ソードアート・オンライン~死神と呼ばれた剣士~   作:畜生ペンギン

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つい先日、この作品のユニークアクセス数が3万回を超えました

正直SAO編が終わる辺りでお気に入り50人 アクセス1万5千も行ってればいいやと思ってたのですがそれを大きく超える結果となっていました これもいつも応援してくれるみなさんのおかげです これからもこの作品の事 宜しくお願いします!

それでは本編です!どうぞ!!


par26 死を呼ぶ骸~命をはってでも~

昨日 団長が言ったように 今アインクラッドで持てる最大戦力でボスバトルを迎えるらしい

 

昨日いた俺達は当然 ショウ、エギル、クライン率いる風林火山 その他もろもろの名だたるプレイヤー達が参加に手を挙げた

 

そして、俺達はボスバトル前の最後の会話をしていた

 

~75層 コリニア・転移門前~

 

クライン「いよいよだな・・・皆 用意は万全か?」

 

ショウ「たりめぇだ 俺とエギルは商売投げたして加勢しに来たんがらな 準備してなかったらアホの極みだ」

 

キリト「俺とアスナも大丈夫だ 気持ちの準備もな」

 

ユウキ「ボク達もだよ!!ねぇテツヤ!!!!」

 

テツヤ「・・・・・・・・・・・・」

 

ユウキ「?テツヤ?」

 

あの謎のスキル・・・なんとか使わないで終わって欲しいもんだな・・・あの技を使うって事は・・・・・・それこそ・・・・・・

 

ユウキ「テツヤ!!!!!!!」ユウキは気づくと俺の目の前に立っていた

 

テツヤ「おわぁ!?びっくりすんなぁ!!!」

 

ユウキ「ボーッとしちゃってどうしたの?何かあったの?」

 

テツヤ「・・・・・・・・・いや、なんでもねぇさ 心配してくれてありがとな」

 

クライン「どーせテツヤの事だ 女の子の事考えてたんだろ?」

 

テツヤ「あん!?んなわけねぇだろうがこのヒゲ!!!!ボス戦の前にんなこと考えるアホはお前だけだ!!!!!」

 

クライン「冗談だって冗談!!!!んな怒んなよ~」

 

テツヤ「ったく・・・ほんとお前はアホだな」

 

ショウ「お前もな」

 

テツヤ「んだとぉ!?」

 

そんな他愛の無い話をしていたら 転移門が光だし そこから団長ら血盟騎士団の数名が出てきた

 

そして団長はボス部屋までの道を開き 『さぁ 行こう』と残し入っていった

 

俺達もそれに続くように入っていった

 

ユウキ「何だか不気味だね・・・」

 

テツヤ「だな・・・気を引き締められるな・・・」

 

各自、パーティーを組んだりしてしばらく経った

 

そして、ヒースクリフ団長が口を開いた

 

ヒースクリフ「皆 準備は大丈夫かな?・・・・・・基本的に我ら血盟騎士団が前衛で攻撃を食い止める その間に可能な限り攻撃のパターンを見切り 柔軟に反撃して欲しい 厳しい戦いになるだろうが 諸君の力なら切り抜けられると 信じている」

 

 

ヒースクリフ「開放の日のために!!!!!!」

 

団長がそう叫ぶと周りからも一斉に声が上がった

 

いよいよボス戦が始まる・・・・・・・・・そう思うと嫌でも拳を握っていたくなる・・・・・・

 

俺が拳を握っていると 誰かが俺の手を握ってきた そして耳元で囁いてきた その人物はユウキだった

 

ユウキ「大丈夫 そんなに硬くならないで? ボクだってついてるんだからね? テツヤはきっとボクが守ってみせるよ・・・! だから・・・ボクの事よろしくね・・・!」ユウキは笑顔でそう言ってくれた そんなユウキを見ていたら緊張感が解けてきて拳も自然と和らいでいた

 

テツヤ「・・・あぁ! 任しとけ!! お前も俺の事!任したぜ!!」

 

死にはしない 死んだらユウキが悲しむから だから 俺は生きてユウキを守ってみせる・・・!!!!絶対にだ・・・!!!

 

 

団長が扉に手を掛けた それと同時に俺達は自身の武器に手を伸ばした

 

テツヤ「ボス戦の前に一言言わせてくれ 皆」

 

クライン「どうした?こんなギリギリで」

 

テツヤ「・・・・・・絶対に死ぬんじゃねぇぞ・・・・・・!!!!危なくなったら遠慮なく言えよ・・・!!!極力守ってみせるから・・・!!!!」

 

アスナ「うん・・・前回とは違う万全のテツヤ君の姿 見せてもらうからね?」

 

テツヤ「任しとけ ついでに成長した俺も見してやるからよ」

 

クライン「おうよ! まだやりてぇ事いっぱい残してんだ!!死ぬ訳にはいかねぇぜ!!!お前も死ぬんじゃねぇぞ!!アスナ!!」

 

テツヤ「ふっ・・・そうだな・・・戻ったら一緒に酒でも飲もうや クライン」

 

エギル「このボスの戦利品受け取るまでくたばれっかよ お前も死ぬんじゃねぇぞ!!」

 

テツヤ「じゃあ余計死ねねぇな 一緒に帰って戦利品眺めて笑い会おうぜ エギル!!」

 

ショウ「・・・・・・口数は残さない・・・・・・ただ・・・・・・これだけは聞け・・・・・・てめぇも死ぬんじゃねぇぞ・・・・・・!!!!お前だけが死んだなんて言ったら向こうにいるお前のお母さん達に顔見せられないからな・・・!!!死ぬなよ・・・相棒・・・!!!!」

 

テツヤ「こんな時でもクールなやっちゃな・・・・・・俺だってお前死なせたらお前の母さん達に顔が合わせられねぇからよ 死ぬんじゃねぇぞ!! 相棒!!!」

 

キリト「ふっ・・・分かってるさ お前も無茶するんじゃないぞ・・・!!!一緒に生きて帰ろう!!テツヤ!!!」

 

テツヤ「お前こそ!!無茶すんなよ!!!アスナが危なかったら俺だって守ってやるからよ!!!だから俺が危なかったらお前もユウキの事!頼んだぜ!!!キリト!!!」

 

ユウキ「行こう!そして輝く明日を一緒に手にしに行こ!!テツヤ!!」

 

テツヤ「ユウキ・・・・・そうだな・・・・・・俺達の明日を取りに行こう!!!!うっしゃ!!!!行くぞ!!!!」俺は背にある斬月を手に取り 叫んだ

 

団長が扉を開けると 団長の声が部屋の中に轟いた

 

 

 

ヒースクリフ「戦闘開始!!!!!!」

 

そのセリフと共に 俺達はボスの部屋へと突入した

 

部屋の中に入ると 事前のたった一つの情報だったドアが消え 脱出不可の状況に入った

 

テツヤ「頭っから卍解でいくつもりは無い 別に手を抜いてるわけじゃない いきなり卍解になっても敵の動きが分からないままだ まずは斬月でじっくり様子を見ませしてもらうぜ・・・」

 

キリト「了解だ 早いとこパターンを掴んでくれよ!」

 

「・・・・・・何も・・・・・・起きないぞ・・・・・・!!」

 

部屋に入っても未だ明かりどころか ボスすら出てきてない きっとどこかに隠れてるんだろう・・・

 

ユウキ「どこにいるの・・・・・・?」

 

アスナ「・・・・・・・・・・・・っ!!!!!上よ!!!!!」

 

アスナが敵を察知したのか 上にいる事を指した 俺はすぐさま上を向いた するとでかい骸骨のようなボスが天井に張り付いていた

 

クライン「す・・・スカル・・・」

 

テツヤ「リーパー・・・!!!」

 

ボスの名はスカルリーパー でかい二刀の鎌に全体自体でかいその姿はまるで人を殺す為にできたようなボスだった

 

そして、その姿に腰を抜かしてしまったのか 数人が固まったままでいてしまった

 

ヒースクリフ「固まるな!!!広がれ!!!!」

 

その声も届かないのか 未だにその場に立ち尽くしたまんまでいた

 

テツヤ「バカ!!!声が聞こえねぇのか!!!早くこっちに来い!!!!」

 

その声にやっと気づき 俺達のいる方に走ってきた

 

しかし ボスの一太刀で 数人は攻撃され、そのまま結晶となり 消えて行ってしまった

 

テツヤ「なっ!?一撃!?」

 

エギル「無茶苦茶だ・・・!!!」

 

ボスの体はでかく ノロマだと思っていた しかし そんな考えもすぐかき消された

 

素早い動きですぐさま1人のプレイヤーをその鎌の餌食にしようとしていた

 

その攻撃をほぼ無敵の団長の盾により防がれたが 片方の鎌で攻撃されてしまい 結局 1人のプレイヤーは鎌の餌食になってしまった

 

テツヤ「くそ!!!!速すぎる!!!!」

 

ショウ「まともにとらえらんねぇぞ!!!」

 

素早い動きで また1人のプレイヤーが攻撃されようとしていた

 

テツヤ「っ!!!くそ!!!!予定が完璧に狂った!!!卍解!!!!!!」

 

開始早々既に3名も死者が出てしまったこの状況下で卍解を出し惜しみなんかできない 俺はすぐさま卍解した

 

テツヤ「どけ!!!!下がってろ!!!!」

 

俺は攻撃されかけていたプレイヤーの前に立ち振り下ろされた鎌を斬月で防いだ

 

テツヤ「ぐっ・・・!!!!重すぎる・・・・・・!!!!」

 

スカルリーパーはもう片方の鎌で俺を攻撃しようとした

 

しかし、その攻撃を団長が防いでくれ その後にユウキが攻撃をして、俺への攻撃がキャンセルされた

 

ユウキ「2人なら防げる!!ボク達なら行けるよ!!!テツヤ!!!」ユウキはバランスを崩した俺の体を支えてくれた

 

テツヤ「すまん・・・ありがとな ユウキ」

 

ユウキ「お礼なら後!!今は目の前のボスに集中しよう!!!」

 

テツヤ「よし!!!わかった!!!! 皆!!!! ボスの鎌は俺とユウキで食い止める!!!! 皆は側面からの攻撃を頼む!!!!」

 

俺達が鎌を防いでる間に 皆は次々と攻撃を仕掛けてくれたしかし、 今度は尻尾により攻撃で また1人2人と 犠牲者が出てしまった

 

テツヤ「・・・・・・・・・」

 

未だHPバーの1本目の半分にすら行っていない こんなんで俺達は勝てるのか 正直半信半疑になっていた

 

ユウキ「テツヤ!!!行くよ!!!」

 

テツヤ「おう!!!!行くぞ!!!!」

 

~~~~~~~~~~~~

 

あの後 次々と攻撃を入れていったが ボスのHPは減らず 未だ 5本中の4本目の後半レベルでHPが残っていた

 

俺とユウキはHP回復のために一旦後ろに下がっていた

 

テツヤ「はぁ・・・!!はぁ・・・!!!くそ!!!!こんなんで勝てるのかよ!!!!」

 

ユウキ「こんなに硬かったら・・・ボク達が攻撃しても・・・!!!!」

 

俺達が無駄口を叩いてる間にも また1人と 犠牲者が出てくる

 

どうすれば これ以上犠牲者を出さずにいられるのか・・・ 自分の事で手いっぱいで他の人を守る事ができない・・・!! このままじゃ・・・いつかユウキが・・・!!!

 

テツヤ「くそ!!!!どうすりゃいいんだ!!!!!!」俺は地面に膝をつき 地面をおもいきり殴った

 

ユウキ「テツヤ!!落ち着いて!!!」

 

テツヤ「こんな状況で落ち着いてられるか!!!!!」

 

ユウキ「っ!!!」

 

くそ・・・何か・・・!!!何か・・・!!!いい手は・・・!!!!

 

ユウキ「・・・テツヤ・・・」ユウキは俺の事を抱きしめてきた

 

テツヤ「っ!!こんなことやってる場合じゃ「そんな事分かってる!!!!!!」っ!!」

 

ユウキ「だって・・・!!こうでもしないとテツヤは落ち着いてくれないと思って・・・!!!焦ってても駄目・・・!!!落ち着いて行こ? どんな時も平常心を忘れちゃ駄目だよ!!!」

 

テツヤ「っ!!!」

 

平常心・・・・・・確かに今の俺は何かの打開策を探ろうとすればするほどドツボにはまりカリカリしていた・・・・・・ 俺が落ち着かないでどうすんだ・・・・・・こんなんでユウキを守るなんて笑わせんな

 

テツヤ「・・・・・・ありがとう・・・おかげで落ち着けたよ・・・・・・」

 

ユウキ「良かった・・・落ち着いてくれて・・・」

 

テツヤ「・・・・・・・・・」

 

落ち着いて考えるんだ・・・!!!何か・・・!!何かこの場を打開する考えを・・・!!!!

 

 

落ち着いて頭をフル回転させていたら 一つの考えが俺の脳裏に浮かんできた

 

しかし それをするのは行く何でもギャンブルすぎる・・・下手したら俺は死ぬかもしれないし・・・この案はパスだ!!何かもっと安全でいい策は・・・!!!

 

ユウキ「・・・・・・ボクも・・・・・・このまま《死んじゃう》のかな・・・・・・」

 

テツヤ「っ!!!!!!!!」

 

ユウキ「あのボスに・・・やられて・・・・・・死んで・・・テツヤに会えなくなっちゃうのかな・・・・・・」

 

テツヤ「・・・・・・・・・・・・」

 

ユウキが・・・死ぬ・・・・・・俺の目の前から・・・・・・消える・・・・・・2度と・・・・・あえなくなる・・・・・・

 

・・・・・・・・・そんなことさせない!!!!!!ユウキは俺が守る!!!!!!誓ったはずだ!!!!!命に変えてでも守るって!!!!!!!!

 

俺は・・・!!!俺は・・・!!!!!

 

 

 

 

 

―――ユウキの為に死ねるなら本望だ!!!!―――

 

 

 

 

 

 

テツヤ「ユウキ もうお前にそんな考えさせない」

 

ユウキ「へ・・・?」

 

テツヤ「・・・この作戦するには皆の協力が不可欠だ・・・・・・ちょっとここで待ってろ!!!!」俺は皆が戦ってる場へと向かった

 

まず最初に団長の元へと駆けた

 

テツヤ「団長!!!!」

 

ヒースクリフ「どうかしたのかね?テツヤ君」

 

テツヤ「すみません!!!今からキリト達を数秒間借ります!!!その間団長には攻撃のガードをして貰いたいんです!!!! お願いします!!!こうでもしなきゃこの場を打開できないんです!!!!!」

 

ヒースクリフ「・・・・・・君の目は決意の目をしているな・・・・・・本当にそれで打開ができるのかね?」

 

テツヤ「はい!!!」

 

ヒースクリフ「・・・・・・2分間だ それ以上は私でも厳しいぞ」

 

テツヤ「っ!!ありがとうございます!!!」

 

2分間 充分すぎる時間だ

 

俺はすぐさまキリト、アスナ、ショウ、クライン、エギルを呼び、

ユウキの元へと戻った

 

クライン「どうしたんだ!?打開策があるって!?」

 

アスナ「それって本当なの!?」

 

テツヤ「本当だ!! いいか!!1回しか言わねぇからしっかり聞いてくれよ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

キリト「・・・・・・わかった その間 俺達はお前とユウキのガードに専念する」

 

テツヤ「すまない・・・なるべくすぐ終わらせる・・・・・・!!!!」

 

アスナ「皆!!!!行くよ!!!!」

 

アスナの合図と共に 俺とユウキを残し、他の皆はボスの元へと向かった

 

ユウキ「テツヤ一体どうするの?」

 

テツヤ「こうするんだ!!!」俺は地面に斬月を突き刺した

 

ユウキ「へっ!?」

 

テツヤ「ユウキ お前を残したのは俺の最終防衛線だ もしもの時お前が俺を守れなかったらこの作戦はパーだ 頼んだぞ」

 

ユウキ「う、うん!!頑張るね!!!」

 

テツヤ「頼んだぞ!!!ユウキ!!!」俺は突き刺した斬月の前に手を出し目を瞑った

 

 

 

あの晩・・・・・・やっとあの技を読み取れた・・・・・・ あの技の秘密は単純明快だったんだ・・・・

 

 

 

 

テツヤ「地球を照らす太陽が沈む時 我は現れ 闇夜に浮かぶ光となる

闇夜が照らすは人々の心 我が力は人を殺し 時には人を守る」

 

テツヤが謎の言葉を話し始めたと同時に テツヤの体を黒い何かが包み始めた

 

ユウキ「テツヤ・・・・・・・・・」

 

テツヤ「正義と悪 我が殺すは悪なり そして、我は正義 人々が願う時 我はいつでも現れ そして、悪を一瞬で消し去り 弱きを守り続ける・・・」

 

 

 

 

テツヤ「そして今・・・目の前にいるのは弱きを殺し続ける悪魔!!!!!月の神よ!!!!!!我が剣にその力を宿し!!!!!我らを救え!!!!!」

 

 

テツヤが叫ぶと テツヤの前にあった斬月が消え去り テツヤの体を黒い何かが覆い始めた

 

しばらくすると テツヤに纏ってた黒いオーラは消え去り テツヤの体は 全身真っ黒な服に変わっていた

 

 

ユウキ「な、何があったの!?」

 

テツヤ「・・・・・・・・・」

 

そう、あの技は単純明快 それを理解するのに時間がかかってしまったんだ

 

 

 

《6ツ九》

 

『最sgkrsesたのんうく

あもいのかあまsh.,?!

後あつがじじゅ8756、

むたもくおん/s*・@+*

のd-sto)(:;..!!!

あ4[^;%%#sgjrxvk18

秘shあんかのとふう18951795!!!!

まA*%sitp]*u8-----74250&~

奥まつなはa%%,/.jufuotdg760146??

やあか#・sfjde1485ZKSSS00000?。。。

義kzm5789- #^.~………~~..&!!!??』

 

この激しい文字化け 実はある秘密が隠されていた

 

その秘密とは このスキル 縦読みで読むとこうなるんだ

 

《最あ後むのあ秘ま奥や義》

 

そう、こうなるんだ しかし このままでも分からない そこで俺はもっと深く考えてみた

 

すると、この言葉にはある言葉が隠れていた その言葉は

 

《最後の秘奥義》

 

そう、この言葉だ 最後の秘奥義 恐らく斬月の最後の技なのだろう

 

そして、この技の名前 《6ツ九》 これも最初は一切わからなかった

 

しかし、あの晩 俺はやっとわかった

 

6は平仮名で読むと『む』と呼べる そしてツと九 これはつと九の平仮名読み 『きゅー』のきを取って 『つき』すなわち《月》と呼べる事になる

 

むと月 そしてこのむを『無』とゆう漢字に変える すると自然と技の名前は出てくる

 

 

 

最後の秘奥義と呼ばれるこの技 その名は・・・・・・

 

 

 

 

テツヤ「無月!!!!!!」

 

 

この技の名は無月 天鎖斬月が俺の体にまとわり 右腕には何やら黒い霧の様なものがまとわりついている そして口の当たりにはターバンのような物がついている そして体は全身黒い物に包まれ 斬月でも、天鎖斬月の時でも違う 全く新しい状態だ

 

そしてこの技を使うには先程の詠唱を唱えなければならない だから皆には俺が詠唱し終えるまでのディフェンスを頼んでいたんだ

 

ユウキ「テツヤ・・・これが打開策なの・・・?」

 

テツヤ「あぁ ちょっと姿は変わったが俺は俺だからな 」

 

テツヤ「・・・・・・そいじゃ ちょっと行ってくるな」

 

俺はユウキにそう言い残し すぐさまボスの元へと向かった

 

 

 

この技で・・・・・・この戦いを終わらせる!!!!!!

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~

 

テツヤ「皆!!!」

 

キリト「っ!?テツヤなのか!?」

 

テツヤ「おう!!みんなのおかげでこの形態になれたよ!」

 

ショウ「卍解とは違うのか!?」

 

テツヤ「どちらかと言うとソードスキルに近いな ってゆうかこんな無駄話してる暇はねぇ!!!皆はもう下がってくれ!!!こっからは俺1人でやる!!!」

 

アスナ「っ!?何を言ってるの!?」

 

キリト「そんなことしたらお前は!!!!」

 

テツヤ「なぁに・・・大丈夫さ・・・・・・」

 

ユウキ「っ!?テツヤ!!!!後ろ!!!!!危ない!!!!!」

 

俺は後ろにいたスカルリーパーからの攻撃を片腕で防いだ その攻撃は全くと言っていいほど攻撃を喰らわなかった これも無月の特徴だ 無月の時は一切ダメージを喰らわない ほぼチート級の技だ

 

皆「「「っ!?」」」

 

テツヤ「皆 戻れ 命令だ」

 

アスナ「・・・・わかった!!!!・・・・・テツヤ君!!!後は頼んだよ!!!」

 

キリト「託したぞ!!!俺達の未来!!!!」

 

テツヤ「任しとけ 絶対に倒してみせる」

 

今のHPは3本の前半辺り これでもやれるかギリギリのラインだ

 

俺の周りに人がいなくなった辺りで 団長の方へと向いていた体はこちらを向き初め 俺に攻撃を仕掛けてきた

 

テツヤ「さぁ、ラストダンスと洒落こもうぜ スカルリーパーさんよぉ・・・・・・!!!!」

 

スカルリーパーは俺に向け2本の鎌を同時に下ろしてきた

 

テツヤ「んな攻撃食らうかよ!!!!!」

 

俺は飛びながらその攻撃を受け流した スカルリーパーもそれに驚いたのか怯んだ

 

そして、怯んでいたスカルリーパーに向け、俺は右腕を全力で振り下ろした

 

テツヤ「これでとどめだぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

 

俺の一太刀はスカルリーパーの中心を捉え スカルリーパーの体力は見る見るうちに減っていき 遂にはHPが消え去り スカルリーパーは結晶となり 消えて行った

 

 

人を殺す骸も、これで終わりだ もうこれ以上犠牲者は出ない 良かった 本当に良かった

 

 

そして、ボスが倒れた数秒後 周りからは雄叫びのような叫びが轟いた

それは、喜びの叫びなのか 仲間が死んでいったしまった悲しみの叫びなのか ともかく 俺達は75層のボスを倒したんだ これだけは揺るがない事実だ

 

ユウキ「テツヤー!!!!」ユウキは走って俺の元に来た

 

テツヤ「ユウキ・・・やったな・・・」

 

ユウキ「テツヤ?どうしたの?元気が無さそうだけど・・・」

 

目の前が朦朧としてきた・・・もうそろそろこの形態でいられるもの限界なんだろう

 

この技は圧倒的な強さと引換にあるウイークポイントがあったんだ

そのウイークポイントがあるからなるべく使いたくなかった

 

だって・・・下手したらそのせいで俺はユウキに会えなくなってたかもしれないから・・・

 

少しすると俺の体から斬月が消えて行った そう、無月の限界時間が来たんだ

 

テツヤ「くっ・・・限界・・・・・・か・・・・・・」

 

それと同時に 俺のHPは一気に1まで減り 俺は披露で倒れた

 

 

ユウキ「っ!?テツヤ!?」ユウキは俺を急いで抱き抱えてくれた

 

テツヤ「はぁ・・・!!はぁ・・・!!」

 

ユウキ「テツヤ!!テツヤ!!!!!くっ!!ヒール!!!!」ユウキは回復結晶で俺のHPを回復させてくれた

 

テツヤ「あ・・・りがとな・・・この技には弱点があって・・・使ったら絶対にHPが1に減っちまうんだ・・・」

 

ユウキ「っ!?じゃあなんで!!!!こんな危ない技使ったの!!!!もしアレで倒せてなかったらテツヤは!!!!!」

 

テツヤ「そんときゃ時だ・・・お前の為に・・・死ねるなら本望さ・・・ははは・・・」

 

ユウキ「っ!!!・・・・・・馬鹿!!!!!!テツヤが死んだら元も子も無いじゃない!!!!!何でそんな無茶したの!!!!」

 

テツヤ「決まってんだろ・・・命はってでも・・・守りたい者がここにはいたんだからよぉ・・・・・・」

 

ユウキ「っ!!!・・・・・・テツヤ・・・・・・」

 

テツヤ「ともかくだ・・・ボス攻略・・・お疲れ様 ユウキ」

 

ユウキ「・・・・・・うん!!お疲れ様!!!」

 

~~~~~~~~~~~~

 

あの後 皆疲れきったのか 地べたに寝転がっていた

 

それぞれが洗い息を吐き 疲れているのを感じさせた

 

テツヤ「なぁ・・・今回の犠牲者・・・・・・何人だ・・・・・・」

 

キリト「・・・・・・知りたいか・・・・・・・・・」

 

テツヤ「もったいぶらず教えろ キリト これは俺だけじゃなくて皆が知りたいはずだ どれだけの仲間が散ったのかをな」

 

キリト「・・・14人だ・・・」

 

テツヤ「っ!?」

 

14人 これがどれほど大きな数字か たった1回の戦闘で14人もの尊い命が一瞬にして消えて行ったんだ もっと・・・もっと作戦を考えられれば・・・死人を最小数に減らす事はおろか、死人を出さずにすんだかもしれないのに・・・!!

 

エギル「嘘だろ・・・・・・後25層もあるんだぜ・・・・・・俺達は本当にこのゲームクリアできるのかよ・・・・・・」エギルの声もいつもの張りの得る声ではなく まるで絶望してるかのような声をしていた

 

テツヤ「くそ・・・!!!もっと速いうちに無月を使ってれば・・・!!!!!!」

 

しかし、ここで悔やんでも仕方ない 今俺達にできるのは 死んでいった皆の天界での冥福を祈るだけだ

 

 

 

 

ふと、少し遠くを見ると 団長がストレージをいじくっていた 皆が座ってるなか 立ってだ

 

やっぱり何かおかしい・・・あの時デュエルした時に感じたあの違和感・・・・・・確かめる必要があるな・・・・・・

 

俺は立ち上がり斬月を握りしめ 団長に向け 走り出した

 

すると、キリトも俺と同タイミングで走り出した

 

テツヤ「っ!!キリト!!」

 

キリト「テツヤ!!お前もか!!!」

 

どうやら俺とキリトが勘づいたのは同じ事らしい そうとなったら話は早い

 

俺とキリトはそのまま団長の前に行き 俺は団長の前を キリトは団長の後ろへと攻撃しようとした

 

テツヤ・キリト「「はぁぁぁ!!!!」」

 

ユウキ「っ!?テツヤ!?何やってるの!?」

 

テツヤ「まぁ見とけ・・・コイツの化けの皮剥がしてやる・・・!!!!」

 

俺達が同時に攻撃すると 俺とキリトの攻撃は通ることなく弾かれた

 

しかも、腕には強い衝撃が残った そして団長の目の前には紫色のシステムカラーメッセージが現れた

 

 

 

 

 

《immortal Object》これが表すのは・・・・・・《不死存在》だった




圧倒的な強さを誇ったスカルリーパー しかしテツヤの無月のおかげでスカルリーパーを倒すことができた

しかし、その後に団長の前に現れたシステム的不死存在のマーク これは一体・・・・・・?



次回 SAO編最終回 戦いの果てに残るもの

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