ソードアート・オンライン~死神と呼ばれた剣士~   作:畜生ペンギン

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高校生活編が始まり 早5話目ですね

一応この高校生活編は原作通りでもなんでもなく自分のオリジナルストーリーなので 月に10話位投稿できたらなと思います

もし長期投稿が無かったら ネタ切れや 忙しい時だと思ってください 失踪はしませんのでご安心を

ではどうぞ!


part63 皆とのズレ~再スタート~

昨日の夜 ユウキ達が初のALOログインをして 今日はいよいよ最初のクエスト

 

俺達はサポートに徹するつもりだが 基本俺達も攻撃に参加するつもりだ

 

待ち合わせは土曜だから12時頃から だけど俺とユウキはそれより2時間早い10時にログインしていた

 

その訳は・・・・・・・・・

 

ユウキ「~♪テツヤ~♪」

 

ユキ「お父さん~♪」

 

テツヤ「よしよし 2人とも甘えん坊だな」

 

この為だ 久しぶりに再開できた家族3人での時間を作っていた

 

ユキ「お母さんはリアルでもお父さんとイチャイチャ出来るんだからユキに譲ってよ~!」

 

ユウキ「お母さんだって最近イチャイチャしてないもん!」

 

テツヤ「はいはい お前ら2人相手してやるから大丈夫だよ」

 

俺はそう言いながら2人を抱きしめ 頭を撫でた 2人の笑顔が眩しく見える

 

ユウキ「えへへ~♪ボクのテツヤ~♪」

 

ユキ「私のお父さん~♪」

 

テツヤ「ったく 変わらないなお前らは」

 

こうして 2時間の間3人の時間を堪能した後に 待ち合わせのアルンのカフェへ

 

~アルン内・カフェ~

 

テツヤ「さて、キリト 今回はお前がクエスト持ってきたんだろ?どんな内容のクエなんだ?」

 

キリト「まぁそれはコイツを見てくれ」

 

キリトはそう言ってクエストの内容を皆に送った そこに書いてあった内容は なんの変哲もないボスモンスター退治系のクエストだった ただ推奨熟練度がここにいる皆より軽く10は違うが まぁそれは多分キリトが皆を信用してこのクエを持ってきたのだろう 難しすぎてもクリア不能 簡単過ぎてもつまらない 絶妙なバランスのクエストを選びとってきたな

 

リナ「それじゃあ確認するね 今回私達先にログインしてた組は魔法とかでバフをかけるサポートに徹するつもりよ でも、基本敵には攻撃にも参加する それでOKね?」

 

クライン「もっちろんすよ!」

 

テツヤ「おーおー リナなんかに尻尾振りやがってクライン」

 

ユウキ「はいはい喧嘩ふっかけないの」

 

アスナ「それじゃあ早速行こうよ!」

 

テツヤ「だな!行くか!!」

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

今 俺達がいるのはクエストの場である洞窟 アルンから飛んで大体5分位の場所だ

 

ショウ「さぁて 久々にやってくか」

 

キリト「っとその前に 一応皆に暗視の魔法をかけとくな 何があってもおかしくないしな」

 

そう言ってキリトは暗視魔法をかけてくれた 流石はスプリガンだな インプはあまりそういった魔法は無いからな こっちは相手の弱体化魔法が多いいからな つってもインプは暗闇の中でも人より行動できるのが専売特許でもある まだ行ったことのないインプ領もちょっとした暗闇の中にあるらしいが インプはそれをものともしないらしい

 

アスナ「ありがとねキリト君」

 

ユウキ「さぁガンガン進んでこー!!!」

 

そう言ってユウキはガッツポーズをした後に 洞窟の中を突っ走って行った

 

テツヤ「あ!おい!勝手に行くなよユウキ!!!!」

 

俺もその後を続くように走っていった

 

ショウ「ったく 相変わらずのコンビだな」

 

キリト「早く行かなきゃ2人に全部敵取られかねないからな 行こうか」

 

こうして クエストは始まった

 

序盤は徹底したサポート役に徹した。 敵の防御力ダウンの魔法だったり

攻撃力のダウンだったりを使って まだまだレベル1も当然の皆でも倒せるように魔法を放っていった 姉ちゃんとリーファは回復のサポート キリトは俺と同様にサポート魔法を俺と回して放っていた。 魔法にも当然有効時間はあるし 再び放てるまでにインターバルはある そこでもし大ダメージなどをくらったら元も子もない そこで 俺が放った次はキリト キリトの次は俺といった感じで回している

 

そして 敵を倒すと同時にドンドン皆の熟練度は上がっていく なれてない熟練度と言うシステムにも皆は慣れていき出した

 

そして 粗方敵を片付け 次のマップへ移動途中のこと

 

ユウキ「うーん」

 

テツヤ「ん?どした?」

 

ユウキ「いやぁ やっぱりソードスキルとかがあればもっと楽なんだけどな~って思ったりして」

 

リズ「まぁまぁ たまにはソードスキル無しの戦いも良いじゃない」

 

エギル「そういや ソードスキルっていやぁ月牙天衝はどうなんだ?」

 

シリカ「あ、そうですね 使えるんですか?」

 

クライン「つってもあれだってソードスキルの一種なんだろ?そうなりゃテツヤだって」

 

テツヤ「月牙天衝なら・・・・・・」

 

俺は洞窟内を飛んでる不気味な巨大コウモリに向け 斬月を抜きながら月牙天衝を放った

 

ユウキ「えぇ!?使えるの!?」

 

テツヤ「まぁね まっ こいつは特別だからな」

 

リーファ「レジェンダリーウェポンの1本だもんね それは強いよ」

 

クライン「レジェン・・・・・・何?」

 

テツヤ「レジェンダリーウェポン 直訳で伝説の武器 伝説と呼ばれるだけあって無茶苦茶に強い 俺の天鎖斬月もその1本だ なんの因果で天鎖斬月がレジェンダリーウェポンになったのかは分からないけどな」

 

ショウ「こっちの世界でも名前は天鎖斬月なのか?」

 

テツヤ「いいや、こっちの世界じゃ暗剣アロンダイトなんて大層な名前を貰ってるよ」

 

キリト「ついでに アロンダイトの使用中は この世界では妖精ではなく死神として扱われるんだ」

 

リナ「だから 羽無しでも飛べるのよね」

 

アスナ「へっ!?羽無しで!?」

 

シリカ「ど、どんな原理でですか!?」

 

テツヤ「んなのそりゃぁ・・・」

 

リズ「見せなさいよ!勿体分ないで!!!」

 

ユウキ「ボクも見たい!」

 

テツヤ「そこまで言うなら・・・んじゃあ・・・・・・卍解!!!!!!!」

 

俺はいつものポーズから 卍解をし 天鎖斬月と死覇装の装備になった

 

テツヤ「天鎖斬月」

 

リナ「・・・・・・・・・」

 

テツヤ「ん?なんだよそんなじーっと見て」

 

リナ「ふぇっ!?いや、なんでも無いわよ馬鹿!!!!!!」

 

テツヤ「?変な姉ちゃん・・・」

 

リナ(い、いけない・・・また見とれちゃった・・・/////)

 

エギル「んで?どんな原理で飛ぶんだ?」

 

テツヤ「原理も何もねぇけどさ・・・よっと」

 

俺はその場でジャンプをし そのまま空中浮遊した キリトたち以外はそれを見て心底驚いた表情をしている

 

ユウキ「な、なんでぇ!?どうして!?ねぇねぇ教えてよ~!!」

 

テツヤ「だァもう分かったからひっつくな!!落ちる!!!!」

 

ショウ「んで?なんでそんな芸当が出来るんだ?」

 

テツヤ「まぁそりゃ斬月の特徴だよ ちょっとタネは明かせねぇけどな」

 

クライン「んだよ つまんねぇやつだな」

 

リナ「ほんとよ いい加減教えなさいよ」

 

テツヤ「んじゃあ俺が言うことを姉ちゃんが出来たらいいぜ?まぁ一生できねぇだろうけどさ」

 

リナ「な、なによ 言ってみなさいよ」

 

テツヤ「まぁ そのない胸もっと膨らませてみ「死ね!!!!!!!」ろっと!」

 

姉ちゃんは片手剣で俺に攻撃を仕掛けてくるが その攻撃は読めてたから斬月でそれを防いだ

 

リナ「なっ!?そんな細身の剣で!?」

 

テツヤ「バーカ これでも伝説の1本だぞ?んなその変の武器にやられねぇよ」

 

リナ「このムカつく!!!!!!!殺してやる!!!!!!!」

 

テツヤ「やれるもんならやってみな~まぁ俺について来れたらだけどな!」

 

俺は浮遊したままそのまま洞窟を進んで行った

 

リナ「あ!こら待て!!!飛ぶなんて卑怯だ!!!!」

 

テツヤ「へへへ~!ここまでおいで~だ!」

 

ユウキ「て、テツヤ!?後ろ後ろ!!!!!」

 

テツヤ「?後ろ?」

 

俺は皆の方を向いて姉ちゃんの事を小馬鹿にしながら笑ってたから 前方の注意はノーマークだった 後ろはもう目前に迫っていて そこは階段がしかけてあり 俺の飛んでる場所はそこから先は壁になっており 最早俺に激突しろと言ってるようなものだった

 

テツヤ「んなぁ!?」

 

目前に迫った壁 いくら卍解をした俺でもそれは避けきれず そのまま壁に激突し 俺はそのまま落下した

 

テツヤ「いっつつ・・・・・・こりゃあねぇよ・・・・・・」

 

リナ「つーかまーえたー・・・・・・・・・」

 

テツヤ「ひぃ!?」

 

地面に座りながら激突した顔を抑えていた俺 俺は姉ちゃんに肩を捕まれた同時に 肩を握りつぶされそうな程力強く握られた

 

テツヤ「姉ちゃん!?痛いよ!?痛い!!!!!」

 

リナ「皆♪先行ってて♪」

 

テツヤ「っ!?嫌!待って行かないで!!!ユウキ!!!!助けて!!!!」

 

ユウキ「あれはテツヤが悪い!!!反省しなさい!!!!」

 

テツヤ「なにぃ!?」

 

皆ゾロゾロと階段を降りていく 俺は肩を掴まれ身動きが取れずにいた

 

そして、遂に俺達姉弟だけになってしまった。

 

テツヤ「な、渚さん?ほら、ジョークっすよジョークっ!!!ね!?」

 

リナ「ねぇ?あんたユウキちゃんに言ってもいいのかしら?こいつはALOにログインしたての頃はリーファちゃんの胸を凝視しまくってたって」

 

テツヤ「ぬぁ!?な、何でそれを!?」

 

リナ「当たり前よ!!!!知ってるに決まってるじゃない!!!」

 

テツヤ「な、何でだよ!!!」

 

リナ「そ、それは私がアンタをずっと眺めてて・・・・・・/////」

 

テツヤ「え?なんて?」

 

リナ「う、うるさい!!!!!聞き直すなアホ!!!!!!」

 

テツヤ「と、とにかく離そ?な?ほら、こうしてる間もみんながやられてるかも!?」

 

リナ「キリト君とリーファちゃんが付いてるんだから大丈夫よ♪」

 

テツヤ「いや、きっと皆俺必要として!」

 

リナ「テツヤ♪覚悟はいいかしら♪」

 

テツヤ「や、やめろぉ!!!!!!死にたくなぁい!!!死にたくなーい!!!!!!」

 

~~~~~~~~~~~~~~~

 

ユウキ「うーん そろそろボス戦なのに2人が帰ってこない・・・・・・」

 

アスナ「遅いね~」

 

リナ「おっまたせ~!」

 

リズ「あ、帰ってきた」

 

リーファ「遅いよ~ テツヤ君は?」

 

リナ「テツヤなら・・・あ、来たみたいね♪」

 

クライン「げっ!?何だあれ!?」

 

テツヤ「ふっ・・・・・・聞くなクライン・・・・・・俺のプライドはもうズタズタだ・・・・・・」

 

俺が姉ちゃんにやられたのは 背中に小さな貼り紙を貼られ そこには『私はおっぱいが大好きなド変態です』と書いてあった

 

リナ「あんだけ貧乳貧乳言ってるんだから私の胸を見てる証拠よね♪ね♪このドスケベテツヤ君♪」

 

テツヤ「・・・・・・後で殺してやる・・・・・・」

 

リナ「へ?なになに?へっ!?テツヤったらリー「なぁぁぁぁ!!!!!!!」むぐぅ!?」

 

俺は姉ちゃんの口を塞ぎながら そのままちょっと皆の元から離れた

 

テツヤ「何のつもりだこの野郎!」

 

リナ「別に~?私はリーとしか言ってないじゃない」

 

テツヤ「そのリーが問題なんだよ!!!!」

 

リナ「なんでよ?」

 

テツヤ「だぁもう!!!・・・・・・今度姉ちゃんが食べたがってたファミレス奢るからそれでチャラにしてくれよ・・・」

 

リナ「ほんと!?じゃあ許したげる♪」

 

テツヤ「ほっ・・・馬鹿で良かった・・・」

 

リナ「何ですって!?」

 

テツヤ「い!いや!!!素直で可愛い姉だなって!!!!」

 

リナ「か、可愛いなんて言うな馬鹿!!!!!!!」

 

そう言って姉ちゃんは早足に皆の元に戻っていった

 

テツヤ「お、おい姉ちゃん?」

 

リナ「・・・・・・照れるじゃないの・・・・・・/////」

 

こうして、俺の事件もひと段落付き いよいよボス戦に。

 

テツヤ「さてと 姉ちゃん ボスの特徴とか分かる?」

 

リナ「ここのボスはまぁ簡単っちゃ簡単ね 難点は犬型のモンスターだからすばしっこいってとこかな?」

 

ユウキ「それじゃあテツヤの魔法におまかせだね♪」

 

テツヤ「おう 任せとけ」

 

キリト「それじゃあ先に進もうか」

 

キリトを先頭に洞窟の行き止まりで進んでいくと 上からそのボスは現れた

 

テツヤ「さてと んじゃあ魔法を・・・」

 

ユウキ「テツヤ!前前!!」

 

魔法をかけようと 斬月を地面に突き刺し 詠唱しようとしたら 真っ先に狙われたのは俺だった

 

テツヤ「ったく邪魔すんなよ!!!」

 

俺は斬月を地面から抜き そのままボスに一撃食らわせた するとなんということだろう そのままボスのHPは瞬く間に減っていき 俺のたった1振りでボスはノックアウトしてしまった

 

テツヤ「あ、あらぁ?」

 

ユウキ「し、死んじゃった・・・」

 

リナ「・・・・・・これでクエスト終わり?」

 

エギル「テツヤの力が強すぎたのかもな」

 

・・・・・・力が強すぎた・・・・・・確かにそうかもしれねぇな・・・・・・このアバターはSAOの2年分の力を引き継いだ物だ そりゃ早々にやられる訳ねぇしこんなの雑魚当然になっちまうか・・・・・・

 

なんか・・・・・・ちげぇな・・・・・・

 

ユキ「あ!待って!!新しいモンスターの反応あり!!!これは・・・・・・このクエストの裏ボスだよ!!!」

 

テツヤ「裏ボス?」

 

リーファ「そういえば聞いたことがあるかも ボスを1分以内で倒すと そのボスよりもっと強いボスが出てきて そのボスからは沢山のユルドが手に入るとか」

 

ユウキ「お金!?よぉしそれじゃあラストアタックは頂いちゃお!!」

 

テツヤ「ど、どうしたユウキ?お前そんな金に執着するようなやつだっけ?」

 

ユウキ「ふふふ~ まだなーいしょ♪」

 

テツヤ「ちぇ ユウキのケチ」

 

ユキ「あ!来るよ!!!」

 

ユキのその声を合図に 俺達は再び身構えた すると 確かに先程よりも体格が1回りほどでかくなったボスが現れた

 

テツヤ「よし!散開しろ!注意は俺が引き受ける!!!」

 

クライン「今度は簡単に殺すんじゃねぇぞ!!!」

 

テツヤ「任せとけ!」

 

俺はボスの視界に入り ちょっとした挑発をして 注意をひきつけた

 

テツヤ「ほらほら!!こっちこっち!!!ってしまったな・・・これじゃあ魔法が・・・」

 

魔法を唱えるにはその詠唱をしなければならない これにはなかなか時間がかかるもので注意を引き付けてる間じゃ難しそうだ

 

テツヤ「まぁいいか 今は注意を引き付けながら・・・」

 

そうは思っても やはり皆のサポートに徹すると言った手前 魔法を唱えないのは悪い どうにかして出来ないものだろうか

 

ユウキ「このボス硬いよ~!!」

 

ショウ「これ削るのに1時間弱かかるぞ!!」

 

テツヤ「キリトがしかけてるのは攻撃力のデバフか・・・」

 

じゃあ俺が防御力のデバフを唱えれれば・・・あぁもどかしい!!!デバフよかかれ!!!!

 

・・・・・・・・・これでかかる訳ねぇよな・・・・・・ そう思った時だった

 

クライン「お!サンキューテツヤ!おかげで少し攻撃が通りやすくなったぜ!!」

 

テツヤ「え?」

 

どういうこと?俺は困惑しながら敵のステータスを見た すると 確かにそこには防御力のデバフがかかっていた

 

リーファ「やるねテツヤ君!!注意を引き付けながら魔法の詠唱なんて!!!」

 

テツヤ「ど、どうなってんだ・・・?」

 

と、とにかく次の魔法が切れた時だ その時もう1度試そう

 

~数分後~

 

エギル「魔法が切れたか また硬くなっちまったな」

 

テツヤ「んじゃあ試すか・・・・・・」

 

俺は手を伸ばし 敵に防御のデバフをかける そう念じた

 

すると またもや敵に防御のデバフがかかりだした

 

ユウキ「ありがとテツヤ!よぉし止めはボクが!!!!」

 

そう言ってユウキは 敵の残り少ないダメージを一気に減らし 公言通りラストアタックはユウキの物になった

 

ユウキ「やったぁ!!!勝ったよテツヤ!!!」

 

テツヤ「あぁ いい攻撃だったぞユウキ」

 

俺はユウキのことを褒めながら撫でた ユウキも気持ちよさそうだ。

 

ユウキ「えへへ~♪」

 

リナ「ナイスアシスト テツヤ」

 

リーファ「いやぁテツヤ君には参っちゃうな まさかあんな状況で魔法の詠唱なんてね」

 

テツヤ「いや、俺はさっきの戦いで魔法の詠唱はしてないんだ」

 

キリト「へ?それじゃあどうしてだ?」

 

ショウ「お前まさかとは思うが魔法のスペルを破棄したなんて言わねぇよな?」

 

テツヤ「いや、そのまさかだ」

 

シリカ「な、なんでもありですねテツヤさんは・・・」

 

リズ「どうなってんのよあんたは・・・」

 

テツヤ「まぁ いわゆる詠唱破棄(えいしょうはき)って奴かな?」

 

キリト「なんかお前だけほんとに別世界から現れたやつみたいだな・・・」

 

テツヤ「とにかく詠唱破棄についてはまだまだ調べるべきとこは沢山あるからな 色々と研究しなきゃな」

 

ユウキ「それじゃあボクが手伝うよ!!!」

 

テツヤ「ありがとなユウキ さて、そろそろ行こうぜ クエストクリア報酬貰いに」

 

リナ「そうね、そうしましょうか」

 

こうして、俺の新たな固有スキルである詠唱破棄を手にし このクエストは終わった

 

もっとも 詠唱破棄を使うのがこれで最初で最後かもしれないが・・・・・・

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

あの後 クエスト報酬を受け取り まだ時間はあったが 一旦俺とユウキだけ別行動をとることにした

 

~アルン内・宿屋~

 

ユウキ「て、テツヤ?なんでこんな昼間から宿屋になんて来たの・・・?」

 

テツヤ「ユウキ」

 

俺は真剣な表情をしながら ユウキの肩を掴んだ

 

ユウキ「ひゃぃ!?」

 

テツヤ「ユウキ・・・頼みがある・・・・・・」

 

ユウキ「あぅ・・・・・・しょの・・・・・・優しくしてよね・・・・・・?/////」

 

テツヤ「?何言ってんだお前?」

 

ユウキ「へ?いや、エッチのお誘いかなぁ・・・・・・って・・・/////」

 

テツヤ「・・・・・・残念ながら大ハズレだ このスケベ」

 

俺はユウキにデコピンをした

 

ユウキ「いてっ」

 

ユキ「むぅ なんでエッチじゃないの~?ユキ見たかったのに~」

 

テツヤ「仮にするとしてもお前には見せん」

 

ユキ「なんで~!!」

 

テツヤ「当たり前だ!お前はまだ子供だろうが!」

 

ユキ「ぶぅぶぅ~!」

 

テツヤ「はいはい膨れない」

 

ユウキ「じゃ、じゃあ何で2人きりに宿に?」

 

テツヤ「そうだ 話を戻そう ユウキ 何も言わずこれを受け取ってくれ」

 

俺はそう言いながら ユウキに斬月を手渡しした

 

ユウキ「うわぁ!?斬月!?」

 

テツヤ「あぁ 後この金も・・・・・・」

 

俺はそう言って俺の全てのユルドもユウキに渡した

 

ユウキ「な、何でこんなに?」

 

テツヤ「それは全部お前のにしていい 俺からの小遣いだと思ってくれ」

 

ユウキ「?じゃあありがたく受け取るけど・・・」

 

テツヤ「そいでだ ユキ お母さんのところに移ってくれ」

 

ユキ「はーい!」

 

そう言ってユキはユウキの肩に座った

 

テツヤ「さて、これで準備万端かな」

 

ユウキ「?何するの?」

 

テツヤ「ちょっと待ってな 後 このアバターもしかしたら消えるかもしれねぇけど そん時は気にしないでくれ また外から入ってくるからさ んじゃな 」

 

俺はそう言い残して ログアウトをした

 

ユウキ「へっ!?ちょっとテツ・・・」

 

~哲也の家~

 

哲也「さってと 確かALOの説明書は・・・・・・あったあった これだ」

 

俺はALOのカセットケースの中にあった電子化された説明書を手に取り 読み進めた

 

俺が読みたかった項目は セーブアバターに関しての項目だった

 

哲也「なになに・・・・・・なるほど ログインする時にか・・・・・・んじゃあやってみっか」

 

俺は再びナーヴギアを被り ALOへログインした

 

哲也「リンクスタート!!!!」

 

~ログイン時~

 

哲也「さて セーブデータ選ぶ時にアバターを半回転させながら選ぶと・・・・・・おっ 出てきた」

 

俺の目の前に現れたのは『能力のみを初期化させますか』の項目 そう 俺がしたかったのはアバターフェイスなどは残し 能力だけを初期化させたかった

 

でもまさか金とアイテムもそのままで残せるとは思わなかったな ユウキに預けなくても大丈夫だったか

 

まぁもしもがあってからじゃ遅いからな

 

さて、そろそろ能力を初期化してログインしよう ユウキが待ってるからな

 

~~~~~~~~~~~~~~~~

 

ユウキ「む~ テツヤったらボクに隠し事して~ 戻ってきたら吐かせてやるんだから!」

 

ユキ「早く戻ってこないかな~」

 

テツヤ「・・・・・・ふぅ・・・・・・」

 

ユウキ「あ!戻ってきた!」

 

ユキ「お父さんなにしてたの?」

 

テツヤ「ん?それじゃあユキ 俺のステータス画面見てみな」

 

ユキ「お父さんの?・・・・・・・・・あ!!!!」

 

ユウキ「どうしたの?もしかして毒とかに!?」

 

ユキ「ううん そうじゃないの そうじゃないんだけど・・・・・・」

 

テツヤ「ま、これもユウキ達とALOを楽しむ為さ これで俺も1から出直しだ ユウキ 斬月返して 後悪いんだけど1万ユルドだけでいいから返して欲しいな~って」

 

ユウキ「はーい 全く ボクが妻じゃなきゃもしかしたら返してくれないかもしれないんだからね?よく考えて行動してね?」

 

テツヤ「はーい」

 

俺はユウキから斬月と1万ユルドを受け取った

 

テツヤ「よし これでOKだ さぁて!これで俺も再スタートの始まりだ!行くぞユウキ!!!」

 

俺は立ち上がりユウキの手を引っ張ろうとした だが ユウキは逆に俺の手を引っ張ってきた

 

テツヤ「?どうしたユウキ?」

 

ユウキ「あ、あのねテツヤ・・・・・・ボク アスナに頼んで1時間だけ時間もらってきたの!」

 

テツヤ「そ、そうなのか?何で?」

 

ユウキ「き、決まってるじゃん!この1時間は・・・・・・テツヤとずっと一緒にいるの!!!!」

 

テツヤ「っ・・・・・・ユウキ・・・・・・お前・・・・・・」

 

ユウキ「最近 お泊まりデートも普通のデートも行けてないでしょ?だから、頼み込んでテツヤと2人きりにさせてって言ってきたの だから・・・・・・この時間はボクだけを見てほしいな・・・・・・」

 

テツヤ「っ!!!!!」

 

はい 頂きました 今日もユウキ萌え

 

あぁもうなんてわこんな可愛いのかなこの娘は 可愛くてカヤいくて俺の胸の中だけに収めていたい

 

テツヤ「分かった じゃあ今はお前だけを見てるよ ユウキ」

 

ユウキ「じゃあ・・・・・・ボクと遊ぼ?」

 

テツヤ「あぁ 沢山遊んでやるさ」

 

こうして 俺はユウキとの束の間の1時を過ごした というか1時間じゃたりなかった だってユウキが離してくれねぇんだもん

 

やっと離してくれたと思ったらとっくに2時間は過ぎていて みんなの元に行く時もユウキのデレデレは止まらなくて 町中を移動する時も腕に抱きつかれたまんまだった

 

とにかくだ これからは俺も皆と一緒の再スタート組の一員だ このままじゃまたユージーン将軍とやった時負けちまうからな また積み重ねなきゃな 努力を

 

さぁ頑張るぞ!!!

 

 

 

 

 

この時 俺に届けられた1通のメッセージの内容をまだ 知る由もなかった

 

 

《masters message for imp》

 

『至急 インプ領主の元まで来られたし』




新たな固有スキル 詠唱破棄を手にし 更に力をつけたテツヤ しかし 皆との決定的な力のズレが生じてしまい それに違和感を抱いたテツヤは能力のリセットをおこない 皆との再スタートを決する

はて、最後に送られてきたマスターメッセージとは?

次回はリアルです!なんとユウキの祖父母が登場!!!!次回もお楽しみに!

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