ソードアート・オンライン~死神と呼ばれた剣士~   作:畜生ペンギン

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part57 また、会える日まで~サヨナラと再開と~

あれから俺達はず~っと話し込んで 気づけば朝になっていた

 

俺も飛鳥も眠気は0だ

 

哲也「もう朝なのか 時間が経つのはあっという間だな」

 

飛鳥「そうだな 今日でもう終わりなのか・・・・・・」

 

哲也「・・・・・・悪い・・・・・・」

 

飛鳥「良いんだよ 仕方ないじゃん お前は絶剣達の所に行って楽しく暮らせ!!!私も夢の中でお前の話聞かせてもらうからさ!!!」

 

哲也「飛鳥・・・・・・あぁ 分かった お前の分も生きてお前に沢山の話を聞かせてやるさ」

 

飛鳥「それでいいんだよお前は!!さ!朝ごはんにしよ!」

 

哲也「あぁ そうだな」

 

俺達は布団を畳み 飛鳥も服を着て 朝食を取った

 

哲也「それにしても俺はどうやって生き返ることになんのかな?」

 

飛鳥「さぁ?後で神様のところに行って聞いてようぜ」

 

哲也「そうだな 朝飯食べ終わったら行くか」

 

朝食を取り終えた俺達は神様のところに行き 俺の生き返りは具体的にどうやって起こるのかを聞きに行くことに

 

哲也「神様 いらっしゃいますか?」

 

『おぉ これはこれは昨日はお楽しみだった2人じゃないか どうしたんじゃ?』

 

哲也「お楽しみって・・・・・・ちょっとした用事があってきました」

 

『それなら入るが良い』

 

哲也「失礼します」

 

俺と飛鳥は神様の部屋に入った 神様はお茶を飲んでリラックスしていた

 

飛鳥「あ、あのぉ・・・・・・まさか昨日の見ちゃったんですか・・・・・・?」

 

神様「ふぉっふおっふおっ まさか 聞いたのは声だけじゃ 哲也君も美味しい目にあったのぉ 上裸の女子 しかもナイスバディーな飛鳥のを見れるとはのぉ」

 

哲也「ははは・・・・・・」

 

飛鳥「ここじゃ何でもかんでも聞かれちゃうなんて・・・自由がない・・・・・・」

 

神様「ふぉっふおっふおっ それより哲也君 いよいよじゃな もう既に君の身体に君の魂が入り込む用意は出来ておるぞ」

 

哲也「あ、その事なんですけど具体的に俺はどうやって生き返ることになるんですか?よくある気づいたらみたいな感じですか?」

 

神様「若干違うのぉ 生き返るには君が生き返りたいと強く念じるのじゃ その後 身体が足から消えていき 天国から姿を消した後に 下界へと戻ることになる じゃから今ここで念じれば君はもうここからいなくなることになる どうするんじゃ?」

 

哲也「・・・・・・いや、もう少し残ります どうしても探さなきゃいけないものが俺にはあるんで」

 

飛鳥「?探したいもの?何だそれ?」

 

哲也「ちょっとね だから俺の探し求めるものを今日中に見つけ出してから木綿季のとこに行こうと思います」

 

神様「そうかそうか ならばそれを探すが良い ただ 生き返る前にわしのとこに顔を出してほしいのぉ 急にいなくなっては寂しくなるしのぉ」

 

哲也「はい わかりました それではここで失礼させていただきます 行くぞ 飛鳥」

 

飛鳥「うん それでは失礼します 神様」

 

神様「うむ」

 

俺と飛鳥は神様の部屋から出ようとした 飛鳥が部屋から出たから俺もそれに続こうとした しかし 何故か俺が出ようとした時に扉は閉まってしまった

 

哲也「え?」

 

神様「哲也君よ 君の探してるものとは飛鳥が悲しまないように出来るもの じゃろ?」

 

哲也「っ!!・・・・・・神様にはなんでもお見通しですね 脱帽します」

 

神様「ふぉっふおっふおっ 哲也君よ 悩む必要は無い 飛鳥から贈り物をもらったならば 君は君で飛鳥が喜ぶことをしてあげたらいい 例えそれが君にとっては小さなことだろうと 飛鳥にとっては掛け替えのない宝物になるはずじゃ」

 

哲也「掛け替えのない・・・・・・・・・」

 

神様「哲也君 飛鳥のこと 悲しませるのではないぞ? それでは行け」

 

哲也「・・・・・・・・・はい!!!ありがとうございます!!!行ってきます!!!」

 

俺は開かれた扉から勢いよく飛び出した 目の前には不思議そうな顔をした飛鳥がいた

 

飛鳥「あ!出てきた!!何やってたんだよ?」

 

哲也「ちょっとな ヒントを貰ってきたんだ 飛鳥!戻るぞ!!!残り時間を精一杯楽しもう!!!!」

 

飛鳥「?お、おう!」

 

こうして 俺達は飛鳥の家に戻り 残りの時間を充分に楽しむことにした

 

考えるんだ ヒントは貰ったんだ 折角のヒントを無駄にする訳にはいかない・・・・・・

 

飛鳥 もう少し待ってくれ 後少しなんだ 後少しで何かが見つかる筈なんだ・・・!!

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

哲也が飛鳥と一緒に過ごしてる頃 下界の木綿季達は葬儀の前の最後の日を迎えていた

 

木綿季「哲也・・・・・・今日で・・・・・・ボク達が一緒にいられるのは本当の本当に最後なんだね・・・・・・」

 

翔「・・・・・・お前とは色んなことがあったな・・・・・・哲也・・・・・・俺達はお前の分も必ず生きるからお前も俺達のことを見守っててくれよな・・・・・・」

 

和人「お前と過ごした2年間はもう俺達にとっては掛け替えのない思い出だ・・・・・・忘れはしない お前のこと」

 

明日奈「君がいてくれたから 今こうして私達が生きていられる 本当にありがとう 哲也君 出来ることなら 実際に会ってお礼を言いたかったな・・・・・・」

 

里香「哲也・・・あんたが躍動してくれたから私達だけじゃなくて 色んな人達が救われた・・・・・・あんたは皆の救世主よ 今は ゆっくりと休んでね 私達がそっちに行ったら また色々なことで盛り上がりましょ それまではサヨナラ 哲也」

 

珪子「哲也さん 私はあの時のお礼 まだ完全にはしきれていません だから せめてもう一度だけでも会いたかったです おやすみなさい 哲也さん またきっと天国でお会いしましょう」

 

エギル「哲也 お前がいたから俺達は皆挫けずにやってこれたんだと思う 残りの人生はお前の為にも生きる だから今はゆっくりと休んでくれ またな 哲也」

 

木綿季「そう言えば・・・・・・クラインはどうなってるの?」

 

エギル「あいつなら昨日出張先から帰ったと聞いたが・・・」

 

そう 実はあの時クラインも呼んでいたんだけど仕事の都合上出張してるとの事であの時あの場にはいられなかった

 

そうこうしてる内に ドアをガラッと開ける音が聞こえた そこには息を切らしていたクライン・・・・・・いや、壷井 遼太郎(つぼいりょうたろう)が立っていた

 

クライン「はぁ・・・はぁ・・・て、哲也は・・・・・・!?」

 

木綿季「ここにいるよ 哲也 クラインが来てくれたよ」

 

クライン「哲也・・・・・・おめぇなんでこんな所でくたばってんだよ!!!!折角これから先は木綿季ちゃんと幸せに暮らせてたのに・・・なんで銃なんかに撃たれちまうんだよ!!!!お前が死んだなんて認めぇぞ!!!!!おら!!!!目開けろ!!!!目を・・・・・・・・・開けてくれよ・・・・・・・・・哲也・・・・・・・・・!!!!」

 

木綿季「・・・・・・ごめん・・・・・・ボクが・・・・・・ボクがいたせいで・・・・・・哲也は・・・・・・」

 

翔「自分を責めるな 木綿季 最後の最後でお前を生かしたんだ あいつは立派な仕事を果たしたんだよ」

 

和人「哲也 安心しててくれ 木綿季の事は俺達が守ってみせるから」

 

ねぇ 哲也 天国ではどう?元気で過ごせてる?

 

ボク達はあまり元気ではいられないんだ どうしても哲也がいないって考えると口数が少なくなっちゃうんだ・・・

 

里香「・・・・・・本当に・・・・・・明日でサヨナラなのね・・・・・・」

 

「皆 いるかしら?」

 

そう言って扉を開けて渚さんが入ってきた

 

渚「?そちらの方は?」

 

クライン「あ、俺SAOで哲也と友達だった壺井です すみません何も言わず来てしまって」

 

渚「そうなんですか 初めまして 哲也の姉の荒波渚です」

 

クライン「っ・・・・・・お前・・・・・・こんな綺麗な姉ちゃんまで残して・・・・・・」

 

木綿季「渚さん 何か用があってきたんじゃ無いですか?」

 

渚「あ、そうだ 皆 知っての通り明日には葬儀が始まるの だから 哲也とこうしていられるのは今日で本当の本当に最後よ だから悔いのないように今の内に沢山哲也に話しかけてあげて きっと哲也も喜ぶはずだから」

 

翔「はい ありがとうございます」

 

和人「渚さん 哲也の棺桶は何時頃葬儀場に移動される形になるんですか?」

 

渚「それは・・・」

 

「哲也の棺桶はそろそろ葬儀場に移すよ 皆」

 

そう言って哲也のお父さんとお母さんが入ってきた

 

美咲「皆 明日の夜は哲也の棺桶の所に付きっきり訳にはいかないの だから 今の内に一旦家に帰って明日用の服を持ってきてから来てみたらどうかな?その方が長く一緒にいれると思うよ?」

 

一輝「哲也もその方が喜ぶと思うよ 木綿季ちゃん 君は是非最後まで哲也の所にいてて欲しいんだ 哲也もきっとそれを望んでると思うよ」

 

木綿季「はい 分かりました」

 

美咲「後1時間したら場所を移すことになるからね 皆 哲也の為に本当にありがとね」

 

一輝「それじゃあ俺達は色々とまだやらなきゃいけない事があるからここで 渚 何かあった時は頼んだよ」

 

渚「うん 任せてよ」

 

そう言い残して哲也のお父さんとお母さんは病室から出て行った

 

渚「哲也 あんたの為に何日も皆一緒にいてくれてるのよ いい友達を持ったわね」

 

そう言って渚さんは棺桶から顔を覗かせる哲也の頬に触れた 頬に触れた時渚さんの顔が少し曇ったように見えた

 

珪子「もう・・・・・・お別れなんですね・・・・・・」

 

明日奈「・・・・・・やっぱり悲しいね・・・・・・哲也君がいなくなるのは・・・・・・」

 

木綿季「・・・・・・哲也・・・・・・・・・」

 

『木綿季!!!!』

 

哲也 会いたいよ 愛おしいよ 寂しいよ 心が寒いよ ボクを暖めてよ・・・・・・・・・哲也・・・・・・・・・哲也・・・・・・・・・

 

~~~~~~~~~~~~~~~~

 

下界で哲也との最後の時を過ごす皆 その頃哲也と飛鳥は昼食を取りながら会話を楽しんでた

 

哲也「なぁ飛鳥 天国ってやっぱ死んだ時の年齢でずっと過ごすの?」

 

飛鳥「へ?いや、別に自由に肉体年齢は変えられるみたいだけど何で?」

 

哲也「だって次俺が死んだ時とんでもないヨボヨボの爺さんになってたら嫌じゃん」

 

飛鳥「成程ね 確かに嫌だわ くたびれたお前なんか見たくないわ」

 

飛鳥は笑いながらそう話す でも良かった 肉体年齢自由に変えられるなんて良いシステムだな まぁそれも死んでるから出来るんだけども・・・・・・

 

飛鳥「さ!食べ終わったし次は何する?」

 

哲也「なぁ 飛鳥」

 

飛鳥「ん?何?」

 

哲也「昨日お前が連れてってくれた場所あんだろ? 今からでもいいから行かないか?」

 

飛鳥「良いよ!んじゃあ行こうぜ!!」

 

哲也「あぁ 行こう」

 

そして 数分かけてあの場所へ

 

哲也「ふー やっぱいい場所だな~」

 

俺はそう言って寝転がった すると飛鳥もその横で横になった

 

飛鳥「なんで急にここに来たくなったんだよ」

 

哲也「ま ちょっとね」

 

飛鳥「?まぁ私は別にいいけど・・・・・・」

 

哲也「飛鳥 俺 もう一度お前に会えてよかったよ」

 

飛鳥「どうしたんだ?藪から棒に」

 

哲也「だってお前は俺が見殺しにしちまったようなもんなのに こうして今でも仲良くしてくれて 俺の世話までしてくれて 俺自身のトラウマも お前のトラウマも取れたし ここに来てほんとに良かった」

 

飛鳥「そっか それは良かったよ」

 

哲也「それに・・・・・・木綿季と付き合ってるのに俺と好きって言ってくれたり ほんと感謝してるよ」

 

飛鳥「へ?好きってだって私の一方的な・・・」

 

哲也「どんな男だって可愛い女の子に好きって言われれば嬉しくなるさ」

 

飛鳥「そ、そっか へへへ♪」

 

哲也「飛鳥 もうちょっと寄ってこいよ」

 

飛鳥「それじゃあお言葉に甘えて・・・」

 

飛鳥は俺の近くまで来て 俺の伸ばしてる腕に頭を乗せた

 

哲也「・・・・・・今日で最後なんだな・・・・・・こうやってくっつけるのも・・・・・・」

 

飛鳥「そうだな・・・・・・」

 

哲也「・・・・・・ごめんな・・・・・・ほんとに・・・・・・飛鳥を残して勝手に生き返るなんて・・・・・・」

 

飛鳥「だぉもう良いって言ってんじゃん!!!お前は生き返って幸せに暮せって!!!」

 

哲也「でも・・・・・・」

 

飛鳥「だぁもう!!!うだうだ言ってると唇奪っちまうぞ!!!!!」

 

哲也「え!?いや、それは流石にいけない・・・・・・」

 

飛鳥「冗談だよ 本気にすんな馬鹿♪」

 

そう言って飛鳥は頬を指でつついてきた

 

哲也「ったく 飛鳥には叶わないな 色んな意味で」

 

飛鳥「てへへ♪」

 

哲也「・・・・・・・・・・・・」

 

飛鳥「哲也?」

 

哲也「・・・・・・俺は・・・・・・こんな自己満でお前を悲しませていいのかな・・・・・・」

 

飛鳥「だから!!」

 

哲也「だって・・・・・・こんなにも楽しげにしてる飛鳥の目の前から俺が消えたらどうなる?分からないがきっとお前は暫く悲しむはずだ それも俺の自己満足のせいで・・・・・・」

 

飛鳥「だったら絶剣達はどうなるんだよ!!!!!!お前がいなくなって悲しんでるのはあいつらだって同じだろ!?」

 

そう言って飛鳥は勢いよく座り込み 俺にすごい剣幕で言ってきた

 

哲也「っ・・・・・・・・・」

 

飛鳥「私は所詮死人なんだ!!!!!!死人の幸せの為にお前は生きてる人間を悲しませるのか!?ふざけんな!!!!!この野郎!!!!!」

 

哲也「飛鳥・・・・・・」

 

飛鳥「分かったらお前は生き返れ!!!!!!私なんか気にすんな!!!!!!!」

 

哲也「・・・・・・でも・・・・・・だったらなんでお前はそんなに泣いてんだよ・・・・・・」

 

俺に説教じみた説得をしている飛鳥の目から涙が次から次へと流れていた

 

飛鳥「っ・・・!」

 

哲也「・・・・・・・・・」

 

飛鳥「・・・・・・あぁそうだよ・・・・・・私だって!!!!私だって哲也とずっと一緒にいたいんだよ!!!!!!!」

 

哲也「飛鳥・・・」

 

飛鳥「でも!!!!!お前が生き返った方が幸せになれるって言うなら私1人の犠牲なんて安いもんだろ!?私は哲也が好きさ!!!!!!好きだからこそ幸せになって欲しいんだよ!!!!!!!それなのにお前は・・・・・・!!!!!!!!」

 

哲也「・・・・・・・・・ごめん・・・・・・・・・」

 

飛鳥「バカ野郎!!!!!!!お前は好きな絶剣を取んのか何でもない私を取るのかどっちなんだよ!!!!!!!」

 

哲也「っ・・・・・・」

 

飛鳥「・・・・・・・・・もう・・・・・・・・・こんなこと言わせんなよバカ野郎ぉ・・・・・・・・・」

 

そう言って飛鳥は涙を拭き始めた

 

・・・・・・俺は一体何をしてるんだ?飛鳥を悲しませない為に何かをしようとしてるのに何で逆に飛鳥のことを悲しませてるんだ?

 

飛鳥「・・・・・・哲也・・・・・・もう・・・・・・ここでサヨナラにしよう・・・・・・」

 

哲也「っ!?」

 

飛鳥「もう・・・・・・こんな姿見せたくないし・・・・・・お前の目の前でサヨナラなんて耐えられない・・・・・・ならいっそここで別れた方が身のためだと思うんだ・・・・・・」

 

哲也「飛鳥・・・・・・」

 

飛鳥「・・・・・・じゃあな・・・・・・幸せにな!!!!!!!!!!!!!!」

 

そう言って飛鳥は走り去ろうとした

 

おい 俺はこんなとこでみすみす飛鳥と別れんのか?それは違う

 

哲也「待て飛鳥!!!!!!!!!!!!!!」

 

俺は去ろうとした飛鳥の腕を掴み そのまま引きずり込み抱きしめた

 

飛鳥「なにすんだよ!!!離せ!!!!!!!」

 

哲也「離さねぇ!!!!!!!お前を泣かして悲しませたまま別れるなんてんなの死んでた方がましだ!!!!!!!!!!!!!!!」

 

俺はそう言って力強く飛鳥を抱きしめた

 

哲也「飛鳥・・・・・・聞いてくれ・・・・・・」

 

飛鳥「・・・・・・何だよ・・・・・・」

 

哲也「飛鳥・・・・・・俺にはお前が既に知ってるように木綿季がいるからお前の想いには答えられはしない だからこんな事言ってもお前は更に怒るかもしれないけど聞いて欲しいんだ・・・・・・・・・飛鳥 出来ることならこのままお前を手放さないでいたい・・・・・・」

 

飛鳥「なっ!?お前それって・・・・・・」

 

哲也「・・・・・・俺は目の前で女の子が・・・・・・ましてや自身を好きって言ってくれる奴が泣いててはいそうですかで何もせずにいられるほど駄目な人間じゃない・・・・・・それと同時にその状況を何とかしようとしてもお前の心に刺さるような言葉を言えるほど器用な人間でもない・・・・・友達としてでなく異性として好きだなんて言えばそれは嘘になる だからお前を慰めることが出来る言葉はあまり言えないと思う・・・・・・」

 

飛鳥「哲也・・・・・・」

 

哲也「・・・・・・それでも・・・・・・それでも俺はお前をあんな状態でサヨナラなんてことにはさせたくなかったんだ・・・これから先向こう何十年は話すだけで身体には触れ合えないんだ・・・そんな時にお前とこんな状態で別れたくはない・・・・・・」

 

飛鳥「・・・・・・・・・・・・」

 

哲也「飛鳥・・・・・・俺生き返るよ・・・・・・そして木綿季達の所に行ってくる・・・・・・お前の分も生きる・・・・・・だから・・・・・・たまには夢でもなんでもいいから遊びに来てくれ その時は色んな話を聞かせてやるからさ」

 

飛鳥「・・・・・・そんなんじゃ許さない・・・・・・」

 

哲也「え?」

 

飛鳥「演技でもいいから・・・・・・私の事を彼女だと思って・・・・・・愛の言葉・・・・・・言ってよ・・・・・・」

 

飛鳥がそう言うと俺の元から離れ 二三歩の距離に立った

 

哲也「飛鳥・・・・・・」

 

飛鳥「お願い・・・・・・じゃなきゃ夢で出る時お前を呪ってやるぞ?」

 

哲也「・・・・・・分かった 言っとくがロマンチックな事は言えねぇからストレートに行くぞ」

 

俺は飛鳥の目の前に立ち 飛鳥の肩に手を置いた

 

飛鳥「うん・・・・・・・・・」

 

哲也「飛鳥 俺だけを見てろ 大好きだ」

 

俺はそう言って肩に置いていた手を背中に回し 目一杯力強く抱きしめた

 

飛鳥「・・・・・・うん!!!私も・・・・・・!!私も大好き!!!!!!!」

 

そう言って飛鳥は俺の首に手を回し抱きついてきた 俺は片手を飛鳥の頭に乗せ撫でた

 

哲也「これで大丈夫か?」

 

飛鳥「うん・・・・・・大好き・・・・・・もう離さないからな・・・・・・!!!」

 

哲也「・・・・・・飛鳥・・・・・・」

 

飛鳥「哲也・・・・・・」

 

俺達は互いに見合った 普通なら多分ここでキスを交わすんだろうけども そんなことは出来ないと思ったのか飛鳥が俺の頬にキスをしてきた

 

飛鳥「へへへ♪唇じゃないけどファーストキス あげちゃった♪」

 

哲也「あぁ 俺も頂いたよ 飛鳥のファーストキス」

 

飛鳥「哲也・・・・・・出来ることならこの3日間で襲って欲しかったな・・・・・・」

 

哲也「へ?」

 

飛鳥「・・・・・・なんてな てへ♪」

 

哲也「・・・・・・何十年後で良いならお前の望みも叶えてやる だからそれまで待ってろ」

 

飛鳥「ほ、ほんと?」

 

哲也「あぁ だからそれまで待てるか?」

 

飛鳥「うん!!!私待つよ!!!!ずっと!!!!!何年でも何十年でも何百年でも!!!!」

 

哲也「そっか それなら良かった」

 

俺は飛鳥の事を撫でた 心做しか気持ちよさそうな表情をしていた

 

飛鳥「へへへ♪」

 

哲也「さて 行くか飛鳥 神様のとこに」

 

飛鳥「うん!」

 

そう言って飛鳥は俺の右腕に抱きついてきた

 

哲也「うっし 行くぞ」

 

こうして 俺は不器用ながらも何とか飛鳥に想いを告げることが出来た

 

これで飛鳥が何十年悲しまないかは分からない けれど こうしてきちんと飛鳥に何か残せたのが何よりの安心だ もしも飛鳥があのままどこかへと言っていたら俺は多分一生後悔して生きることになってたと思う

 

そして ちょっと遠回りをしながら神様の元へ

 

神様「うむ ここに来たということは もう大丈夫なんじゃな?」

 

哲也「えぇ 俺ももう悔いはありません」

 

神様「ふぉっふぉっふぉっ と言うことは飛鳥に何かを渡せたのじゃな?」

 

哲也「えぇ とびっきりの言葉を飛鳥に送りました」

 

飛鳥「まぁ、その ありがとね」

 

哲也「何今更照れてんだよ 飛鳥らしくない」

 

飛鳥「だぁかぁらぁ私もお!ん!な!!!!だっつってんだろうがこの野郎!!!!!!!」

 

そう言って飛鳥はヘッドロックしてくる

 

哲也「ぐぼぉ!?」

 

神様「飛鳥よ 余り苦しくしないようにのぉ 哲也君が死んでしまうと記憶が吹っ飛んでしまうぞ?」

 

飛鳥「あ・・・ごめん・・・」

 

哲也「げほっ!ごほっ!!!ったく・・・まぁこれで受けるのも最後と思えばいい思い出になるか」

 

飛鳥「変な思い出だな全く」

 

神様「哲也君 君が下界に行った時にはわしもたまに君の脳裏に遊びに行くのでのお たまに声が聞こえたらわしだと思ってくれ 無論君から話しかけても良いのじゃぞ?」

 

哲也「それは頼もしい限りです 神様の知恵を借りれるなんて百人力です」

 

飛鳥「た!たまには私も頼れよな!!!」

 

哲也「わぁってるよ 頼むぞ飛鳥 これの礼も兼ねてな」

 

俺はそう言って付けていたネックレスを手に取り 中に入っていた写真を見た

 

神様「さて 哲也君 生き返りたくば下界へ行きたいと強く願うのじゃ 強く 強く 何よりも強く願うのじゃ」

 

哲也「はい 分かりまし「ちょっと待った!!!」」

 

俺は神様の言った通り下界にいる皆のことを考えようとしたが それに待ったをかけたのは飛鳥だった

 

飛鳥「そのぉ・・・・・・最後くらい・・・・・・ハグしてくれ・・・・・・ないかな・・・・・・?」

 

哲也「ったく 俺に対してはほんと女の子だなお前は」

 

飛鳥「んだとてめぇ!?」

 

哲也「冗談だよ ほら こっち来い」

 

俺がそう言うと飛鳥は俺の目の前に歩んだ 俺は飛鳥のことを軽く抱きしめた

 

哲也「ったく 浮気って言われて訴えられたら余裕で負ける気がするよ」

 

飛鳥「へへへ♪負けちまえ♪」

 

哲也「ったく・・・・・・・・・んじゃあいくぜ・・・・・・・・・」

 

俺は目を閉じて 木綿季 翔 姉ちゃん 和人 明日奈 里香 珪子 エギル クライン 親父 母さん 皆にもう一度会いたい それをただひたすら願い続けた

 

1、2分が経つと 俺の身体が光出したのを感じた

 

哲也「っ!?」

 

神様「ふぉっふぉっふぉっ 成功じゃの 今から君は生き返ることになるぞ」

 

哲也「ホントですか!?」

 

飛鳥「やったな哲也!!!」

 

哲也「飛鳥!見とけよ!!お前の分もぜってぇ生きる!!!だから天国から見守っててくれ!!!!」

 

飛鳥「任せなさい!!!!飛鳥お姉さんにお任せよ!!!!」

 

神様「ふぉっふぉっふぉっ もうお別れの時間じゃのぉ」

 

神様がそう言うと 俺の脚が消えているのが分かった

 

きっと こうしてどんどん消えていき 最終的には顔が消えて俺はここからいなくなるんだろう

 

飛鳥「哲也!!」

 

飛鳥は力強く俺に抱きついてきた

 

飛鳥「哲也・・・頑張れよ・・・またくだらねぇ事で死んだら許さねぇからな!!!!!」

 

そう言う飛鳥の目元には涙が溜まっていた

 

哲也「へへへ もう大丈夫さ もう死にはしないよ」

 

もう既に俺の身体は半分消えている そろそろ腕も消えてなくなりそうだ

 

哲也「神様 ほんとありがとうございました このご恩一生忘れません」

 

神様「ふぉっふぉっふぉっ 強く生きるのじゃぞ 彼女と幸せにのぉ」

 

哲也「はい!!!」

 

飛鳥「あ・・・もう身体も・・・」

 

そう言われたから身体を見ると もう既に首元辺りまでも消えていっていた

 

哲也「大丈夫さ また夢で会おう そしてまた俺が死んだ時はよろしく頼むな」

 

飛鳥「あぁ!また会おうな!!!!!サヨナラ!!!!!哲也!!!!!」

 

哲也「あぁ サヨナラ 飛鳥 またな」

 

俺はそう言って 飛鳥の頬にキスをしたのを最後に 身体全身が消えていった

 

飛鳥「・・・・・・また会おうね・・・・・・・・・哲也・・・・・・・・・・・・!」

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

side 木綿季

 

あれから 哲也の遺体は葬儀場に移動され ボク達も明日着るための服を持ってきて葬儀場にいた

 

今日は本当にギリギリまで哲也と一緒にいて 葬儀場から出るとなったら男性陣は翔の家に 女性陣は哲也のお母さんお父さんの家にお邪魔することになっていた

 

木綿季「もう・・・後10時間も切ってるんだね・・・・・・」

 

クライン「ちくしょう・・・またお前と酒を飲んで色んな事話したかったのによぉ・・・・・・俺より死ぬなんてあんまりだぜ・・・・・・!」

 

渚「でもきっと哲也なら 天国でも幸せに暮らせてると思うな そう思うでしょ?」

 

明日奈「きっとまた天国でも無茶してるんだろうね・・・それも哲也君らしいけどね」

 

木綿季「でも 無茶しない哲也も哲也らしくないもんね・・・今度の1件もそれが引き金だったし・・・」

 

里香「きっと哲也のおかげで助かってる人も天国でもいるはずよね」

 

珪子「また会う時には手の届かない程の有名人になってたりして」

 

エギル「ありえそうだな 天国の親善大使になってたりな」

 

クライン「うーんそうなるとあっち行った時一緒にどっか行くことも難しいかもな・・・・・・」

 

翔「まぁ それでもあいつなら俺達の所に来てくれるさ ヨボヨボになった俺達を見て笑うんだろうな」

 

木綿季「ヨボヨボか・・・」

 

哲也はおばあちゃんになったボクでも好きでいてくれるかな?でも哲也がもしも天国で女の人作ってたらどうしよ・・・・・・

 

でも哲也が選んだならボクは気にしないよ 哲也が幸せになれるならボクなんて捨てられたって構わない

 

でも・・・・・・いざ哲也が他に女の人を作ってたらボクは冷静でいられるのかな・・・・・・

 

心の中で自問自答を繰り返していると 哲也のお父さんが入ってきた

 

一輝「皆 聞いてくれ 哲也を殺した須郷なんだが・・・・・・」

 

渚「あの野郎がなんだって言うのよ」

 

一輝「哲也を殺したことによりもう死刑は確定してたんだが・・・拘置所内で自殺したらしい」

 

木綿季「っ!?」

 

渚「じ、自殺ってほんとなの!?」

 

一輝「あぁ 自分から首にタオルを巻き それで窒息したらしい 哀れみもない最後だ」

 

和人「でも・・・・・・哲也を殺した奴をそんな簡単に殺すなんて・・・・・・」

 

一輝「・・・・・・俺だってあの野郎の頭にゼロ距離でショットガンでも撃ち込みたいとこだけど そこはあいつも逃げたんだろう 聞いた話あいつは裏社会とも通じてると聞いたし 恐らく尻拭いとして自殺を選んだんだろうな」

 

渚「裏社会って・・・」

 

木綿季「・・・・・・とにかく・・・・・・ボク達があいつを怨み続ける日々は終わるんだね・・・・・・」

 

一輝「・・・・・・そうなるね・・・・・・それとだ 木綿季ちゃん 君だけは今日葬儀場を締めることになってもここにいて欲しいんだ」

 

木綿季「へ?ボクが?」

 

一輝「うん きっとその方が哲也も喜ぶと思うんだ 俺と美咲は皆を泊める都合上帰らなくちゃならないから 皆 それでも構わないかな?」

 

明日奈「はい きっと木綿季と哲也君と最後までいた方が良いでしょうし」

 

里香「木綿季 哲也の事よろしくね」

 

珪子「木綿季さん 哲也さんを見守っててくださいね」

 

渚「木綿季ちゃん 私達も朝一で来るからそれまでよろしくね」

 

翔「木綿季 俺達も朝一で来るから頼んだぞ」

 

和人「木綿季 哲也と最後の時だ 悔いのないように色んなことを哲也に言っておくんだぞ」

 

クライン「木綿季ちゃん 哲也のこと頼んだぜ!」

 

エギル「最後まで見守れる特権なんだ 頼んだぜ」

 

木綿季「皆・・・・・・本当にありがとね ボク達のために・・・・・・」

 

ボクはそういう事で 特別に本当に最後まで哲也とつきっきりでいさせて貰えることになった

 

数時間が経ち 皆が帰った後も ボクはずっと哲也と一緒にいた

 

棺桶に入った哲也はもう顔しか見ることは出来ない でもそれだけでも充分だった

 

木綿季「哲也・・・・・・ボク達が出会ってからいろんな事があったよね・・・・・・」

 

ボクは哲也の冷たくなった顔に触れながら語りかける

 

木綿季「SAOで最初に出会って・・・・・・ボクが片想いをし始めて・・・・・・その後哲也と付き合えて・・・・・・何よりも哲也と結婚もできて・・・・・・大事な子供ユキもできて・・・・・・沢山デートもして・・・・・・たまにエッチな哲也に困ることもあったけど・・・・・・そんな貴方が大好きでした」

 

ボクは涙を流しながら 哲也の頬を撫でながら話し続ける

 

木綿季「もっと・・・・・・もっと沢山デート行きたかったなぁ・・・・・・まだ行けてないプールとか・・・・・・海とか・・・・・・山とか・・・・・・買い物デートしたり・・・・・・映画を見たり・・・・・・その・・・・・・エッチなこともしたりして・・・・・・もっと哲也と青春ってものを桜花したかったなぁ・・・・・・」

 

木綿季「・・・・・・哲也・・・・・・哲也・・・・・・会いたいよ・・・・・・・・・会いたいよ哲也・・・・・・!!!!!!!もう一度だけでいいから・・・・・・目を開けてよ哲也!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

ボクは泣き叫びながら哲也の顔に涙を零し続けた いくらこんなことをしても哲也が生き返るなんて夢物語は有り得ない それでも それでも想いだけは伝えたかった

 

木綿季「うっ・・・ぐすっ・・・えぐっ・・・・・・て・・・・・・つやぁ・・・・・・!!!!!!」

 

涙を拭いて哲也の顔を見ようとする けれど 何度拭こうが涙はお構い無しに出てきてボクの目はずっと潤んでいたままだった

 

こんなんじゃ哲也の顔が見えない でも涙が出てきちゃう ボクは一体どうすればいいの?

 

 

 

 

そう 思っていた時だった

 

誰かの手が ボクの涙を拭き取ってくれた

 

その手は明らかにボクの目の前から出されていたものだった けれどボクの目の前には死んでいる哲也しかいない・・・・・・・・・

 

ボクは恐る恐る目を開け 哲也のことを見た すると 哲也は目を見開き ボクのことをじっと見ていた

 

木綿季「っ・・・・・・・・・!?て・・・・・・・・・つや・・・・・・・・・?」

 

哲也「久しぶりだな 木綿季」

 

え?何で?哲也は死んでるはず・・・・・・・・・

 

木綿季「・・・・・・ボク疲れすぎて夢でも見てるんだね・・・・・・そうやってまたボクが目を覚ました時には哲也は死んでるままなんでしょ・・・・・・?もう良いよ・・・・・・・・・そんな騙さないで・・・・・・・・・」

 

 

哲也「・・・・・・夢って思うかも知んねぇけど 俺は生き返ったんだ 木綿季」

 

木綿季「嘘だ!!!!そうやってボクを騙そうとするんだ!!!!!嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ!!!!!!!!!!!!!!嘘だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

神様なんて嫌いだ こうやってボクを騙そうと抜か喜びさせて 夢から目覚めさせてドン底に突き落とすんだ もう嫌だ この哲也だって嘘なんだ どうせ目を覚めたら哲也は死んでいて そのまま葬式が開かれてしまうんだ

 

哲也「にしても狭いとこだな・・・・・・よいしょっと」

 

そう言って夢の中の哲也は棺桶から出て ボクが座ってた椅子に座った

 

木綿季「騙そうとしたって無駄だよ!!!!!どうせ目を覚めたら死んでるんでしょ!?」

 

哲也「・・・・・・確かにこんなことありえないって思うかもしれない けれどこれは現実だ 夢でもなんでもない 俺はお前の為に戻って来たんだ」

 

木綿季「っ・・・・・・そ、そんなこと言ったって騙されない!!!!どうせどうせ!!!!!!!」

 

哲也「ったく・・・・・・お前は大好きな俺のことも信用できなくなっちまったのか?」

 

木綿季「だ・・・だってこんな非現実的な・・・・・・」

 

哲也「そう これは非現実的だ けれど こうして俺は生き返ったんだ 信じてくれないか 木綿季」

 

木綿季「・・・・・・本当に・・・・・・・・・本当の本当に哲也なの・・・・・・?」

 

哲也「あぁ 俺だ 正真正銘荒波哲也だ」

 

そう言って哲也はボクのことを抱きしめてくれた さっきまでの哲也とは考えられないほど 暖かくて 気持ちよくて 心地が良い哲也の包容だった

 

木綿季「哲也・・・・・・哲也・・・・・・哲也哲也哲也哲也・・・!!!哲也!!!!!!!」

 

ボクは目の前の現実にただ喜びたくって 哲也の胸の中で泣きじゃくった

 

哲也「悪かったな 心配かけて・・・」

 

木綿季「馬鹿!!!心配かけたどころじゃない!!!!何日間泣いたと思ってるの!!!!!!ボクだけじゃなくて皆も!!!!!!」

 

哲也「それは悪かったな でも お前を見殺しにしちまうくらいなら俺が死んだ方が増しだと思ってな」

 

木綿季「・・・馬鹿・・・ほんとに馬鹿・・・・・・世界で一番馬鹿でアホで間抜けだ・・・・・・!でも・・・・・・世界で一番優しくて 強くて カッコイイボクだけの哲也・・・・・・!!!!」

 

哲也「あぁ 俺はお前だけの哲也だよ」

 

木綿季「うっ・・・・・・うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!哲也ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!」

 

ボクはまた泣き出してしまい 生き返り暖かくなった哲也の胸の中で大泣きした

 

生き返った哲也はボクの頭を撫でてくれてずっと慰めてくれた

 

哲也 とにかく生き返ったなら もう離さないよ ずっとボクと一緒にいてもらうからね 覚悟しててね?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして 時は流れ 4月・・・・・・・・・




飛鳥と別れ生き返り 再び木綿季と再開できた哲也

これから先 2人にはどんな未来が待ち受けているのか



次回 ALO編最終回

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