ソードアート・オンライン~死神と呼ばれた剣士~   作:畜生ペンギン

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本日は読売ジャイアンツ対東京ヤクルトスワローズのオープン戦が行われています 巨人ファンの自分としたら気になるばかりです

と 言う訳で今回はそんな《野球》に関するお話です!

ではどうぞ!!


part18 SAOでスポーツ!!~実は2人は~

今、 俺 ショウ キリト そしてクラインで我が家のトレーニングルームへと来ている でもトレーニングするって訳じゃ無いんだ

 

じゃあ何でいるかって?それは少し前に遡る・・・

 

 

~少し前・エギルの店~

 

クライン「あぁぁぁ~暇だぁぁぁぁ~」

 

テツヤ「攻略会議もまだ結構先だっけ?」

 

キリト「あぁ まぁその間血盟騎士団の仕事もしなくていい訳だしな」

 

テツヤ「だな」

 

ショウ「お前らなぁ・・・店がまだやってないからって店でだべんなよ・・・」

 

エギル「まぁまぁ いいじゃねぇか こうして皆で集まんのも結構久しぶりだろ?」

 

クライン「なーんかやる事ねぇのかよ~」

 

テツヤ「レベル上げとかは?」

 

クライン「この前風林火山でやったばっか~何かこう燃えるような熱くなれるイベントは無いのかよ~」

 

ショウ「あ、そういやお前まだ野球ボール持ってるか?ねぇなら今渡すけど」

 

テツヤ「大丈夫 まだ大量に余ってる スタンドインした後片付けなくても良いくらい」

 

クライン「それだぁぁぁ!!!!」

 

キリト「どうしたんだ?いきなり騒ぎ出して」

 

クライン「野球だ!野球!この世界に来てスポーツなんざ何もやってねぇ!やってたのは攻略とレベル上げとナンパだ!」

 

エギル「ナンパは余計なんじゃねぇか?」

 

ショウ「まぁ確かに俺らも本格的にはまだやってねぇしな・・・・・・つっても場所は?」

 

クライン「あ・・・・・・」

 

テツヤ「何なら家の地下貸そうか?結構広いからフルスイングしても大丈夫だぞ」

 

クライン「ナイスだテツヤ!ついでにユウキちゃんにもご挨拶だ!」

 

テツヤ「手出したらこの世にいれないと思えよこのヒゲ」

 

クライン「出さねぇよ!流石にダチの嫁さんに手出すか!」

 

エギル「ショウも行ってこいよ 今日は俺1人でも大丈夫だ」

 

ショウ「そうか?じゃあお言葉に甘えて」

 

キリト「でもボールだけあっても他の道具は?」

 

ショウ「全部作った ファースト用からオールラウンド用まで もちろんバットも」

 

クライン「お前そんなことできたのかよ!すげぇな!」

 

テツヤ「んじゃあ移動すっか すまんなエギル ショウ借りてくぞ」

 

エギル「おう 俺の分も楽しんでくれ」

 

 

てなわけで今に至る でも俺も野球を随分してないからクラインの提案には大賛成だ

 

テツヤ「んじゃー手始めにキャッチボールやんぞー そっからゲームだー」

 

クライン「キリト!やんぞ!」

 

キリト「お、おう・・・」

 

クライン「?元気無さそうだな?何かあった?」

 

キリト「い、いや、何でもないさ それより早くやろう」

 

 

 

テツヤ「いつぶりだ?お前とキャッチボールすんのも」

 

ショウ「あの恐ろしく不味かったユウキの飯以来かな あれ以降何だかんだあってできなかったしな」

 

キャッチボールを交わしながら会話をし キリト達の方にも目を向ける すると何か酷いことになってた

 

キリト「あぁ!?」キリトはクラインが放ったボールに何故かキャッチボールなのにバンザイしてた

 

クライン「おいおい!そんくらいとれよ!」

 

キリト「仕方ないだろ・・・あまりスポーツはやったことないんだ・・・ふん!」

 

キリトが投げたボールはへろへろ~とクラインまで届かずに落ちた しかも投げた方も相当変だし 俗に言う女の子投方だ

 

テツヤ「こりゃひでぇな・・・見てらんねぇ・・・」

 

ショウ「アスナの方が出来んじゃねぇか?」

 

クライン「だろうな これは酷い」

 

キリト「くそ・・・この世界でも俺はスポーツが出来ないのか・・・!!」

 

テツヤ「まぁまぁ そう落ち込むな 誰だって最初は下手くそなんだ」

 

ショウ「しゃあねぇ みっちりしごいてやる 簡単な事だけ短時間で教え込むから死ぬ気で覚えろ」

 

キリト「た!頼む!このままじゃアスナに笑われる!それだけは避けたい!幻滅されたくない!!」キリトはショウに土下座までして頼み込んでいる

 

クライン「珍しいな キリトがここまで他の奴に縋るなんて」

 

テツヤ「それほどアスナにかっこ悪いとこ見せたかないんだろうな」

 

「何の話?テツヤ」

 

テツヤ「ん?あぁ、ユウキか ちょっとね」

 

ユウキ「ふーん あ、お客さんが来てるよ!」

 

テツヤ「お客?誰?」

 

ユウキ「入って~!アスナ~!」

 

キリト「あ!?アスナ!?」

 

アスナ「こんにちは 皆」

 

テツヤ「噂をすればなんとやら・・・」

 

アスナ「?何の事」

 

クライン「実はですね~「言うな!クライン!頼む!」」

 

ショウ「どの道バレることなんだ 言っていいじゃねぇか」

 

キリト「だけど・・・!」

 

アスナ「一体何のこと?まさかキリト君の弱み?教えて教えて~!」

 

ユウキ「ボクも知りたいな~!キリトの弱み!」

 

テツヤ「・・・・・・って訳だ 腹くくれ」

 

キリト「そんなぁ!?」

 

ショウ「じつはさ」

 

かくかくしかじか

 

アスナ「へぇ~キリト君運動苦手なんだ~ 意外だな~キリト君って何でも出来るのかと思ってたのに」

 

テツヤ「最強の剣士も実は運動音痴って訳よ 世の中何があるか分からんなぁ~」

 

キリト「もう言わないでくれ・・・俺のHPは0だ・・・」

 

ショウ「さぁ、少しでもアスナに良いとこ見せんだろ?練習すんぞ練習」

 

キリト「頼む!今はお前が頼りだショウ!」

 

ショウ「βからの仲だって俺は緩くしねぇからな 覚悟しろよ」

 

クライン「俺も付いてこ 楽しそうだしな」

 

そう言って3人は少し離れていった

 

ユウキ「ねぇねぇ テツヤ」

 

テツヤ「ん?どうした?」

 

ユウキ「ボクあまり野球が分からないから教えて欲しいな!テツヤがやってるスポーツの事なら知っておきたい!」

 

テツヤ「お安いご用さ いくらでも教えてやる」

 

アスナ「あ、私にも教えて欲しいな 何となくでしか分からないから」

 

テツヤ「了解 んじゃあまずは基本的なルールとかから・・・」

 

~数十分後~

 

テツヤ「とりあえずある程度はこんな所だな なかなか奥が深いぞ?野球は」

 

ユウキ「へぇ~こうなってたんだ~ボク野球選手しか知らなかったからな~」

 

アスナ「私も有名な選手くらいしか・・・でも今度見る時はルールもある程度わかったからここはこうでしょ!みたいにできるかもね」

 

ユウキ「あれ1度やってみたかったんだ~お父さんが生きてる時は良く『何で代打出さないんだよ!!』とか『ゲッツー!注文通・・・なぁぁ!!!エラー!?』とか言ってたな~」

 

アスナ「私の家はあまりテレビ自体見てなかったし・・・でもそんなお父さん見てみたいかも」

 

テツヤ「さて、あやつらはどうなって・・・・・・わーお・・・」

 

俺は少し離れたショウ達の方へと目を向けたするとそこでは鬼コーチ ショウがキリトをしごいていた

 

ショウ「たてぇ!!まだノックは終わんねぇぞぉ!!」

 

キリト「き・・・きつい・・・こんな練習してるのかよお前達・・・」

 

クライン「頑張れキリト!アスナさんにカッコイイとこ見せんだろ!?」

 

ショウ「てめぇはボール拾ってこいや!!!そこらじゅうにあるから取ってこい!!」

 

クライン「はい・・・・・・」

 

ショウ「それもお前が取れないからだ!!今からもっと厳しい球行くぞ!!!」

 

キリト「え!?今より!?」

 

ショウ「おらぁ!!いくぞぉ!!!」

 

キリト「ひぃぃぃ!!!!」

 

テツヤ「何でアイツはコーチやる時だけは熱血になんだよ・・・」

 

ユウキ「ショウが怖いよ・・・テツヤ・・・」ユウキは俺の服を握りしめ恐ろしそうな顔を浮かべていた

 

テツヤ「大丈夫だよ そうビビるな」俺はユウキを優しく撫でた

 

アスナ「でもたまにはあぁゆうキリト君も良いかもね♪いつもは強いキリト君だけど弱いキリト君も見ていて何だか楽しいわ♪」

 

テツヤ「確かにね 」

 

ショウ「そんな球も取れねぇでアスナに褒められると思うのかぁぁ!!!」カキンカキン!!

 

キリト「ぜぇ・・・ぜぇ・・・お前キャラ変わり過ぎだろ・・・」

 

ショウ「喋るならノック終わってからだおらぁぁぁ!!!」

 

キリト「ご!?ぶっ!?おふっ!?」ショウの打った打球は次々とキリトの顔に当たってく

 

ショウ「とどめぇ!!!」旨趣が変わり何故かキリトに次々と球を打ち込むショウ ノックとは何だったのか・・・

 

キリト「も・・・もうだめ・・・」ドサッ

 

ショウ「たてぇ!!立つんだジ〇ォー!!!」

 

テツヤ「ボクサーかっての・・・」

 

アスナ「あらら・・・」

 

ユウキ「助けに行かなくて良いの?」

 

アスナ「あれくらいでへこたれる様じゃ私が好きになったキリト君じゃないもの 大丈夫よ」

 

テツヤ「流石にキリトが死んじまう おまえらー!そろそろ戻れー!!」

 

 

 

 

 

キリト「」ちーん キリトは燃え尽きたように座っている

 

テツヤ「南無・・・」

 

ショウ「もうちょいしごきたかったがな・・・しゃあない 許してやろう」

 

クライン「そろそろゲームやろうぜ!!俺打ちてぇ!」

 

テツヤ「良いぞ んじゃあ俺はメインポジションで守ろっと」

 

ショウ「俺もそうさしてもらおう」

 

クライン「所でお前らのポジションってどこなんだ?聞いたことねぇが」

 

テツヤ「んー・・・ヒントはショウが俺の女房って所かな」

 

ユウキ「ガーン!!!!!!」

 

クライン「分かった!テツヤがピッチャーでショウはキャッチャーだ!!」

 

テツヤ「当たり!!・・・・・・ってユウキは何で凹んでんだ?」

 

ユウキ「・・・まさか・・・ショウにまで手を出してるなんて・・・しかも女房なんて・・・ボクの事は捨てちゃうの・・・?」

ユウキは今にも泣き出しそうな顔をしていた

 

テツヤ「へ!?いや!ちがくてだな!!」

 

※投手のボールを取る捕手のことを女房と呼ぶことがありますがガチの女房ではありませんので 例えてるだけなので ユウキの様な勘違いは無いようにね!

 

テツヤ「って訳」

 

ユウキ「もう!ビックリさせないでよ!!」

 

テツヤ「第一 俺はお前を捨てないって ずっと一緒だ こんな可愛い嫁さん捨てるか」俺はユウキを抱きしめた

 

ユウキ「テツヤ・・・・・・」

 

クライン「・・・・・・ごほん!」

 

アスナ「あらあら~♪」

 

テツヤ「さ、俺は今からこのヒゲ侍を抑えてくるからさ 応援しててくれ♪」

 

ユウキ「うん!任してよ♪」

 

クライン「畜生・・・・・・リア充・・・・・・打ち砕く・・・・・・!!!!」

 

テツヤ「んじゃあ投球練習ね~」

 

~練習終了~

 

ショウ「んじゃあ今から開始ね」

 

クライン「打つ・・・打つ・・・打つ・・・!!!」クラインの背後から炎が見える気がする 可哀想なヤツめ 俺の幸せ分けてやりたいぜ

 

テツヤ「んじゃあ行くぞ!!」

 

ユウキ「頑張れ頑張れテーツーヤー♪」ユウキは可愛らしく俺の事を応援してくれている 俄然やる気が出た

 

俺は俗にゆう先発完投型の投手だ 先発として俺は中学で投げていた そして俺の持ち球は

 

テツヤ「うらっ!」ビシュッ!

 

クライン「のわぁっ!?」ズバン!

 

ショウ「入ってんぞ」

 

最速128kmのストレート 中学野球では速い部類に入る そしてどうやらノビも良いらしく思った以上に速く感じるようだ

 

クライン「おいおい!随分と速く感じたぞ!!130は出たんじゃねぇか!?」

 

テツヤ「まさか、最速128だぞ?」

 

ショウ「筋力補正で余計に速くなったんじゃねぇか?ノビのおかげでもあるだろうがな」

 

テツヤ「それならそれで結果オーライだけどさ」

 

クライン「くそ!次は打つ!!」

 

ユウキ「凄い!凄いよアスナ!」

 

アスナ「やっぱり何かに全力になってる人はカッコイイな~♪」

 

キリト「はぐっ・・・」

 

そして俺の二個目の持ち球は

 

テツヤ「そら!」ビシュッ!

 

ククッ!ズバン!

 

タイミングを外すため覚えたカーブだ そこそこ変化するから相手の打者は良く空振りしてくれる

 

クライン「入ったか!?」

 

ショウ「ギリギリボールだな」

 

テツヤ「チッ やっぱカーブは制球がムズイな・・・」

 

ユウキ「何だかソワソワしちゃうな~!ボクも打席に立ちたい!」

 

テツヤ「後で打っていいからな~」

 

ユウキ「わーい♪」

 

そして1球ストレートを挟みカウントは1-2

 

クライン「次で決めるぜ!!」

 

テツヤ「ふぅ・・・よしっ!」一呼吸を入れ ショウの構えるミットを睨む

 

ユウキ・アスナ「「ごくっ・・・」」

 

そして俺は決め球の1球を投じた

 

クライン「ストレート!!!貰ったぁぁ!!」

 

カクン! 俺の投げた球はストレートと同じような球速だけどクラインの手元で落ちた

 

クライン「え?」

 

ズバン! そしてショウの構えてるミットへと決まる

 

ショウ「ナイスボール♪」

 

テツヤ「ふぅ・・・久しぶりだけど変化してくれたな 良かった良かった」

 

クライン「い、今のスプリットじゃねぇか!?」

 

SFF(スプリット・フィンガー・ファストボール)ストレートと同じ様な速度で打者の手元で落ちる20世紀の魔球だ 日本球界では俺がこの世界に来る年に恐らく(ニュースで楽天に戻るとか言ってたけど結局俺はこっちに来たから結果は知らない)日本球界に戻った楽天のマー君こと田中将大投手、そして2019年頃 メジャーの球団からクビを宣告されてしまいその後巨人に出戻りしてこちらも俺がこっち来る年には守護神として最多セーブを挙げる活躍をした上原浩二投手の決め球だ 確かに俺の球はストレートと同じような速度で落ちる しかし 俺の球はスプリットではない

 

テツヤ「残念あれはフォークです」

 

クライン「で、でもストレートと同じ球速で!」

 

テツヤ「俺の憧れの投手の決め球を俺が真似て習得したんだ 相当苦労したがな」

 

そう、俺の憧れたとある沢村賞投手は全盛期の年に化け物じみた成績を残した その選手の決め球こそ最速約145kmの高速フォークボールだ クラインがスプリットと勘違いするのも仕方ない

 

テツヤ「これで夏の区大会準優勝まで導いたんだ!俺の球そう簡単に打たせっか!!」

 

ユウキ(夏の区大会・・・?そう言えば・・・)

 

アスナ「?どうしたの?」

 

ユウキ「え?い、いや 何でもないよ?」

 

テツヤ「でもやっぱ三振取るのは気持ちいいなぁ~♪」

 

ユウキ「テツヤ!次ボクが打ちたい!」

 

テツヤ「良いぞ!軽く投げてやるぞ!」

 

クライン「はい 頑張ってねユウキちゃん!」クラインはユウキにバットを渡した

 

ユウキ「うん!頑張る!」

 

テツヤ「んじゃあ投げるぞ~」

 

俺は軽くストレートを投げた

 

ユウキ「そりゃ!」カキン!

 

テツヤ「え!?」

 

ユウキの打った打球は俺の顔面目掛け飛んでくるライナー性の打球 すぐさまグラブを出して取ったけどあんな綺麗に打たれるとは・・・ ユウキはセンス抜群だな

 

ユウキ「はわわ!!大丈夫!?」ユウキはすぐさま駆け寄って俺の心配をしてくれた

 

テツヤ「お、おう 大丈夫だ それよりもナイスバッティング!!こりゃ俺も軽くなんて投げてらんねぇな!」

 

キリト「すごいな2人は・・・」

 

アスナ「将来子供が出来たら運動神経抜群だろうな~♪見てみたいな~テツヤ君とユウキの子供♪」

 

ユウキ「!?ちょっとアスナ!!!!/////」

 

アスナ「照れない照れない♪」

 

テツヤ「でもユキみたいに可愛い子が産まれてくるのは確かだな こんな可愛い人のDNA受け継いでんだからな」

 

ユウキ「それだったら男の子が産まれたらすっごくカッコよくなるね♪だってテツヤの血を引き継いでるもんね♪」

 

テツヤ「ねーユウキー♪」

 

ユウキ「ねーテツヤー♪」

 

テツヤ・ユウキ「「あははは~♪♪♪」」

 

ショウ「バカップルモードに突入しちまったか・・・こりゃしばらく元には戻らねぇな・・・」

 

クライン「不細工な奴らのバカップルなら笑いもんだけど美男美女のバカップルは馬鹿に出来ん・・・」

 

アスナ「キリト君もそろそろ回復したかな?」

 

キリト「とっくのとうに 2人は本当仲いいな この世界No1カップルじゃないか?」

 

アスナ「私達もあれには勝てないかな・・・」

 

テツヤ「ユウキ♪」

 

ユウキ「テツヤ♪」

 

テツヤ「可愛いな~♪ユウキは~♪」

 

ユウキ「好きぃ~♪テツヤ~♪」

 

クライン「爆発しろ・・・」

 

ショウ「本当腑抜けになったなテツヤは・・・昔のお前に見してやりたいぜ・・・」

 

テツヤ「昔の俺でもユウキは可愛いって言うに決まってんだろ~♪こんな可愛らしく甘えてくる奴可愛くないわけないだろ~♪」

 

ユウキ「ん~♪♪♪」ユウキは俺に何度もほっぺをすりすりしてくる もう可愛くてたまんない 何でこいつはこんなに可愛いんだろうか

 

ショウ「野球かユウキ どっち取るんだ? お前は」

 

テツヤ「野球やる時は野球 いちゃつく時はユウキだ!」

 

ユウキ「野球してるテツヤもカッコイイから野球も頑張ってね♪」

 

テツヤ「おう♪お前の応援があれば完封どころか完全試合だ♪」

 

ショウ「駄目だこりゃ・・・」

 

アスナ「キリト君もあれくらい接してくれたらな~?」アスナはキリトをじっ~と見つめる

 

キリト「俺にアレをしろと・・・?」

 

アスナ「別に無理にとは言わないけど~」

 

クライン「要は あんくらい仲良くなりたいねって事だ 察しろキリト」

 

アスナ「うんうん♪クラインさんも気配りとかは出来るから変な目線で女の子見るのを止めたら良いのにな~ そこを治せばきっと彼女もできますよ!」

 

クライン「はい・・・以後気をつけます・・・」

 

テツヤ「さぁ♪これからまた投げるから一旦どいて♪」

 

ユウキ「うん♪頑張ってねあなた♪」

 

テツヤ「まかしんしゃ~い♪」

 

ショウ「クライン」

 

クライン「ん?どした?」

 

ショウ「今からあいつに投げさせるけど甘いコース投げさせるからそこを打て そうすりゃ絶対ピッチャーライナーになる」

 

クライン「そりゃいいこと聞いたぜ」

 

ショウ「さすがの俺もイライラしてきた お灸据えてやる」

 

テツヤ「おーい 投げていいかー?」

 

ショウ「良いぞー(上手くやれよクライン)」

 

クライン(任せろ リア充抹殺だ)

 

テツヤ「おら!!」ビシュッ!!

 

ズバン!!!

 

クライン・ショウ「「ゑ?」」

 

テツヤ「絶好調!」

 

ショウ(今の球140近くは出てたんじゃねぇか!?)

 

クライン(アイツに何があった!?)

 

ショウ(・・・・・・物は試しだ・・・)「ユウキ テツヤを嫌いって言ってみて」

 

ユウキ「え!?やだよ!!」

 

ショウ「1回でいいから その後存分にいちゃついて構わん」

 

ユウキ「それなら・・・・・・テツヤー!」

 

テツヤ「んー?」

 

ユウキ「テツヤなんか嫌いだー!!!」

 

テツヤ「ガーン!!!!!!!!!」

 

クライン「どうさせようとしてんだ?」

 

ショウ「またあのコースにストレート投げさせる 今回は見逃してくれ」

 

テツヤ「もう駄目だ・・・嫌われた・・・」ビシュッ・・・

 

ぼすん

 

クライン「今度はくそ遅い球に・・・フォームもなってねぇし・・・」

 

ショウ「ユウキ 数秒いちゃついてきて」

 

ユウキ「へ?う、うん」

 

テツヤ「もう駄目だ・・・気力が抜けてく・・・」

 

ユウキ「テツヤー♪」

 

テツヤ「ん・・・?」

 

ユウキ「さっきのは嘘♪大好きだよ♪」ユウキはそう言うと俺に抱きついてきた

 

テツヤ「ユウキ・・・不安にさせないでくれよ・・・」

 

ユウキ「ボクが嫌いになるわけ無いでしょ~?傷つきやすいんだからテツヤは~♪」ユウキは俺の頭を撫でてきた

 

テツヤ「ユウキ・・・・・・」

 

ユウキ「ほら、ボクからの応援♪」ユウキは俺の頬にキスしてくれた

 

テツヤ「ユウキ・・・俺も♪」俺もユウキの頬にキスした ぷにっとしてとても柔らかかった

 

ユウキ「頑張ってね♪」ユウキはそう言うと早足に戻って行った

 

テツヤ「っしゃあ!!!やってやるぜ!!!」

 

ショウ「さて、今回も見逃してくれ」

 

クライン「お、おう」

 

テツヤ「うらぁ!!!」ビシュッ!!!!

 

ズバン!!!!

 

ショウ「また速い球に・・・」

 

クライン「どうなってんだあいつのメカリズムは・・・」

 

ショウ「恐らくユウキに応援されるとピッチングにキレが増してユウキに貶されるともう幼稚園生並の球しか投げられなくなるんだろうな」

 

クライン「でもユウキちゃんがテツヤを貶すことってほぼ無いから・・・」

 

ショウ「試合前いちゃついたらもう止められんだろうな奴は」

 

テツヤ「次行くぞー♪見てろよユウキー♪」

 

ユウキ「うんー♪」

 

ショウ「良いのか悪いのか・・・ドーピングだろあんなん・・・」

 

クライン「つぎこそは・・・!」

 

ビシュッ!!

 

ストン!!

 

ズバン!!!

 

クライン「・・・・・・今の落差と球速・・・・・・バケモンだろ・・・なんかダルビッシュ相手にしてるみてぇだ・・・」

 

ショウ「ユウキ1人であんなになるとはな・・・恐ろしいやつだ・・・・・・テツヤにとってユウキはステロイドより強い薬かも知れねぇな・・・ 」

 

テツヤ「なーはっはっはっ!!!!打てるもんなら打ってみやがれ非リアのクライン君!!今の俺は山田でも柳田でもイチローでも松井でも止められねぇぜぇ!!!」

 

アスナ「凄いな~テツヤ君~」

キリト「俺もあれくらい出来たらなぁ・・・そうゆう意味も込めて剣道やってれば良かったかなぁ・・・」

 

ユウキ「やっぱりかっこいいな~♪自慢の旦那様だよ~♪」

 

 

 

その後 皆で交代交代で打っては投げを繰り返しあっとゆう間に時間は過ぎてった

 

そしてその日の夜・・・・・・

 

テツヤ「さってと 久しぶりに投げ込んで疲れたぜ そろそろ寝るか ユウキ」

 

ユウキ「うん、あ、それとね聞いて欲しい話があるんだ」

 

テツヤ「何だ?言ってみろ」

 

ユウキ「うん、ボク実はSAOにログインする前の最後の夏に友達のお兄ちゃんの野球の試合を見に行ったんだ 友達に誘われたから行ってみようって思ったの」

 

テツヤ「へぇ~ それでそれで?」

 

ユウキ「実はその試合ね・・・もしかしたらテツヤとショウがいたのかもしれないの」

 

テツヤ「え!?俺とショウが!?」

 

ユウキ「昼間 夏の区大会準優勝って言ってたでしょ? ボクが見に行ったのはその区大会優勝決定戦なの」

 

テツヤ「・・・・・・でもそれだけじゃ俺とショウがいたって言う革新は・・・」

 

ユウキ「その時友達がこう言ってたの 『あの敵の投手のフォーク厄介ね~ ストレートと似たような球速で落ちてるわ』って テツヤが投げたフォークって言う変化球もストレートと同じような速度で落ちたって言ってたでしょ?」

 

テツヤ「・・・・・・・・・」

 

区大会にユウキが来てたとしたら・・・・・・多分最後どうなったか知ってるはずだよな・・・・・・聞いてみる価値ありだな・・・・・・

 

テツヤ「ユウキ その時どうやって試合終わった?」

 

ユウキ「へ?んーと・・・・・・確かエラーが続いて・・・・・・最終的にはそのピッチャーは悪くなかったんだけど最後の最後でまたエラーが出ちゃって最終期にはサヨナラ勝ち・・・・・・だったかな?」

 

テツヤ「っ!」

 

確かにあの時の試合・・・先輩達もエラーしちゃってその結果俺に実績点付くこと無く負けたっけ・・・・・・ んでその後確か・・・・・・

 

テツヤ「じゃあこれで最後 その投手その後どうなった?」

 

ユウキ「えーと・・・うろ覚えだけど投げるところでうずくまって立てなくなってた気がする・・・・・・」

 

テツヤ「っ・・・!」

 

そうだ・・・負けた瞬間俺に襲ったあの感覚で俺しばらくマウンドにうずくまって泣いてたんだ・・・・・・その後皆のお陰で立ち上がれたけど

 

ユウキの言ってる事は俺のあの区大会の試合そっくりの運びだ こんなの偶然じゃありえない

 

テツヤ「・・・・・・ユウキ」

 

ユウキ「どうしたの?」

 

テツヤ「お前は俺がお前を知るよりもっと速く俺の事知ってたんだな」

 

ユウキ「て言うことはやっぱり!!」

 

テツヤ「あぁ その時の投手は俺さ」

 

ユウキ「うわぁ~!何か運命感じちゃうな~!!まさかあの時の投手が本当にテツヤだったなんて~!!」

 

テツヤ「俺達の出会いは偶然じゃなくて必然だったのかもな」

 

ユウキ「うん!きっとそうだね!!」

 

テツヤ「ふふ さぁ そろそろ寝よっか」

 

ユウキ「うん!」

 

ユウキ(きっと必然だよ・・・だって・・・ボクはあの時・・・・・・)

 

 

 

 

 

 

『あの人大丈夫だったのかな・・・・・・立ち上がれてなかったけど・・・・・・』

 

『そりゃあ9回10奪三振の好投してたのに味方のエラーに潰されちゃあねぇ~』

 

『・・・・・・・・・・・・』

 

『木綿季?どうしたの?』

 

『ボク・・・・・・あの人に会ってみたいかも』

 

『へ!?そりゃああのバッテリーなかなかかっこよかったけど・・・・・・あんた一目惚れー?木綿季も隅に置けないわね~』

 

『ちょ!そんなんじゃないよ!!』

 

『クラスの皆に言ってやろー!』

 

『こらー!!待てー!!!』

 

 

 

 

『ここがソードアート・オンラインか~・・・・・・ワクワクするな~!!』

 

『でも基本的な操作とか分からないし・・・・・・誰かに聞こうかな~ってあれは!?』

 

 

getだぜ!!

 

んなことやってねぇで――――――――

 

 

『あの人達・・・・・・絶対そうだよね!!』

 

『・・・・・・これも何かの縁!話しかけてみよ!!』

 

 

 

『あの~すみません』

 

『はい?』

 

『今からフィールドに出るならボクも連れてって欲しいな!!』

 

 

出会いの裏にはきっと何かがあるのがこの世の中 ボクにとってテツヤとの出会いはあの試合から始まってたんだね

 

 

この出会いの事 いつか話してあげるね だからこれからもボクのこと宜しくね! テツヤ!




今回野球だけでなく 実はユウキはテツヤの事をSAOに来る前に1度見た事があると言う話の内容でした いかがでしたでしょうか?

皆さんも出会いの奇跡 信じますか? 自分はそんな物今だに訪れたこと無いから信じるも信じないも無いです(泣)
あるなら信じたいですけどね

次回もお楽しみに!


~追記~

死神と呼ばれた剣士のプロローグ『リンクスタート!』で哲也は夏の大会三振して負けたとありました しかしこの回では味方のエラーでの敗戦と説明しました

大変申し訳ありませんが正史は味方のエラー敗戦と言うことにします 今後はこのような事が無いよう気をつけていきます

今後もこんなアホでマヌケな作者の作品で良かったらお付き合いくださいませ

この度は誠に申し訳ありませんでした

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