイ「なっ!?/////ふざけるな!!!!これは僕が話夢中になってたからであってだな!!!!/////」

 

テツヤ「やーいレイのスケベ~」

 

レイ「っ!!!!/////いい加減にしろぉ!!!!」

 

そう言ってレイは俺に飛びかかってきたが、いつもユウキに飛びつかれてる俺にとっては避けやすい攻撃だった。

 

テツヤ「おっと。」

 

レイ「そこに直れ!!!!君の煩悩を全て取り除いてやる!!!!」

 

テツヤ「やれるもんならやってみな!!!!」

 

レイ「このぉ!!!!」

 

テツヤ「へっ!だかろそう簡単に・・・って後ろに引けない!?」

 

と俺の後ろにドアがあり、ドアを開けようとしても後ろ向きに立ってるから上手く開けられずにいた。

 

レイ「捕まえた!!!」

 

テツヤ「た!タンマ!待っ!」

 

レイ「待つわけないだろこの戯け!!」

 

そう言ってレイは俺とドアに向け飛び蹴りを仕掛けてきた、俺は覚悟を決め目をつぶったが、そこでまたまた事件は起きた。

 

レイ「ひゃっ!?」

 

テツヤ「のわぁ!?」

 

せ声だけじゃわからないか説明しよう、レイは飛び蹴りを仕掛けたがいいが、上手く体制を整えられず、俺では無くドアを蹴飛ばしてしまい、ドアにもたれ掛かっていた俺とドアを蹴ったレイは互いに倒れ、今俺は下着姿のレイに押し倒されたようなシチュエーションになっていた。

 

レイ「なっ!?/////」

 

テツヤ「はぁ・・・何でこうなんだろ・・・・・・・・・う・・・・・・・・・・・・・・・」

 

流石に下着をまじまじと見る訳にはいかない 俺は顔を横にそらすと そこにはユウキが立っていた。

 

ユウキ「れ、レイ・・・・・・?何でテツヤを押し倒して・・・?」

 

レイ「違う!!!!僕がテツヤにお風呂を覗かれたんだ!!!!」

 

テツヤ「ちょおい!?」

 

レイ「ふんっ!自業自得だ!反省しろ!!!!」

 

ユウキ「・・・・・・ふーん・・・・・・レイのお風呂覗いたんだぁ・・・・・・・・・」

 

おぞましいオーラとその可愛いアホ毛を尖らせたユウキが俺に近寄ってきた。

 

テツヤ「嫌!待って!!!!違う!事故だ!!!!事故!!!そう言ってくれレイ!!!!」

 

レイ「そんなこと知るか!!!!乙女の胸を揉んだのと下着姿を見たのは万死に値する!!!!」

 

テツヤ「だぁもうこの男女!!!!」

 

レイ「男女・・・・・・だと・・・・・・・・・?」

 

テツヤ「へ?」

 

俺が男女と言うと、レイまでもがユウキと同じようなオーラを放ち出した。

 

テツヤ「ぬおっ!?」

 

レイ「君までそう言うのか・・・男女と・・・・・・!!!!!!!!!」

 

テツヤ「あ、あれ?禁句?」

 

レイ「ユウキ 僕も僭越ながら手伝おう、このゴミの駆除をな。」

 

そのレイの目は先程までのクールビューティー差とはうってかわり、ただ目の前にあるゴミを殺そうとしてる目だった。

 

や、やばい・・・本気で殺される・・・!!!!

 

テツヤ「でもレイなら持ち上げ・・・って腕が使えない!?」

 

腕を使いレイを持ち上げ用としたが、何故か俺の腕は何かに縛られてあった。

 

レイ「僕専用の魔法だ、敵を拘束するのには充分すぎる威力を持っている、まさか初めて出来る僕の部下に使うことになるとはね・・・・・・!!!!」

 

テツヤ「待て!何でスペル無しで唱えてんだよ!!!!」

 

レイ「僕専用の魔法だ、そんなのは必要ない。」

 

テツヤ「んなバカなぁ!?」

 

ユウキ「やっぱり・・・・・・テツヤのアレ、ちょんぎっちゃおうか♪」

 

レイ「賛成だね。2度と男として活動できなくしてやった方がいいと思うんだ。」

 

ユウキ「レイとは気が合いそうだね♪」

 

レイ「そうだな、これからよろしく頼むぞユウキ。」

 

ユウキ「こちらこそ!」

 

テツヤ「お願い!俺を殺すことで友情を育むの止めて!!!!」

 

ユウキ「じゃあ・・・早速いっちゃおうか♪」

 

レイ「だな。」

 

そう言うと2人は俺に向けて魔法のスペルを唱え始めた。

 

テツヤ「えっ!?」

 

レイ「言っとくがなテツヤ 僕は君に期待してたんだ、どんな男なのかとね、それがこんなにドスケベだったとは僕は心底ガッカリしたよ。」

 

ユウキ「これで浮気は何度目かなぁ?ねぇテツヤ♪」

 

テツヤ「弁解の余地は?」

 

ユウキ・レイ「無い。」

 

テツヤ「なら人思いにやれぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!」

 

こうして俺はまた1人、仲間に女の子を作り インプ領主の右腕の補佐となった。

 

正直今度からのログインが怖すぎるが、また仲間ができたのはワクワクできる。

 

役職的には3番目に偉いんだ、自覚持って行動しなきゃな!




インプ領主のカノンと、実は女だったレイ。そしてその補佐テツヤと付き人ユウキ。

この4人がいれば敵なしか!?

次回は木綿季の秘密について!次回もお楽しみに!


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