ソードアート・オンライン~死神と呼ばれた剣士~   作:畜生ペンギン

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つい先日はクリスマスでしたね 皆さんは何をしてましたか?

自分はずっと1人悲しく龍が如くをやってました 桐生さんがかっこいいから悲しみなんて無かった(嘘)

来年こそは・・・・・・来年こそは・・・・・・!!!!

と、非リアの嘆きは置いておき本編です!後今回哲也は出ません!その代わりに久しぶりに彼女達の出番です!!ではどうぞ!


part46 脱走~諦めないから~

哲也と渚が病院に行っていた同時刻 ある場所では 2人の少女が ある事を試みようとしていた

 

~???~

 

「・・・・・・今なら大丈夫・・・・・・かな?」

 

「チャンスは今しかないよ!行こ!アスナ!」

 

「うん!」

 

ALO内にある世界樹 そこには ある一つの大きな鳥籠があった

 

そこには 2人の少女が囚われていて、毎日のように 妖精王兄弟の2人に辱めを受けていた

 

だが、2人はそんな日々に今 ピリオドを打とうとしていた

 

「どうやら・・・脱出・・・出来たみたいだね・・・」

 

「そうだね・・・でもこんなところでのんびりしてられない 早く行こ ユウキ」

 

「うん!」

 

やっと・・・やっと掴んだこのチャンス・・・絶対に生かしてみせる・・・それで・・・もう一度会うんだ!!テツヤに!!!!

 

~~~~~~~~~~~~

 

世界樹内を急ぎつつも バレないように探索するユウキとアスナ 暫く歩いていると ちょっとした入口のようなものを見つけていた

 

ユウキ「なんだろ・・・あれ・・・」

 

アスナ「とにかく行ってみよう!今はなんでもいいからここを離れなきゃ!!」

 

2人は入口まで歩み 付近にあったボタンのようなものに手をかざした

 

すると その手を認証したのか ドアが素早く開いた

 

ユウキ「ひゃっ!?」

 

アスナ「しーっ!静かにしないとバレちゃうよ!」アスナはユウキの口を塞ぎ 小声でそう話す

 

ユウキ「う、うん ごめん・・・気を取り直してドアに入ってみようよ」

 

2人がドアに入るとそこにはなにやらとても輝かしい空間が広がっていた

 

ユウキ「眩しいね・・・どこか地図みたいなものは無いのかな・・・」

 

アスナ「とにかく進んでみましょ バレるといけないから壁伝いにね」

 

ユウキ「了解」

 

2人はゆっくりゆっくり壁伝いにフロア内を進んでいった

 

ユウキ「長いね・・・一体どこまで続いてるんだろ・・・」

 

アスナ「っ!ユウキストップ!」

 

ユウキ「何かあったの!?」

 

アスナ「うん ほら 見て 案内図だよ」

 

アスナが指さす先には 壁についている恐らく世界樹内を表している地図があった 2人は地図の目の前に向かい あるものを探した

 

ユウキ「どこにあるんだろ・・・」

 

アスナ「でも絶対にあるはずよ・・・・・・゛ログアウト出来るシステムコンソール゛が」

 

しばらく探していると 2人はとある場所を見つけた

 

そこには実験体格納室と書いてあった

 

ユウキ「実験・・・・・・体?」

 

アスナ「・・・・・・どうゆう・・・・・・事・・・・・・?」

 

ユウキ「行ってみよう!アスナ!」

 

アスナ「うん!」

 

2人はコンソール探しを一旦置き 格納室へと向かった

 

~実験体格納室~

 

ユウキ「何・・・ここ・・・」

 

アスナ「見たところ・・・脳が大量にある感じだね・・・」

 

2人が少しづつ歩いていくと 1つの脳から効果音の音が聞こえてきた

 

アスナ「これって・・・・・・」

 

ユウキ「前あの人達が言ってた・・・『脳の制御範囲を広くすることで色々なもの・・・それこそ 記憶や感情もを 操れるかもしれない』って・・・」

 

ここは須郷兄弟の実験室 あの2人の野望のための人体モルモットが大量にいる場所だった

 

アスナ「この人・・・凄く苦しんでる・・・・・・!」アスナは口に手を置きそう話す

 

ユウキ「いや、この人だけじゃないよアスナ・・・・・・ここにいる皆 何かしらに苦しんでる・・・!」

 

アスナ「そんな・・・なんて・・・・・・なんて非人道的な事を・・・・・・やっていられるの・・・あの人達は・・・・・・」

 

ユウキ「こんなこと・・・・・・許せない・・・・・・!!!ボク達だけでなく他の人達までゴミのように扱って・・・!!!!」

 

アスナ「待っててね すぐ助け出してみせるからね!」

 

2人が移動しようとした時 なにやら鈍い音を建てながら 不気味なものが移動していた

 

「さて どうなったかな」

 

「お こいつまーたスピカちゃんの夢見てらぁ」

 

その正体はスライムのようなナメクジのような物体で とてもこの世のものとは思えない者2人が喋り 移動していた

 

「今こいつは大興奮中か にしても多いな こいつ」

 

「偶然じゃねぇの?まだたった3回だぜ?」

 

「いや、感情誘導回路形成の結果だって出てる この頻度で現れるのは多い証拠だ」

 

「ま、継続で見張っとくかコイツは」

 

ユウキ「何アレ・・・気持ち悪い・・・・・・」

 

アスナ「ユウキ こっちよ」

 

アスナはユウキの手を引っ張り移動した

 

ユウキ「どうしたの?」

 

アスナ「アレよ」

 

アスナが指差す先には 黒い物体が浮かんでいた

 

そう、それこそが2人が探して求めていたログアウト出来るコンソールだった

 

ユウキ「っ!あれさえあれば・・・テツヤに!!」

 

『ユウキ』

 

ユウキ「今ならあのナメクジ達も気づいてない・・・」

 

アスナ「行こう!ユウキ!」

 

ユウキ「うん!」

 

2人はナメクジ2人が何かをしてる隙にコンソールまで向かい コンソールに刺さっていたにカードをスキャンし データを呼び起こした

 

そして ログアウトする為のボタンを探す

 

アスナ「一体どれが・・・・・・」

 

ユウキ「アスナ これじゃない?仮想ラボ離脱のボタン」

 

アスナ「っ!そうだよ!それ!」

 

アスナは仮想ラボ離脱のボタンを押した すると 『全てのサービスを終了し ログアウトを実行します』の項目がでた

 

ユウキ「やった・・・これで・・・・・・テツヤに・・・・・・・・・」

 

だが 現実はそう甘くは無かった アスナがログアウトボタンを押そうとした瞬間に 2人は触手のようななにかに襲われ 宙ぶらにされてしまった

 

触手の持ち主はあのナメクジだった

 

「あんたら誰?何よっとんのよこんなとこで」

 

ユウキ「お願い!下ろして!!!」

 

アスナ「私達は須郷さんの友達よ!ここを見学させてもらってるのよ!それも終わったからもう帰ろうとしてるの!」

 

「?んな話聞いてねぇな?聞いた?」

 

「ノン 知らん てか部外者のこんなとこ見せたらアカンでしょ・・・・・・ん?待てよ?アンタあれだろ 須郷の兄ちゃんが世界樹で閉じ込めてる」

 

「てなるとこっちは弟のか ずりぃなボスばっかり こんな可愛い2人を好き勝手できるなんて」

 

「でも確かこっちの方は売られるとか言ってなかったか?」

 

「ありゃ そりゃ災難だな お気の毒に」

 

ユウキ「いい加減に離してよ!!!ベトベトして気持ち悪い!!!」

 

「ひでぇな これでも実験中の身なんだせ?」

 

アスナ「貴方達も科学者なんでしょ!?こんな非合法で非人道的なことに手を貸して恥ずかしいと思わないの!?」

 

「実験体の脳を露出させて色々いじんのは人道的だとは思うがなぁ」

 

「この連中は夢見てるだけなんだぜぇ?」

 

「それも褒美もある 気持ちいい夢だって見せてやってるんだ 俺もあやかりたいねぇ」

 

ユウキ「・・・・・・逝かれてる・・・・・・こんなの!!!」

 

「ボスは出張中だろ?支持聞いてこいよお前 そっちの女も俺が預かるから」

 

「ちっ ダリィなぁ おい 1人で楽しむのは御法度だぜ?楽しむなら2人でなぁ」

 

「わぁってるよ 早く行ってこい」

 

片方のナメクジはユウキをもう片方に預け ログアウトした

 

アスナ「離して!!!!離してよ!!!助けて!!!!」

 

「駄目駄目 殺されちまうよ それより2人ともぉ 一緒に電子ドラッグプレイしない?もう人形相手にすんのは飽き飽きでさぁ?」

 

そう言って ユウキとアスナの頬を触手で撫で回し 2人の身体全体を触手で巻き込み始めた

 

ユウキ「嫌ぁ!!!!!離して!!!!!!!!!」

 

「ひっひっひっ 嫌がる君は面白いなぁ ほぉら これを舐めてみろ」

 

ナメクジがそうゆうと ユウキの口の前に触手を出した だが、ユウキがそんなことをする訳もなく ユウキは出された触手を噛みちぎった

 

「いぎゃぁぁぁぁ!!!!!!」

 

苦痛に悶絶するナメクジはユウキとアスナにまとわりついてた触手を離した

 

ユウキ「ボクをこんな目に遭わして・・・!!!!!!!」

 

「ぐおお・・・・・・ペインアブソーバー切ってたの忘れてた・・・・・・!」

 

少しすると さっきログアウトしたナメクジが帰ってきた

 

「あん?どしたよ?千切られてんじゃん」

 

「な、なんでもねぇよ それよりなんて?」

 

「ブチギレてたよ とっとと籠に戻せってな それとパスコードの変更と24時間の監視もな」

 

「けっ お楽しみもお預けか まぁ せめてテレポートじゃなくて歩いて戻ろうよ」

 

落胆するユウキとアスナ 最愛の人に会えると思ったのに 結果がこれでは無理もない

 

だが ユウキはあるものを見つけた コンソールに刺さってるカードキーだった

 

ユウキ「これ・・・だけでも・・・!」

 

ユウキはコンソールからカードキーを抜いた

 

「あん?何やってんだ?」

 

「無駄な抵抗はやめなよ ほらぁ行くよ」

 

ユウキとアスナはそれぞれの背に乗せられ 連れていかれた

 

~~~~~~~~~~~~~

 

「じゃあね また遊ぼうね」

 

鳥籠までユウキとアスナを連れていくと ナメクジ2人はパスコードを変更し どこかへ去っていった

 

ユウキ「・・・・・・・・・・・・」

 

テツヤ・・・・・・ボク絶対に諦めないからね・・・・・・必ずここから脱出して・・・・・・またテツヤにあってみせるからね・・・!!!!!!!

 

ボクは先程手に入れたカードキーを握りしめながら そう誓った




脱出まてあと一歩のところで 捕まってしまった2人

そして ユウキの手にしたコンソールのカードキー あれは一体何に使うのか

次回もお楽しみに!

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