ソードアート・オンライン~死神と呼ばれた剣士~   作:畜生ペンギン

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遂に夏休みが終わり そして9月に突入しましたね

今年もなんだかんだいってあっとゆうまに終わりそうですね 今年の残り時間も無駄にせず行きたいですね

それでは本編です!どうぞ!


part40 つけられたパーティー~キリトの思い~

前回 飛行をほぼマスターし 戦闘でも上手いコンビネーションを発揮したテツヤとキリト

 

しかし やはりテツヤは本調子ではない 一体どうしたのだろうか?

 

さて、今テツヤ達はスイルベーンの飛行場にいるようです

 

テツヤ「さぁて さっさと山岳地域を抜け出そうぜ!」

 

リナ「うん!それじゃあ早速しゅっぱーつ!」

 

その後 俺達は昨日俺が落ちた場所まで約5分で向かった

 

これもやっぱり昨日の特訓の成果だな

 

テツヤ「リナ あとどんくらいで着くんだ?」

 

リナ「このペースならノンストップで行けるはずよ」

 

テツヤ「ならちゃっちゃと向かおうぜ!」

 

キリト「っ・・・・・・・・・待て 皆 誰かにつけられてる 俺達」

 

テツヤ「あん?本当か?ユキ」

 

ユキ「んー・・・ううん 近くに私達以外のプレイヤー反応は無いよ?」

 

テツヤ「そうか・・・まぁこいつの索敵スキルだからな つけられてる方の可能性が高い」

 

リナ「でもこの広いフィールド内じゃ判別はほぼ不可能に近いよ・・・・・・ここは速く目的地に向かっちゃおう! 今より速く飛ぶから付いてきてね!」

 

テツヤ「了解だ!任せとけ!」

 

その後 俺達は目的地であるルグルー回路へと到着した

 

~ルグルー回路内~

 

テツヤ「何これ・・・真っ暗で何も見えない・・・」俺は手探りで辺りを探した

 

すると なんか柔らかい感触がした

 

リナ「っ!?きゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」

 

俺は悲鳴を上げたリナにぶっ飛ばされた

 

あぁ・・・また触っちまったのか・・・・・・ユウキにフィリアに続きどんだけ揉んでんだ俺は・・・にしても今回は随分と小さい気がしたな・・・ユウキより小さいんじゃないのかな

 

リナ「・・・・・・キリト君 スプリガンの魔法で暗示無効化の魔法があるはずよ それをさっさと唱えなさい」

 

キリト「へ?」

 

リナ「さっさと唱えなさい!!!!!さもなきゃどうなるかわかってんでしょうね!?」

 

キリト「お待ちください!!すぐ唱えます!!」

 

そうゆうとキリトは魔法を唱えた するとたちまち周りが明るくなり辺りが見渡せるようになった

 

リーファ「ありがとね キリト君」

 

キリト「どういたしまして」

 

リナ「さぁて・・・覚悟はできてんでしょうね・・・・・・!!!」そうゆうとリナは俺に向け片手剣を向けてきた

 

テツヤ「ま!待て!!話せば分かる!!!決してわざとじゃ・・・」

 

リナ「問答無用!!!!!!!!!!」

 

テツヤ「いやぁぁぁぁぁ!!!!!」

 

逃げるテツヤをリナが追いかけていき 2人の背中は瞬く間に見えなくなってしまった

 

リーファ「ちょっと!?2人とも!?」

 

キリト「ったく人騒がせな奴らだ・・・追いかけよう リーファ」

 

リーファ「うん!」

 

~数分後~

 

あの後 俺は遂にリナに捕まり 今まさに殺されようとしていた

 

リナ「さぁて・・・・・・死ぬ覚悟は出来てるの・・・?」

 

テツヤ「できてないから待って!!!お願いだから!!!」

 

リナ「黙ってくたばりなさいこのドスケベ野郎!!!!!」

 

リーファ「リナちゃん待って!!今そんなくだらないことしてる場合じゃないの!!」

 

走ってきたリーファとキリト達に俺達は近くの溝に押し込められた

 

何があったかわからないけど九死に一生を得たな・・・

 

リナ「くだらないってそんな「しっ!!静かにして!!」」リーファはリナの口を塞いだ

 

そして リーファは魔法を唱えた すると俺達が入ってる溝の前に何やら透明の壁ができた

 

テツヤ「なにこれ?」

 

リーファ「これさえあれば私達は見つからないはずなの でも喋る時はボリュームを小さくしてね」

 

テツヤ「了解 んで何があったの?」

 

キリト「何か変な気配がしたんだ それをリーファに伝えたら今この状態だ」

 

テツヤ「そっか 助かったよ2人と」

 

リナ「アトデコロス」

 

テツヤ「止めて!」

 

ユキ「っ!お父さん!接近する反応があるよ!」

 

テツヤ「プレイヤーか?」

 

ユキ「・・・・・・ううん 違うみたい でも何かがあるのは確かだよ」

 

リーファ「ちょっと待って・・・・・・」

 

リーファは目を凝らし遠くを見ているようだった 恐らくだが何かを探してるんだろう

 

すると リーファは何かを見つけたのか いきなり張った壁から出てしまった

 

テツヤ「な!?どうしたんだよ!!」俺もそれに続いて出た

 

リーファ「あれは偵察用のコウモリよ!!速く倒さなきゃ・・・!」

 

そうゆうとリーファは魔法を唱え 遠距離から偵察用コウモリを倒した

 

リーファ「皆!着いてきて!」

 

リーファは俺とキリトの手を拝借し 走り出した

 

俺は誰とも手を繋いでないリナの手を握り リーファに我が身をしばらく任せた

 

すると 回路内の広い場所に出た 足場の辺りには湖が広がり 目の前には街が広がっていた

 

リーファ「赤色のコウモリ・・・サラマンダー達ね・・・!」

 

テツヤ「んだと!?だったらさっさと行かなきゃ!」

 

リーファは俺の言葉に答え 更にその足を早めた

 

しかし 魔法か何かによって俺達の前に巨大な壁が現れた

 

テツヤ「ちっ!!んなろぉ!!」

 

俺は斬月でその壁を斬りかかった しかし 余りの硬さに俺は壁に跳ね返され地面に叩きつけられた

 

リナ「そんなの斬れる訳ないでしょ!!」

 

テツヤ「んなの先言ってくれ~・・・」

 

俺は立ち上がり 壁に目を向けてたのを後ろに向けた

 

すると 大量のサラマンダーの軍勢がそこにはいた 前衛には盾を持った奴ら 後ろには恐らく魔法部隊であろう奴らがいた

 

テツヤ「ほーう そう来たか・・・」

 

キリト「テツヤ どっちがやる?」

 

テツヤ「んなの俺が」

 

キリト「いいや!俺がやる!!お前ばっかりやってずるいじゃないか!!」

 

テツヤ「んなの関係あるか!!俺が!」

 

キリト「俺!!」

 

テツヤ「俺だって!!」

 

リナ「やかましい!!!!男なら潔くジャンケンで決めなさいジャンケンで!!!!」

 

テツヤ・キリト「はい・・・」

 

ジャンケンの結果 俺は負けてキリトが闘うことになった

 

テツヤ「ちっ つまんねぇの ちゃっちゃっと終わらせてこいよ」

 

キリト「よっしゃあ闘える!!んまぁ見とけテツヤ!」

 

テツヤ「ちっ ウキウキしやがって」

 

俺は大人しくリーファとリナの側に行き この場の戦闘はキリトに任せた

 

キリト「さぁ!!行くぞ!!」

 

キリトは剣を抜き サラマンダーの部隊へ突入した

 

キリトの速度だ まぁ並大抵のプレイヤーならまず追いつけずに終わるからこの戦闘速く終わるなと思っていたがその予測は大幅に外れた

 

キリトの攻撃は複数いた盾部隊に防がれ キリトは後ろに下がった

 

すると 後ろに下がったキリトを狙ったかのように後ろから炎の魔法が飛んできた 恐ろしく計画的な戦略だ

 

リナ「あの戦略・・・恐ろしく完璧ね・・・」

 

リーファは魔法でキリトのダメージを回復させた

 

キリト「お サンキュー!よし!!」

 

キリトは再度攻撃を仕掛けたが 結果は同じだった

 

キリトは攻撃してはそれを防がれ そして魔法を撃たれ そして回復してまた攻撃する とゆう負の連鎖を繰り返していた

 

リナ「もう駄目だ・・・これじゃあキリト君のHPがただ減ってくだけだ・・・」

 

リーファ「テツヤ君!!手伝ってあげないの!?」

 

テツヤ「んーまぁ手伝ってもいいけど・・・俺はここはあいつに任せるって決めたからさ それに もし俺が助けたらあいつのプライドがズタズタになっちまう だからここは俺は手助けはしない」

 

リナ「そんなこと言ってる場合じゃ!」

 

リーファ「キリト君!!ここは一旦引いてもう一回出直そ!!もうこんな人数キリト君1人じゃ・・・!」

 

キリト「・・・・・・嫌だ・・・・・・」

 

リーファ「へ・・・・・・?」

 

キリト「諦めるなんてことは絶対に嫌だ・・・!!俺が生きてる限りはパーティーメンバーは絶対に殺させやしない・・・!!!俺が絶対に守ってみせるから!!!!!」

 

キリトはこちらを向いてそう話した キリトの目がいつにもまして殺気を帯びていたからキリトのこの言葉への本気が感じられた

 

キリトはそう言って 再び攻撃を仕掛けた しかし 結果は先程までと同じだった

 

何度も繰り返してる内に 流石に俺もキリトが可哀想になってきたから ちょっとばかし手を貸すことにした

 

テツヤ「ったくしゃあねぇな・・・・・・4人か・・・・・・ま 1人ってとこだな」

 

俺はリナ達の元から離れ キリトの元へと向かった

 

テツヤ「ちょーいとまったキリト」

 

キリト「何のようだテツヤ・・・これは俺の闘いのはずだぞ・・・」

 

テツヤ「まぁまぁ ここはいっちょ俺に任せとけよ」

 

キリト「へ?」

 

俺は歩いてサラマンダーの部隊へと近づいた

 

テツヤ「~♪」俺は鼻歌を歌いながら盾の部隊へ近づいていった

 

キリト「何を狙ってるんだ・・・?」

 

テツヤ「やぁやぁサラマンダーの諸君!たかが4人にご丁寧なこって!」

 

リナ「本当に何やってるの・・・?」

 

リーファ「さ、さぁ・・・」

 

「な・・・何だお前は・・・」1人のサラマンダーが声をかけてきた

 

よっしゃ のってくれたな のってくれたらこっちのもんだぜ

 

テツヤ「まぁまぁ 実はさ~」俺はそう言いながら斬月を空中に放り投げた

 

テツヤ「俺にその盾見して欲しいんすよ~!なかなか良い盾してるじゃないっすか~!」

 

「へ?そ、そうか?」さっき話しかけてきた奴も満更じゃなさそうだ

 

テツヤ「そうっすよ~!まぁまぁちょっと見してくだせぇよ旦那!」

 

「ま、まぁちょっとなら・・・」そう言って俺に盾を見せてきた

 

テツヤ「計画通り・・・♪」

 

「え?」

 

盾を見せつけ 無防備になっていた所に 先程投げた斬月がそいつの頭に突き刺さり 一瞬にしてHPが尽きた

 

テツヤ「今だ!!さっさとあいつら蹴散らしてこい!!」

 

キリト「へ?」

 

テツヤ「今ならお前の動きなら盾部隊を突破出来るはずだ!!さっさと行け!!!」

 

キリト「そうゆうことか!!!助かったテツヤ!!!」

 

テツヤ「それとだ!こいつも持ってけ!!」

 

俺はキリトに向け斬月を投げ キリトはそれを受け取った

 

キリト「な、なんで斬月を?」

 

テツヤ「んなの決まってんだろうが!!てめぇの奥の手で大人げねぇサラマンダーの野郎たちをぶっ飛ばしてこい!!!」

 

キリト「っ!!・・・・・・あぁ!!」

 

キリトはそう言うとキリトの剣を右手に 俺の剣を左手に持った

 

言うならば今のキリトはあの頃・・・・・・《二刀流》の頃のキリトだった

 

キリト「さぁ・・・・・・暴れるぞ!!!!!」

 

テツヤ「あぁ!!暴れてこいキリト!!!!」

 

キリトは盾部隊の1人を斬り倒し 残りの魔法部隊の方へと向かった

 

しかし残った盾部隊の2人がキリトの方へ向かおうとしてた だけど俺がそんな所を黙って見過ごす訳なかった

 

テツヤ「させるかよ!!」

 

俺は盾2人に向け闇の魔法を放ち その2人の行動を止めた

 

テツヤ「久々のキリトの二刀流を邪魔すんじゃねぇアホンダラが」

 

俺がキリトの方へ目を向けると 最早そこはキリトのステージだった

 

キリトは二刀流特有のリーチと素早さでバッタバッタとなぎ倒していっていた

 

リナ「す・・・凄い・・・」

 

テツヤ「ひゅー!さーすが!」

 

キリトの快進撃で 魔法部隊はもう数えられるくらいの人数になっていた

 

そして、瞬く間に敵は倒されていき 遂に最後の1人を残すのみだった

 

リーファ「ま!待ってキリト君!!そいつは生かしといて!!」

 

リーファのその言葉に気づき キリトは剣を止めた

 

リーファ「さぁ!あんた達は何の為に私達を尾行してたの!!吐きなさい!!」

 

「ちっ!!殺すなら殺せ!!」

 

テツヤ「まぁ待てって こうゆうのは男の方が交渉しやすいもんだよリーファ」

 

キリト「いや~暴れた暴れた!!!サンキューなテツヤ!!」俺はキリトから斬月を受け取った

 

テツヤ「おっ サンキュー さぁてと・・・ねぇ君 物は相談なんだけどよ~」

 

キリト「今の戦闘で手に入れたユルドとアイテムなんだけど~もし君達の目論見を話してくれたら全部上げちゃう!って言ったらどうする?」

 

「え・・・・・・まじ・・・・・・?」サラマンダーのプレイヤーは俺達の顔を見てきた

 

テツヤ・キリト「まじ♪」

 

俺とキリトとサラマンダーの3人で微笑みあった

 

リナ「・・・・・・男って・・・・・・」

 

リーファ「こんなものなんだね・・・・・・・・・」

 

ユキ「馬鹿みたい・・・・・・」

 

ユイ「身も蓋もないです・・・・・・」

 

女性陣はテツヤとキリトを呆れた顔で見ていた

 

~~~~~~~~~~~

 

「実はさ 俺達ついさっき上の人達から呼び出されてさ 何か4人を30人くらいの人数で殺るって言うからさ この人正気か?って思ったんだけど相手がカゲムネさんやった人って聞いたからさ 納得した訳さ」

 

テツヤ「カゲムネ?」

 

「君達が出会ったサラマンダーの槍部隊だよ よくシルフ狩りをしてるんだ」

 

テツヤ「あぁ あいつらの内の1人か」

 

「そ まぁそれで君達に偵察用のモンスターを送って尾行してたんだけどさ 結局俺達はスプリガンの君にボロ負けさ でもインプの君の作戦もなかなか面白かったよ あれに引っかかる馬鹿も馬鹿だけどさ」

 

リーファ「ふ~ん・・・」

 

「あ!そうそう!俺達が君達のとこに向かう前にサラマンダーの大舞台が飛んでいったのを見たよ!何をするかは分からないけど・・・」

 

リナ「大舞台で?世界樹にでも挑むつもり?」

 

「まさか 全部隊にエンシェントウェポン級の武器が必要だって今金を集めてるとこだよ」

 

テツヤ「エンシェント・・・なに?」

 

「エンシェントウェポンってゆうのはまぁ簡単にゆうとすげぇ武器ってとこかな 値段ももちろん高い!」

 

テツヤ「へ~ サンキュー」

 

「さて、俺が知ってるとこもこれまでかな・・・・・・役に立てたかは分からないけどこの情報を有意義に使ってくれ」

 

リーファ「そっか ありがとね」

 

「・・・それで・・・・・・あのぉ・・・・・・」

 

テツヤ「わぁってるよ キリト」

 

キリト「了解」

 

キリトはサラマンダーのプレイヤーにコルとアイテムを送った

 

「お!ありがとう!!」

 

テツヤ「また会おうな!今度は敵としてではなく味方としてな!」

 

俺達はサラマンダーのプレイヤーが去っていくのを見守り続けた




サラマンダーの部隊に行く手を阻まれるも キリトの二刀流によって状況は打破され そして交渉相手として生け捕りにした部隊の生き残りから サラマンダーの今の状況について知る

一体サラマンダー達は何を?そして何故キリトは二刀流を?

次回もお楽しみに!

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