ソードアート・オンライン~死神と呼ばれた剣士~   作:畜生ペンギン

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最近君の名はを見てきました

友達と2人で見たのですがあんま泣けませんでした 友達はボロボロ泣いていました 感動シーンあった?とすら思いましたね 瀧君or三葉に上手い具合に感情輸入できてなかったみたいですね自分は

でもその数日後に見たドラゴンボールGTの最終回のエンドロールで泣きました なんでやねん

前置きはここまでにしておいて本編です!どうぞ!


part44 対決~2人の決着~

ユージーン将軍との決戦が終え その後アルンまで飛び終え そこの宿屋で分かれて ログアウトをしていた俺達

 

けれども 俺はログアウトせず 近場の森まで足を運んでいた

 

ユキ「Zzz・・・・・お父さん・・・・・・むにゃむにゃ・・・・・・」

 

哲也「ユキ・・・・・・お休み・・・・・・もしかしたら゛もう会えない゛かもしれないけどその時はごめんね」

 

そう言い残して 俺は宿屋を出て 付近の森まで行った

 

~付近の森~

 

哲也「・・・・・・・・・・・・」

 

だいぶ奥まできたな・・・・・・もうこの辺で充分だろ・・・・・・

 

哲也「出てこいよ いるんだろ そこに」

 

「くくく・・・・・・感の鋭い宿主だ・・・・・・」

 

そう言って 目の前の木から現れたのは もう1人の俺だった

 

哲也「てめぇには聴きてぇことが山のようにあんだよ 色々と聞かせてもらう 返答によっては・・・・・・殺すぞ・・・・・・」俺は斬月をもう1人の俺に向けそう言った

 

テツヤ「へっ テメェに殺されるなんざありえねぇけどな いいぜ てめぇの聴きてぇことってのは何だ?」

 

哲也「まず1つ なんでお前はSAOの世界のあの時 俺の身体を乗っ取って わざわざヒースクリフと闘う真似をした」

 

テツヤ「んなもん決まってんだろうが テメェが死んじまえば俺も死んじまうんだよ あのままいきゃあ勝てると思ってたがあの男の言葉に惑わされてわざわざあの女を殺すなんてな 笑わせるぜ」

 

哲也「くっ・・・・・・」

 

テツヤ「本来ならあの場でテメェの頭蓋を粉々にしてるところだったがんなもんあの男倒した後からでもいいかと思ってたが まさかてめぇが復活するとはな」

 

哲也「ちっ・・・・・・まさかてめぇの気まぐれに助けられるとはな・・・・・・じゃあ次だ なんでお前はこの世界でも斬月を渡してきた」

 

テツヤ「へっ あんな糞みてぇな戦いみてるよりまだ斬月を使うテメェの方がましだったからな たったそれだけだ」

 

哲也「・・・・・・」

 

テツヤ「哲也 テメェがあの女を助けるために戦ってんのは分かる それがなんだ?あの体たらくは」

 

哲也「うるせぇ!!!テメェに何が分かんだよ!!!ユウキを失った苦しみ・・・・・・悲しみ・・・・・・それがテメェに分かってたまるか!!!!!」

 

テツヤ「けっ なんだ?結局テメェが戦いの時に頼りにすんのはあの女か?」

 

哲也「黙れ!!!!!!今はそんな事は関係ねぇだろうが!!!!!」

 

テツヤ「へっ おもしれぇ また俺と殺ろうってのか?おぉ?哲也」

 

哲也「殺るってんなら殺ってやる!!!!!!!今度こそテメェを殺す!!!!!!!」

 

テツヤ「っけ だったらそこにいる゛ゲスト゛をどうにかしな 流石にこの俺も餓鬼の前で無惨な死に方を見せらんねぇ・・・」

 

そう言って もう1人の俺は俺の後ろを指さした 後ろを振り向くと そこにはユキがいた

 

哲也「ユキ!?なんでここに!?」

 

ユキ「お父さんがどこか行こうとしてたからついて来たら・・・・・・お父さんが2人いて・・・・・・」

 

哲也「ユキ・・・・・・」

 

テツヤ「けっ さっさとどうにかしやがれ 俺はテメェを殺したくてうずうずしてんだよ」

 

哲也「・・・・・・待ってろ すぐ終わらせる」

 

俺はユキの近くまで歩み ユキの前で止まった

 

ユキ「お父さん・・・・・・」

 

哲也「ユキ」俺はユキを抱きしめた

 

ユキ「お父さん・・・?」

 

哲也「・・・・・・ごめん・・・・・・・・・」

 

俺はユキの首を手刀で強く殴った

 

ユキ「うっ・・・・・・・・・」

 

ユキは気絶し 俺の身体に身を預けてきた

 

哲也「悪いなユキ・・・・・・少しだけ眠っててくれ」

 

俺は近くの木にユキを寝かせた

 

哲也「悪いな 遅くなった やるんならやろうぜ」

 

テツヤ「ヒャーハッハッハ!!!!!!そう来なくっちゃなぁ!!!!」

 

そうゆうと 俺の身体は眩い光に包まれた

 

哲也「っ!!」

 

テツヤ「招待するぜぇ・・・・・・地獄の1丁目になぁ・・・・・・」

 

~~~~~~~~~~~

 

哲也「うぅ・・・・・・ここは・・・・・・・・・」

 

目を開けると そこはさっき斬月を貰った時に来た あの場所だった

 

テツヤ「くくく・・・・・・ここに来た意味 テメェには分かんだろうな」

 

哲也「・・・・・・ここの痛みは現実味を帯びてるってことだろ 腕が斬られりゃ腕は消える」

 

テツヤ「へっ 理解力があんじゃねぇかよ」

 

哲也「・・・・・・・・・俺はもう負けない・・・・・・テメェをぶっ潰して大人しくさせてやる・・・・・・」

 

テツヤ「くくく・・・・・・楽しくやろうぜ!!!哲也!!!!」

 

哲也「るせぇ!!!!いつもいつもでしゃばりやがって!!!!!俺の中中から消し飛ばしてやる!!!」

 

テツヤ「やれるもんならやってみやがれ!!!!哲也!!!!!!」

 

俺ともう1人の俺はそう言い合いながら斬月を振り下ろし 互いの命を賭けたデスゲームが始まった

 

哲也「そらぁ!!!!」俺は斬月を上から下へ思いきり振り下ろした

 

テツヤ「へっ!!んな攻撃効くかよ!!!!」

 

哲也「へっ!!馬鹿が!!!」

 

テツヤ「んだと!?」

 

哲也「せりゃあ!!!!」

 

振り下ろした斬月をアイツの腕めがけ再び振り上げる でもその攻撃も紙一重でかわされる

 

テツヤ「へっ!!オメェもちったぁ成長したじゃねぇかよ!だがまだまだだなぁ!!!!んなもんでこの俺を殺せるかよ!!!!」

 

哲也「だったらこれで・・・・・・!!!」

 

俺は斬月を短剣のような持ち方で持ち 身構えた

 

テツヤ「あぁん?何やってんだオメェ?んなことしたら斬月の破壊力が消えんだろうがよぉ!!!!馬鹿かテメェは!!!!」

 

哲也「馬鹿かどうかはこいつを見てから言いやがれ!!!」

 

俺は空いてる左手でアイツの顔にストレートを御見舞しようとした

 

テツヤ「ぐっ!!早い!!!」

 

もう1人の俺は体制を崩しながらストレートを避けた ぶっつけ本番だったが上手く事は運んだみてぇだな

 

哲也「引っかかったな馬鹿め!!!!!」

 

俺は右手に持った斬月でがら空きの腹部に斬りかかろうとした

 

テツヤ「ちぃ!!」

 

一見決まったかのように見えたが アイツも片手で斬月を持ち それを凌ぎ事なきを得た 正直決まったと思ったがやはりコイツの戦闘技術は半端じゃねぇな 下手するとユージーン将軍よりも手強いかもしれない相手だ

 

哲也「どうしたよ 随分と腕が落ちたんじゃねぇか?いや、俺が上がったのか まさかここまでテメェ相手に善戦出来るとはな」

 

テツヤ「へっ!!サービスだよ!!!最初っからテメェをボコボコにしても面白くもねぇ!!!モチベーション上げといて後から一気に落とすのが俺は大好きなんでねぇ!!!」

 

哲也「けっ 何がサービスだ ざけやがって・・・だったらテメェのそのサービス精神をぶち壊してやる!!!!!」

 

俺はそう言って斬月をアイツに構え 左手を斬月を持つ右腕に添えた

 

テツヤ「へっ!!サービスは終わったつってんだろうがこのアホが!!!!」

 

もう1人の俺も俺と同じポーズをとった

 

足元から沸き立ってくる青白いオーラ それを身体全身に纏い 俺とアイツはあの言葉を叫んだ

 

哲也・テツヤ「卍解!!!!!!」

 

叫ぶと同時に纏っていたオーラが一気に爆発的に膨張していき その膨張したオーラが周りの建物のガラス等にひび等を入れ それに耐えられなくなったガラスが壊れていく

 

その立ち込めていたオーラも消えると 互いの姿を表した

 

哲也「天鎖斬月・・・・・・」

 

テツヤ「ヒャーハッハッハ!!!!!!第2ラウンドと行こうぜ哲也!!!こっからが本番だ!!!!!」

 

哲也「あぁ・・・・・・今度こそテメェを殺す こんな所で俺は死んでいられねぇんだ・・・・・・ユウキを助けるためにも」

 

テツヤ「ちっ 相変わらず甘ぇやつだテメェは 自分の事は自分で守れってんだ そんなんだからテメェら人間は成長出来ねぇんだよ」

 

哲也「好きに言ってろ それが俺の取った道だ」

 

テツヤ「ならその先の道は俺がぶち壊してやるぜぇ!!!!!ヒャーハッハッハ!!!!!!」

 

哲也「んなことさせっかよ!!!!!!」

 

高速で迫ってきたアイツの天鎖斬月を 俺の天鎖斬月で防ぎ 鍔迫り合いが起こる

 

哲也「いいか・・・・・・人間ってのは1人じゃ生きていけねぇんだよ!!!!互いに支えあってそれが結果に繋がって更には力になる!!!!!俺だってこの力を手に入れたのは色んなやつの支えがあってだ!!!!認めたくはねぇがその中にも当然テメェもいる!!!!斬月を渡してきたのは誰だ!?それは他でもねぇお前だろうが!!!!!!」

 

テツヤ「ちっ!!!!綺麗事ほざいてんじゃねぇ!!!!所詮土壇場になって発揮されんのは自分の力量じゃねぇか!!!支えあえっう人間ドラマ語ってる暇があんならテメェら個人個人で力を磨けってんだ!!!!」

 

俺とアイツは互いに一歩後退し 再び斬りかかった

 

一進一退の攻防を続ける俺達2人 力の差は均衡していた

 

哲也「そらぁ!!!!」

 

テツヤ「っ!!糞がァ!!!!」

 

哲也「っ!!くっ!!」

 

俺はアイツの頬に アイツは俺の首元付近に互いにかすり傷程度のダメージを追わせ 再び一歩下がった

 

哲也「はぁ・・・・・・はぁ・・・・・・」

 

テツヤ「ちったぁやるじゃねぇか・・・・・だが今度こそ終わりだ!!!!!」

 

もう1人の俺はそう言うと 天鎖斬月を両手で持ち 力を貯め始めた

 

何をやろうとしているかはわかる 月牙天衝だ

 

哲也「・・・・・・・・・・・・・・・」

 

テツヤ「哲也・・・・・・この前はちょいと力のコントロールが狂って腕しか消し飛ばせなかったが今度こそはテメェの存在自体を消し飛ばしてやる・・・・・・そして・・・・・・この俺が王となる!!!!」

 

哲也「・・・・・・悪いな・・・・・・んなことさせねぇよ・・・・・・来るんならさっさと来いテツヤ!!!!!!」

 

テツヤ「おもしれぇ・・・・・・次テメェの目の前に広がるのは本物の地獄だ 遺言でも聞いてやろうか?おぉ?」

 

哲也「んなもんねぇよ 俺は生きて帰る」

 

テツヤ「けっ そうかよ・・・・・・ならもう殺られる準備は良いんだな!?」

 

もう1人の俺かがそうゆうと アイツの身体から大きな黒いオーラが出てきた 多分アレを見るに今度の月牙天衝は相当に強い 下手にくらったら間違えなく俺は消し飛ぶ でもんなことあっちゃいけねぇ 俺は生きて帰って ユウキを助け出す

 

哲也「来いよ ただ・・・・・・死ぬ覚悟をするのはテメェも一緒だ」

 

俺も天鎖斬月を両手で持ち 月牙天衝を撃つ準備をした

 

テツヤ「へっ!!テメェも撃つってのか!?んなことしても無駄だ哲也!!!!!!テメェのヘナチョコな月牙天衝で俺の月牙天衝に勝てるとでも思ってんのか!?」

 

哲也「俺は多くの人から命を助けてもらってここにいんだ こんな所で死んでらんねぇんだ だから悪いが死ぬのはお前だ・・・・・・覚悟は良いか・・・・・・」

 

テツヤ「それはこっちの台詞だ・・・・・・・・・」

 

俺とアイツは 互いに出していたオーラを天鎖斬月に閉じ込め 同時に叫んだ

 

哲也・テツヤ「月牙天衝!!!!!!!!!!!!」

 

俺の天鎖斬月から黒い アイツの天鎖斬月からは白い月牙天衝が放たれ

今その2つの月牙天衝がぶつかろうとしていた

 

テツヤ「ヒャーハッハッハ!!!!!!これで最後だ哲也!!!!!!テメェの撃った月牙天衝は俺の月牙天衝に呑まれその後はお前だ!!!!!!」

 

哲也「そいつぁどうかな?」

 

テツヤ「何っ!?」

 

俺とアイツの月牙天衝がぶつかった瞬間 アイツの白い月牙天衝は俺の月牙天衝に呑まれ 消え去った

 

テツヤ「なっ・・・・・・」

 

哲也「終わりだ テツヤ」

 

俺の放った月牙天衝は一瞬でもう1人の俺に近づき 最早アイツに交わす術は無かった

 

月牙天衝が当たった瞬間に大きな煙が立ち込め アイツの姿が見えなくなった

 

しばらくすると煙は消えていき 片腕を無くし 地面に倒れ血塗れのもう1人の俺が姿を現した

 

テツヤ「がっ・・・・・・ごはっ・・・・・・こん・・・・・・な・・・・・・馬鹿・・・・・・・・・な・・・・・・・・・」

 

哲也「・・・・・・前お前に言われたっけ・・・・・・俺とお前 力の差はなんだと思う? 前は俺に殺意がねぇって言ってきたがじゃあお前の敗因はなんだと思う?」

 

テツヤ「し・・・知るかよ・・・・・・なんだって言うんだ・・・・・・」

 

哲也「答えは明白だ それは周りの人の支えの力だ」

 

テツヤ「なに・・・・・・・・・?」

 

哲也「さっき言ったよな 人は1人じゃ生きていけねぇって けれどお前はテメェの命はテメェで守れって言ってた 確かにそれは事実だ 自分で力を付けて自分で自分の身を守る でもそれじゃあ限界がいつか来る 人間が1人で成長すんのには絶対に限界ってのがある 例え順調に力を蓄えたとしてもしその限界の壁にぶつかったらそん時はどうする?けれど、もしそこに支えてくれる人がいたら状況が変わってくる 自分で見えなかったものが見えなくなって それが限界突破に繋がる つまりだ 1匹狼のお前と 周りから支えられてきた俺とじゃ 成長の幅が段違いなんだよ それが今の結果だ」

 

テツヤ「ちっ・・・・・・糞・・・・・・が・・・・・・まさかテメェ如きに・・・・・・説教食らうとは・・・・・・・・・俺も落ちたもんだぜ・・・・・・・・・」

 

哲也「今楽にしてやるさ 待ってろ」

 

俺はゆっくり歩み もう1人の俺の元まで向かった

 

テツヤ「・・・・・・とうとう終わりか・・・・・・まさかテメェに殺されるとはな・・・・・・・・・」

 

哲也「じゃあな テツヤ」

 

テツヤ「っ!」

 

俺が天鎖斬月を振り上げた瞬間 アイツは恐れからか顔を横にした

 

すると アイツの懐から 何か首飾りのようなものが出てきた

 

それは 俺も良く見覚えがあるものだった

 

哲也「なっ!?それ・・・・・・は・・・・・・」

 

テツヤ「・・・・・・・・・」

 

哲也「な、なんでお前が持ってんだよ・・・・・・゛俺の首飾り゛を・・・・・・・・・」

 

そう 出てきたのは俺がSAOの世界でエギルから貰い それからユキに改良を施されたあの記念の首飾りだった

 

テツヤ「・・・・・・けっ・・・・・・俺は結局 最後までアイツに言えなかったってことか・・・・・・」

 

哲也「おい!!どうゆうことだ!!!!説明しやがれ!!!!なんでお前が持ってんだよ!!!!!!」

 

俺はアイツの胸ぐらをつかみ でかい声で問いかけた

 

テツヤ「・・・・・・良いか・・・・・・テメェがあの女を好きだって言うのと同じで・・・・・・俺にだってそう言える女はいたんだよ・・・・・・」

 

哲也「なっ!?」

 

テツヤ「くくく・・・・・・テメェなら分かるんじゃねぇか・・・・・・?その相手も・・・・・・」

 

哲也「・・・・・・・・・ユウキ・・・・・・・・・か?」

 

テツヤ「ビンゴだ・・・・・・テメェら主人格が愛し合っている内に 俺も何故か裏人格のユウキに好意を持っちまってたって訳だ・・・・・・くくく・・・・・・この俺様も随分と甘いやつになっちまったもんだぜ・・・・・・まさか他人を好きになるなんざな・・・・・・」

 

哲也「・・・・・・・・・・・・」

 

テツヤ「お前らが付き合い始めてちょっとした後だ アイツは俺の世界に入り込んで いきなり喧嘩を売ってきた 正直ビビったぜ この世界にテメェ以外の人も来ることもそうだし ユウキはいきなりあった俺に向かい 『お前を殺す』って言ってきたんだよ 裏からテメェら見ててこの女はダルイやつだと思ってたら裏人格のアイツは性格はツンケンしててやたら好戦的で一切の笑顔も見せなかったやつだ でも何度か会ううちに気づいたらあら不思議 互いに知らぬうちにテメェらみてぇになってたんだよ」

 

哲也「ってことはこの首飾りは・・・・・・」

 

テツヤ「あぁ・・・・・・テメェとは違った方法だがテメェと同じ首飾りだ 最も さっきのテメェのガキみてぇなやつはいないがな」

 

哲也「・・・・・・そうか・・・・・・」

 

テツヤ「くくく・・・・・・だけど主人格のユウキがくたばってからはアイツも姿を表さなくなっちまった訳だ 実際 俺も寂しかったんだろうな だからお前にまた斬月を渡すような真似をした」

 

哲也「っ・・・・・・お前・・・・・・」

 

テツヤ「さぁ さっさと殺すんなら殺せ もう話すのも辛ぇんだ 人思いにやってくれ」

 

哲也「・・・ふっ・・・」

 

俺は微笑を浮かべながら 天鎖斬月を手放した

 

テツヤ「あ・・・・・・?何やってんだテメェ・・・・・・」

 

哲也「おもしれぇじゃねぇか 裏人格のユウキか 俺のユウキの性格の正反対つったらそりゃあ好戦的でツンケンするわな・・・・・・おい さっきの取りやめだ お前やっぱ生きとけ」

 

テツヤ「んだと!?」

 

哲也「俺もツンケンユウキが見たくなっちまってよ でもそうなったらまずはテメェにここに連れて来てもらわなきゃ行けねぇだろうが だからテメェは生かしといてやる その代わりにだ 俺はユウキを助けんだからテメェのユウキも見せろよな」

 

テツヤ「・・・・・・勝手な真似を・・・・・・勝手にしやがれ・・・・・・」

 

哲也「うっし 決まりだ 一時休戦だ おら 立ちやがれ」

 

俺はもう1人の俺に手を差し伸べた

 

テツヤ「自分勝手な野郎だ・・・・・・」

 

もう1人の俺は俺の手を取り 立ち上がった

 

哲也「でもしまったな・・・そうなるとテメェのキズと腕がどう説明すりゃあ・・・」

 

テツヤ「安心しやがれ馬鹿野郎が 一晩大人しくしときゃあ治る」

 

哲也「そうか なら良かったわ さぁてと そろそろ俺を戻してくれ 疲れて眠い」

 

テツヤ「戻す前にだ テツヤ こいつを受け取れ」

 

もう1人の俺はそう言って何かを差し出してきた 俺はそれを受け取った

 

哲也「ん?んだこれ?」

 

俺が受け取ったのは 何かおぞましさを感じる変な仮面のような物だった

 

テツヤ「いいか そいつさえありゃあいつでも俺の力を借りれるって優れもんだ テメェがピンチになった時はそいつを手に取ってみろ お前の力になるはずだ」

 

哲也「ふーん・・・にしてもデザインの趣味ねぇなお前・・・・・・」

 

テツヤ「るせぇ おら 送り返してやるよ」

 

そうゆうと 俺は青白い光に包まれた

 

哲也「へっ あんがとよ」

 

テツヤ「良いか 俺に勝ったってこと忘れんなよ もしテメェが変なやつにやられたらただじゃ置かねぇからな」

 

哲也「負けやしねぇさ 心配すんな・・・・・・じゃあなテツヤ また会おう」

 

俺は光が大きくなるのに合わせ 別れの言葉を告げ 元の世界へと戻った

 

テツヤ「ちっ・・・・・・でもまさかお前にやられる日が来るとはな・・・・・・絶対にユウキのこと助け出せよ・・・・・・頼んだぜ哲也・・・・・・」

 

~~~~~~~~~~~~~~

 

哲也「ん・・・・・・ここは・・・・・・」

 

目を開けるとおれは森の中で横たわっていた メインメニューを開くと時間は殺気とまるで変わっていない だからさっきの場所に行けばユキがいるはずだ

 

哲也「待ってろよユキ 今行くからな」

 

そして 俺は森の中でユキを見つけ まだ気絶していたからおぶって先程の宿へと向かった

 

~宿~

 

哲也「悪かったなユキ ほら ここで一緒に寝ような」

 

宿に向かう道中でユキは一旦目を覚ましたが ユキは眠たさに負け 眠りについていた

 

ユキ「・・・・・・うぅ・・・・・・お父さんが・・・・・・2人・・・・・・・・・」

 

哲也「驚いたよな 俺が2人もいれば 今度はちゃんと説明してやるからな」

 

俺はメニュー欄からログアウトを選択して ユキを抱きしめ目を閉じた

 

哲也「お休みなさいユキ またね」

 

ユウキ・・・・・・俺のためにもそして、テツヤの為にも絶対にお前を助け出す

 

だからもう少しだけ辛抱しててくれ 俺もすぐ行くから 助け出したらすぐにでも抱きしめてやるからな 待ってろよ・・・・・・ユウキ!!!!




哲也とテツヤ 遂に決着が付くと思われたがテツヤにも裏人格のユウキがいることを知る哲也は テツヤを殺さずに 生かしておくことに

これは吉と出るか凶と出るか・・・・・・

そしてテツヤから受け取った仮面とは一体!?

次回もお楽しみに!!

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