ソードアート・オンライン~死神と呼ばれた剣士~   作:畜生ペンギン

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新年あけましておめでとうございます!!

そして投稿が遅れてしまい申し訳ありません

色々な用事などがあり なかなか執筆する時間が取れませんでした

本当に申し訳ありませんでした

では本編です!どうぞ!



part47 グランドクエスト~掴んだ足跡~

哲也「んじゃあまたね姉ちゃん」

 

渚「またね~」

 

あれから昼飯も食い終わり 姉ちゃんの買い物等に付き合わされ 時刻は3時頃 俺達は別れそれぞれやることをすることに

 

哲也「さってと まだ早いがログインしますかな」

 

俺は家に着いて早々に ナーヴギアを被り ALOにログインした

 

哲也「リンクスタート!!!!」

 

~~~~~~~~~~~~

 

テツヤ「んー・・・ログイン完了っと さて キリト達のとこに行くか」

 

俺は部屋から出て キリトとリーファがいる部屋へ向かった

 

テツヤ「さってと・・・・・・ん?」

 

部屋につき ノックをしようとした時だった 2人の話し声が聞こえてきた

 

「キリト君・・・私・・・失恋しちゃった・・・」

 

「リーファ・・・」

 

テツヤ「・・・・・・・・・」

 

2人の会話をある程度盗み聞きしてると リーファが小さな声で泣いてるのが聞こえた

 

流石にそんな中部屋に入る俺ではない しばらく待ってるか

 

「何してるの?テツヤ」

 

テツヤ「リナか ちょっとね リナもまだ部屋には入らないでね」

 

リナ「?なんで?」

 

テツヤ「乙女の失恋・・・ってやつだよ」

 

リナ「ってゆうことは・・・リーファちゃん・・・・・・」

 

テツヤ「・・・・・・・・・」

 

リナ「・・・テツヤ・・・」

 

リナは俺に抱きついてきた

 

テツヤ「へ?」

 

リナ「お願い・・・・・・今だけは・・・・・・こうさせて・・・・・・」

 

テツヤ「ま、まぁ良いけど・・・」

 

リナ(失恋・・・・・・そんなの嫌だ・・・・・・私の芽生えた恋心を諦めたくなんかない・・・・・・例えゲームの世界でも 好きになっちゃったんだもん だから テツヤの目的が終わったら この気持ちを伝えよう・・・・・・神様・・・・・・私のこの恋 実るかな?)

 

テツヤ「・・・・・・」

 

俺は抱きついてるリナを抱き締め返し 撫でた

 

リナ「ふぇ・・・?」

 

テツヤ「ったく・・・女心ってのは分かんねぇもんだな・・・」

 

リナ「テツヤ・・・・・・」

 

俺は部屋に耳を済ましながら 暫くの間リナの相手をしていた リーファとキリトが落ち着いたのはだいたい5分後くらいだった

 

テツヤ「よし もうそろそろいいか」

 

リナ「ごめんね・・・甘えちゃって・・・」

 

テツヤ「いいんだよ 慣れっこだし」

 

リナ「そっか それなら良かった」

 

テツヤ「んじゃあ入るか」

 

リナ「うん!」

 

俺とリナは部屋に入り キリトとリーファに合流した

 

リーファとキリトは何事も無かったかのように俺たちを出迎えてくれた まぁ下手に引きずられるよりは良いかな

 

そして、俺達は今 アルンの街を歩いていた

 

~アルン~

 

テツヤ「ん~にしてもでっけぇ街だな~」

 

俺は歩きながら伸びをした 肩に座ってたユキも腕を伸ばしリラックスしてる

 

リナ「この世界の中央部だからね~ それが小さかったらそれはそれで問題でしょ?」

 

テツヤ「まぁそれもそっか」

 

キリト「テツヤ いよいよだな」

 

テツヤ「あぁ こっからはもう笑い無しだ 後はあいつらを・・・!」

 

そう アルンにいるんだ もうグランドクエストを受けるのにそう遠くはない 絶対にユウキを助け出すんだ

 

テツヤ「うっし!早速グランドクエストを・・・」

 

リナ「待ちなさい 慌ては禁物よ」

 

俺が走り出そうとしたらリナが首根っこを掴んできた

 

テツヤ「ぐえっ・・・!」

 

リナ「ちゃんとアイテム揃えたり 装備見直したりしなきゃ テツヤはアロンダイトがあるから良いけど 私達はそんな大層な武器は無いんだからね」

 

テツヤ「はーい・・・」

 

リナ「分かればよろしい」

 

キリト「まるでお姉さんだな リナは」

 

リーファ「ほんと テツヤ君が弟でリナちゃんがお姉ちゃんみたいだね」

 

リナ「ちょっと~!止めてよ~!」

 

テツヤ「こんな怖いお姉ちゃん持ちたくねなぁ」

 

リナ「なんですって!?」

 

テツヤ「嘘です!!!」

 

俺達がこんな話を交わしながら話してると 肩に座ってたユキが突然羽ばたき出した

 

テツヤ「うん?どした?」

 

ユキ「・・・・・・お母・・・・・・さん・・・・・・」

 

テツヤ「っ・・・!!」

 

ユキ「ユイ 間違いないよね」

 

ユイ「うん 間違いないよ」

 

テツヤ「おい!お母さんってどうゆうことだ!?」

 

ユキ「今 私が感じ取れるプレイヤー反応の中に お母さんの反応があったの」

 

ユイ「同じく ママの反応も感じ取れます」

 

テツヤ・キリト「「っ!!!」」

 

ユキ「これは・・・・・・ここの上空・・・・・・あの木の上にあります!!!」

 

テツヤ「なら話は早い!!!」

 

俺は急いで羽を出し 空高くへ飛び出した

 

リナ「ちょっ!?テツヤ!?」

 

ユウキが木の上にいる・・・・・・まさかこんなにも早く再開が叶うなんてな・・・!!!

 

俺の後に続きキリトも後に続く 互いに既に最高速度で気の上まで向かおうとしていた

 

だが、俺とキリトは謎の壁によって行く手を阻まれた

 

キリト「ぐっ!?」

 

テツヤ「なんだこれ!?」

 

ユキ「お母さん!!!私だよ!!!ユキだよ!!!!」

 

胸ポケットの中に入っていたユキは飛び出して その見えない壁に向かってユウキの事を呼び出した 間違いない 絶対にこの上にユウキはいるんだ

 

なのに・・・・・・こんな壁如きに・・・・・・阻まれてたまるか!!!!

 

リナ「テツヤ!!!そこから先はグランドクエストを攻略しなきゃ行けない設定になってるのよ!?」

 

リーファ「キリト君も!!2人共どうしたの!?」

 

後から来たリナとリーファは俺達の前に止まり 止めてきた

 

テツヤ「・・・・・・どけ・・・・・・全員・・・・・・」

 

リナ「へ・・・?」

 

テツヤ「どけって言ってんだよ!!!!この壁をぶち壊す!!!!」

 

リナ「テツヤ・・・・・・」

 

リナとリーファは俺達の後ろに下がってくれた これで思う存分にやれる

 

俺は斬月を取り出して 月牙天衝を撃つ準備をした

 

月牙天衝は別に魔法でもねぇしソードスキルの概念がこの世界にはねぇ・・・これならここでも撃てるはずだ・・・!!!!

 

テツヤ「いくぜ・・・・・・月牙天衝!!!!!!!」

 

俺は全力で月牙天衝を放った

 

放たれた月牙天衝は壁に当たると 何事も無かったかのように消えていった

 

テツヤ「なっ!?だったら!!!!」

 

俺はさっきの威力の月牙天衝を2発 3発と次々に撃っていった でも 10発以上撃とうがビクともしなかった

 

テツヤ「ちぃ!!!!だったら!!!!「お願い!!!もう止めて!!!!」っ!!」

 

俺が卍解しようとした時 リナが後ろから抱きついてきた

 

リナ「もうやめてよ・・・ここはいくらテツヤが強かろうが絶対に突破できない場所なの・・・さっきも言ったでしょ?ここから先はグランドクエストを攻略しなきゃ行けないって・・・・・・」

 

テツヤ「・・・・・・・・・・・・」

 

なんでだよ・・・・・・せっかく・・・・・・せっかく後少しで会えたのに・・・・・・なんでこんな見えねぇ壁如きに邪魔をされなきゃならねぇんだよ・・・・・・!!!!!!!

 

テツヤ「ちくしょぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!」

 

~~~~~~~~~~~~~~

 

side ユウキ

 

ユウキ「・・・・・・・・・・・・」

 

この広い空を ボクはいつまで見ていればいいんだろう この狭い籠に閉じ込められたまま 一生を終えちゃうのかな・・・・・・

 

ユウキ「・・・・・・テツヤ・・・・・・」

 

『ユウキ!』

 

会いたいよ 抱きつきたいよ ぎゅってされたいよ・・・・・・早く・・・・・・早く会いたいよ・・・・・・テツヤ・・・・・・

 

ボクが1粒の涙を地面に落とした時だった

 

「ちくしょぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!」

 

ユウキ「っ!?この声・・・・・・まさか・・・・・・テツ・・・・・・ヤ・・・・・・?」

 

アスナ「今の声って・・・・・・テツヤ君・・・・・・の!?」

 

ユウキ「そうだよ・・・絶対そうだよ!!!この声は絶対テツヤのだ!!!!」

 

アスナ「じゃあ・・・・・・キリト君もテツヤ君も・・・・・・すぐ側に来てるって事・・・・・・?」

 

ユウキ「・・・そうだ・・・・・・あの時の・・・・・・」

 

ボクはあの時手に入れたカードキーを取り出した

 

ボクが持ってても多分使い道は無い だったら・・・・・・この下にいるはずのテツヤに渡した方が・・・・・・

 

ユウキ「・・・・・・お願い・・・・・・神様・・・・・・これを・・・・・・テツヤに届けてください・・・・・・」

 

ボクはテツヤに届くことを祈りながら 檻の外へカードキーを投げた

 

テツヤ・・・お願い・・・早く助けに来て・・・!!!

 

~~~~~~~~~~~

 

side テツヤ

 

テツヤ「はぁ・・・はぁ・・・」

 

リナ「テツヤ・・・だから・・・グランドクエストを攻略しよ?皆で力を合わせれば大丈夫だよ!!」

 

テツヤ「・・・・・・そうだな・・・・・・悪い 冷静さが欠けてた・・・・・・やろう グランドクエスト」

 

リナ「うん!!頑張ろ!!でも挑むには圧倒的に人数が・・・・・・」

 

テツヤ「人数か・・・・・・」

 

俺は脳をフル回転させて なんとかグランドクエストを攻略できる術を見つけ出そうとした

 

少しすると 目の前を黒いカードのようなものが通った 俺はそれを手に取った

 

テツヤ「?なんだこれ?」

 

ユキ「これは・・・・・・システムコンソールのカードキーですね・・・・・・」

 

テツヤ「でもなんでそれが空から・・・・・・」

 

ユキ「きっとお母さんが届けてくれた足跡です!!このコンソールの場所に行けばきっとお母さんが!!」

 

テツヤ「そうゆうことか!!!待ってろよ・・・・・・すぐそっち行くからな!!!!!!!リナ!!リーファ!!街案内してくれ!!すぐにでもアイテム調達だ!!!」

 

リナ「うん!!任せてよ!!!」

 

リーファ「よし!じゃあ早速行こう!!」

 

キリト「・・・・・・・・・悪い・・・・・・俺はパスする」

 

テツヤ「何?」

 

キリト「俺は1人でもグランドクエストを攻略してくる テツヤ お前は本当に来ないんだな?」

 

テツヤ「キリト 待てよ 1人で行こうとすんなよ 焦る気持ちは分かるが俺達皆で攻略を・・・・・・」

 

キリト「・・・・・・ごめん・・・・・・俺もう待てない・・・・・・1人でも行く 止めないでくれ」

 

テツヤ「キリト・・・・・・」

 

キリト「・・・・・・ごめん・・・・・・行ってくる・・・・・・」

 

キリトはそう言って 街へと降りていった

 

テツヤ「キリトのやつ・・・・・・」

 

リーファ「・・・・・・キリト君・・・・・・」

 

俺達はキリトを心配しつつ街へと降りていった

 

~~~~~~~~~~~~~

 

side キリト

 

キリト「ここがグランドクエストを受けれる・・・・・・」

 

俺は単身でグランドクエストが受けれる場まで向かっていた ちょっとした階段を登りそこまで向かうらしい

 

確かにテツヤ達が言った皆で攻略って言うのも分かるけど もう俺には我慢がならない アスナを早く救ってやりたい そして早く会いたい もう我慢なんざしてられない・・・・・・1人でも攻略してアスナを・・・・・・!!!テツヤがいないのは痛いが大丈夫 きっと俺だけでもやれる・・・・・・

 

階段を登りきると 2つの大きな銅像があった

 

そして その銅像から音声が発せられた

 

「このクエストを受けるのは選ばれし者のみ 汝はその資格があるのか・・・・・・?」

 

そう言われると 俺の目の前にクエスト受注のアナウンスが出てきた 俺は〇を押して グランドクエストを受注した

 

「ならば汝のその力を示し この大いなる聖地を突破して見せよ」

 

そう言われ ドアの前にいた銅像2つは横に移動し ドアが開かれた

 

キリト「・・・・・・よし・・・・・・いくか!!!!」

 

俺はドアの中に入った そこは とても広い空洞になっていて 周りには鏡のようなものが散りばめられている

 

キリト「ここは一体・・・・・・」

 

俺が困惑しながら 空を飛び 周りを少し拝見した

 

すると 1枚の鏡の中から鎧を纏ったガーディアンが現れた

 

キリト「成程 この鏡から出てくる敵を倒していきながら上へ上へ目指せってことか そんなの朝飯前だ!!」

 

少し経つと周りの鏡からもガーディアンが出始めた ガーディアンが持ってる武器は片手剣 間合いを詰めていけば戦えるはずだ

 

キリト「うおぉぉぉぉぉ!!!!」

 

俺はまず一体目のガーディアンを倒し その流れに乗り その周りにいたガーディアンも連続で倒していく

 

敵はなんら変哲もない様子で別にHPが化け物レベルだとか攻撃力がやばいって訳でもない なんだか拍子抜けした感じだ こんなものがグランドクエストか 俺1人でも余裕でいけるな

 

俺1人でも・・・・・・俺1人の力でも・・・・・・テツヤの力を借りなくても・・・・・・

 

キリト「よし!このまま天上まで一気に!!」

 

敵の数がある程度減り 攻撃の雨がなりやんだ所で 俺は天上めがけ羽ばたいた

 

きっといるんだ・・・あの上にアスナが!!!!

 

後少し・・・・・・後少し・・・・・・!!!!

 

天上まで残り約50m付近の所で 俺の手に穴が空いた 一体何が?周りを見渡すと 今度は片手剣ではなく 弓を持ったガーディアンが大量にいた

 

キリト「なっ・・・」

 

しまった・・・まさかこんな事になるなんて・・・・・・だけどたかが50mなんだ こんな所でやられてたまるか!!!!

 

でも、ガーディアンの弓の攻撃は 先程の片手剣を持ったガーディアンとは違い 止むことなく俺の体を貫いていく 腕 足 胴体と 着実に俺を射抜き そしてダメージを与えていく

 

キリト「くそっ・・・・・・後・・・・・・少しなのに・・・・・・!!!!」

 

後少し 本当に手を伸ばせば届く距離なのに その時点で俺のHPは尽きてしまい 《your dead》の文字が現れた その瞬間に俺はリメインライト化した でも不思議だな リメインライト化してもこうやってある程度の時間は周りを見たりできるんだな・・・・・・

 

俺が消え 目標が無くなったガーディアンは 周りを見渡し 誰もいないことを確認すると 次々と鏡の中に入っていった

 

畜生・・・・・・こんなの誤算でもなんでもない・・・・・・完璧に俺の自己陶酔の結果だ・・・・・・

 

SAOの世界ではテツヤと肩並べて 2人して二つ名を持っていて それに俺も心のどこかでは溺れてしまっていたみたいだ 俺は強いって

 

だから 正直あそこでテツヤがリーファとリナにアイテム調達するって言った時は信じられなかった お前の愛するユウキがすぐ側なのに そんな呑気で良いのかって

 

でも 今なら分かる 人1人の力じゃこんなクエスト無理だ 絶対に周りとの連携が大事だって

 

・・・・・・こんな初歩的な事すら俺は忘れてしまっていたのか・・・・・・俺は一体あの世界で何をやっていたんだ・・・・・・皆で連携に連携を重ね やっとの思いで攻略したのが1つ1つの階層の筈なのに・・・・・・

 

リーファ・・・リナ・・・テツヤ・・・俺は君達に顔合わせは出来ない・・・・・・

 

・・・・・・何だ?やけに騒がしいな また鏡の中からガーディアンが出てきているし 俺は気になって入口の方に目線をやった

 

そこには 俺めがけ猛スピードで向かってくるリーファがいた

 

何故だ?テツヤ達と一緒に行ったはずなのに・・・・・・

 

リーファ「キリト君!!」

 

リーファはリメインライト化した俺を抱きしめ ガーディアンから放たれる弓を身を呈して守ってくれた

 

止めろ リーファ 俺なんかのために身体を張るんじゃない 俺はもう君に合わせる顔は

 

「リーファちゃん!!こっち!!!」

 

透けるリーファの腕から見えるのは入口で手招きしてるリナだった なんで君まで・・・・・・

 

でも リーファも入口まで後少しの所で ガーディアンの弓に射抜かれ初めた

 

リーファ「くぅ・・・でも!!!」

 

止めろ 俺のことは放っておけ いずれ復活できるんだ だからリーファがそんな目に会う必要は無い・・・!!

 

「リーファの邪魔はさせねぇ!!!!!!月牙天衝!!!!!!」

 

その声と共に 身に覚えのある蒼白い衝撃波がガーディアンを呑み込み 消し去った

 

月牙天衝・・・・・・やっぱりお前もいたのか・・・テツヤ・・・・・・

 

なんで皆して・・・・・・俺は皆を放って単身でクエスト受けに来た馬鹿なのに・・・・・・

 

テツヤ「リーファ!!早く入口まで行け!!!ここは俺が引き受けた!!!!」

 

リーファ「ありがとう!!!テツヤ君!!!」

 

テツヤ「さぁて 俺の゛大事な仲間゛殺した罪・・・・・・てめぇらにはキッチリ償ってもらうぜ・・・・・・卍解!!!!!!」

 

大事な仲間・・・・・・俺はなんて馬鹿だったんだ・・・・・・こんなにも信頼できる友達がすぐ側にいたのに 自分の腕を過信して 放っておくなんて・・・・・・

 

俺が頭の中で自問自答を繰り返していると リーファはクエストからの脱出を成功していた

 

テツヤ「っし!大丈夫かリナ!!!」

 

リナ「うん!!もう大丈夫だよ!!!」

 

テツヤ「よし!!!だったらリナも早く出ろ!!俺もそれに続く!!!」

 

リナ「うん!!」

 

リナも脱出し テツヤも最後に月牙天衝を放ちながら 脱出した

 

そして 俺はリーファが使ってくれた復活アイテムのおかげで なんのペナルティーもなく 復活することが出来た

 

キリト「・・・・・・皆・・・・・・どうして俺を・・・・・・俺は皆を見捨ててここに来たようなものなのに・・・・・・」

 

テツヤ「キリト」

 

俺はテツヤの方を向いた 俺はテツヤに1発頭突きを食らわされた

 

キリト「いってぇ!?」

 

テツヤ「馬鹿野郎が 案の定だ 情けなく負けやがって 1人で行くって言っておいて気になって見に行ったらくたばってやがって」

 

キリト「・・・・・・・・・」

 

何も言い返せない 1人で行くって言っておいて負けて帰ってくるなんて論外にも程がある・・・・・・

 

テツヤ「・・・・・・これで分かったろ 俺があの時行かなかった理由が グランドクエストなんて大層な名前なんだ 1人で行ったら負けは確定だ 確かに今は一分一秒と惜しい だけど1人で行って負けるなんてそれの方が時間の無駄だ だったら最初っから皆で協力して クエストを攻略した方が良い」

 

キリト「テツヤ・・・・・・」

 

テツヤ「まっ これに懲りたら 2度と1人で突っ走ろうとすんじゃねぇぞ お前の周りには頼りになる仲間がいんだからよ」

 

キリト「・・・・・・そうだな・・・・・・すまなかった・・・・・・皆・・・・・・」

 

リーファ「大丈夫だよ! 逆に考えよ!少しはクエストの中身が分かったんだって!」

 

リナ「それに基づいてアイテムも調達すればいいしね!前向きに行こ!キリト君!」

 

テツヤ「ってことだ とにかく今はそういった物の調達に使おうぜ」

 

キリト「皆・・・ありがとう・・・」

 

テツヤ「へっ!良いってことよ!俺達で助けるんだ!!」

 

キリト「あぁ!そうだな!!」

 

テツヤ・キリト「「ユウキ/アスナを!!!!!!」」

 

リーファ・リナ「「っ・・・・・・・・・!?」」

 

リーファ(ア・・・・・・アスナって・・・・・・病院でお兄ちゃんが言ってた・・・・・・お兄ちゃんの恋人の・・・・・・名前・・・・・・)

 

キリト「?どうしたんだリーファ?そんなまるで開いた口が塞がらないみたいなポーズをして」

 

リーファ「・・・・・・まさか・・・・・・・・・お兄・・・・・・・・・ちゃん・・・・・・・・・?」

 

キリト「へっ・・・・・・?」

 

リーファ「・・・・・・今・・・・・・アス・・・・・・ナって・・・・・・」

 

キリト「ま、まさか・・・・・・スグ・・・・・・なのか!?」

 

目に貯めた涙を拭うと リーファはログアウトしてしまった

 

キリト「なっ!?す、すまない2人とも!!!」

 

俺は リー・・・・・・いや、スグを追いかけ ログアウトした

 

~~~~~~~~~~~~

 

side テツヤ

 

一体何が起こったんだ・・・・・・?リーファはキリトをいきなりお兄ちゃんって言って キリトはリーファをスグって言って・・・・・・

 

いや、確かあいつには妹がって言ってたな・・・・・・まさか・・・・・・リーファがキリトの・・・・・・!?

 

テツヤ「・・・・・・神様のいたずらって・・・・・・本当にあるんだな・・・・・・」

 

リナ「・・・・・・ほんと・・・・・・そうね・・・・・・テツヤ・・・・・・いや・・・・・・・・・」

 

リナ「荒波哲也君」

 

リナから発せられた言葉に俺は驚いた なんでリナが俺の本名を!?

 

テツヤ「っな!?なんでその名前を・・・・・・!?」

 

リナ「はぁ・・・・・・やっぱりか・・・・・・違ったら良かったんだけどな・・・・・・」

 

テツヤ「い、一体これは・・・・・・」

 

リナ「・・・・・・神様のいたずらって本当に・・・・・・あるのね・・・・・・まさか・・・・・・まさか・・・・・・」

 

リナは涙をポロポロと零しながら話す 何がなんだか分からない リナが俺の名前を知ってる理由も リナが泣いてる理由も・・・・・・

 

テツヤ「・・・・・・・・・・・・」

 

リナ「・・・・・・まさかこんな世界で会うことになるとはね・・・・・・《お姉ちゃん》びっくりしたよ・・・・・・哲也・・・・・・」

 

テツヤ「なっ!?お姉・・・・・・ちゃんって・・・・・・まさかリナって・・・・・・!!!!」

 

んな馬鹿な ありえねぇ こんなことは でも さっきのやり取りを見てたら 嫌でもそうゆう結果になっちまう

 

テツヤ「・・・・・・姉・・・・・・ちゃん・・・・・・なのか・・・・・・?」

 

リナが姉ちゃんって・・・・・・いや、でも今までの言動を考えると別に変ではない 時には頼りになる言葉 そして時には恐ろしい形相 時には可愛らしいと思う性格 嫌って思うほど一致する

 

リナ「・・・・・・あんたの家の近くの公園で・・・・・・待ってるから・・・・・・」

 

そうゆうと リナはログアウトしてしまった

 

テツヤ「なっ!おい!!!!」

 

くそ・・・・・・何がどうなってんだよ!!!!!!訳が分かんねぇよ!!!!!!いきなりリナが姉ちゃんだなんて言われたって!!!!!!

 

焦る気持ちを持ちながら 俺はログアウトをし ALOの世界を後にした




世界樹の上にユウキとアスナがいることを確認できた2人

そして グランドクエストの内容も少しだが分かることができ 一歩前進

だが、リナとリーファはテツヤとキリトの発言がきっかけで 2人の招待を知ることになる

それぞれを追ってログアウトした2人 一体この先どうなる!?

次回もお楽しみに!

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