ソードアート・オンライン~死神と呼ばれた剣士~   作:畜生ペンギン

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今回は前回書いた通りあの武器がでます って言っても本当に登場するだけで後半は各キャラのシーンが多くなっております

それではどうぞ!


part3 3人の時間~新たな武器とユウキの手作り料理

第一層攻略から約2ヶ月がたった 軍と呼ばれるギルドの活躍もあり現在の最前線は第8層 そして現在俺達は第5層に来ている

 

 

〜第5層 とある宿屋〜

 

テツヤ「・・・・・・Zzz・・・」

 

ユウキ「おっはよー!テツヤ!」そう言ってユウキは俺の寝ているベッドへ飛び込んでくる

 

テツヤ「ぐふっ!?」ほぼ毎日このおこされ方だ もうちょい優しくおこして欲しいけどこのおこされ方を気に入ってる自分もいる

 

ユウキ「早くおきて朝ご飯食べよ!ショウも待ってるよ!」

 

テツヤ「あぁそうか、毎日悪いな ユウキ」そう言って俺はユウキを撫でてやる

 

ユウキ「えへへ♪」ユウキも嬉しそうな顔をしてる それにこの嬉しそうな顔は見ていて和んでくる

 

テツヤ「さっ、早く朝飯食べようぜ」

 

ユウキ「えぇ〜もうちょっとこのままが良い〜」今はユウキが俺の上に寝っ転がってる感じだ

 

テツヤ「おこしに来たやつが何言ってんだよ、ほら 早くしないと ショウが待ってるんだろ?」

 

ユウキ「あ、そうだったね じゃあ行こっか!」そうゆうとユウキは勢いよく立ち上がり部屋から出た 俺も後に続き部屋を出た

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

ショウ「おう、遅かったな」

 

テツヤ「あぁ、おこされてなかったら危うく朝飯が食えなくなるところだったよ」

 

ユウキ「テツヤはお寝坊さんだね でもボクはテツヤを毎日おこすのは好きだから寝坊しても大丈夫だよ♪」

 

テツヤ「ははは・・・」苦笑いしながら俺は朝食を口に運ぶ この世界でも食事は必要だ 食材は決して不味くはなくむしろ美味い このゲームがデスゲームで無かったら食事目当てでダイブするやつも多いだろうな

 

ショウ「今日は各自フリーにしようと思ってるけどそれで良いか?」

 

ユウキ「賛成!」

 

テツヤ「同じく」

 

ショウ「んじゃあ決定だな 俺は今日この宿屋でやりたい事があるから何かあったら俺に言ってくれ 」

 

テツヤ「ういー」

 

ユウキ「テツヤは今日何をするの?」

 

テツヤ「俺は道具でも買いに行くよ」

 

ユウキ「ならボクはあの時のお詫びの料理を作ってあげるね! ねぇショウ、キッチンって借りれるの?」

 

ショウ「まぁ宿泊代より値段は少し上がるが」

 

ユウキ「じゃあ決まり!ショウの分も作っとくから楽しみにしててね!」

 

テツヤ「ユウキ、美味いのを頼んだぞ!」

 

ユウキ「待かせて!」ユウキの顔は自信に満ちた表情だ これなら安心かな

 

テツヤ「さて、食い終わったし行ってくるかな」

 

ユウキ「行ってらっしゃい!」

 

ショウ「・・・それで、どんな料理を作りたいんだ?」

 

ユウキ「そこでなんだけどね、ショウ」

 

ショウ「ん?どうした?」

 

ユウキ「テツヤの好きな料理を教えて欲しいんだ!」

 

〜〜〜〜〜〜

 

side テツヤ

 

第5層はある程度の道具なら揃えられるほど店の種類は豊富だ ポーション 武具 そして日用品もある程度は揃っていてわざわざここまで来て買っていくやつも少なくはない

 

テツヤ「さて、ある程度道具は買ったし 武器でも見るか」このゲームが始まって約3ヶ月 俺はまだスチールブレードで戦っている

いくら強化して使い続けても所詮は始まりの街で買える武器 やはりそろそろきつくなってくる

 

テツヤ「うーん・・・ なんかこれと言ってピンと来るもんがねぇなぁ・・・」第五層でも始まりの街とさほど変わらないラインナップ 第八層でも似たような並びだったからまだしばらくはこいつで戦わなきゃなぁって思っていた時

 

「そこの若者よ ちょっと来なさい」俺は恐らくNPCであろう路地裏にいる爺さんに話しかけられた

 

テツヤ「ん?何ですか?」

 

爺さん「おぬしは新たな武器が欲しいのか?」

 

テツヤ「ま、まぁ一応・・・」

 

爺さん「そうか おぬしには守りたい人はおるか?」

 

そう言われると俺は自ずとユウキの事を考えていた

あの誓いもあるがそれだけでは終われない何かが俺の中にはあった

 

テツヤ「・・・はい、います」

 

爺さん「そうか、ならおぬしにはこいつを与えよう」そうゆうと爺さんはでかい剣を出した

 

テツヤ「これを・・・?」

 

爺さん「きっとおぬしなら使いこなせるであろう 」

 

爺さんから俺はその武器を受け取り ストレージに入れた

 

テツヤ「あ、ありがとうございます」

 

爺さん「次におぬしに会うときはおぬしがさらなる力を求めた時であろう・・・」

 

テツヤ「は、はぁ・・・」

 

爺さん「それではさらばだ 若者よ 」そうゆうと爺さんは歩いてどこかに消えていった

 

テツヤ「何だったんだ・・・ んな事よりあの武器は何なんだ?」俺はストレージからその武器を取り出した

 

テツヤ「ざん・・・げつ? 良くわからないけど片手剣なのか、 スチールブレードなんかよりずっと性能も良いし・・・ 特別なイベントか何かだったのか?」そして俺は斬月を装備した すると効果音のような物が聞こえた

 

テツヤ「 何だ?新しいソードスキルか何かか?」気になった俺はソードスキル一覧を見てみた するとそこには今まで無かった名前のソードスキルがあった

 

テツヤ「月牙天衝・・・?他の武器でも使えんのか?」一旦斬月をしまいスチールブレードに変えてみた しかしソードスキルには月牙天衝の名は無い

 

テツヤ「無いか・・・ 斬月の時だけのソードスキルか・・・」

 

テツヤ「・・・後でショウに聞いてみるか・・・」

 

俺はその場を後にし歩きだした

 

テツヤ side out

 

~~~~~~~

 

side ユウキ

 

あの後ボクはショウにテツヤの好きな料理を教えて貰った

テツヤは力が着くような料理が好きらしい お肉を焼いてやれば何でも喜ぶって言ってたから・・・

 

ユウキ「野菜炒めかな? お肉だけじゃバランス悪いからね テツヤには健康でいてもらわなきゃ!あ、でもこの世界じゃ健康も何も無いか 」ボクはいつからこんなにテツヤの事を大切に思い始めたんだろう 始まりの街のとき?第一層ボス攻略の時? そんなの良くわからない でも分かるのはテツヤといると楽しいって事かな

 

ユウキ「そうと決まったら材料を買ってこなくちゃ!」

 

第五層 主街区

 

ユウキ「こんなところで大丈夫かな?」 このゲームでは実際の食材もあるため現実の食べ物もちゃんと作れる 欠点は醤油とかマヨネーズとかの調味料が無いってとこかな

 

ユウキ「さて、そろそろ戻ろうかな」 ボクが戻ろうとした時とある人が路地裏に行っていた

 

ユウキ「? 誰かな?」見てみるとそこにはテツヤがいた

 

ユウキ「て、テツヤ!?」ボクは思わず隠れてしまった なにも隠れる必要なんて無いのに

 

ユウキ「何をしてるんだろ・・・?」ボクは耳を研ぎ澄ました

 

爺さん「そうか、おぬしには守りたい人はおるか?」

 

テツヤ「・・・はい、います」

 

テツヤはそう言っていた テツヤが守りたい人って誰なのかな ボクかな?ショウかな?それとも違う人?

 

ユウキ「・・・ボクだったら嬉しいな・・・」ボクはそう言ってその場を離れた テツヤはボクの事ちゃんと最後まで守ってくれるのかな・・・

テツヤならきっと守ってくれるよね?

 

ユウキ side out

 

〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

あれから数時間後・・・

 

テツヤ「ただいま〜」

 

ショウ「お、テツヤか お疲れさん」

 

テツヤ「お前は何をやってたんだ?」

 

ショウ「まぁこいつを見てみな」そう言ってショウは俺にボールのような物を渡してきた

 

テツヤ「お、なんだこれ? ボールか?」

 

ショウ「あぁ、しかも野球ボールだ」

 

テツヤ「なに!? お前どこで手に入れたんだよ!」

 

ショウ「作ったんだよ 俺もある程度の生産スキルはあるから 試しに作ってみたんだよ ちゃんとキャッチボールもできるぞ」

 

テツヤ「へぇ〜 SAOってそんな事もできんのかよ グローブは?」

 

ショウ「素材がないからまた今度だな まぁこれだけでも今は充分だろ」

 

テツヤ「くぅ〜!野球ボール触ったの三ヶ月ぶりだぁ〜!野球してぇ〜!」

 

ショウ「何なら外でやるか?キャッチボールだけどな」

 

テツヤ「お!そう来なくっちゃな!・・・と行きたいところだが俺からお前に質問がある」

 

ショウ「ん?なんだ?」

 

テツヤ「この武器見たことあるか?」俺はそう言ってショウに斬月を渡した

 

ショウ「ん・・・?何だこの武器は 見たところ両手剣っぽいが」

 

テツヤ「ところがどっこい片手剣なんだよなそいつ でもお前にはわかんねぇか」

 

ショウ「すまねぇな、今度知り合いにでも聞いてみるよ」

 

テツヤ「おう、頼んだわ ・・・それともう一つだが」

 

ショウ「んだよ まだあんのかよ」

 

テツヤ「さっき生産スキルがどうのこうのって言ってたけど・・・まさか料理スキルまであるとか言わねぇよな?」

 

ショウ「あるが・・・何か問題でも?」

 

テツヤ「・・・熟練度が0に等しいとどんな料理になるんだ?」

 

ショウ「そりゃあ不味くなるが・・・ ってまさか・・・」

 

テツヤ「ユウキのやつ・・・今まで料理作った事無かったよな 俺達とずっと一緒にいて料理する時間も無かったと思うし・・・」

 

テツヤ・ショウ「「・・・・・・・・・」」俺とショウは身の凍るような感じがした

 

テツヤ「・・・・・・とにかくキャッチボールでもしようぜ!腹減らしとかねぇとな!」

 

ショウ「あ、あぁそうだな・・・早く行くぞ・・・」

 

テツヤ「ユウキには言っとくから先出とけ」

 

ショウ「わかった」

 

テツヤ「ユウキー!ちょっと出かけるから料理ができたらメッセ飛ばしてくれー!」

 

「わかったー!」キッチンの奥からするユウキの声 頼むから変な料理が出て来ないで欲しいと願いながら俺は外に出た

 

〜〜〜〜〜〜

 

テツヤ「んで・・・どうすんだ?」

 

ショウ「何がだ・・・?」

 

テツヤ「何って・・・料理だよ 大丈夫なんかな・・・」

 

ショウ「・・・天に祈るしかあるまい・・・」俺達はキャッチボールをしながら会話を交わす 俺もショウも少し焦り気味だ

 

テツヤ「ユウキのやつはりきってたからなぁ・・・不味いなんか言ったら大変な事になりそうだ・・・」

 

ショウ「不味い時は不味いって言えば言いだろう 嘘はいけないぞ」

 

テツヤ「女の子がはりきって作った料理を不味いなんか言えるか!てめぇ空気読んでちゃんと上手いっていえよな!」

 

ショウ「そうか?まぁその時によるだろうな」こいつは本当に空気を読むのが苦手だ すぐにムードをぶち壊しにしたりする それがなけりゃいいヤツなのになぁ・・・

 

そんな事考えてた俺にメッセージの着信音が鳴り響いた

 

テツヤ「メッセージ・・・って事は」そう、メッセージの送り主はユウキだ

 

ユウキ『できたよ! 早く戻ってきてね!』

 

テツヤ「・・・だそうだ」

 

ショウ「じゃあ戻るか・・・」俺達は宿屋に戻った

 

〜〜〜〜〜

宿屋に戻った俺達を待っていたのはにっこり笑顔のユウキだった

 

ユウキ「今回はテツヤの好きなお肉を使った料理にしてみたよ!」

 

テツヤ「そ、そうか!それは嬉しいな!」

 

ユウキ「?どうしたのテツヤ?何だか具合が悪そう・・・」

 

テツヤ「い、いや、何でもないぞ!元気いっぱいだ!それより早く食べたいな!ユウキの料理!」

 

ユウキ「じゃあ今から持ってくるね!」そう言ってユウキはキッチンに向かった

 

ショウ「腹くくるか・・・」

 

テツヤ「ぜってぇ不味いなんか言うなよ・・・!」

 

ユウキ「お待たせー!はい!」ユウキがテーブルに置いたのは

 

テツヤ「野菜炒めか?」

 

ユウキ「そうだよ!バランス良くするためにそうしたんだ!」

 

ショウ「・・・・・・」ショウは無言で俺の服の裾を引っ張った

 

テツヤ「んだよ!(小声)」

 

ショウ「見てみろよ・・・凄く美味そうじゃないか?(小声)」ユウキの作った野菜炒めは色とりどりでとてもきれいで美味しそうだ

 

テツヤ「本当だ・・・ 俺達の余計な心配だったようだな・・・(小声)」

 

ユウキ「?どうしたの2人とも?」

 

テツヤ「い、いやぁ!美味そうだなぁってさ!」

 

ショウ「そうそう!」

 

ユウキ「そう?じゃあ2人ともめしあがれ♪」

 

テツヤ・ショウ「「いただきまーす!」」俺は野菜と肉を同時にほおばった

 

なんだろう この口に広がる感じは 草地の岩ってゆうか 牧場の独特な匂いって言うか でもこれだけは確かに言えるとゆうことはあった

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・不味い・・・・・・!

野菜と肉は生っぽくて 野菜に関しては芯のような固いところもあるし肉はなんとも言えない味だ

 

ユウキ「どう?美味しい・・・かな?」ユウキがそう聞いてきた 男友達や親が作ったものならすぐさま不味いと言えるが相手はユウキだ そんな事言えるはずも無く

 

テツヤ「あ、あぁ!めっちゃくちゃ美味いぞ!」

 

ユウキ「本当!? 良かったぁ〜 自信なかったけどテツヤに喜んで貰って良かった♪」ユウキはごきげんそうだ 後はショウが美味いと言えば・・・!

 

ショウ「・・・これはお世辞にも美味しいとは言えないぞ・・・」やっぱり言いやがったよこの超KY野郎 うんゆうと思ったよ

 

ユウキ「・・・・・・へ?」

 

ショウ「野菜も肉もまだ生っぽいし野菜は固いところもあるし肉は変な味するし・・・」うんそうだよ、そうだけどね空気読んでくれないかな

 

ユウキ「・・・・・・そ、そうだったんだ・・・ごめんね・・・不味い料理食べさしちゃって・・・」さっきまで笑顔だったユウキは次第に笑顔を無くし今では泣き出しそうな目だった

 

テツヤ「ユウキ!ちょっとショウ連れて出る! 3分で戻るからそこに料理を置いて待っててくれ!」

 

ショウ「え?な、何?」

 

テツヤ「いいから来いこのアホ!」俺はショウを引きずる感じで外に出た

 

〜〜〜〜〜

 

 

 

テツヤ「言うとは思ったけど何で言っちゃうかねぇお前は!ユウキの顔見た!? 今にも泣き出しそうだったよ!?」

 

ショウ「いや、不味いから不味いと言っただけなのに何で怒られなきゃならんのだ・・・」

 

テツヤ「場の空気ってあんだろ!?何でそれを読めないかなぁお前は! 」

 

ショウ「空気が読めないんじゃない!真実を言ったんだ!」

 

テツヤ 「それで場の空気が落ちる事を空気読めないってゆうんだよ!」

 

ショウ「じゃあどうすりゃ良かったんだよ!」

 

テツヤ「さっきから言ってただろうが美味いって言っとけば良いって!」

 

ショウ「それだと成長できないだろ!」

 

テツヤ「んなもん美味いって言った後にアドバイスとかでもどうにでもなっただろうが! とにかくお前はここにいろ!俺は食ってくる!」

 

ショウ「あ!おい!・・・腹壊しても知らねぇぞ・・・」

 

 

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜

 

 

テツヤ「ユウキ!」俺はショウを置いてすぐさま戻った

 

ユウキ「テツヤぁ・・・」ユウキの声は小さく今にも泣き出しそうな顔をしていた

 

ユウキ「ごめんね・・・ボクが不味い料理作ったから・・・テツヤにはもうこんなの食べさせられないよ・・・」ユウキの頬に涙が一滴流れ落ちた

 

テツヤ「そんな事無い!ユウキの料理は美味しい!俺が保証する!」

 

ユウキ「でもショウが・・・」

 

テツヤ「あいつの味覚が狂ってるんだよ! だからユウキの料理を不味いって言ったんだよ! ユウキ!箸貸して!」俺はユウキから箸を受け取った

 

テツヤ「いただきます!」俺は流し込むようにユウキの野菜炒めをほおばった やっぱり不味い でもこんなところで弱音は吐けない

 

テツヤ「ユウキ! まだ残ってるならそれ全部持ってきて! 腹ペコだからいくらでも食えるぞ!」

 

ユウキ「う、うん わかった」

 

ユウキ「お待たせ はい、これで全部だよ」ユウキが持ってきたのは皿に溢れんばかりに盛られた野菜炒め

 

ユウキ「テツヤなら沢山食べると思って作ったんだ・・・ 不味いなら食べなくてもいいよ? 」

 

テツヤ「まさか!こんな美味しい料理粗末にできるか!」

俺は先ほどと同じようにほおばった 途中やばくなった事は何度かあったけどなんとか完食した

 

テツヤ「・・・ごちそうさまでした!」

 

ユウキ「テツヤ・・・大丈夫?あんなにいっぱいあったの食べたけど・・・」

 

テツヤ「なぁに!こんぐらい朝飯前よ! それにこんなごちそう食べたの久しぶりだったからな!」

 

ユウキ「本当に無理してない?」ユウキは心配そうにこちらを見る

 

テツヤ「無理もなにもあんなにいっぱい食べられて俺は幸せだよ!」ユウキの頭を撫でてあげた

 

ユウキ「・・・・・・テツヤ・・・・・・」

 

テツヤ「また作ってくれるかな? ユウキ」

 

ユウキ「・・・・・・うん!」そう言うとユウキは笑顔になった

やっぱりユウキは笑顔が一番似合う 顔が暗いユウキはユウキじゃない

 

ユウキ「テツヤ!」ユウキは俺に飛び付いてきた

 

テツヤ「どうした?ユウキ」俺はユウキを優しく抱きしめてあげた

 

ユウキ「ん〜♪」そう言ってユウキは俺の服に顔を押し付けた

 

ユウキ「えへへ・・・テツヤの匂いだ・・・」

 

テツヤ「ユウキ?」

 

ユウキ「・・・Zzz・・・」

 

テツヤ「・・・疲れて寝ちゃったか」ユウキは俺の腕の中で凄い安心そうな顔で寝ている

 

テツヤ「よいしょっと」俺はユウキを背中におぶってユウキの布団まで運んであげた

 

ユウキ「・・・ん・・・テツヤ・・・」

 

テツヤ「俺はここにいるぞ」俺はユウキの頬を撫でてやった

 

ユウキ「テツヤ・・・・」

 

テツヤ「また明日な・・・」俺はユウキに布団をかけてやった

 

テツヤ「お休み、ユウキ」

 

〜〜〜〜〜〜〜

その晩

 

テツヤ「くそ・・・腹が・・・」

 

ショウ「言ったろ?壊すって 」

 

テツヤ「うるせぇ・・・てめぇのおかげで料理をたっぷり味わえたよ・・・」

 

ショウ「そりゃ悪かったな それに、お前は飯と共に他の物も頂いたようだしな・・・」

 

テツヤ「? 何のことだ?」

 

ショウ「はぁ・・・お前本当に鈍いのな」

 

テツヤ「???」

 

ショウ「まぁそのうちわかるさ」

 

テツヤ「まぁいいや・・・俺は腹が痛いから寝る・・・ 」

 

ショウ「だったらユウキと寝てやれば?」

 

テツヤ「ん?何で?」

 

ショウ「その方がユウキは喜ぶと思うぞ」

 

テツヤ「そうか?じゃあそうするわ」

 

ショウ「ごゆっくり〜」

 

テツヤ「??」俺は首をかしげながらユウキの布団に入った

 

ショウ「・・・このバカ(テツヤ)の事を好きになっちまったら大変だぞ・・・ユウキ」ショウにはわかっていた ユウキの行動からユウキのテツヤに対する想いを

 

 

テツヤ「・・・Zzz」

 

ユウキ「テツヤ・・・好きぃ・・・Zzz」

 

ショウ「まぁ応援してやるから頑張れよ 」

 

翌日 ユウキがテツヤに変な勘違いしたのはまた別の話

 

ユウキ「テツヤのエッチ!変態!」

 

テツヤ「どうしてこうなったぁぁぁぁ!!?」

 

 




変な勘違いを受けたテツヤだがユウキの信頼は取り戻せるのか!?

次回!あの竜使いが登場予定!乞うご期待!

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