ソードアート・オンライン~死神と呼ばれた剣士~ 作:畜生ペンギン
これからまだ2、3話は序盤のゲームのチュートリアル的な感じで進めて行くのでまだ暫く面白いと思う話ではないかと思いますが それも色々なことの為の前準備なのでどうかご了承ください
それではどうぞ!!
特に何も起こらなかった入学式から翌日 今日も俺達は学校にいる まぁそれが当たり前なんだけどね
哲也「今日は何すんのかな~」
翔「まぁ予想するとしたら自己紹介とかだな」
木綿季「じゃあ今日は皆のことを一気に知れるチャンスだね!」
哲也「おっ 先生が来た そろそろ座らなきゃな」
凛先生が教室に入ると共に 教室の皆は一斉に席に座り出した
凛「皆協力的で助かるな~ さ!今日はこの教室でレクリエーションをしようと思います!と言っても自己紹介だけどね」
哲也「翔の予感的中だな」
珪子「じゃ、じゃあもしかして私からなのかな?まだ心の準備が出来てないですよぉ・・・」
凛「出席番号一番からでもいいけどそれだと余り芸が無いからね!ここは先生が作ったくじを元に自己紹介をしてもらおうと思います!」
哲也「だってさ 良かったな」
珪子「ほっ・・・良かったです・・・」
凛「それじゃあ皆の自己紹介の前にくどいかもしれないけど私の自己紹介から!私の名前は夏風 凛!一応学生の頃はソフトボールと野球をやってたんだ!だからもしも野球部かソフト部が出来たら副顧問でもいいからやってみたいな!趣味も野球かな?アピールポイントとしたら明るいところで ウィークポイントはちょっとうるさすぎる所かな?私はこのクラスを笑顔の耐えないクラスにしていきたいから皆も笑顔を忘れずに生活してね!先生の自己紹介は終わり!質問とかあるかな?」
先生の自己紹介が終わると 数人の女生徒が手を挙げ質問をした
まぁ内容は彼氏いたとかいないとか好みのタイプとかそんなのばっかだ
凛「先生は未だ彼氏が出来たことは無いんだ・・・・・・でも、好きなタイプなら 面白くて あまり束縛がない人かな?」
哲也「ふーん 彼氏いたこと無いんだ てっきりいるもんだと思ったけど・・・」
珪子「可愛い先生なのに以外ですね」
凛「さて!それじゃあ先生の自己紹介も終わったし いよいよ皆の番よ!最初は・・・・・・紺野さんね!トップバッターで悪いけどもお願いね!」
木綿季「ふぇぇ!?ボクぅ!?」
そう言って木綿季は驚いた顔をして自分のことを指さした あぁ 可愛いなぁ 遠くから見ても可愛く見える やっぱり木綿季は天使だな~
凛「じゃあその場で立って 名前 好きなこと 趣味 あれば将来の夢 他に言いたいことがあれば言っていいからね!」
木綿季「うーん・・・まぁやらなきゃ仕方ないか・・・」
木綿季は立ち上がり 自己紹介を始めようとした すると 周りの男達の目線が木綿季に釘付けになった
あちらこちらから聞こえる可愛いだの綺麗だのの声 でも残念でした こいつは俺の嫁でした
木綿季「初めまして!ボクの名前は紺野木綿季です!好きなことは好きな人といることかな?趣味は最近料理作りに凝っています!ボクの将来の夢は・・・・・・」
木綿季はそう言うと 一瞬俺の方を見て 笑みを浮かべ 再び正面を向き 将来の夢を言い出した
木綿季「゛荒波゛になることです!」
それを聞いた皆は頭に?マークを浮かべたような顔になっていた でも俺にはすぐ分かった この意味が ったく さらっと結婚宣言しやがって まぁ良いけどさ
凛「紺野さん 荒波になるって言うのはどういう事なのかな?」
木綿季「内緒です♪」
凛「うーんそれは残念・・・・・・それじゃあ他の皆は紺野さんに質問あるかな?」
先生がそう言うと 男女両方から沢山の手を挙げられた 本気でクラスの半分くらいが手を挙げてる
そして、1人の男からある質問が飛び出した
「も、もしかしてあなたってぜ、『絶剣』のユウキさんですか!?あのSAOの!!!!!」
木綿季「ええっと・・・・・・一応・・・・・・そう・・・です・・・」
木綿季がそう言うとクラスはもう大盛り上がり 一部の人はこの状況に理解出来てないけど 大半の人がSAOにおける木綿季の人気さを知っていた
「俺ファンだったんです!!握手してください!!!」
「俺あなたのグッズいつも買ってましたよ!!!」
「本物の絶剣に会えるなんて幸せだな~!」
木綿季「ちょ、ちょっと待ってよ!?そんな一変に言われても対応出来ないよぉ!!」
うーん いつもだったらあいつら全員薙ぎ払ってるところだったがここは教室だしな・・・それに彼女がチヤホヤされてるのを見るのも悪くないな
珪子「木綿季さん大変そうですね・・・」
哲也「リアルネームで登録してたからなぁ・・・明日奈も大変そうだな・・・」
珪子「でもそれなら哲也さんも大変なんでは?」
哲也「まぁ俺は木綿季に比べたらそんな騒ぎにはならねぇだろ」
「今でも死神とは付き合ってるの!?」
「別れてるなら是非友達からでも!!!」
哲也「あん・・・・・・?」
珪子「て、哲也さん!?背中から黒いオーラが出てます!!!閉まってください!!!!」
木綿季「せ、先生~!!!助けて~!!!」
凛「み、皆!!私はSAOプレイヤーじゃないから分からないけど 雰囲気を見て紺野さんが人気だった人ってことは分かったわ けれど あまり迷惑はかけちゃ駄目だよ?紺野さんも困ってたでしょ?」
先生がそう言うと一同ははーいと声を上げた とりあえず俺の自己紹介の時にこのクラスの男共に言っとくか・・・・・・木綿季は俺のだってことを・・・・・・!
そして、次々と皆の自己紹介を行っていった
里香「篠崎里香です 好きなことは何かに集中的にのめり込むことで、嫌いなことは暗い雰囲気 趣味は自分で何かを作ってみたりすることを最近良くやっています これから1年間よろしくお願いします!」
凛「ありがとう篠崎さん 最近は何を作ったりしてるのかな?」
里香「最近本棚を作ってみました まだまだ形は歪ですけど・・・」
凛「本棚か~ 先生不器用だからそんなの到底作れなさそうだな~ 今度簡単なものでいいから先生に作り方教えてね♪」
ちなみに里香も自己紹介する時はなかなかに声が上がっていた 俺はSAOの頃のリズベット武具店の売上は良くはわからないが 里香とリズベットでは髪の色が全く違うからあんまり騒ぎにはならなかった
和人「桐ヶ谷和人です 好きなことは友達や家族といること 嫌いなことはって言うか人を差別的な目で見る人は余り好きではないです 趣味と言っていいのかは分かりませんがネットワーク関連の勉強を最近良くしてます これからよろしくお願いします」
凛「この前は名前間違えちゃってごめんね・・・ネットワーク関連の勉強と言うと将来はそんな感じの企業に?」
和人「一応入りたいとは思ってはいます なので失った2年間をこれから取り戻す努力を続けていきたいです」
凛「それじゃあ私も桐ヶ谷君のこと応援するからね!継続は力なり!頑張ってね桐ヶ谷君!」
和人は今までの2人に比べるとあまり声は上がらなかったが肌が綺麗だとかで評価を得ていた
和人はキリトとしてSAOに入っていたため そんなに名前を深追いされなかったのか 全く騒ぎにはならなかった 皆がこいつをキリトだとしたらどんな騒ぎになるんだろうか
珪子「綾野珪子です 好きなことはペットのピナと一緒に過ごすこと 嫌いなことは人を見かけで判断する人です 趣味ではないのですが 私は割と人見知りを良くしてしまう傾向にあるので これからは積極的に皆さんに話しかけようと思います なので話しかけられた時は挨拶でもいいので返してくれると嬉しいです これからよろしくお願いね」
凛「ありがとうね綾野さん ピナちゃんは何の動物なのかな?」
珪子「猫です 小さくて可愛いんです♪」
凛「猫か~ 是非1度は見てみたいな♪」
珪子はまぁこう言ってはなんだがロリk基、ちょっと小さい子が好きな男子達が珪子を見て可愛い可愛いと言い続けていた
珪子もシリカと珪子ではあまりネームは似ても似つかないので騒ぎにはならなかった 一応ビーストテイマーとして取り上げられたこともあったが 流石にピナの名前までは分からなかったらしい
明日奈「結城明日奈です 好きなことは親友の皆と一緒にいること 嫌いなことはその逆で静かすぎること 趣味は私も木綿季さんも一緒で料理作りにハマっています これから1年間よろしくお願いします」
凛「はい!結城さんは親友といることが好きって言ってたけど このクラスにももう既に親友と呼べる中の人はいるのかな?」
明日奈「はい!それはもう!」
凛「それなら良かったわ♪ このクラスで沢山笑顔を作ってね♪」
さて、明日奈に関してだがもう予想は付いてるだろう 明日奈と聞いた瞬間に皆はざわめき 質問コーナーに入ると 皆が一切に手を挙げ 『『閃光のアスナ』さんですよね!?』と聞いた 明日奈はそれを聞き一応返事をした その直後教室の男子のボルテージが一気にあがった
「あ、握手してください!」
「ふざけんな!先は俺だ!!」
「俺だよ!!!俺なんかSAOの時に全財産明日奈さんグッズに突っ込んでたんだぞ!!!!」
「そらなら俺なんか!!!!」
「いいや俺だって!!!!」
と、明日奈ファンの維持の張り合いが繰り広げられ あまりの教室のやかましさに 先生も困惑と同時に驚愕していた
まぁそりゃ木綿季と一二を争う人気美少女プレイヤーだからなぁ・・・いや、まぁ木綿季が上だけどもさ・・・
にしても 明日奈のさっき言ってた親友といることってのは俺達のことでいいのかな? だとしたら明日奈もあの頃に比べたら大成長だな 最初はあまり話しかけづらかったのに今では暗い方が嫌いと言うくらいだからな なんだか俺まで嬉しくなってくるな
翔「前田翔です 好きなことは・・・強いて挙げるなら野球 嫌いなことは自分から騒ぐことです 趣味も野球です 一応野球部に入ろうと思ってます これからよろしくお願いします」
凛「前田君は野球が好きなんだね!!それじゃあもう部員を集めたりはしてるのかな?」
翔「まぁ一応1人だけ確保は・・・」
凛「それじゃあもっともっと誘わなきゃね!もしも顧問になったりしたらその時はよろしくね♪」
翔の自己紹介が終わると 質問タイムに入るが 驚いたことにっつうかなんつうか 割と女の子が手を挙げていて 翔もまたSAOのショウかと聞かれた 翔がそれに頷くと 一部の女の子からは喜びの歓声があがった
珪子に聞いたところ 割とと言うか下の層のプレイヤーからは人気を得ていて 翔も人気プレイヤーの1人だったらしい 俺も初めて知った
まぁこいつはガキの頃から隠れファンが多かったからな やっぱクールだとモテるんかな?
そして、大分自己紹介も終わり いよいよラストワン
凛「はい!じゃあ次でラストね!トリは荒波君!!それじゃあ最後を堂々と飾ってもらいましょう!」
哲也「ういっす」
珪子「頑張ってくださいね 哲也さん」
哲也「おう サンキューな」
俺は一呼吸付いてから自己紹介に入った
哲也「名前は荒波哲也 好きなことは野球と好きな人といること 嫌いなことは負けと1人でいること 趣味も野球です 俺も野球部に入るつもりです 1年間よろしくお願いします」
俺の自己紹介が始まった瞬間 ゛テツヤ゛の名前を聞いた瞬間教室の全員がざわめき始めた
凛「ええっと・・・先生の質問と行きたいところだけど 皆がそれ以上に質問したがってるみたいだから 先に皆に・・・」
先生が言い終わる前に 皆は一斉に席を立ち 俺の周りを囲み始めた
哲也「な!?なんだぁ!?」
「て、哲也ってあのテツヤだよな!?死神の!!!!」
「ほ、本物なのか!?お前が攻略組トッププレイヤーの!!!!!」
「お、俺知ってるぞ!!!!死神がラスボスにトドメを刺してSAOを終わらせた張本人だって!!!!!!!!」
それを聞いた瞬間 興奮状態だったクラスは更にボルテージがあがり いよいよライブのような雰囲気を教室を包んだ
男女両方からもみくちゃにされている
「俺あんたが目標だったんだよ!!!握手してくれよ!!!!」
「俺も俺も!!!痺れたぜあの団長とのデュエル!!!!」
「お前のおかげで今ここで生きてられんだ!!!あんたは俺達の救世主であり英雄だ!!!!!」
哲也「あ、あんがと・・・・・・」
「哲也さん!!!私ファンだったんです!!是非是非握手してください!!!!!」
「キャー!!!!哲也さーん!!!!!!」
「サインください!!!!!出来れば制服に!!!!!」
「なら私も!!!!!!」
「俺にもくれよ!!!!!」
哲也「えっ!?ちょ!!待てよ!!!!俺の体は1つしかねぇんだぞ!!!!!!!」
凛「・・・・・・紺野さん?荒波君はSAOでは一体どんな人だったの?」
木綿季「哲也?哲也はですね・・・」
~木綿季説明中~
凛「そ、そんな凄い人なの!?皆が騒ぐのも無理がないわね・・・」
「哲也君!!!!!」
「哲也君♪」
哲也「だァもう分かったから!!!!一人づつ相手してやるから並べ!!!!!!」
翔「大変そうだなアイツも・・・」
明日奈「無理もないよ・・・皆の英雄が目の前にいるのに騒ぐなって方が無理よ・・・」
翔「それもそうか・・・・・・」
~数分後~
哲也「ぜぇ・・・ぜぇ・・・疲れた・・・・・・」
凛「凄い人気だね・・・荒波君はSAOでもこんなに人気だったの?」
哲也「いいや・・・こんな人気じゃなかった・・・だからびっくりした・・・」
凛「そ、それは良かったねなのか残念なのかどう声をかけれが分からない・・・と、とにかく良かったじゃない!早速みんなに名前を覚えてもらって!」
哲也「まぁそれはいいんですけど・・・・・・あ、そうだ 言っておくことがあったんだ」
凛「言っておくこと?」
哲也「はい 良いか さっき木綿季のとこで死神と別れたなら是非俺ととか言ってたヤツいたが 残念ながら俺と木綿季は一生別れないからな もし木綿季に手を出したらその時は容赦なく叩き潰すからな・・・・・・覚悟しとけよ!」
俺は指を鳴らしながらそう言った ったく 木綿季に何かあってからじゃ遅いからな 今の内に牽制しとかなきゃな
木綿季「言っちゃった・・・もぉ恥ずかしい・・・・・・/////」
凛「へ!?こ、紺野さんと哲也君ってそういう関係!?」
哲也「まぁどうせいずれバレるんですしここでバラしても損は無いんでね」
凛「そ、そうなんだね・・・それじゃあ2人はとことん幸せになってね!!!先生も応援するからね!!!!それじゃあ自己紹介はこれで終わり!!!次の作業に移るよ!!!」
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凛「それじゃあ皆さようなら!!また明日ね!!!!」
こうして、自己紹介やらなんやらで時間は過ぎていき 気づいたらもう学校も終わりの時間だ
そして、帰りの道はいつものメンバーで
木綿季「もぉ!!教室であんなこと言い出して!!!!恥ずかしかったじゃん!!!!!」
哲也「ま、まぁまぁ どうせバレるんだし・・・」
木綿季「良くない!!!!!!」
哲也「すんません・・・・・・」
里香「それにしてもほんとあんたの人気は衰え知らずね・・・さっきの教室私達とSAO期間者以外は全員アンタを求めて並んでたじゃない」
哲也「あぁ・・・めっちゃ疲れたよ・・・・・・」
「哲也くん!またね♪」
哲也「あぁ またね」
「きゃー!!!哲也君に手振って貰えちゃった!!!!!」
「ずるいずるい!!!私も振ってもらいたい!!!」
翔「ほんとすげぇなお前の人気・・・」
明日奈「もう教室の女の子にモテモテになっちゃったね 木綿季に思わぬライバル出現かも?」
木綿季「哲也は取らせないもん!!!」
和人「いずれにしても 明日からはまた大変そうだな」
哲也「でもそれは明日奈も木綿季も一緒だろ そんなに俺に負荷はかかんねぇよ・・・」
里香「だといいんだけどね・・・・・・」
哲也「きっとそうだ!!!きっと・・・・・・」
~翌日~
「哲也君!今日放課後暇かな?」
「あー!!抜けがけ反対よ!!!哲也君!!!!!私と遊ぼうよ!!」
「そんな事言わないでみんなで遊ぼうよ!!!ね♪哲也君♪」
哲也「勘弁してくれ~!!!!」
木綿季「哲也と遊ぶのはボクだぁ!!!!!!」
里香「だろうと思ったわ・・・・・・」
明日奈「私達以上に大変そう・・・・・・」
翔「まぁ その内この騒ぎも落ち着くだろ それまでの我慢だ哲也」
哲也「んな馬鹿な~!?」
哲也の苦労はこれから一ヶ月は続く・・・・・・
遂にその身がバレた哲也
哲也は学校において羽を休めることはできるのだろうか?
次回はいよいよ部活に関してです!お楽しみに!