ソードアート・オンライン~死神と呼ばれた剣士~   作:畜生ペンギン

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part49 現れる刺客~親友との対峙~

前回 2人の想いが交差し 見事仲を回復させ さらに仲を深めたテツヤとリナ

 

そして テツヤの懐から出てきたものとは?

 

テツヤ「っ!これは・・・・・・!」

 

~~~~~~~~~~~~~

 

side リナ

 

リナ「お待たせ!皆!」

 

リーファ「リナちゃん!あれ?テツヤ君は?」

 

リナ「なんか後から追いつくから先に行ってだってけ」

 

キリト「まぁ あいつにはあいつなりの考えがあるんだろうな」

 

レコン「と、ところでリーファちゃん?何で僕までクエスト受ける事に・・・」

 

リーファ「日頃のお詫びよ そのくらいしなさいよね」

 

レコン「そんな~・・・」

 

リナ「ところでどうやって捕まってた状況下から脱出できたの?」

 

レコン「そんなの簡単だよ!毒殺で全員片付けてきたんだ!」

 

リナ「成程ね」

 

キリト「さってと テツヤはいないが始めるか クエスト攻略を ユイ」

 

ユイ「はい!なんでしょうか?」

 

キリト「あのガーディアンの性能やクエスト内容についてなんだが何か分かった事はあるか?」

 

ユイ「それについてなんですが あのガーディアンは数が多いのが難点でパラメーター等は対した事はありません ただ その難点がこのクエストで一番の問題でして 倒しても倒しても湧き水の様に出てくるその数は 明らかにこのクエストを攻略させる気は皆無と言えるほどの理不尽な難易度です でも お父さん達なら不可能ではありません 今はいませんが もしテツヤさんが戦列に加わってくれるなら 月牙天衝もありますし それにこの世界でトップクラスのスピードと破壊力を兼ね備えています テツヤさんとお父さんの2人で一点集中で攻撃を続ければ 必ず糸口は見つかるはずです!」

 

リーファ「それなら私達で2人の回復のサポートをすれば!」

 

リナ「そうだね!行けるよ!」

 

キリト「でも・・・」

 

リーファ「でも?」

 

キリト「済まないが余りテツヤを待つ時間が無い・・・なんだが胸騒ぎがするんだ・・・もう 時間が無いって・・・・・・」

 

リナ「キリト君・・・・・・それならもう挑んじゃお!そんなにテツヤばっかに頼ってられないし!」

 

リーファ「テツヤ君がいないのは心細いけど きっと大丈夫!キリト君は私達でサポートするから!」

 

レコン「ぼ、僕も頑張るよ!リーファちゃん!」

 

リーファ「期待してるわよ レコン!」

 

キリト「皆本当にありがとう 感謝してもしきれないよ・・・・・・ここまで来たら後はあの天辺だ 行くぞ!皆!」

 

キリト君は手の甲を向け手を出した 私達はそれに続いて手を置き 皆で気合を注入した

 

キリト「行くぞ!皆!!!」

 

リナ・リーファ・レコン「「「おぉー!!!」」」

 

こうして 私達はグランドクエスト攻略に向け クエストのある扉へと歩み 一斉に足を踏み入れた

 

中に入ったと同時に 1枚の鏡からガーディアンが飛び出してきて それに続くように次々と出現しだした

 

キリト「皆 すまないがサポートは頼んだぞ」

 

リーファ「くれぐれも無茶はしないでね!」

 

キリト「分かってるさ・・・・・・さぁ行くぞ!!!!」

 

キリト君は数多くのガーディアンとの戦闘に入った 私達は回復の魔法のスペルを唱え発動させず待機して キリト君が危なくなったら回復させる それを3人でうまく分担していった

 

少しづつ 地道な作業だけどそれを繰り返しながら上へと進んでいく 今の所特にこれといった問題は無い 無さすぎて怖いくらい

 

レコン「このまま上手くいきそうだね!」

 

リーファ「油断禁物!早くスペル唱える!MPの回復も忘れずにね!」

 

レコン「わ、分かってるよ!」

 

リナ「今はまだあの剣を持ったガーディアン相手だからなんとかなってるけど 弓を持ったガーディアンが来たら一気に辛くなるわ・・・その前に勝負をつけなきゃ・・・!」

 

キリト「これでどうだぁ!!!!!!!」

 

キリト君の強さも信じられないレベルだ キリト君もテツヤと一緒にいたんだし・・・・・・もしかして和人君?・・・・・・いや、流石にそれは無いか 考え過ぎかな

 

少し経った時だった キリト君の手を弓矢が貫通した

 

キリト「っ!!」

 

リナ「っ!弓って事は!!」

 

リーファ「ここからが正念場だよ!!」

 

私達は急ピッチで回復の速度をあげる それでもだんだんキリト君は押され始めていく

 

キリト「くそっ・・・テツヤさえいれば・・・!!」

 

リナ「何やってんのよあの馬鹿は・・・!!仲間のピンチだって言うのに・・・!!」

 

レコン「2人共・・・今だけは・・・・・・これは ゲームじゃないんだよね・・・」

 

リーファ「・・・そう 今この瞬間は決してゲームなんかじゃない 私達いや、キリト君やテツヤ君の命を懸けて挑む挑戦なの」

 

リナ「急にこんなことに付き合わせちゃって悪いよね なんだったらレコン君だけでも離脱を・・・・・・」

 

レコン「・・・・・・僕が・・・・・・」

 

リーファ「レコン?」

 

レコン「ぼ、僕が囮になるよ!!!僕だって男として産まれてきたんだ!!ここで度胸を見せないでなんだって言うんだ!!」

 

リナ「へっ!?レコン君!?」

 

レコン君はキリト君の側を通り キリト君に向けられた敵のロックオンをレコン君に向けた

 

リーファ「む、無茶だよ!!戻ってきて!!」

 

レコン「・・・・・・これだけいれば充分でしょ・・・・・・これが僕の切り札だ!!!!」

 

幾多もの敵がレコン君を標的にしてる レコン君は何かを呟きながら魔法を唱え始めた

 

幾つものスペルがレコン君の周りを包み始める

 

リナ「あれって確か闇魔法の・・・!?」

 

レコン君が魔法を唱え終わると レコン君の体をとても大きな爆発を包んだ その爆発はどんどん大きくなっていき 遂にレコン君の側にいた敵を全て倒した

 

でも、それと同時にレコン君はリメインライト化してしまった レコン君の唱えたのは自爆の魔法 それは相当なデスペナルティーが発生する代わりにとてつもない威力の爆発を巻き起こす魔法だった

 

レコン君はこのクエストに無理やり連れてこられた様なものなのに 自身のアバターのペナルティーを気にせずに自爆の道を選んだ

 

リーファ「馬鹿・・・何もそこまでしないでも・・・!!この状況下じゃ助けるなんてこと無理よ・・・・・・!」

 

リナ「ありがとうレコン君・・・・・・とにかく今は・・・・・・っ!?」

 

キリト君の方を向いた瞬間だった 目の前には幾つものガーディアンが私達をロックオンしていた

 

リーファ「そ、そんな・・・・・・!?」

 

リナ「この位!!!私達でなんとかしてみせる!!!!」

 

絶対にあいつは来てくれる・・・!だからそれまでに繋いでみせる!!!テツヤさえ・・・・・・テツヤさえ来てくれれば!!!!!!!

 

リナ「やぁぁぁぁ!!!」

 

私がガーディアンに攻撃を仕掛けようとした時だった 風の魔法がガーディアンを切り裂いた

 

風の魔法 それはシルフ属の専売特許でもあるもの でも今この場にいるのは私とリーファちゃんだけ リーファちゃんのMPも攻撃魔法を使える程のMPは残ってない

 

一体誰なの?風の魔法を唱えたのは

 

困惑していると 聞きなれた声が聞こえてきた

 

「遅くなってすまない!リナ!リーファ!」

 

リナ「その声ってまさかサクヤ!?」

 

声のした方を向くと そこにはサクヤ率いるシルフ属のエリート集団と アリシャ率いるケットシーのワイバーンライダー集団がそこにはいた

 

あの風の魔法はサクヤ達のだったのね それなら辻褄があう

 

アリシャ「私達もいるよー!テツヤ君から貰ったユルドのおかげで思ったより早く準備が整ったんだ!」

 

リナ「2人とも来てくれたんだね!!」

 

サクヤ「さぁ行くぞ!全員あのスプリガンを援護するんだ!!」

 

アリシャ「皆も続いて!!行くよー!!」

 

まさかこんなことが起こるなんて 頼もしすぎる援軍の到着だった

 

リナ「よし・・・こうなったら私だって!!」

 

次々に敵を倒していくシルフとケットシーの皆 キリト君もさっきよりかは格段に楽に敵を倒していっていた HPもMAX だったら私だって戦闘の援護に入っても平気よね!

 

でも・・・・・・まだ来ないの・・・・・・?テツヤ・・・・・・

 

ううん 考えても駄目 絶対にテツヤは来る だからそれまでにもっと上まで進んでいかなきゃ

 

次々と上へと進んでいく 皆の援護のおかげで楽々だった

 

でも、何か変だったのは 一定数を倒すと敵が全く出なくなった事だった

 

一体も敵が出てこない これにはサクヤもアリシャも疑問を抱いていた

 

サクヤ「何かおかしい・・・・・・こんなことありえるのか?」

 

アリシャ「うーん・・・・・・」

 

キリト「ユイ 何かバクが起きてるとかか?」

 

ユイ「いいえ 特にそう言った事は見られません」

 

リナ「じゃあ一体なんで・・・・・・」

 

私達が困惑をしていると 目に見えない攻撃をシルフ属のエリートを襲い エリート達は一斉にして消えていった

 

サクヤ「何っ!?」

 

リーファ「一体何が!?」

 

私達が身構えると 私達の目の前に大きなスクリーンが表示された

 

『くっくっくっ・・・・・・まさかここまで来るとはね・・・・・・キリト君・・・・・・・・・驚いたよ』

 

スクリーンに映し出されたのは金髪のまとまった髪型をしてた男の人だった でもどこかで見覚えのある顔だった 一体どこでだろう・・・・・・

 

キリト「っ!?お前は・・・!?」

 

『こちらの世界では初めましてだね では自己紹介といこう 私の名前は妖精王の補佐を務めるアルベリヒと申します 以後お見知りおきを・・・・・・』

 

サクヤ「妖精王補佐・・・!?どうしてそんな人が・・・!?」

 

アルベリヒ『くくく・・・・・・おや?テツヤ君の姿が見えないみたいだが?彼はどうしたんだい?』

 

テツヤ・・・・・・?どうしてテツヤの名前を・・・・・・?

 

キリト「あいつは今はいない!!!だけどどうしてテツヤの名前を知っているんだ!!!」

 

アルベリヒ『まぁ これを見れば分かるんじゃないかい?キリト君』

 

その人が画面から消え 何かを持ち出してきた いや、持ち出してきたんじゃない 連れ出してきたと言うのが正しいかもしれない

 

とても綺麗な女の人だった でも その女の人はまるで奴隷のような扱いを受けてるかのような顔の傷つき方をしていた

 

リーファ「っ!?嘘・・・・・・あれって・・・・・・!?」

 

キリト「っ!?アスナ・・・・・・!?」

 

キリト君とリーファちゃんは驚きながら画面を見ていた キリト君の表情は怒りに満ちた表情をしていた

 

アルベリヒ『いやぁなに 彼女は先程私達妖精王兄弟に舐めた態度を取ってきたからね こうして ボコボコにしてやった訳さ まぁそこまで心配するな 弟の嫁をそこまでズタボロにする気はないさ まぁ 彼女がこれ以後もふざけた態度をとるならば この私が彼女を本物の女と言う物に育て上げるつもりだがね くくく・・・・・・』

 

キリト「っ!!!!貴様ぁ!!!!貴様貴様貴様!!!!!!!!!」

 

アルベリヒ『ほぉら 君の大好きな彼氏に何か言うことは無いのかい?』

 

アスナと呼ばれたその人の髪を引っ張りあげ 画面に大きく映り出された

 

アスナ『キリト・・・・・・君・・・・・・・・・逃げ・・・・・・・・・て・・・・・・・・・』

 

キリト「アスナ・・・・・・・・・!!!!!」

 

アルベリヒ『へっ まぁ君が来るってなら私の弟が君を待ってるよ?私は別に相手をしなければならない相手がいるからね・・・・・・さて 君達に大サービスだ 今から1人の剣士をそっちに送る そいつを倒せたらここまで無傷で来させてあげようじゃないか 私達はこの世界樹の上にいる ま・・・・・・倒せたらの話だがな くくく・・・・・・・・・はっはっはっ!!!!!!!』

 

画面はブツンと途切れた それと同時に キリト君の表情が今までに見たことのない怒り方を表していた

 

キリト「・・・・・・殺す・・・・・・その剣士を殺して助け出す・・・・・・アスナを!!!!!!!」

 

そうだ 剣士って一体誰なの?もしかしてユージーン将軍とか!?そうなったらテツヤがいなきゃ勝ちめが・・・・・・あぁもう何やってんのよ肝心な時に!!!!!!!

 

キリト「っ!!来たな・・・・・・!!!!」

 

キリト君の目の前には仮面に包まれた1人の剣士が立っていた 多分さっき言ってた剣士だと思う でも良かった ユージーン将軍みたいな人じゃなくって

 

キリト「お前を殺して・・・・・・アスナを!!!!!!!皆は下がっててくれ!!俺がやる!!!!!!!」

 

 

 

リーファ「わ、分かった!!!皆!!キリト君の言うとおりにして!!!」

 

リナ「分かったわ!!!」

 

サクヤ「あの剣士が皆を・・・・・・下手したら私達は全滅を・・・・・・なんてことだ・・・・・・領主たる私がこんな失態を・・・・・・!!!」

 

アリシャ「仕方ないよ・・・・・・あんなの防ぎようがないよ・・・・・・気を落とさないで? 今はキリト君を応援しようよ!!」

 

サクヤ「・・・・・・あぁ そうだな」

 

キリト「はぁぁぁぁぁ!!!!!」

 

キリト君は剣士の人を防戦一方にしていた それ程までにキリト君の攻撃には殺気が立っていた

 

このままいけば楽々にキリト君の目標は達成されるかもしれない でもそんな簡単に通れるものなのかな・・・・・・

 

キリト「はぁ!!!」

 

「・・・・・・・・・甘い・・・・・・」

 

遂に剣士は反撃に出た キリト君はその攻撃をギリギリで避けれた

 

リナ「よし!!このままいけるよ!!!」

 

キリト「・・・・・・・・・・・・」

 

リーファ「き、キリト君?」

 

キリト「・・・・・・この・・・・・・剣筋は・・・・・・・・・」

 

キリト君の表情は先程とはうって変わって驚きと困惑 この2つの表情に変わっていた

 

キリト「まさか・・・・・・お前は・・・・・・!?」

 

リーファ「キリト君危ない!!!!!!!」

 

無防備のキリト君を 仮面の剣士は攻撃しようとした

 

私は思わず目を背けた

 

・・・・・・どうなった・・・・・・の・・・・・・?

 

私はキリト君の方へと目を向けた そこには 剣士の攻撃を防ぐあいつの姿があった

 

「何やってんだ!!!!!!!キリト!!!!!!!」

 

リナ「っ!!!テツヤ!!!!!!!」

 

そう そこにいたのはテツヤだった 全く 遅いんだって 来るのが

 

テツヤ「変われ!!!こいつは俺がやる!!!」

 

キリト「気をつけろ!!!そいつは「何も言うな!!!」っな!?」

 

テツヤ「敵の正体くらい俺で見極める!!だからさっさと下がれ!!やりにくい!!!」

 

キリト「わ、分かった!!!頼んだぞテツヤ!!!!」

 

リナ「テツヤ!!!気をつけてね!!!」

 

テツヤ「大丈夫だよ お前の前で情けない姿は見せねぇよ」

 

テツヤはそう言って私の方を向いてウインクしてきた

 

ったく 緊張感の無いやつなんだから・・・・・・頑張ってよね!!!!テツヤ!!!!!!!

 

~~~~~~~~~~~~

 

sideテツヤ

 

少し遅れちまったけど まぁなんとかまだ皆がいて良かったな

 

とりあえずこの剣士 キリトがいきなり手を止めてたがなんだって言うんだ?そこまで強そうには見えねぇが・・・・・・とにかく仮面を付けてて分かんねぇからとりあえず正体を拝ませて頂くか

 

テツヤ「・・・・・・さぁ・・・・・・行くぜ!!!」

 

俺は斬月を取り出すと同時に攻撃を仕掛けた しかしその攻撃はまるで見抜かれていたかのように避けられ 俺が攻撃を食らってしまった

 

テツヤ「くっ!やるな!!だがまだまだ!!!」

 

俺は仮面を剥がすことを考えながら攻撃をして間合いを詰め続けた

 

でもこの剣士なかなかやるな・・・・・・攻撃がどんどん防がれる・・・・・・まるで俺の攻撃が手に取るように分かるかのように・・・・・・

 

テツヤ「ちっ・・・ちったぁやるじゃねぇか でもこれなら!!」

 

俺は距離を置き 月牙天衝を放つ 初見じゃまず防げねぇはずだ これなら・・・・・・!

 

だけどその剣士は月牙天衝をギリギリでかわし そのまま俺に攻撃を仕掛けてきた

 

テツヤ「何っ!?」

 

思わぬ反撃を受けた俺は避けきれずに攻撃を食らってしまった

 

にしても・・・・・・今の剣筋・・・・・・どっかで・・・・・・

 

「ふっ・・・・・・」

 

テツヤ「・・・・・・・・・」

 

リナ「こっ!こらぁ!!ぼーっとするなぁ!!!」

 

テツヤ「・・・・・・お前・・・・・・まさか・・・・・・!!!!」

 

この剣士・・・・・・もしかして・・・・・・いや、そんなこと思いたくない でも今の剣筋にあの俺の行動を見切った攻撃 あいつとしか思えない・・・・・・

 

テツヤ「・・・・・・おい 仮面を取って招待を明かせ それくらいできんだろ」

 

「・・・・・・・・・」

 

俺の要求を呑んだのか 剣士は仮面に手を伸ばし その仮面を外した

 

その剣士の素顔は さっきまでの行動から想像はついていたけど 1番あって欲しくない事実だった

 

リナ「へっ!?あの顔って・・・・・・!?」

 

キリト「やはりか・・・・・・」

 

テツヤ「やっぱか・・・・・・なんでお前がこんなことやってんだよ!!!!!!!゛ショウ゛!!!!!!!」

 

そう 仮面の剣士の正体は俺の昔からの大親友 ショウだった

 

でもなんでこんなことに?訳が分からねぇ

 

俺が困惑していると 大きなスクリーンが姿を現し そこには身に覚えのない男が立っていた

 

『おやぁ?やっと来たのかいテツヤ君 待ちくたびれたよ?』

 

テツヤ「誰だてめぇは!!!!どうして俺の名前を!!!!!」

 

『ふっ まぁこれを見れば分かるんじゃないかい?』

 

そう言って男は身を引いた すると 画面の奥には傷だらけの少女が横たわっていた

 

『テ・・・・・・テツヤ・・・・・・君・・・・・・』

 

テツヤ「っ!?あ、あれって・・・・・・アスナ・・・・・・・・・!?」

 

アスナがいるってことは・・・・・・まさかあいつ・・・・・・・・・須郷!?

 

『くくく 安心した前 君が助け出そうとしてる人もここにいるからねぇ』

 

テツヤ「てめぇ・・・・・・まさかアスナをズタボロにしたのは・・・・・・!!!!」

 

『おっと 勘違いしないでくれよ?ボコボコにしたのは兄さんの方さ 全く 人の嫁に傷をつけて欲しくないものだね 申し遅れたね 僕の名前は妖精王オベイロン この世界の唯一無二の王さ』

 

妖精王オベイロン・・・・・・それが須郷のプレイヤーネームか・・・・・・!!

 

オベイロン『君はいなかったろうから説明をしてあげよう ちなみにショウ君には特殊な洗脳を施させてもらい 僕らの命令しか聞けないようになっているよ さて、今から君とショウ君で1戦やってもらう 勝ったら君とキリト君を無傷でここまで来させてあげよう 無論仲間達も無傷で脱出させてあげよう ただし 君が負けた場合はそこにいる奴らは全員 王の権限で無力の状態・・・・・・言わば アカウントを削除させて貰うよ まぁ 君が勝てばいいんだよ 要はね』

 

テツヤ「てめぇ・・・・・・どこまでも屑な野郎だ・・・・・・虫唾が走るぜ・・・・・・いいぜ!やってやる!!悪く思うなよショウ!!!」

 

オベイロン『おっと!言い忘れてたね もし君が勝った場合だが・・・・・・』

 

オベイロン『ショウ君にはこの世から消えてもらうことになっているから そこの所 良く考えることだね』

 

テツヤ「何っ!?」

 

この世から消える!?どうゆう事だ!?

 

オベイロン『ショウ君が負けて戻ってきた場合 僕の部下達が強力な毒薬をショウ君に打ち込み 毒殺するつもりだよ まぁ ショウ君を殺してここに来るか ショウ君を助けて君含む全員のアカウントを消すか どっちか好きな方を選ぶことだね まぁ せいぜい屑同士 頑張ることだね テツヤ君』

 

そう言い残して スクリーンは消えていった

 

ふざけろ・・・!!!どうしてショウが死ぬことになってんだよ!!!!!

 

もしユウキを取ればショウは・・・・・・ショウを取ればアカウントは消え ユウキの救出は最早絶望的だ・・・・・・

 

なんで・・・・・・なんでこんなことに!!!!!!!

 

ショウ「はぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

 

絶対してる俺を他所に ショウは容赦なく攻撃を仕掛けてくる

 

テツヤ「っ!!止めろ!!ショウ!!!こんな戦い無意味だ!!!どうしちまったんだよ!?あんなやつの洗脳なんかに負けるお前じゃねぇだろうが!!!!!」

 

ショウ「黙れ!!!須郷様が絶対だ!!!」

 

鍔迫り合いで俺はショウと睨み合った その目はいつものショウではなく 俺を殺そうとしている目だった

 

テツヤ「くそったれがぁ!!!」

 

ショウ「ぐっ!?」

 

俺はショウの事を吹き飛ばし そのまま体制を崩してたショウの顔を掴み 地面に叩きつけた

 

テツヤ「いい加減に目覚めやがれ!!!!てめぇはそんなくだらねぇ洗脳に引っかかるようなやつじゃねぇだろうがよ!!!!いつも見たくそのクールさで俺を馬鹿にしてみろ!!!!」

 

ショウ「黙れ!!黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ!!!!」

 

リナ「どうしてなの・・・・・・ショウ君・・・・・・どうしてあなたがテツヤと戦うことに・・・・・・!!!」

 

ユキ「ショウさん!!!目を覚ましてください!!!お願いです!!!」

 

胸ポケットの中にいたユキもショウに呼びかけてけれる それでもショウは変わることは無い

 

ショウ「お前を殺せばいい!!!!須郷様こそが正義!!!!貴様は敵だァ!!!!!」

 

テツヤ「目を覚ませショウ!!!!あんな野郎の手駒になっていいのかよ!?お前まで屑に染まる必要はねぇ!!!!元に戻れ!!!ショウ!!!!」

 

ショウ「黙れぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!」

 

ショウはそう叫んで俺に突撃してきた

 

テツヤ「ちっ!!!こうなったら!!!!」

 

俺は卍解のポーズを取り 力を溜めた

 

ショウ「死ねぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」

 

ショウは俺に向け剣を振り下ろそうとした

 

テツヤ「しまっ・・・!」

 

俺は思わず目を瞑った でも 俺にショウの攻撃が当たることは無かった

 

テツヤ「ど、どうなってんだ・・・?」

 

俺は目を開けショウの方へ向いた すると ショウが頭を抱え苦しんでいた

 

ショウ「ぐっ・・・!がぁぁぁ!!!!やめろ!!!!出てくるなぁ!!!!!」

 

リナ「ショウ君・・・・・・?」

 

キリト「これは一体・・・・・・?」

 

テツヤ「おい!!!ショウ!?大丈夫か!?」

 

ショウ「・・・・・・テツ・・・・・・ヤ・・・・・・俺を・・・・・・殺れ・・・・・・」

 

テツヤ「っ!?ショウお前元に!!!」

 

ショウ「すまなかった・・・・・・あんなやつに洗脳されちまうなんて俺もまだまだみたいだ・・・・・・テツヤ・・・・・・俺を殺れ お前はユウキを助けるんだ・・・・・・キリトと一緒に・・・・・・」

 

テツヤ「ショウ・・・・・・」

 

ショウ「早く・・・・・・しろ・・・・・・またいつ狂い出すか分からねぇ・・・・・・俺が俺を操作できてる今がチャンスだ・・・・・・」

 

テツヤ「・・・・・・・・・・・・」

 

もし今ここでショウを斬れば 確かにユウキの元へ行けて あいつを助け出すことが現実的になる でも・・・・・・でも・・・・・・

 

テツヤ「・・・俺にはできねぇ・・・!!!!!!!親友を殺してユウキを助けるなんて・・・!!!!!!!お前を殺すなんてことできねぇ!!!!!!」

 

俺は涙を零しながら叫んだ ふざけんな ようやく2年間に渡るデスゲームをクリアして 皆で生還して 今からユウキとアスナを助けてハッピーエンドが待ってたはずなのに・・・・・・!!!!!!

 

ショウ「テツヤ・・・・・・俺の命なんざ安い・・・・・・だから・・・・・・お前はユウキを助けたくはないのか・・・・・・?」

 

テツヤ「助けてぇさ・・・!!!!今すぐにでも抱きしめてやりてぇさ・・・!!!!でも・・・・・・!!!お前がいない人生なんて!!!!!俺の人生じゃねぇんだよ!!!!!!!」

 

いつだって一緒だった 幼少 小学 中学 SAO 生還後 いつだって隣にはお前がいて 俺をサポートしてくれた それは日常でもそうだし 野球でもそうだし SAOでもβテスターとして俺とユウキを支えてくれた 本当にお前は俺の大事な親友なんだ それを俺の手で殺すなんざ・・・!!!

 

ショウ「テツヤ・・・・・・月牙天衝を俺に撃て・・・・・・それでユウキを助けに行くんだ・・・・・・お前にはその使命がある・・・・・・」

 

テツヤ「無理だ・・・・・・俺にはそんなことは・・・・・・無理だ・・・・・・!!!!!!!」

 

ショウ「なら斬月を貸せ・・・・・・俺が自決する・・・・・・」

 

テツヤ「ふざけんな!!!!!待ってろ!!!!!俺がお前とユウキを助け出す案を考える!!!!!だから死ぬなんて言うんじゃねぇ!!!!!」

 

ショウ「馬鹿なお前にそれは無理だ・・・・・・だから・・・・・・」

 

テツヤ「ショウ・・・・・・!!!!」

 

ユキ「お父さん・・・・・・どうするの・・・・・・!?」

 

テツヤ「・・・・・・ショウ・・・・・・」

 

俺は とめどなく溢れ出る涙を抑え 斬月を構えた

 

リナ「っ!?テツヤ!?」

 

テツヤ「・・・・・・文句は無しだ・・・・・・ショウ・・・・・・」

 

ショウ「あぁ・・・・・・早くしろ・・・・・・」

 

テツヤ「月牙天!!!!!!!」

 

親友の願いを聞くのもまた親友の為だ 俺は覚悟を決めた

 

斬月を振りかざし 月牙天衝を撃とうとした

 

でも 撃とうと瞬間に 俺の中の記憶の一つ一つが蘇ってきた

 

色鮮やかなショウとの思い出 喧嘩したり 一緒に怒られたり 色々な事で一喜一憂したり ユウキよりも長いショウとの大切な思い出が 次々とプレイバックされていき 俺は月牙天衝を撃つ気力を無くした

 

テツヤ「ちくしょぉ・・・!!!!無理だ・・・・・・!!!!無理に決まってんだろうが・・・・・・!!!!!!俺がショウを殺せる訳ねぇじゃねぇかよ!!!!!!!」

 

ショウ「テツヤ・・・・・・」

 

テツヤ「なんで・・・・・・なんで・・・・・・!!!!!」

 

ショウ「・・・・・・」

 

俺は泣き崩れ 空中で涙をボロボロと零す 声にならない声で俺は泣き続けた

 

テツヤ「くそぉ・・・・・・!!!!ショウ・・・・・・!!!!」

 

ショウ「相変らずだなお前は・・・・・・人の為に良いことをしても 何かがお前を邪魔をする そしてまさか俺がお前の壁になるとはな・・・・・・」

 

そう言ってショウは自分の剣を首筋に寄せた

 

テツヤ「ショウ・・・・・・!?お前何を・・・・・・!?」

 

ショウ「俺は今ここで自決する だからせめて最後くらい 笑顔で見送ってくれよ それが親友ってもんだろ?」

 

テツヤ「ショウ!!!止めろ!!!!!!死ぬな!!!!!」

 

ショウ「ふっ・・・・・・じゃあな テツヤ 今までありがとう」

 

テツヤ「・・・・・・馬鹿野郎・・・・・・・・・こちらこそありがとな」

 

もうこの距離じゃ止めることはできない 俺は責めてもの思いで笑顔でショウを見送ろうとした

 

でも ショウが自殺をしようとした時 無数の弓矢がショウの身体を貫いた

 

テツヤ「っ・・・・・・!?」

 

ショウ「テ・・・・・・ツヤ・・・・・・」

 

ショウの身体はあのSAOの頃と同じ 鏡が割れたような音を立てて消えていった

 

テツヤ「ショ・・・・・・・・・ショウ・・・・・・?」

 

『あーあー もう見飽きたよ 友情ごっこは』

 

テツヤ「その声は・・・・・・須郷!!!!!!!」

 

声のした方を向く そこには先程のスクリーンがあり そこにはオベイロンではなく別の男が立っていた

 

アルベリヒ『いやぁ実に面白かったよ 屑が屑の為に死のうとするところは見てて傑作だね さて、この姿出会うのは初めてだね 妖精王補佐 アルベリヒだ よろしく テツヤ君』

 

テツヤ「てめぇ・・・・・・!!!!!!!」

 

アルベリヒ『でもね?私は我慢ができない いつまでも友情ごっこに付き合う筋合いは無いんだよ それにねぇ あんまりにイライラしちゃったから この娘にまで被害がいったよ?』

 

そう言ってアルベリヒは何かを掴みスクリーンに映した それは紛れもない あのユウキだった

 

テツヤ「っ!!!!!!!ユウキ!!!!!!!!!!!!!!」

 

ユウキ『テ・・・ツヤ・・・・・・・・・助け・・・・・・・・・て・・・・・・!!!!!!!』

 

ユウキの肌には殴られた跡のようなものから斬られた跡 色々な傷がユウキを襲っていた

 

アルベリヒ『大事な商売道具なのにねぇ・・・まぁいいさ 所詮は仮想現実だ 現実の彼女にはなんの影響もない』

 

テツヤ「ふざけんな!!!!!!!ユウキをいたぶっておいてなんだその口の聞きたかは!!!!!!!待ってろ!!!!!!!!今すぐそっち行って殺してやる!!!!!!!!!!!!!!!」

 

アルベリヒ『くくく・・・・・・早く来ないとこの娘で俺のイライラを晴らしちまうぞ・・・・・・』

 

そう言ってアルベリヒはユウキの頬を舐めた 舐められた瞬間にユウキの目から涙が零れた

 

テツヤ「っ・・・・・・!!!!!!!」

 

アルベリヒ『あ そうそう ショウ君が死んだからまた新しく敵を送ったから 今度は・・・・・・君の大切な人が標的さ 無論 HPが切れたらアカウント消去は続行だから それじゃあね せいぜい頑張ることだね テツヤ君』

 

そう言い残して スクリーンは消え去った

 

それになんだ?俺の大切な人が標的って・・・・・・大切な人・・・・・・っ!?まさか!?

 

テツヤ「リ・・・っ!?」

 

リナ「・・・・・・・・・」

 

俺がリナの方を向くと まるで先程のユウキやアスナのような傷つき方をしたリナがいた 近くには数えられない程のガーディアンがいた サクヤさんやアリシャさん キリトやリーファちゃんが必死にガーディアンを倒し続けるが無限に湧き続ける敵を倒してリナを助けることはほぼ不可能だった

 

リナ「テ・・・・・・ツヤ・・・・・・助け・・・・・・」

 

そう言い残して リナ・・・・・・いや、姉ちゃんは気絶をした

 

テツヤ「っ!!!!!!!」

 

アスナ・・・・・・姉ちゃん・・・・・・ユウキ・・・・・・それに・・・・・・ショウ・・・

 

どうして・・・・・・どうして・・・・・・・・・!!!!!!!

 

回る回る俺の中の怒り ショウのあまりにも酷い最後 傷ついたユウキとアスナ そして姉ちゃんの気絶 かけがえのない俺の大事な仲間 親友 家族 そして大事な彼女の涙 回り回った俺の怒りは遂に頂点に達した

頭の中で何かがプチンと切れたのが分かった

 

テツヤ「ふざけるなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

俺はその声と共に 月牙天衝を姉ちゃんに群がる雑魚に放った

 

敵は一瞬で消え去り それと同時にキリトやリーファが姉ちゃんを助け出すことに成功した

 

俺は姉ちゃんのすぐ側までより 安否を確認した HPは無くなる寸前だが生きてる アカウント削除までギリギリだったけど間一髪だ

 

テツヤ「リナ!!リナ!!!!!」

 

俺はリナに無理やりポーションを飲ませ HPを回復させた

 

とにかくこれで一安心だ 後はこいつら雑魚を殺して天辺に行けば・・・!!!!

 

テツヤ「・・・・・・キリト・・・・・・俺が道を開ける・・・・・・後に続いてこい・・・・・・」

 

キリト「あ、あぁ 分かった」

 

テツヤ「卍解!!!!!!!」

 

俺はひとまず卍解をした ゛アレ゛を使うにはこの状態が1番いい

 

テツヤ「さて・・・・・・」

 

俺は額に手を当て そのまま手を顎の辺りまでスライドさせた

 

キリト「っ!?なんだ!?その仮面は!?」

 

スライドさせると 俺の顔に あの時もう1人の俺から貰った仮面が俺の顔に装備された

 

テツヤ「俺の怒りの頂点をたっぷり味わいやがれ!!!!!!!」

 

~~~~~~~~~~~~

 

あの時俺の懐から出てきたのは もう1人の俺から貰った仮面だった

 

何かを訴えるかのように燃え盛るその仮面を俺は顔に装備した

 

すると 俺の力は2倍にも3倍にも増大し 膨れ上がった

 

足元からは黒いオーラが出てきて 例えるなら覚醒した戦士のようなものだった

 

俺が困惑をしていると 脳裏にもう1人の俺の声が聞こえてきた

 

テツヤ『おい哲也 聞こえるか』

 

哲也「テツヤ?なんだよ」

 

テツヤ『いいか その仮面は装備している間俺と直接リンクされる こうして俺がお前に話しかけりるのもそのおかげだ その仮面はお前の力と俺の力を合わせれてくれる 力の増大はそのおかげだ』

 

哲也「なるほどな 立派な道具だ」

 

テツヤ『裏の俺とほぼ一体化するんだ 扱いには気ぃつけな 俺に飲み込まれちまうかもしれないぜぇ?ヒャーハッハッハッハ!!!!!!!』

 

哲也「そうか ご忠告ありがとよ」

 

裏の俺との力の一体化 あまりに力が溢れ出るから使いたくはなかった

 

でも もうそんなの関係ない 怒りの臨界点を超えた今の俺に我慢なんてできない

 

この力を使って一気にあの屑共の場所まで駆け上がる!!!!

 

テツヤ「キリト あまり近づき過ぎるな 今の力には慣れちゃいねぇ 暴発するかもしれねぇから気をつけろ」

 

キリト「あ、あぁ 分かった」

 

テツヤ「一気に駆け上がるぞ!!!!キリト!!!!」

 

キリト「あぁ!!!!」

 

仮面を付けた俺は力が溢れんばかりに出てくる 斬月を一振りすれば月牙天衝は出てきて 普通に月牙天衝を放てば壁を貫こうがその威力を保てる

 

テツヤ「邪魔だ邪魔だ邪魔だぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

 

俺は次々と敵を倒していき 遠かった天井も後少しだ

 

サクヤ「行け!!2人共!!!」

 

アリシャ「後少しだよ!!!!」

 

リーファ「行け・・・・・・!!!キリト君!!!!」

 

リナ「うっ・・・・・・テツヤ・・・・・・・・・頑張・・・・・・れ・・・・・・!!!!」

 

リナ「頑張れテツヤ!!!!!!!!!!!!!!」

 

テツヤ「キリト!!!俺が月牙天衝を撃ったら一気に駆け上がれ!!!!」

 

キリト「分かった!!!!」

 

テツヤ「月牙天衝!!!!!!!」

 

俺の月牙天衝によって 群がっていた敵は一気に片付いた

 

テツヤ「よし!!!!」

 

俺はキリトの後を追い キリトと共に天辺を超え このグランドクエストを攻略した

 

ユウキ・・・・・・待ってろよ・・・・・・お前の涙はすぐに俺が止めてやる・・・!

 

そして須郷・・・・・・・・・ショウの仇だ・・・・・・・・・俺が殺してやる!!!!




ショウの死 傷だらけのユウキの涙 リナの気絶 それらを一気に目にしたテツヤは怒りの臨界点を超え 遂にグランドクエストを攻略する

でも それには余りにもデカすぎる犠牲を払っていた

親友のショウの死を助けきれなかったテツヤ テツヤはユウキを助け出すことはできるのだろうか!?

次回もお楽しみに!

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