ソードアート・オンライン~死神と呼ばれた剣士~   作:畜生ペンギン

21 / 154
part17 願う道~決意の傷跡~

俺が死んで(?)その後ユウキとイチャイチャして翌日 ユウキが皆に謝ってこいと言ってきたので皆の所へ行く事に 別に好きで死んだわけじゃないのに・・・

 

と言うわけで手始めに家近くから回ってく事に

 

48層 リンダース・リズベット武具店

 

テツヤ「リz「びしゅ!」はぶっ!?」

 

扉を開いた瞬間に 何故か知らんがリズの鍛治用ハンマーが飛んできてそれは俺の顔面に当たった

 

リズ「あんたね~・・・!!私がどんだけ心配したと思ってんのよ!!!!」

 

テツヤ「いつつ・・・すまんすまん・・・ちっと訳があってさ 死んでた」

 

リズ「どんな訳か聞かしてもらおうじゃない!!!」

 

テツヤ「・・・・・・すまん、訳は言えないんだ・・・」

 

リズ「なんですってぇ!?私がどんだけあんたのお悩み相談に乗ってあげてると思ってんのよ!!!私は占い師じゃなくて鍛冶屋なんだからね!!!!」そう言うとリズは早足でこちらまで歩み 俺の首を両手で握りしめてぐわんぐわんしてきた

 

テツヤ「ぐっ・・・やっ・・・やめて・・・リズ・・・グルジィ・・・」

 

リズ「なら言う!?」

 

テツヤ「ユウ・・・カラ・・・」

 

リズ「なら良し!!!」リズはそう言って首を話してくれた

 

テツヤ「げほっ!ごほっ!!んな首絞めなくても・・・」

 

リズ「うるさい!!またやられたいの!?」

 

テツヤ「嫌です!!」

 

リズ「はぁ・・・ほら、理由を説明して」

 

テツヤ「分かったよ 事実だからな 笑うんじゃねぇぞ」

 

リズ「?」

 

俺はひとまずこの前起こったことを話した リズは終始きちんと1語1句全部聞いてくれた

 

リズ「裏のあんたがいて 裏のあんたに殺されかけて その後勝ったはいいけど5日寝たきりと言う名の死んでたねぇ・・・」

 

テツヤ「・・・信じてくれる・・・?」

 

リズ「・・・本当なら信じたくないけどあんたは下手な嘘つけないしね・・・良いわ 信じてあげる」

 

テツヤ「ほっ・・・良かった・・・」

 

リズ「全く・・・心配して損したじゃない・・・」

 

テツヤ「リズ・・・」

 

リズ「死んだって聞いて・・・泣きたくなったのはユウキだけじゃないんだからね・・・あんたは何だかんだ言われながらも皆から信頼持ってんだから」

 

テツヤ「・・・悪かったな・・・心配かけて・・・」

 

リズ「もういいわよ こうして無事でいる訳だし あんたも自分の弱いところ見直せたんでしょ?」

 

テツヤ「まぁ・・・」

 

リズ「ならこれから一層テツヤの強さに磨きがかかったって事でしょ? それならそれで良しとするわ」

 

テツヤ「裏の俺に殺されない為にも張りきるさ」

 

リズ「頑張んなさいよ 壁にぶち当たったらまたその壁ぶち壊すのがあんたでしょ 斬月がこの世界にあろうが無かろうがあんたの相棒なんだからね 斬月と天鎖斬月は 今まで通りやってけば問題なしよ」

 

テツヤ「・・・・・・そうだな 頑張るさ またお前に励まされたな」

 

リズ「そろそろお金とってもいいくらいよ 全く」

 

テツヤ「ははは・・・あ、そうだ リズ ちょっと頼まれてくれねぇか?」

 

リズ「?武器でも作って欲しいの?」

 

テツヤ「いや、武器じゃなくてさ――――――――」

 

 

 

 

リズ「分かったわ 任せなさい」

 

テツヤ「料金は後払いで頼むわ いつ出来る?」

 

リズ「今日中にはできそうよ その時にお金渡して頂戴」

 

テツヤ「りょうか~い んじゃ俺は別の所行ってくるわ」

 

リズ「じゃあ後でまた来なさいよ」

 

テツヤ「分かった また後でな」俺はリズの店を出た

 

テツヤ「さて、次はあいつらだな」

 

 

 

50層 アルゲート・エギルの店

 

テツヤ「うぃーす」

 

ショウ「死人が来たか 何の用だタコスケ」

 

テツヤ「そうキレんなよ・・・別に俺だって好きで死んだわけじゃねぇんだよ・・・」

 

ショウ「じゃああの時の涙と心配返しやがれ!!ガチで死んだと思ったんだぞ!!」

 

テツヤ「いやはや・・・システムのミスと言いますかなんと言いますかね・・・てか心配してくれたんか 泣いてたお前見れなかったのは惜しかったな~」

 

ショウ「殺されてぇかてめぇ!!」

 

テツヤ「まぁまぁ とにかく少しの間くたばってたんだ 今は地獄の底から這い上がってきたけどな」

 

エギル「じゃあ何であの時死んでた扱いになってたんだ?何かアイテムでも使ったのか?」

 

テツヤ「え?んー・・・・・・わりぃがそれは企業秘密って奴だ」

 

エギル「ユウキにもか?」

 

テツヤ「んー・・・多分な」

 

と言うかこいつらの場合絶対に信じてくん無さそうだし 裏の俺がいて その俺に還付無きまでに殺されかけて その傷のせいで5日間死んでたなんて・・・逆に笑われて精神科勧められたりして・・・・・・

 

ショウ「はぁ・・・本当、お前って皆に心配かけさせるヤツだよな・・・昔っから変わんねぇヤツだ・・・」

 

テツヤ「でもよ とにかく悪かったな 心配かけさせて 今度店手伝うからそれで手を打ってくれ」

 

エギル「何言ってんだよ お前が無事で何よりだ 店の事は最近2人でも余裕が出てきたから大丈夫だ せっかくの休暇こんな所で潰すのは持ったいねぇだろ?」

 

ショウ「それに、お前には嫁さんがいんだろ?」

 

テツヤ「2人とも・・・すまん・・・」

 

ショウ「変わりに、これからも家の店使ってくれよな」

 

エギル「サービスはしねぇけどな」

 

テツヤ「ははは・・・とにかく本気で悪かった」俺は2人に頭を下げた

 

エギル「いいって事よ お前がいなかった5日に比べると大分ショウの元気も出てきたしな」

 

ショウ「うるせぇな・・・あんま余計なこと言うんじゃねぇ」

 

テツヤ「ショウにもそんなとこあるんだな~見直したぜ」

 

ショウ「お前は俺をなんだと思ってやがる!!」

 

テツヤ「冷酷な鬼畜人間」

 

ショウ「あぁん!?」

 

エギル「まぁまぁ・・・」

 

テツヤ「あ、そうだ お前ユウキから俺のアイテム何個か受け取ってんだろ? 今渡してくれよ」

 

ショウ「そういやそうだったな ちっと待ってくれ・・・・・・・・・よし、これがそうだ」俺はショウから俺の日用品が入った袋を受け取った

 

テツヤ「サンキュー」

 

ショウ「にしてもユウキの凹み具合も酷かったんだぜ?もういつものユウキとは比べ物にならないくらいに」

 

テツヤ「ユウキの俺依存はヤバイからな・・・何とかしなきゃな・・・」

 

エギル「今は存分に甘えさしてやりな 悲しんでた分愛を貰いてぇはずだぜ?」

 

テツヤ「お前が言うと気持ちわりぃな・・・」

 

エギル「おいおい・・・ひでぇやつだな・・・」

 

テツヤ「ははは・・・んじゃそろそろ次に行くわ 謝罪周りしなきゃ行けねぇからな」

 

ショウ「またいつでも来いよ」

 

エギル「ユウキの飯に飽きたらうちに来てもいいんだぜ?」

 

テツヤ「なわけあるか でもまた寄らしてもらうよ またな」俺は店を出た

 

 

 

テツヤ「さーて・・・次は・・・」

 

 

35層 ミーシェ・主街区

 

テツヤ「さて、どこにいるのかな~」

 

「あ!テツヤさん!!」

 

テツヤ「おっ シリカ発見 良かった見つかって」

 

シリカ「死んでしまったと聞いてビックリしましたが・・・無事で何よりです!」

 

テツヤ「心配かけて悪かったな もう大丈夫だよ」

 

ピナ「きゅる~♪」ピナは俺の肩に乗った

 

テツヤ「ピナも悪かったな 心配してくれたんだろ?」

 

ピナ「きゅる♪」ピナは嬉しそうに頷く

 

シリカ「ピナも凄い落ち込んでたんですよ? でも生きてるって言ったらピナも元気になってくれて そのおかげで今朝から元気いっぱいなんですよ」

 

テツヤ「ご主人様以外のためにも悲しんでくれるなんていい子だな お前は」俺はピナをそっと撫でた

 

ピナ「きゅる~」

 

テツヤ「良い仲間に出会えて良かったな シリカ 俺もピナのおかげで元気になれるよ」

 

シリカ「はい!ピナは自慢の仲間です!」

 

ピナ「きゅるる~!」ピナは元気よく羽ばたいてシリカの肩に止まった

 

テツヤ「やっぱそこがお前の特等席だもんな ご主人様をちゃんと守るんだぞ?」

 

ピナ「きゅる!」

 

シリカ「『任せてよ!』って言ってくれています やっぱりピナは元気な方が似合うよ」

 

テツヤ「だな とにもかくにも悪かったな色々と 例と言っちゃ何だが今度行きたい所があったら遠慮なく呼んでくれ」

 

シリカ「ではお言葉に甘えさして貰いますね!本当に無事良かったです!」

 

テツヤ「んじゃあ俺はそろそろ別の所に行くね バイバイピナ また遊びに来るね シリカもまた別件で今度クエストとか行こうぜ キリト達も誘ってさ」

 

シリカ「はい!大歓迎です!」

 

ピナ「きゅるる~!」

 

テツヤ「んじゃな また今度!」

 

シリカ「はい!さようなら!また今度会いましょう!」

 

 

テツヤ「さーて、お次はあやつらだ」

 

 

 

22層 キリト&アスナの家

 

テツヤ「はぁ・・・もうあっちこっち行ったりきたりして大変だ・・・」俺はそう言いながらキリトん家のインターホンを押した

 

「今行きまーす!」

 

テツヤ「へいへい~」

 

ガチャ アスナ「どちら様でってテツヤ君!どうしたの?立ち話も何だから上がって上がって!」

 

テツヤ「んじゃおじゃましまーす」

 

アスナ「キリト君はリビングにいるわよ 今日はどんな用事?」

 

テツヤ「いや、今日は2人に用事があってさ」

 

アスナ「へ?そうなの?」

 

テツヤ「そ、ちょっとね」

 

 

 

キリト「それで一体どんな用事なんだ?」

 

テツヤ「・・・・・・すまん!!!!」俺は2人に土下座した

 

キリト・アスナ「「え!?」」

 

テツヤ「あの5日間心配かけさしてすまん!!!それにユウキも世話になったみてぇだし・・・・・・!!!」

 

キリト「テツヤ・・・」

 

アスナ「・・・・・・テツヤ君 顔を上げて?」

 

テツヤ「・・・・・・」俺は顔を上げた するとアスナは笑みを浮かべていた

 

アスナ「確かにあの間は凄い悲しかった ユウキ程じゃないにしろ私も悲しかった でもね?あの時テツヤ君が来てくれて 生きてるってわかった瞬間その悲しみは一気に吹き飛んだんだ」

 

テツヤ「アスナ・・・」

 

アスナ「あなたが生きていてくれてるのが今は何よりの安心 だからそんなに頭を下げないで?」

 

テツヤ「だけど・・・」

 

アスナ「はぁ・・・血盟騎士団副団長からの命令です!私達に今後この件で謝るのは禁止!この命を破った際はあなたのお嫁さんをしばらく家で預からして頂きます!この命は団長の権限と思っても構いません!!」

 

テツヤ「えぇ!?」

 

キリト「団長命令となったらお前も謝れないな それに謝ったらユウキを取られちゃうぞ?」

 

テツヤ「はぁ・・・了解 その命令承ります」

 

アスナ「宜しい!後は・・・」

 

テツヤ「え?まだあんの?」

 

アスナ「ユイちゃんとユキちゃんの為 皆を笑顔にさせることを忘れずにね!」

 

テツヤ「・・・・・・だな アスナこそ忘れんじゃねぇぞ?」

 

アスナ「もっちろん!キリト君も忘れちゃダメだからね!」

 

キリト「当たり前さ 2人の願い事・・・すなわちそれは俺達にとって子供の親に対してのお願いだ そんな物忘れられる訳ないだろ?」

 

テツヤ「その通り 子供の為 張り切るのが親父ってもんよ」

 

キリト「俺達も親父か なんか一気に老けた気分だな」

 

アスナ「ふふ 頑張ろうね! 2人とも!」

 

テツヤ「おう!」

 

アスナ「あ!ねぇねぇ!聞きたいことがあるんだ!」

 

テツヤ「俺で良かったら何でも答えんぞ」

 

アスナ「ユウキとはどこまで行ったの?」

 

テツヤ「どこまでって・・・結婚まで行ったけど・・・」

 

アスナ「そうゆう事じゃないよ~ 夫婦の営みはしたの?」

 

テツヤ「ぶっ!?」

 

アスナ「教えてよ~!」アスナは目を輝かしている

 

キリト「すまん、アスナはこうなったら止まらないんだ・・・・・・」

 

テツヤ「あのねぇ・・・・・・してないから・・・・・・」

 

アスナ「ちぇ~つまんないな~」

 

そう言うお前らは と言いたいが何か聞けない感じがした為聞けなかった

 

アスナ「あ、そうだ!これはもう一つのお願い!あなたはユウキの相手をちゃんとして上げること!ちゃんとユウキに愛を伝えてあげる事! これが私からのお願い!」

 

テツヤ「言われなくても存分に愛を伝えてやってるさ これ以上無いってくらいな そっちもきちんと互いの愛を確かめあってけよな」

 

アスナ「任せなさい!きちんとキリト君を愛し通してみせるわ!」

 

キリト「俺もずっとアスナを愛していてやるぞ ずっと一緒だからな」

 

アスナ「キリト君・・・」

 

キリト「アスナ・・・」

 

テツヤ「ええっと・・・これは本気にお邪魔みたいっすな・・・そんじゃまた!」俺はそそくさと2人の家を出た

 

 

テツヤ「ふぅ・・・焦ったぜ・・・さて、頼みの品も出来たかな?」

 

 

 

48層 リンダース・リズベット武具店

 

テツヤ「リズー?出来たかー?」

 

リズ「丁度完成したところよ ほら」俺はリズから頼んでた例のブツを受け取った

 

テツヤ「どれどれ・・・うん、悪くねぇな」

 

リズ「それで悪いなんて言ったらぶっ飛ばしてるわよ」

 

テツヤ「ごもっともで んで 代金は?」

 

リズ「そうね・・・それとこれとあれをあれで引いて・・・・・・5万ね!」

 

テツヤ「ご!?5万だァ!?一体何でこれ一つで5万になるんだよ!」

 

リズ「それの本体代は知り合いってことで5000コルにしてあるわ それに+して今までの相談代と私を心配させた料金があるけど私の寛大な心から少し引いてあげて それで5万 お値打ち価格でしょ?」

 

テツヤ「待て待て待て!!それでも5万は高い!」

 

リズ「じゃあそれ返して」リズは俺の顔を睨みつける

 

テツヤ「うぐっ・・・わあったよ・・・払えばいいんだろ払えば・・・」

 

リズ「毎度ありー♪」俺はリズに5万コルを渡した

 

テツヤ「悪徳過ぎるぜ・・・最近になってようやく金が増えたと思ったのによぉ・・・」

 

リズ「本来10万は貰うべきとこ5万にしたんだから感謝するべきよ リズベット様にね」

 

テツヤ「何様だこんちきしょぉ・・・」

 

リズ「ほら!こんな所で嘆いてないで!それ渡す為に頼んだんでしょ!さっさと行ってきなさい!」

 

テツヤ「そうするわ・・・ありがとなリズ・・・その代わり今度斬月のメンテはタダでやってくれよな・・・」

 

リズ「分かった分かった 早く行きなさい!」

 

テツヤ「おう・・・」俺は重い足取りを動かしリズの店から出た

 

テツヤ「はぁ・・・こんな事ならエギルに頼んどきゃ良かったぜ・・・まぁいいや その分質は良好だ」

 

テツヤ「さーて、謝罪周りも終わった事だし 戻るか!」

 

 

 

同エリア テツヤ&ユウキの家

 

テツヤ「ただいまー」

 

ユウキ「おかえりー!!」ユウキは俺が帰ってくるとすぐさま走って笑顔で俺に飛びついてくる 本当ユウキは可愛いなぁ でもこんな可愛い1面も俺しか知らない あぁ、何て罪な奴だろう 俺って その内天罰でも食らうんじゃないかな俺

 

テツヤ「いい子にしてたか?」

 

ユウキ「むぅ!そんな子供扱いしないでよ!ボク達は夫婦でしょ!」

 

テツヤ「まぁそう怒らずに ほら お土産だ」俺はさっきリズに作ってもらった物をユウキに渡した

 

ユウキ「これって・・・首飾り・・・?」

 

テツヤ「そ 付いてるもの見てみな」

 

ユウキ「・・・っ!これって!!」

 

テツヤ「そう・・・《ユキの心》さ」

 

この前ユキが俺のネックレスに改良を施し俺達家族のシルエットのネックレスになった そのお陰で俺は写真のユウキだけでなくシルエットだけどユキもこのネックレスで見ることが出来る

 

でも俺だけそんな家族のもん付けてて良いのか? そう思いリズにユキの心を首飾りとして付けられるようにしてくれと頼んだんだ

まぁその分値は貼ったけど・・・

 

ユウキ「どうして!?」

 

テツヤ「俺だけユキがいるネックレス付けんのも悪いと思ってさ お前にはユキの心を首飾りとしてもっといてもらおうと思ったんだ そうすりゃ肌身離さず俺達はユキといられんだろ?」

 

ユウキ「テツヤ・・・」

 

テツヤ「付けてみてくれよ ユウキ」

 

ユウキ「うん!」

 

ユウキがそう言うとアイテムストレージにしまい 装備品としてオブジェクト化し 首につけた

 

ユキの心の首飾りをつけたユウキはとても大人びて見えなおかつとても似合っていた

 

テツヤ「うん!似合ってんな!良かった良かった!」

 

ユウキ「ありがとね!ボク今まで貰ったプレゼントの中で何よりも嬉しいよ!!」

 

テツヤ「そう言ってもらえると俺まで嬉しくなってくるよ やっぱ作って正解だったな これからは俺はこのネックレス お前はその首飾り それでユキの事を感じていけるはずだ」

 

ユウキ「うん!このユキの心も喜んでる気がするよ! 本当にありがとね!!」

 

テツヤ「ユキ お母さんの首元はどうだ?」俺は首飾りにそっと触れる

ユウキ「ユキ!ボク達の事ずっと見守っててね!お母さんからのお願いだよ!」

 

テツヤ「さぁて やるべき事は終わったし 何すっかな~」

 

ユウキ「あ!この事゛あの人゛にも伝えようよ!きっと喜んでくれるよ!」

 

テツヤ「あいつにか?そうだな そうすっか!」

 

ユウキ「じゃあ早速行こ!」

 

 

~~~~~~~~~

 

 

30層 湖

 

テツヤ「おっす 久しぶりだな アスカ」

 

ユウキ「アスカさん こんにちは」

 

俺とユウキは今 アスカの墓参りへと来ている あれから時間の合間を縫ってはユウキと共にここに来ている

 

ユウキにはアスカの事はある程度話した あの記録結晶も聞かせた そこでユウキはボクも会いたい!と言うことで墓参りにちょくちょく来ている

 

ユウキ「アスカさん テツヤがこんな物作ってくれたんですよ? やっぱりテツヤは凄い優しい人ですよね!」ユウキはそう言いながら首元にあるユキの心を見せる

 

ユウキはアスカの俺の優しい所が好きとゆうところに凄い共感を持ち ユウキは最近俺がした優しいことを全てアスカに話している きっとあっちのアスカも喜んでるだろう

 

ユウキが話してる間に俺は花と食べ物を添える そして手を合わせ アスカがあっちで幸せであることを祈る

 

テツヤ「アスカ 調子はどうだ? 俺はばっちしだ! ユキは俺達の子供なんだ って言っても別にやましい事はしてねぇぞ? ちょっとした事でユキは俺らの子供になったんだ 子供って言えばそっちの子達はどうだ? お前の明るさで皆を楽しませてるか?」

 

ユウキ「それでね?テツヤったら酷いんですよ?ボクの裸見たんですよ?どう思います?」

 

テツヤ「おいおい・・・昨日の風呂の1件は何だったんだ?自分から裸見せに行ったようなもんじゃねぇかよ」

 

ユウキ「エッチなテツヤ君のご期待に応えてあげたんだよ♪ボクの裸見て喜べたでしょ♪」

 

テツヤ「照れ屋なのか重度の甘えん坊なのかハッキリしろよな・・・後俺は変態じゃねぇわ 期待・・・・・・はほんの少ししたけど要望はしてねぇわ」

 

ユウキ「えぇ~?」

 

テツヤ「まず変態だったら今頃ユウキは何度も俺に食されてるぞ まだ耐えてる俺に感謝して欲しいもんだ」

 

ユウキ「ほら!やっぱりそうゆうこと考えてる!エッチ!!」

 

テツヤ「そのエッチな奴を大好きなのは誰かな?」

 

ユウキ「うぐっ・・・」

 

テツヤ「ったく まぁいいや 俺はその辺散歩してんな アスカ すぐ戻っから待っとけよ」

 

ユウキ「了解!念のため気をつけるんだよ!」

 

 

 

 

 

 

 

テツヤ「・・・・・・・・・・・・」

 

俺は今 あの時アスカと共に語り合った場所で寝転がりながら湖を眺めている

 

アスカ 俺さ ほんの少しだけど あの時より強くなれたぜ?

レベルって意味じゃない 戦い方を学べたんだ

 

んでさ 俺の弱点 分かったよ

 

それはさ 最初っから殺意が出せないって事だ 戦う上で1番忘れちゃなんねぇもんを俺は忘れてたみてぇだ

 

あの時もアスカが死んでから殺意が沸いてさ もしも、あの時弱点を克服出来てたら・・・・・

 

・・・その弱さ 忘れない為に 少し今からやりたい事があるんだ

 

俺はメインメニューを開き 顔の所を選択する

 

そしてある所に傷をつけた そこは俺があの時 裏の俺に斬月で斬られた時にあの世界で出来た傷の所だった この世界に来て傷は全部癒えたがこの傷だけは忘れずにいたかった

 

この傷はその弱さを忘れない為でもあるし 絶対に生きて帰るって言う決意の表しでもある

 

もう俺は目の前で死人を出したくない だから目の前にいる敵は俺が斬る ユウキを守るため そして 皆を守るため

 

だから この傷をもう一度つけた この決意はこの傷がある限り絶対に揺らがない 俺の絶対的な固い決意だ

 

皆を生還さして またその皆が夢の為に日々生きていけるように そんな道を願う為にも この傷は皆のために付ける傷だ

 

テツヤ「っしゃ!これからも張り切ってくぞ!!」俺はそう言って飛び起き ユウキの元へ向かった

 

 

 

 

ユウキ「あ!テツヤ!お帰り!」

 

テツヤ「おう!」

 

ユウキ「あれ?その傷どうしたの?今までそんな所に傷なんて無かったよね?」

 

テツヤ「ふふ この傷はさ」

 

ユウキ「傷は?」

 

テツヤ「ある事を忘れない為の傷跡さ」

 

ユウキ「?」

 

テツヤ「ユウキ アスカに報告はすんだか?」

 

テツヤ「うん!もう充分なほど!」

 

テツヤ「分かった じゃあ戻るぞ またなアスカ また来るぜ」

 

ユウキ「また来るね アスカさん」

 

テツヤ「さぁて!帰ったら飯にしようぜ!今日の晩飯は?」

 

ユウキ「今日はテツヤの大好きなボクの愛情たっぷりこもったオムライスだよ!」

 

テツヤ「本気!?やった!」

 

ユウキ「アスカさんにも今度食べさしてあげるからね!楽しみに待っててね!」

 

テツヤ「ユウキの飯は天下一品だ! お前のほっぺなんか溶けちまうかも知んねぇぞ~!」

 

ユウキ「それじゃあ戻ろうか! それじゃあね!アスカさん!」

 

 

 

俺はこの世界に来て一体いくつもの 誓いと決意をしてきただろうか 俺には多すぎて分からない

 

でもこの決意と誓いはずっと俺の強さを支えてくれてるんだ この新たに出来た傷跡もきっと俺を支えてくれる筈だ

 

人を1人守るってのがどんだけ大変かも分かってる それでも守らなきゃなんねぇもんが俺にはあるんだ

 

大きな口叩いてるけど俺は孫悟空とかウルトラマンとは違い、ヒーローだとか、英雄なんて大それたもんじゃねぇ それでも俺はこの両手で救える奴ならそいつが悪人じゃ無けりゃあ誰でも守ってやりてぇんだ 例えそれが一人でも、何百人だろうと俺は守ってみせる

 

頼れる相棒達、そして斬月と共に俺はそれを守り抜く

 

この傷跡を胸に 俺は また新たな1歩を踏み出す

 

この世界の荒波に呑まれないように 今日もまた歩き出す この世界の皆と生還するとゆう幸せな道を信じ、願いながら

 

俺に出来た人生のパートナー(ユウキ)と共に・・・・・・




新たなる決意として、傷を付け 更なる高みを目指すテツヤ 例えユウキで無かろうと人を守りたいと言う気持ちはきっと彼の力になってくれる筈です

さて、今回でひとまずシリアスな感じは一旦終了し、次回からはSAO内での日常を描くつもりです 恐らくすぐ原作ルートに戻ると思いますが・・・

とゆう訳で次回もお楽しみに!

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。