ソードアート・オンライン~死神と呼ばれた剣士~   作:畜生ペンギン

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part27 戦いの果てに残るもの~生還をかけて~

《immortal Object》 団長に攻撃した後に団長の前に出てきた物だ

 

この言葉は基本的に街にある木や家、その他のオブジェクトに攻撃した際にでる《これは壊れません》の合図

 

じゃあ何故これが団長の前に出たのか? それは他の人には分からないだろうが俺とキリトにはもう分かりきった事だった

 

~~~~~~~~~~~~

 

ユウキ「へ!?」

 

クライン「こいつぁどうなってんだ!?」

 

皆それぞれ驚きの声を隠しきれずにいた 無理もない 1人のプレイヤーから不死存在の文字が現れたんだ

 

ゲームオーバー=死の世界てで不死存在・・・・・・・・・もはや私は死にたくない だから の様な保険の様なものを感じる

 

そんな簡単に保険が付くか? いや、こいつなら付けられるんだ これすら超越したチートだって使えるはずだ・・・・・・ だってこいつは・・・

 

テツヤ「やっぱりか・・・・・・どおりであんたは強いわけだ・・・・・・」

 

ユウキ「ねぇ!!どうなってるの!?説明してよ!!!」

 

テツヤ「そうだな・・・早く説明した方が良いな なぁ?団長 ・・・・・・・・・・・・いや・・・・・・・・・・・・」

 

 

 

 

テツヤ「《茅場昌彦》さんよぉ!!!!!」

 

 

 

ユウキ「っ!?」

 

ショウ「茅場ってあの茅場か!?何でこのゲームの創設者がここにいんだよ!!!」

 

キリト「簡単な事さ 茅場はこのゲームを作り そしてデスゲームとしてこのゲームのサービスを開始させた・・・・・・」

 

テツヤ「さて、ここで1つ問題だ ユウキ お前もし友達がトランプやテレビゲームで遊んでてお前1人何もしてなかったらどう思う?」

 

ユウキ「どうって・・・・・・ボクも遊びたいな~って・・・・・・・・・」

 

テツヤ「だろうな ゲームっつうのはやるのが一番楽しい 傍から見ている奴はつまらなく感じるはずだ それは誰にだって共通するはず」

 

キリト「そう・・・・・・それはあの茅場にだって当てはまったはずだ・・・・・・」

 

クライン「っつう事はあんたはほんとに茅場なのか!?団長さんよ!!!」

 

ヒースクリフ「・・・・・・・・・・・・・・・」

 

テツヤ「もう何も隠すこたぁねぇよ・・・・・・さっさと自分の正体明かしな 」

 

ヒースクリフ「・・・・・・・・・君達はどうして私が茅場だと感ずいたんだ?」

 

テツヤ「それは俺とキリトが身をもって体感させてもらったぜ?

 

あの時 キリトが攻撃したのをあんたは防いだはずだ それもどう足掻こうと絶対に防げない場所からな 俺の時だってそうだ 砂煙が待って前が見えないはずの状況下で俺は最速のスピードで斬りかかった なのにあんたはそれすら防いだ・・・・・・・・・ゲームあんまし触れてなかった俺でもわかる・・・あんなのチートに近い芸当だってな」

 

ヒースクリフ「・・・・・・ふっ・・・・・・・・・やはりあの時少しシステムを動かしたのはばれてたのか・・・・・・大したものだよ テツヤ君 キリト君 お見事だ」

 

ユウキ「って言うことはあなたは本当に!?」

 

ヒースクリフ「その通り・・・・・・私はこのゲームの創設者・・・・・・《茅場昌彦》さ付け加えて 私はこのゲームの最上階で待つラスボスさ」

 

ヒースクリフ団長・・・・・・・・・基、茅場昌彦はついに自分の正体を明かした すると周りからはまたさらにざわめきの声が上がった

 

ヒースクリフ「あの時君達の攻撃は私の想像を超越していてね だから使いたくはなかったんだがシステムのオーバーアシストを使わしてもらったよ 最も、そうでもしなきゃ君達は血盟騎士団に入る事が無かったかもしれんがね」

 

ヒースクリフ「それにしてもなかなかいいシナリオだったろう? 最強の剣士が最後には敵になるんだ ワクワクするだろう?」

 

テツヤ「ぬかせ こんなゲームでワクワクも糞もあるかアホ」

 

ヒースクリフ「そうか・・・・・・それは残念だ・・・・・・それにね 最後に戦うのは私はキリト君だと踏んでいたんだ」

 

キリト「俺と?」

 

ヒースクリフ「二刀流スキルは全てのプレイヤーの中で最大の反応速度を者に与えられ その者が魔王に立ち向かう勇者の役割を担ってもらうはずだったんだ だが・・・・・・その予想を遥かに超えた強さを持つものが現れたんだ」

 

キリト「それは誰だ?」

 

ヒースクリフ「・・・君だよ・・・・・・《テツヤ》君・・・・・・」

 

テツヤ「なっ!?俺!?」

 

ヒースクリフ「君の持つ卍解 キリト君には悪いがキリト君のスピードなど赤子の手を捻るような速さだ もはや君と君の天鎖斬月の現れは想定外だったさ・・・・・・最も その想定外とゆうのがネットワークゲームの良さだがね」

 

テツヤ「・・・・・・俺が・・・・・・」

 

「貴様・・・・・・!!俺達の忠誠・・・希望・・・・・・!!!それをよくも・・・・・・よくもぉぉぉぉぉ!!!!!!」

 

1人の血盟騎士団の団員がヒースクリフに斬りかかろうとするとヒースクリフは自身の持つ権限からそのプレイヤーに麻痺をおわせた

 

テツヤ「麻痺・・・・・・」

 

少しするとヒースクリフは俺以外の全員に麻痺をおわせた 近くにいたキリトも麻痺をおった

 

キリト「ぐっ・・・!!」

 

テツヤ「キリト!!!!」俺は倒れかかったキリトを支えた

 

キリト以外にもアスナやユウキ ショウ達も麻痺をおった じゃあ何故俺だけ?

 

テツヤ「どうするつもりだ・・・・・・この場で全員殺して隠蔽ってか?」

 

ヒースクリフ「まさか? そんな事はしないさ こうなっては致し方ない 私は最上層で君達を待つことにする ・・・・・・ここまで育てた血盟騎士団 そして攻略組プレイヤーの諸君途中で放り出すのは不本意だが 君達の力ならきっとたどり着けるさ・・・・・・だが その前にだ」ヒースクリフはそう言うと盾を地面に突き刺した

 

ヒースクリフ「テツヤ君 君には私の正体を突き止めた報酬を与えよう チャンスをあげようじゃないか」

 

テツヤ「チャンス?」

 

ヒースクリフ「今この場で私と一騎打ちで戦うチャンスだ 無論不死属性も解除しよう 私に勝てばこのゲームはクリアされる全プレイヤーがこのゲームからログアウトできるどうかね?」

 

テツヤ「っ!!!!!」

 

全プレイヤーがログアウト・・・・・・しかし、俺が勝てるとゆう保証はない・・・・・・下手したら・・・・・・俺は・・・・・・

 

ユウキ「駄目だよ・・・!!!テツヤ・・・!!!今は引いて・・・・・・!!!」

 

確かに今引けば死ぬことはない・・・・・・だけど・・・・・・今ここで引いたら・・・・・・また死ぬ人は現れる・・・・・・!!!!

 

もう人が死ぬところは見たくない!!!!ならば・・・・・・・・・

 

 

俺が戦って・・・・・・このゲーム終わらせてやる!!!!!!!

 

 

テツヤ「いいぜ・・・・・・ラストバトルだ!!!」

 

ユウキ「っ!?テツヤ!?」

 

テツヤ「ただ、これだけは約束してもらえねぇか?」

 

ヒースクリフ「ふむ・・・・・・何かね?」

 

テツヤ「負けるつもりは微塵もねぇ けど万一がある そん時はユウキが自殺しねぇように見張っててくれねぇか?」

 

ユウキ「っ!?」

 

ヒースクリフ「よかろう・・・・・・約束してしよう」

 

テツヤ「そりゃ良かったぜ・・・・・・」

 

これで心置きなく戦える・・・・・・後はキリトを皆のところに連れていかなきゃな・・・・・・

 

テツヤ「少し時間もらうぜ・・・・・・キリトを皆の所に連れていかさせてもらうぜ」

 

ヒースクリフ「よかろう 最後の時を楽しみたまえ テツヤ君」

 

キリト「テツヤ・・・・・・お前・・・・・・!」

 

テツヤ「待ってろ・・・・・・今アスナの横に連れてってやる・・・・・・」

 

俺はキリトの肩を支え歩き出し アスナの元へ向かった そしてキリトをアスナよ横に寝かせた

 

テツヤ「キリトの事任せたぜ アスナ」

 

アスナ「テツヤ君・・・!!!こんな事言いたくなかったけど・・・・・・頼んだよ!!!!」

 

テツヤ「任せとけ 最速の剣士の強さ見してやる」

 

ついに最後の戦いだ・・・・・・!!!絶対に勝ってみせる・・・・・・!!!!

 

ユウキ「テツヤ・・・!!!!」

 

テツヤ「ユウキ・・・・・・・・・」

 

ユウキ「行かないでよ・・・・・・!!!!こんなのわがままだってわかってる・・・・・・!!!!!けど!!!」

 

テツヤ「・・・・・・待ってろ・・・・・・勝ってくるからな・・・・・・次に会うときは現実だ」俺はユウキの元へ歩み 頭をいつものように撫でた

 

ユウキ「テツヤ・・・!!!!!」

 

・・・・・・いつまでもこうやってユウキを撫でていたい けどそれは叶わぬ願いだ 俺は今から最後の戦いに出向かなきゃ行けない いつまでもこんな事やってられない

 

 

 

 

テツヤ「行ってくるな ユウキ」

 

ユウキ「っ!!!!」

 

 

俺は後ろを向き 歩みだそうとした すると俺の左足が何者かに掴まれたような感覚がした

 

テツヤ「っ!!!」俺は驚き後ろを向いた すると俺の足を掴んでいたのは麻痺で動けないはずのユウキだった 泣きながら俺の足を離すまいと掴んでいた

 

 

ヒースクリフ「これは驚いたな・・・・・・まさか麻痺を自力で解除するなんてな・・・・・・」

 

 

ユウキ「や・・・だ・・・!!!!行か・・・!!せない・・・!!!!行かないで!!!!!!!!行かないでよ!!!!!!!!!!!!!!何で・・・・・・!!!!何で・・・・・・!!!!!!何でテツヤばっかり危ない目に会わなきゃいけないのぉぉぉぉぉ!!!!!!」ユウキは大泣きしながら叫び出した

 

テツヤ「ユウキ・・・・・・・・・」

 

俺は泣いてるユウキをじっと見つめ その後にキスした

 

ユウキ「んっ!?」

 

俺は周りに人がいる事を忘れたようにユウキにキスし続けた 舌も絡めて

 

ユウキ「な・・・て・・・つや・・・・・・こん・・・・・・な・・・・・・」

 

しばらくして俺はキスを止めた その後に半ば放心状態だったユウキを抱きしめ 耳元で囁いた

 

テツヤ「大好きだ ユウキ」

 

ユウキ「っ!!!!」

 

テツヤ「76層はもう無いんだ だから 今ここで伝えたい 大好きだ ユウキ 愛してる」俺はユウキにしか聞こえないトーンで話した

 

ユウキ「・・・・・・ボクも大好きだよ・・・・・・・・・!!!!だからもうわがままは言わない・・・・・・けどこれだけは約束して・・・・・・!!!!」

 

テツヤ「何だ?」

 

ユウキ「絶対に勝ってきて!!!!!!頑張ってね!!!!!!テツヤ!!!!!!!!!」

 

テツヤ「・・・・・・任し時な・・・・・・勝ってみせるさ・・・・・・!!!!お前置いて勝手に死ねるか」

 

 

 

テツヤ「じゃあ・・・・・・本当に行ってくるな ユウキ」

 

ユウキ「うん!!行ってらっしゃい!!!あなたに勝利の女神が微笑ますように!!!!」

 

勝利の女神が微笑ますようにか・・・・・・ならもうとっくに微笑んでくれてるな・・・・・・

 

だって・・・・・・・・・俺の勝利の女神はお前だからさ・・・・・・ユウキ・・・・・・

 

俺は改めてヒースクリフの元へ向かい 斬月を手に取った

 

テツヤ「わりぃな 遅れた」

 

ヒースクリフ「私は構わんさ 最後の挨拶は済ませたかね?」

 

テツヤ「ふっ・・・・・・最後の挨拶にゃあさせねぇさ・・・・・・勝つからな!!!!!」

 

ヒースクリフ「ラストバトルだ テツヤ君 イレギュラーな君とゆう存在の強さ 再び私に見してくれたまえ!!!!!」

 

テツヤ「言われなくてもやってやる!!!!そして・・・・・・」俺は斬月をヒースクリフに向け 左手を右腕に置いた

 

 

 

 

テツヤ「こいつが!!!!!!俺の!!!!!!卍解だ!!!!!!!!!!!!!!」

 

俺は瞬く間に黒いオーラに包まれた そして 俺は慣れ親しんだあの言葉を叫んだ

 

 

テツヤ「卍解!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

~~~~~~~~~~~~~~

 

テツヤ「天鎖斬月!!!!!!!!!!」

 

ヒースクリフ「よかろう・・・・・・私の神聖剣で君に立ちはだかろう!!」

 

テツヤ「行くぞ!!!!!ヒースクリフ!!!!!!」

 

俺はヒースクリフに向け斬りかかった その攻撃は簡単に防がれた

 

ヒースクリフ「甘い!!!」ヒースクリフは俺の空いた横腹を狙ってきた

 

テツヤ「甘いのはお前の方だ!!!!!」俺は空いてる左手でヒースクリフの顔めがけ殴りかかった

 

ヒースクリフ「っ!!」ヒースクリフは攻撃を止め 俺の拳を寸前で避けた

 

テツヤ「へぇ 避けられちまうのか なかなかやるじゃねぇか」

 

ヒースクリフ「そんな物かね?君の攻撃は」

 

テツヤ「ざけんな!!!まだまだこっから!!!!!」

 

その後も俺とヒースクリフは一進一退の攻防を続けた・・・・・・最も俺の攻撃はなかなか通らないままだったが俺もそこまで攻撃を受けずにいられた HPも五分五分と言ったところだ

 

テツヤ「やっぱし固いな・・・流石と言ったところだ」

 

ヒースクリフ「その言葉 私も返そうか 流石だテツヤ君 ここまで楽しめるのは久しぶりだよ」

 

テツヤ「まだ楽しめる余力があんのか・・・・・・ならその余力!!さっさと出さしてやる!!!!」俺は全力の月牙天衝をヒースクリフに向け放った

 

ヒースクリフ「むっ・・・!!!」ヒースクリフはその攻撃を防いだが少々後ずさりする形になった

 

テツヤ「でりゃぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」俺はすぐさま追撃に向かい超高速で後ろに移動し 盾が前に向いてる間に足元を斬りつけた

 

ヒースクリフ「っ!!」流石の神聖剣もこれには対応しきれなかったのか ヒースクリフにやっと一撃が入った

 

テツヤ「神聖剣とやらも どうやら所詮その程度か 俺が本気出したら何もできないってか?」

 

ヒースクリフ「・・・・・・・・・」

 

テツヤ「・・・・・・てめぇがこんなクソゲー作ったせいで・・・・・・どれだけの人が死んだと思ってやがるんだ!!!!!!お前がこのゲームに参加するのは勝手だ!!!!!だけどそれをあろう事かシステム的不死存在だぁ!?ふざけんなこのペテン師野郎!!!!!!!!!」

 

テツヤ「お前がこんなゲーム作んなければ!!!!!!あいつだって!!!!」

 

『2人とも・・・・・・頑張ってこの世界を救ってくれ・・・・・・』

 

テツヤ「あいつだって!!!!!!」

 

『わ、私は・・・・・・』

 

テツヤ「あいつだって!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

 

 

『テツヤ・・・・・・今までありがとう・・・さよなら・・・私ね・・・・・・テツヤの事が・・・・・・好きだったんだ・・・・・・』

 

 

 

テツヤ「てめぇさえいなければ!!!!!!!!お前さえ!!!!!!!!!!!!!!」

 

ヒースクリフ「・・・・・・・・・・・・それは本当に私のせいだけと言えるのかね?」

 

テツヤ「は・・・・・・・・・?」

 

ヒースクリフ「たしかに私は罪のない人達を何人も殺してしまったさ しかし、それはその死んでしまった人の1つの運命だとも思えないかい?テツヤ君」

 

テツヤ「なっ!?運命だと!?」

 

ヒースクリフ「そう、どんな人だろうと神が下した運命には抗えない そうだろう?・・・・・・・・・まぁ・・・・・・・・・」

 

 

 

 

ヒースクリフ「この世界の神は私と言っても過言ではないがね」

 

 

テツヤ「っ!!!!!!!!」

 

神の運命には抗えない・・・・・・神はヒースクリフ・・・・・・神が・・・・・・コイツ・・・・・・・・・!!!!!!!

 

テツヤ「てめぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!!!!!」

 

ヒースクリフ「どうしたのかね? いきなり叫び始めたとは」

 

テツヤ「てめぇが!!!!!!てめぇがいなかったら!!!!!!あいつらが死ぬことは!!!!!!!!」

 

キリト「まずい・・・・・・テツヤの奴感情的になり過ぎてもう周りが見えてないぞ・・・・・・!!!!」

 

ユウキ「テツヤ!!!!落ち着いて!!!!」

 

テツヤ「殺す!!!!!!!!殺す殺す殺す殺す殺す!!!!!!!!!!!!!!殺してやるぅぅぅぅぅ!!!!!!!!!!!!」

 

俺は一心不乱になり次々とヒースクリフに斬りかかった しかし、その攻撃は虚しくも全て防がれた

 

テツヤ「がぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」俺は焦りからソードスキル ホリゾンタル・スクエアを放った

 

ヒースクリフ「甘い!!!!!!!!」ヒースクリフは俺の攻撃を防いだ

 

テツヤ「ぐっ!!!!!!!」

 

ヒースクリフ「単調になり過ぎた君の動きは2手3手先も読めてしまうぞ もうそんな君には興醒めしたよ」ヒースクリフがそう言うと空いてる片手剣で俺の事を攻撃してきた 俺は簡単に避けれるはずの攻撃すら避けれずに食らってしまった

 

テツヤ「ぐはっ!!!!!!」

 

俺は威力から軽く吹き飛ばされた 俺のHPバーはもうイエローに到達してしまっていた

 

テツヤ「くそ・・・!!!!!っ!?な!何でだ!?立てねぇ!!!!」

 

ヒースクリフ「当たり前だろう 君は《ソードスキル後の硬直》を忘れていたのかい?」

 

テツヤ「っ!!しまっ!!!!!」

 

完璧に忘れてた・・・!!!!こんな初歩的ミスするなんて・・・!!!!!

 

テツヤ「くそ!!!!!動け!!!!!!動いてくれ!!!!!!!俺の身体!!!!!!!!!動けえぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!」

 

 

早く動かなきゃ!!!!動かなきゃ死んじまう!!!!!死んだらユウキが!!!!!ユウキが!!!!!!!!!!!!!!

 

 

ヒースクリフ「ふっ・・・・・・君との勝負も楽しかったよ しかしここで終了だ」

 

 

 

 

ヒースクリフ「さようなら 死の神よ」ヒースクリフは俺の目の前に歩み寄ると剣を振り上げた

 

 

テツヤ「くそぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!」

 

 

 

ここまでか・・・・・・・・・こんな事で死ぬなんてつくづく間抜けだな俺は・・・・・・・・・

 

 

 

悪いな・・・・・・ユウキ・・・・・・俺の事追って自殺すんじゃねぇよ・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

あれ・・・・・・・・・?いつまでたっても攻撃された感じがしない 一体どうなってんだ・・・・・・・・・? 俺は恐る恐る目を開けた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そこには超特大の絶望が待っていた

 

 

 

 

テツヤ「なっ!?何で!!!!!!何でだよ!!!!!!!!《ユウキ》!!!!!!!!」

 

目を開けると俺を庇いHPバーがほぼ無いに等しかった俺の最愛の そして最も大切な人 ユウキがいた

 

ユウキ「テツヤ・・・・・・ボク・・・・・・テツヤが死んじゃうと思ったらいても経ってもいられなかったんだ・・・・・・・・・ごめんね・・・・・・・・・」

 

 

テツヤ「馬鹿野郎!!!!!!!!!何で・・・・・・・・・何で俺なんかのために!!!!!!!!!!!」俺は倒れていたユウキを抱き抱えた

俺の目からは涙が次々と流れ出ていた 声もかすれてしまっていた

 

ユウキ「何でって・・・・・・それはボクにとってテツヤは1番大切な人なんだもん・・・・・・・・・だから守りたかったんだ・・・・・・・・・」

 

次々とユウキの身体が光り始めていた

 

 

止めろ 止めてくれ 行かないでくれ 頼むから

 

テツヤ「ユウキ!!!!!!!!!!!!!!死ぬな!!!!!!!死なないてくれ!!!!!!!!!!頼む!!!!!!!!!!!死ぬなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」

 

ユウキ「テツヤ・・・・・・ごめんね・・・・・・馬鹿なボクのこと許してね・・・・・・ボク以外の皆のこと・・・・・・救ってあげてね・・・・・・・・・ボクからの最後のお願いだよ・・・・・・?」

 

 

テツヤ「ユウキ!!!!ユウキ!!!!!!!!!!!!!!ユウキィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ!!!!!!!!!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

ユウキ「今までありがとね・・・・・・・・・・・・さよなら・・・・・・・・大好きだよ・・・・・・・・・!!!!!!!!!!テツヤ!!!!!!!!!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

そう言い残すと ユウキの身体はガラスの割れたような音と共に 消え去った

 

これが表すのは・・・・・・・・・・・・・・・俺が常に守り続け、愛し続けたユウキの《死》だった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

テツヤ「あ・・・・・・・・・・・・・・・あ・・・・・・・・・・・・・・・・・・あ・・・・・・・・・・・・・・・・・・な・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ん・・・・・・・・・・・・で・・・・・・・・・・・・・・・・・・?俺・・・・・・・・・・・・・・・が・・・・・・・・・・・・死ぬ・・・・・・・・・・・・・・・は・・・・・・・・・・・・・・・・・・ず・・・・・・・・・・・・・・・・・・な・・・・・・・・・・・・・・・の・・・・・・・・・・・・・・・に・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ユ・・・・・・・・・・・・・・・ウ・・・・・・・・・・・・・・・キ・・・・・・・・・・・・・・・・・・が・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

 

 

『テツヤ!!!!』

 

『テーツーヤー!』

 

『浮気は許さない!!!!!!!』

 

『馬鹿!!!!エッチ!!!!!』

 

『しゅき~♪』

 

『テツヤのエッチ・・・/////』

 

 

 

 

 

 

 

 

『大好きです・・・・・・!!!テツヤ!!!!』

 

 

 

 

テツヤ「あ・・・・・・あ・・・・・・・・・!!!!!!・・・・・・・・・・・・うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

 

 

嘘だ ユウキが死んだなんて嘘だ そんなの嘘だ でも現実的に俺の目の前にいたユウキは消え去っている

 

 

 

 

俺のせいだ 俺がミスしたせいで 俺が焦りすぎたせいで 俺が・・・・・・・・・俺が・・・・・・・・・・・・

 

 

 

テツヤ「がっ・・・・・・・・・ユ・・・・・・・・・ウ・・・・・・・・・キ・・・・・・・・・・・・ユ・・・・・・・・・・・・ウキ・・・・・・・・・・・・ユウキ・・・・・・・・・・・・・・・ユウキユウキユウキユウキユウキユウキユウキユウキユウキユウキユウキユウキユウキユウキユウキユウキユウキユウキユウキユウキユウキユウキユウキユウキユウキユウキユウキユウキユウキユウキユウキユウキユウキユウキユウキユウキユウキユウキユウキユウキユウキユウキユウキユウキユウキユウキユウキユウキユウキユウキユウキユウキユウキユウキユウキユウキユウキユウキユウキユウキ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

 

 

 

 

 

ユウキが消えてしまった今 世界の全てがどうでも良くなった 人を守りたくもない 今すぐ死にたい あいつの元へ行きたい

 

 

 

 

いっその事死ぬか お前がいなくなった今生きてる意味なんか無くなったよ

 

 

 

 

テツヤ「ヒースクリフ・・・・・・・・・俺を殺せ・・・・・・・・・」

 

キリト「っ!?テツヤ!?」

 

ショウ「お前・・・!!ユウキが死んで自暴自棄に・・・・・・!!!!!」

 

テツヤ「ユウキが死んだ今 世界の全てがどうでも良く感じる・・・・・・・・・だから生きてる意味なんか無いんだ・・・・・・・・・だから人思いに殺ってくれ・・・・・・・・・ 頼む・・・・・・・・・」

 

ヒースクリフ「・・・・・・・・・よかろう ラスボスである私のせめてもの情けだ」

 

テツヤ「ありがとよ・・・・・・・・・これでやっと死ねる・・・・・ユウキ・・・・・・今行くからな・・・・・・・・・」

 

ショウ「馬鹿野郎!!!!!!!お前が死んでユウキが喜ぶとでも思ってんのか!!!!!!!!!目を覚ましてくれ!!!!!!!!!テツヤ!!!!!!!!!!!!!!」

 

 

テツヤ「さぁ・・・・・・速く・・・・・・・・・」

 

ヒースクリフ「では・・・・・・・・・さらばだテツヤ君!!!!!」

 

ショウ「テツヤぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

 

あぁ やっと死ねる やっとユウキに会える 最高だ またユウキに会えるなんて さぁ 早く殺してくれよ ヒースクリフ

 

 

 

───くくく・・・・・・・・・てめぇは生きる気力はねぇのか・・・・・・?───

 

え・・・?誰だよ・・・そうだよ・・・生きる気力なんかねぇよ・・・ユウキがいねぇんだぞ・・・?もう何もかもどうでもいい

 

 

───そうか・・・・・・・・・なら・・・・・・・・・───

 

 

 

 

 

 

 

 

───てめぇの身体乗っ取っても文句ねぇよなぁ!?───

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

ヒースクリフ「さらばだ・・・・・・・・・テツヤ君!!!!!」

 

テツヤに振り下ろされた一太刀 これによりテツヤは死んだかのように思えた・・・・・・しかし テツヤは何故か死にたいと言っていたのにヒースクリフの剣を握り攻撃を防いだのだった

 

テツヤ「くくく・・・・・・・・・ようやく出れたぜ・・・・・・・・・・・・ひゃーはっはっはっ!!!!!!!」

 

テツヤの半面には白い何かが付いていて その白い面はまるであの時現れたもう1人のテツヤそっくりだった

 

キリト「あいつなにがあったんだ!?」

 

ショウ「わ、わからない・・・・・・ただ分かるのはあいつがまだ生きてるって事だ・・・」

 

テツヤ「ヒースクリフよぉ・・・・・・感謝するぜぇ・・・?主人格のメンタルがボロクソになってくれたおかげで俺がこっちに来れたからよぉ・・・・・・」

 

ヒースクリフ「君はテツヤ君・・・・・・ではないのか・・・?」

 

テツヤ「そうだ・・・・・・俺は俺だ・・・・・・テツヤだ!!!!!!!!!」

 

アスナ「あれが・・・テツヤ君・・・・・・?」

 

ショウ「違う・・・・・・あんなのテツヤじゃねぇ・・・!!!!」

 

テツヤ「さて・・・・・・ヒースクリフ てめぇ俺と勝負しろよ」

 

ヒースクリフ「む・・・・・・・・・」

 

テツヤ「俺は今戦いに飢えてんだ・・・・・・だからよぉ・・・・・・俺を楽しませてくれよぉ・・・・・・?」

 

~~~~~~~~~~~~~

 

あれ・・・・・・?ここは・・・・・・?どこだ・・・・・・? 何だか周りには大量の泡のような物がある・・・・・・・・・

 

少し覗いてみよう・・・・・・・・・

 

 

『ボクの名前はユウキ!よろしくね!』

 

『俺の名前はテツヤ!!!こちらこそよろしく!!』

 

 

あれ・・・これって俺とユウキの初めての出会い・・・・・・

 

そうか・・・ここは死ぬ前の走馬灯のようなものか・・・・・・確に色んな見覚えのある景色がある

 

 

あれ・・・?遠くに真っ黒な泡がある・・・・・・何だろう・・・・・・あの泡・・・・・・見てみよう・・・・・・・・・

 

 

俺はその黒い泡を覗き込んだ そこでは俺とヒースクリフが戦っていた

 

 

あぁ、さっきの・・・・・・ユウキの死ぬ所なんか見たく・・・・・・・・・あれ?あれは本当に俺か・・・・・・?顔がやけに白く見えるが・・・・・・

 

『ひゃーはっはっはっ!!!!!!!弱ぇなてめぇ!!!!!!!それでラスボスなんて笑わせんなよ!!!!!!!!』

 

『ぐっ・・・!!』

 

ヒースクリフが押されてる 俺はヒースクリフを追い詰めた覚えなんかない それにあの口調・・・・・・・・・まさか・・・・・・・・・

 

~~~~~~~~~~~~~~~

 

テツヤ「ひゃーはっはっはっ!!!!!!!」

 

テツヤは次々と高速で攻撃を繰り出す これにはヒースクリフも防戦1方だった

 

テツヤ「防いでばっかでつまらねぇなぁ・・・・・・その腕剥いでやるよ!!!!!!!」

 

テツヤはそう言うとヒースクリフの盾を持っている方の腕をつかんだ

 

ヒースクリフ「っ!!!」

 

テツヤ「月牙天衝!!!!!!!」

 

テツヤの月牙天衝はヒースクリフの腕を的確に捉え 盾を持っていた腕は消え去り ヒースクリフの自慢の盾は消え去った

 

テツヤ「これでお前も防げなくなったなぁ? おぉ? けどお前を倒すとこの世界は終わっちまうんだろ?」

 

ヒースクリフ「・・・・・・・・・」

 

テツヤ「おい あの二刀流の奴と戦わせろ」

 

キリト「っ!?」

 

テツヤ「おめぇ殺っちまったらつまらねぇからな 存分に楽しんでから殺さして貰うぜぇ?」

 

ショウ「キリト・・・まずいぞ・・・今のテツヤはテツヤなんかじゃない・・・!!!!今のテツヤと戦ったら・・・!!!!」

 

キリト「・・・・・・ヒースクリフ 麻痺を解除しろ」

 

アスナ「っ!?キリト君!?」

 

ヒースクリフ「・・・・・・ラスボスが勇者にものを頼むとはな・・・・・・頼むぞキリト君・・・・・・・・・」

 

テツヤ「ひゃーはっはっはっ!!!!!!!そう来なくちゃなぁ!!!!!さぁ!!!!!早く殺り会おうぜ!!!!!!」

 

キリト「テツヤ・・・・・・・・・!!!!!!!!」

 

 

 

 

キリト「俺はお前が元に戻るために戦う!!!!!いるんだろ!?テツヤ!!!!!!!!!!!!!!頼む!!!!!帰って来てくれ!!!!俺達の真の勇者!!!!!!」

 

~~~~~~~~~~~~~~~~

 

キリトに勝負を・・・・・・?何考えてんだあいつは!!!!!

 

キリト!この勝負無謀だ!!!!止めろ!!!!! 受けるな!!!!

 

『俺達の真の勇者!!!!!』

 

っ!!!!!!!!・・・・・・・・・真の・・・・・・・・・勇者・・・・・・・・・

 

 

 

 

・・・・・・・・・ユウキ・・・・・・・・・もう少しだけ待っててくれ・・・・・・・・・

 

 

 

・・・・・・あいつらの事助けて・・・・・・・・・すぐそっちに行くよ・・・・・・!!!

 

 

~~~~~~~~~~~~~~

 

テツヤ「けっ てめぇもそんなもんか カスが」

 

キリトのHPはもうレッドゲージに突入していた

 

キリト「くそ・・・強すぎる・・・!!!!!」

 

アスナ「テツヤ君!!!!!お願い止めて!!!」

 

テツヤ「安心しなぁ こいつ殺した後はお前だからよぉ 天国でお幸せに暮らしな!!!」

 

アスナ「っ!!!!!」

 

テツヤ「さぁて・・・止めと行こうか・・・?二刀流の勇者君?」

 

テツヤはキリトの首元に斬月を突きつけた

 

キリト「・・・・・・ごめん・・・・・・アスナ・・・・・・・・・」

 

アスナ「キリトくぅぅぅぅぅぅぅぅん!!!!!!!!」

 

 

 

テツヤ「っ!!!!!!!!」

 

 

───てめぇ・・・俺のダチに何してくれてんだ・・・・・・!!!!!───

 

テツヤ「まさか・・・・・・お前は・・・・・・!!!!!!へばってたはずじゃ・・・・・・!!!!!」

 

ショウ「テツヤ・・・?」

 

───さぁ・・・・・・返してもらうぜ・・・俺の身体!!!!!!!!!───

 

テツヤ「ぐっ・・・・・・止めろ・・・・・・!!!!!」

 

───裏の俺ごときが俺のダチやれると思ってんじゃねぇぞ!!!!──

 

テツヤは自分の手で顔についていた白い面のようなものに手をかけた

 

 

 

テツヤ「分かったらとっとと失せろ!!!!!!!!!!」そういいながらテツヤは顔の面を剥がした

 

キリト「テツヤ・・・・・・?」

 

テツヤ「はぁ・・・!はぁ・・・!!すまねぇなぁ・・・・・・皆・・・・・・決めたよ・・・・・・俺はお前ら生還させてやる・・・!!!!自暴自棄になるのはその後だ!!!!!」

 

ショウ「テツヤ・・・お前元に・・・!!!」

 

テツヤ「キリトの叫びが届いたよ 真の勇者がこんな所でくたばってどうするって思ってよ 地獄の底から舞い戻ってきたぜ」

 

キリト「テツヤ・・・」

 

テツヤ「あんがとよ キリト 礼言わしてもらうぜ」

 

テツヤ「さて・・・・・・ヒースクリフよぉ・・・・・・・・・俺達は互いにもう一発喰らえば死ぬ状況だ・・・・おめぇの自慢の盾もねぇ・・・・・そこでだ・・・・・・・・・次の一撃で終わらせねぇか?」

 

ヒースクリフ「・・・・・・・・・いいだろう・・・・・・受けてたとう・・・・・・」

 

 

テツヤ「よし・・・・・・・・・正真正銘 本当の最後だ・・・・・・・・ん?あれは・・・・・・・・・」

 

 

俺は少し遠くを見た するとそこには俺の見慣れたバンダナが落ちていた

 

それは俺の妻 ユウキが常に付けていたチャームポイントでもあるバンダナだった 恐らく死んでしまった際にバンダナだけが残ったのだろう

 

 

俺はそのバンダナまで歩み そのバンダナを手に取り 俺はそれを額につけた

 

テツヤ「ユウキ・・・・・・・・・今だけでいい・・・・・・俺に力貸してくれ・・・・・・!!!!!!!!!!」

 

ユウキのバンダナを額につけると何故だろう 自然と力が湧いて出てきた 気のせいなのかはわからないが本当に力を貸してくれてるような気がする

 

俺は後ろを向き ヒースクリフを睨みつけた 絶対に勝ってみせる ユウキの願い叶える為にも 俺の願い叶える為にも

 

 

 

 

テツヤ・ヒースクリフ「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」

 

 

 

 

 

テツヤ「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

俺は走り その勢いで飛んでヒースクリフに斬りかかろうとした

 

しかし、ヒースクリフも俺に剣を向けてきた

 

どっちの攻撃が早く通るか・・・!!!!!

 

 

そんな考えは裏腹に 俺の剣はヒースクリフの肩に ヒースクリフの剣は俺の腹を貫いた

 

 

ヒースクリフのHPは俺の攻撃によって完全に失った しかし、俺も完全にHPが無くなり 目の前に《your dead》の文字が現れた

 

 

 

 

・・・・・・・・・死んじまったのか・・・・・・・・・俺は・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

ヒースクリフ「ふっ・・・・・・見事だ 流石だよテツヤ君 クリアおめでとう」

 

 

テツヤ「けっ・・・・・・死んだら元も子もねぇだろうが・・・・・・・・・クソッタレが・・・・・・・・・」

 

 

 

ヒースクリフの身体が消えたと同時に 俺の身体も鈍い音を立て 消え去った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ユウキ 俺やったよ 皆の事 救えたよ 俺の夢 叶えられたよ

 

でも 今からお前の所に行くよ だって俺も死んだんだからな お前と一緒だ また 嬉しいだろ?

 

 

あ・・・・・・でも俺はこの世界で人の事を30人は殺したんだ もしかしたら俺は天国じゃなく地獄に落ちるのかもな

 

 

 

 

でももし・・・・・・・・・俺も天国に行けたら・・・・・・・・・君はまた 俺に飛びついて《大好き》って言ってくれるかい?

 

 

 

 

 

 

 

─────ソードアート・オンライン編 END to be continue─────




ここで多くは語りません




次回 新章突入

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