ソードアート・オンライン~死神と呼ばれた剣士~   作:畜生ペンギン

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超どうでもいい話ですがショウの苗字を取らして頂いた日本球界のエース 前田健太投手がメジャーへ挑戦しましたね
(誰だよそいつって方はお時間があれば是非調べてみて下さい)
肘ぶっ壊れかけていてそれを踏まえドジャースでの格安契約 そんでもってメジャー行く人は大概肘ぶっ壊すからあんまりメジャーへ行って欲しくは無いのですが・・・日本球界のレベルが少し落ちるし・・・・・・
それでも応援するのみですね 頑張れマエケン!! でもWBCのエース誰にすんだろな・・・


さて、こんなどうでもいい話はさておき、今回は前回と逆でオリジナル2割 原作ベース8割で行かして頂きます

ではどうぞ!


part12 4人の親~始まりの街へ~

テツヤ「Zzz・・・・・・」

 

ユキ「お父さん!おきて!」

 

テツヤ「Zzz・・・・・・」

 

ユキ「お母さんが朝ごはんだってさ!ねぇね!!」

 

テツヤ「うーん・・・・・・もう朝か・・・・・・」

 

ユキ「そうだよ~!お母さんが呼んでるよ!!」

 

テツヤ「はいはい 起こしてくれてありがとな ユキ」

 

つい先日までユウキと俺の2人だけだったのが嘘みたいだ

ユキが来てからはすっかり俺らは父親母親だ

俺自身子供に起こされる父親ってのも味わえるし良いかも

 

ユキ「早く行こ行こ!」

 

テツヤ「良し!んじゃあ行こっか!」

 

~~~~~~~~~~

 

テツヤ「何ニヤニヤしてんの?」

 

ユキ「別に~?」ユキはそう言うが絶対何か企んでる顔だなこれは

 

テツヤ「まぁいいや ユウキー?今日の朝飯何ー?」

 

「テツヤ!?もう起きたの!?」リビングからユウキの声が聞こえてくる

 

ユキ「くすくす・・・本当にしたんだ・・・お母さんったら・・・」

 

テツヤ「ん?何か言ったか?」

 

ユキ「なーんにも!さぁ!リビングの扉を開けて椅子に座って朝ごはんを食べましょう!」

 

テツヤ「妙にハイテンションだな まぁそうだな 食べよっか」

 

「ちょっと!?ユキ!?まさかお父さんのこと起こしたの!?」

 

ユキ「1名様ごあんなーい♪」

 

ユキがリビングの扉を開くとそこには朝食が置いてあり 目の前にはユウキがいた・・・・・・ユウキがいたんだけど・・・・・・

 

テツヤ「は!?」

 

ユウキ「あぅ・・・」

 

ユキ「なんと!お母さん今日は裸エプロンなんです!この格好でお料理をしていました~!」

 

な・・・何だってぇぇぇ!?裸エプロンだって!?あの伝説の!?しかもユウキが!?良くわからんがありがとう神様!!!俺をここまで生かしてくれて!!

 

テツヤ「ここここいつは一体どうゆうことだ!?なんでユウキが!?」

 

ユキ「私がお母さんにそうしたら男の人は喜ぶって教えてあげたの♪」

 

テツヤ「何教えてんだよ!!」

 

ユウキ「うぅ~・・・・・心の準備ができてないのに・・・・・・/////」

 

ユキ「ま、お父さん これ見てよ」ユキは俺に何かを渡してきた

 

テツヤ「何これ?」

 

ユキ「裸エプロンのお母さんを前から撮った姿」

 

テツヤ「本気!?」

 

ユウキ「!?見ちゃ駄目ぇ!!」ユウキは俺に飛びついてきた

 

テツヤ「いぃ!?今飛びついたら!!」

 

まぁ予想通り 俺とユウキは倒れた 俺が下でユウキが上の状態 あれ?前にもこんな事無かったっけ?

 

テツヤ「いつつ・・・・・・前が見えねぇ・・・・・・てか無性に柔らかい感触が・・・・・・」

 

いや、もう既にこの感覚は味わってるから正体は知っている ユウキのアレだ でもこれは事故なんだ 事故なら仕方ないよね うん

 

ユウキ「ひゃっ!?」

 

ユキ「2人とも早速イチャイチャしてる~♪」

 

テツヤ「いや、これは事故・・・」

 

ユキ「お父さんは朝ごはんの前にお母さんの事を食べちゃうの?狼さんになるの?」

 

ユウキ「ふえぇ!?まさかテツヤは・・・・・・ボクで・・・・・・/////」

 

テツヤ「違う違う!!俺が食いたいのは朝飯であってユウキではない!!ってゆうかなんでユキはそんな言葉知ってんだよ!!」

 

ユキ「言ったでしょ?エリートだって 」

 

テツヤ「どんなエリートだ!!そんなエリートいるか!!」

 

ユキ「早くどっち食べるか選びなよ~♪お母さんなら今無防備だよ~♪襲っちゃえ~!」

 

ユウキ「・・・・・・どっちに・・・・・・するの・・・・・・?」

 

テツヤ「ユウキ!?俺が食べるのは朝飯だって!!ほら!早くどいて!!」

 

ユキ「きゃはは~♪やっぱり2人とも面白ーい♪」

 

 

ったく この小悪魔は ユキが来てからユウキが振り回っされぱなしだ 他人から見たら面白いだろうが俺からしたら少し疲れちまう いや、だってあのユウキがボクを食べる?とか聞いてくるんだよ?もう耐えるのに精一杯だ

 

~~~~~~~~~~

 

飯の後は少しユウキにお説教タイム 流石にユキに流され過ぎだと思うから・・・

 

テツヤ「ユウキ・・・お前もそろそろユキに負けないようにしなきゃ・・・」

 

ユウキ「だってテツヤが喜ぶならって思ったから・・・」

 

テツヤ「確かに喜んださ あんなエロい格好したユウキ見て喜ばない奴なんかいんのかよ」

 

ユウキ「う!うるさい!あんまり言わないで!」

 

テツヤ「後照れた時すぐ自分を売らないの 俺以外だったらとっくにユウキは食われてんぞ」

 

ユウキ「・・・・・・・・・テツヤだけにだもん・・・・・・/// 」

 

テツヤ「ん?」

 

ユウキ「な、なんでもない!」

 

テツヤ「とにかくだ ユウキはユキからからかわれてもあんまり飲み込まれないこと じゃないとユキは喜んでもっとやってくるぞ?」

 

ユウキ「はーい・・・」

 

テツヤ「なら良し」

 

ユウキ「はぁ・・・起きたなら起きたって言って欲しかったな・・・そしたら心の準備ができたのに・・・」

 

テツヤ「準備ができたらどうするつもりだったの?」

 

ユウキ「『おはようあなた!今日の朝ごはんは卵焼きにお味噌汁だよ!ボクの愛情込めたから沢山食べてね♪』って・・・」

 

テツヤ「うわっ!めっちゃ家庭的!聞きたかった!」

 

ユウキ「だから心の準備したかったんだ・・・」

 

テツヤ「てゆうか味噌汁なんてよく作れたな そのまま飲んでたけど俺すごいもん食ってたんだな」

 

ユウキ「アスナに負けないためにお味噌を作ってみたんだ!どうだった?」

 

テツヤ「家庭的な味って言うのかな?懐かしい感じがしたよ」

 

ユウキ「本当?良かった~味の再現に成功して」

 

ユキ「うんうん、美味しかったよ~♪」ユキはテーブルに顔を乗っけて話す

 

テツヤ「うお!いつのまに!」

 

ユキ「さっきから聞いてたよ~♪それよりも私に勝てるのかな~お母さんは~♪」

 

ユウキ「ボクは進化したんだ!もう良いようにはさせないよ!」

 

テツヤ「てゆうわけだ ユキもあんまちょっかい出すなよ でも裸エプロンはグッジョブ」

 

ユキ「見たかったらいつでも言ってね♪」俺とユキは互いに親指を立てた

 

ユウキ「もうやりません!」

 

ユキ「お父さんがお母さんの裸エプロン見なきゃ死んじゃうよ~って言っても?」

 

ユウキ「それならする!」

 

テツヤ「おいおい・・・そんなんで大丈夫かよ・・・」

 

そんな普通?な会話をしてたらメッセージが届いた

 

差出人はあいつ キリトだ

 

『テツヤ 今日俺らの家に来てもらえないか?相談したいことが・・・』

 

ユウキ「どうしたのかな?」

 

テツヤ「さぁ?アスナと喧嘩したか?」

 

ユウキ「それはないんじゃ・・・」

 

ユキ「その人達もお母さんたちのお友達?」

 

ユウキ「そうだよ~」

 

ユキ「へぇ~!それで行くの?」

 

テツヤ「まぁな 何だかんだあいつの家はまだ行ってないからな」

 

ユキ「わーい♪お出かけだ~♪」

 

ユウキ「あんまり迷惑かけちゃ駄目だよ?」

 

ユキ「その位分かってるよ~♪」

 

テツヤ「じゃあとにかくキリトにメッセージを飛ばしてから行くぞ~」

 

『OKだ 行かしてもらう すぐ行くから待っとけよ』

 

『わかった アスナにもそう伝えとく』

 

~~~~~~~~~~~

俺らはあの後 すぐさまキリトの家に向かった ユキの事見して驚かそうとしたがなんと俺も驚かされた

 

何故かと言うと・・・・・・・・・

 

22層・キリト&アスナの家

 

 

テツヤ「いい眺めだな ここ」2人の家のベランダに出ると広い湖が広がっていた 凄く綺麗な湖で眺めも良い まぁ俺ん家も負けず劣らずって感じだけどね

 

キリト「だろ? でもおかげで今はすっからかんさ お前はどうなんだ?」

 

テツヤ「金銭面は最近ようやく黒字 買った直後は色々と大変だったよ」

 

キリト「それは良かったな」

 

テツヤ「ユウキに内緒で家を買って1人で負担したらもう酷いことになったぜ・・・400万が一気に飛んだ・・・」

 

キリト「あらら・・・」

 

テツヤ「でも400万であいつの笑顔買ったって思うと安いどころかお釣りが出てくるぜ」

 

キリト「でも48層も割と高いんだな リズの店も300万はしたって言ってなかったか?」

 

テツヤ「ところがどっこい ちょいと俺んちには細工が仕掛けてあってね」

 

キリト「細工?」

 

テツヤ「少し無理言ってさ 家の地下に広いスペースを作ってもらったんだよ おかげで代金は400万まで跳ね上がったけどな」

 

キリト「へぇ~そんな事できるんだ」

 

テツヤ「俺も駄目元だったから驚いたよ デスゲームでさえ無けりゃあなぁ・・・・・・」

 

ユキ「お父さーん!」

 

テツヤ「おっ ユキじゃないか どうした?」

 

ユキ「あのね!ユイがお父さんに挨拶したいって!」

 

ユキが今話した名前《ユイ》それは昨日 キリト達がこの層の森で横たわっていた所保護したユキと同年代くらいの女の子

 

なんと、ユイちゃんもユキと同じ症状でキリト達の事をパパ、ママと言うらしい

 

相談もそのことらしい 驚いたのもその事だった にしてもバグならさっさと直して欲しいもんだ・・・こんな小さな子が2人も森の中に1人でいるなんて危なっかしくて・・・

そんな2人は会ってすぐに意気投合出来て今仲良く遊んでいた

テツヤ「そっか ユイちゃん 初めまして」

 

ユイ「初めまして ユイです いつもパパ達がお世話になってます」そうゆうとユイちゃんは頭を下げた

 

テツヤ「すごい礼儀正しいね こいつは将来偉くなるぞ~」俺はユイちゃんを撫でてやった

 

ユイ「ありがとうございます♪」

 

キリト「ユキちゃん 俺も宜しくね」

 

ユキ「宜しくお願いします!いつもお父さんは厄介かけてませんか?」

 

テツヤ「お前は俺の親かっつうの 俺が親だろうが」

 

ユキ「てへ♪」

 

テツヤ「こいつの小悪魔っぷりには困ったもんだよ・・・」

 

キリト「へぇ~でも可愛いもんじゃないか」

 

アスナ「あらあら みんな揃って何やってるの?」

 

ユウキ「ボクも混ぜてよ~!」

 

ユキ・ユイ「お母さん!「ママ!」」2人は2人の母親に抱きついた

 

ユウキ「ユキ キリトさんに挨拶した?」

 

ユキ「うん!」

 

ユイ「テツヤさんになでなでしてもらいました!」

 

アスナ「良かったね~♪」

 

テツヤ「さてと そろそろ話に移ろうぜ」

 

キリト「そうだな 2人とも 少し別の部屋で遊んでてもらえないかな?」

 

ユキ・ユイ「「はーい!」」そうゆうと2人は別の部屋へと歩いていった

 

テツヤ「んじゃあ本題だ――――」

 

~~~~~~~~~~

 

アスナ「そっか・・・ユキちゃんも・・・」

 

テツヤ「まさか2人とも森に倒れてたなんてな・・・」

 

キリト「ユイを見た限り まるで赤ん坊のようになってるし・・・」

 

ユウキ「2人に共通する所があるとすると・・・」

 

キリト「俺らを親だと思っている事・・・」

 

アスナ「ねぇ2人とも 私達この後始まりの街に行ってユイちゃんの知り合いを探そうと思うんだけど2人もユキちゃんの事で一緒に行かない?」

 

テツヤ「奇遇だな 俺らも行こうとしてたんだ 行こう」

 

キリト「あそこは軍の支配下だ 一応武装はしといた方が良いな」

 

テツヤ「そうだな 危険な目に遭うかもしれないしな」

 

ユウキ「それじゃあボクは今から2人を連れてくるね」ユウキはそうゆうとユキたちがいる部屋へと歩いていった

 

テツヤ「頼んだ」

 

アスナ「・・・・・・見つかるといいね・・・・・・ユイちゃん達の知り合い・・・・・・」

 

キリト「きっと見つかるさ 今頃必死になって探してる筈さ」

 

テツヤ「もしそういった知り合いがいなかったらどうすんだ?」

 

キリト「保護・・・って訳じゃないけど俺らで面倒を見るさ」

 

アスナ「でも私達が前線に戻った時どうすれば・・・引き続き色んな所に行って聞かなくちゃいけないし・・・」

 

テツヤ「・・・・・・悩みは尽きねぇな・・・・・・」

 

ユウキ「お待たせ、皆」

 

ユイ「ママ!」ユイちゃんはアスナに飛びついた

 

アスナ「ユイちゃんは元気だね~♪」

 

ユキ「ねぇ!アスナさん!」

 

アスナ「どうしたの?ユキちゃん」

 

ユキ「アスナさんもキリトさんに胸揉まれたの?」

 

ユキがそう言うと、場は一気に凍りついた

 

テツヤ「こ!こら!変な事聞くな!!」

 

ユウキ「ユキ! ごめんね2人とも・・・」

 

キリト「ははは・・・仕方ないさ・・・まだ小さいんだから・・・」

 

アスナ「そうそう・・・」

 

ユキ「お父さん達はね~?今日朝からイチャイチャしてたんだよ!」

 

テツヤ「お前なぁ!」

 

ユウキ「あれは違うでしょ!?」

 

ユキ「え~?エッチな事しようとしたのに?野獣と化したお父さんに成す術なく襲われてしまうお母さん・・・」

 

テツヤ・ユウキ「「!?」」

 

キリト「テツヤ・・・お前・・・そうゆう奴だったのか・・・」

 

テツヤ「違う!!勘違いだ!!」

 

アスナ「ユウキも大人の仲間入りね~♪」

 

ユウキ「何言ってるの!!/////」

 

ユイ「ユキ・・・皆が困ってるよ?」

 

ユキ「それが面白いんじゃん~♪」

 

テツヤ「勝手に捏造するでない!!」俺はユキの頭を軽く叩いた

 

ユキ「ひゃ!?」

 

テツヤ「お灸を据えるのも必要だ そろそろ反省しなさい!」

 

ユキ「はーい・・・」ユキは少ししょんぼりとした

 

ユウキ「ユキ お父さんの言うとおり 変な事言っちゃ駄目だよ?」

 

ユキ「はーい・・・」

 

キリト「すっかり親が板に付いてるな」

 

テツヤ「そうか?」

 

ユウキ「あ、そうだ、ユキ これからまたお出かけするよ?」

 

ユキ「本当!?わーい♪またお出かけだ~♪」

 

ユイ「パパ ママ 私達もですか?」

 

アスナ「うん!皆でお出かけだよ?」

 

キリト「なるべく早く出た方が良いかな?」

 

テツヤ「だな、1時間後には出ようぜ それと、それまで少し休憩貰えないか?朝からどったんばったんしてたから少しゆっくりしたい・・・」

 

ユウキ「賛成・・・」

 

キリト「了解だ 今は休んでくれ 2人とも」

 

 

 

 

 

 

 

 

テツヤ「Zzz・・・」

 

ユウキ「Zzz・・・」

 

ユキ「Zzz・・・」

 

アスナ「ふふふっ テツヤ君ったら大変そうね ユウキとユキちゃんに抱きつかれて 」

 

キリト「でもさ、2人の寝顔見てみろよ」

 

ユウキ「えへへ・・・テツヤ・・・」

 

ユキ「お父・・・さん・・・」

 

アスナ「とっても幸せそうだね♪見ているこっちも嬉しくなって来ちゃうな♪」

 

ユイ「・・・・・・・・・・・・・・・」

 

キリト「ユイ?どうしたんだ?」

 

ユイ「へ?い、いや、何でもないです・・・」

 

キリト「そうか ならいいんだ」

 

アスナ「3人は時間までゆっくり寝かしてあげようね キリト君」

 

キリト「そうだな な?ユイ」

 

ユイ「はい!」

 

~数十分後~

 

テツヤ「んー・・・」

 

キリト「起きたか おはよう」

 

テツヤ「おはよ・・・んでなんでこいつらは俺にくっ付いて寝てんだ?」

 

アスナ「それほどテツヤ君の事が好きなんだよ~♪」

 

テツヤ「はぁ・・・ほら、ユウキ 早く起きろ ユキも」

 

ユウキ「もうそんな時間なの・・・?」

 

ユキ「ふぁ~・・・まだ眠いよ~・・・」

 

テツヤ「ユキは俺がおぶってやっから そこで寝ていいぞ?」

 

ユウキ「えぇ~ユキずるい~!」

 

テツヤ「お前は餓鬼か ほら、早く起きて、出かける支度すんぞ」

 

ユウキ「やだ~」

 

ユキ「もっと~」2人は更にくっついてくる

 

テツヤ「だぁもう!離れろ!!アスナ!どうにかしてくれ!」

 

アスナ「ほら、ユウキ そろそろ離れないとテツヤ君も困ってるよ?」

 

ユウキ「ぎゅ~ってしてくれたら起きれる・・・」

 

テツヤ「はぁ・・・困ったやつだな本当・・・」俺はユウキを抱きしめた

 

ユウキ「~♪」

 

ユキ「お父さん!おんぶ!」

 

テツヤ「ちょいと待ってくれ 今この甘えん坊母さんの相手してっから」

 

ユキ「むぅ~!」

 

キリト「大変だな テツヤ」

 

テツヤ「ユイちゃんが大人しそうで羨ましいよ・・・」

 

ユイ「ママ 私も抱っこして欲しいです!」

 

アスナ「良いよ~ よいしょ」アスナはユイちゃんを抱っこした

 

ユイ「~♪」

 

テツヤ「ほら、お前もそろそろ良いだろ?」

 

ユウキ「よーし!元気満たん!」ユウキは俺から離れた

 

テツヤ「現金な奴だ・・・」

 

ユキ「お父さん!!!」

 

テツヤ「良しっ、もういいぞ?ほれ」

 

ユキ「わーい!!」ユキの前でしゃがむとユキはすぐさま俺の背中に飛びついた 困った奴だけどこんな所はやっぱり可愛いもんだ

 

アスナ「それじゃあもう出る?」

 

テツヤ「そうしよう またひっつかれて寝られても困るし」

 

キリト「んじゃあ出発だ!」

 

~~~~~~~~~

 

第1層・始まりの街

 

テツヤ「うひゃ~ひっさしぶりにきたな~」

 

ユウキ「そうだね~」

 

始まりの街・・・・・・俺とユウキの出会い、そしてデスゲーム開始が告げられた場所でもある

 

良くも悪くも思い出がある場所だ ここでユキとユイちゃんの知り合いがいれば良いんだけど・・・

 

ユキ「お母さん ここはどこなの?」

 

ユウキ「ここはね?ボクとお父さんが初めてあった場所なの」

 

ユキ「運命の場所ってこと?」

 

テツヤ「まぁ数あるプレイヤーの中で俺とショウを選んだんだからある意味運命だったのかもな」

 

ユウキ「あそこで2人を選んでなかったらテツヤとは知り合えてなかったかもしれないしね」

 

アスナ「2人とも 思い出話に花を咲かせるのはいいとして・・・」

 

テツヤ「分かってるさ ユキ、ユイちゃん ここに見覚えはあるか?」

 

ユイ「・・・私には・・・」

 

ユキ「私も・・・」

 

ユウキ「うーん・・・知らないか・・・」

 

キリト「でもここは馬鹿みたいに広いんだ 沢山探す場所はある」

 

アスナ「それじゃあ別の場所に行ってみよ?」

 

テツヤ「手始めに中央市場に行くか」

 

 

 

 

 

 

 

ユウキ「ねぇテツヤ ここって何人くらいの人がいるの?」

 

テツヤ「うーん・・・・・・生き残ってるのが6000人余り、んでもって軍含め3割のプレイヤーがここにいるから・・・2000人弱ってとこか?」

 

ユウキ「でもその割にはあまり人を見ないね・・・」

 

始まった当初 スチールブレードを買った時この場所は相当盛んになっていたが今ではハエの飛ぶ音すら聞こえるくらい静かだ

2年間の月日があってもこの盛り下がり様は妙な感じがする・・・・・・

 

アスナ「皆どこにいるのかしら・・・」

 

俺らが街の中を進んでいると 曲がり角の方から声がするのが聞こえた

 

「子供たちを返して!!」

 

4人「「「「っ!」」」」

 

「おっ!お姉さんのお出ましか?」

 

「よっ!待てました!」

 

俺らはすぐさま声のする方へ向かった

 

聞いたところ 軍の奴らが小さな子供3人を恐喝し 納税と称しアイテムや金を巻き上げようとしているらしい

 

そこを辞めさせようと1人の女の人が軍に立ち向かったようだ だったら女の人にそこは加勢するのが俺らだ

 

俺らは軍の前にいる女の人を飛び越え子供たちの前に着地した

 

ユウキ「大丈夫?皆」ユウキとアスナはすぐさま3人の子供の方へ まだ子供たちには手を出していなかったようで無事のようだ

 

テツヤ「おいあんたら 何やってんだよ」

 

「あぁん・・・誰だ貴様ら・・・」

 

「邪魔してるとタダじゃ置かねぇぞ?」

 

「まぁ待て・・・見ての通りさ・・・滞納した税金を払わないこの子供たちに社会のお勉強中だ」

 

テツヤ「けっ!なぁにが滞納した税だ!あんたらが勝手に言ってるだけだろうが!寝言は寝て言えってんだ!」

 

「ほぉう・・・我々に立てつこうと言うのか・・・面白い・・・軍には向かった事・・・後悔さしてやる!!」

 

「我々の力思い知るが良い!!」2人のプレイヤーが前に立つと鞘から剣を抜き戦闘態勢を取った

 

ユウキ「・・・・・・・・・テツヤ ユキをお願いね?」

 

テツヤ「任しとけ 気ぃつけろよ」

 

アスナ「キリト君も」

 

キリト「あぁ」

 

2人は歩きながら片手剣とレイピアを取り出す

 

「けっ・・・女か・・・」

 

女だと思い甘く見た2人のプレイヤー けど2人の顔はすぐに青ざめることになる

 

ユウキとアスナはモーションを取るとそれぞれに対し2激 攻撃を入れた

 

「んなっ!?」

アスナ「安心して 圏内ならいくら攻撃を受けようとHPは減らない・・・軽いノックバックが発生するくらい・・・」

 

ユウキ「でもね・・・・・・圏内戦闘は・・・・・・恐怖を刻み込むんだよ・・・・・・!!」

 

2人は再度攻撃を入れた 先程まであんなに威勢の良かった2人も今では怯え顔だ

 

「ひっ!ひぃぃぃぃ!!!」「化物だぁぁぁぁ!!!!」

 

1人のプレイヤーが逃げるのを筆頭に他のプレイヤーも一斉に逃げて行った

 

ユウキ「全く!でかい口叩きたいならもっと強くなってからにしなよ!!」その通りだ と心の中でうなづいた

 

「・・・・・・すっげぇ~!」

 

「あんなの見たことねぇよ!」

 

「お姉さん達凄~い!!」

 

「本当にありがとうございます!」4人はユウキとアスナに近づき子供は目を輝かせ、お姉さんは感謝を述べている 2人も満更じゃないみたいだ

 

テツヤ「どうだユキ?お母さん強いだろ~」

 

ユキ「・・・・・・・・・」

 

テツヤ「ユキ?」

 

ユキ「・・・皆の・・・心が・・・」

 

テツヤ「へ?」

 

ユキ「皆の心が・・・皆の・・・」ユキは空に手を伸ばし何かを呟いている

 

テツヤ「おい?ユキ?どうしたんだ!おい!」

 

ユキの様子が変だ キリトの方を見るとユイちゃんもユキと同じような症状になっていた 2人に何が起こったんだ?

 

ユウキ「ユキ?何か思い出した?」

 

ユキ「私は・・・私は・・・」ユキは俺の洋服を力強く握りしめている

 

ユキ「ここには・・・いなかった・・・ずっと・・・暗い場所に・・・」

 

テツヤ「ユキ・・・・・・?」

 

ユキ「うっ・・・・・・あぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

ユキが叫ぶといきなり周りにノイズが発生した 耳を抑えようとして少し腕の力を緩めてしまいその拍子にユキが背中から落ちようとしていた

 

テツヤ「しまっ!」

 

ユウキ「ユキ!!」ユウキはユキを慌てて抱き抱えた キリトの方も同じ状況だ

 

キリト「何だったんだ・・・今の・・・」

 

テツヤ「ユキ!大丈夫か!?」

 

ユキ「・・・・・・・・・」ユキは少し目を見開くと気絶してしまった

 

ユウキ「ユキ・・・・・・」

 

テツヤ「何がどうなってんだ・・・・・・・・・」

 

~~~~~~~~~~~~~

 

ユキとユイちゃんが気絶した後 子供達を助けようとした女の人 サーシャさんが私が子供達を保護している教会があるのでそこで一日休んで行って行ったらどうですか? と言うことなのでお言葉に甘え休ませてもらった

 

おかげでユキもユイちゃんもすっかり元通りだ

 

 

第1層 始まりの街・教会

 

テツヤ「すっごい盛り上がり様ですね・・・」ここには沢山の小さな子供達がいる サーシャさんはそんな小さな子供達を保護してここで皆と暮らしているそうだ

沢山の子供がいるだけあって教会はすごい盛り上がりだ

 

サーシャ「毎日こうなんですよ?・・・・・・2人の具合は大丈夫ですか?」

 

テツヤ「おかげさまですっかり元気になりましたよ」

 

アスナ「ユイちゃんももう大丈夫です」

 

サーシャ「今までにもこんな事があったんですか?」

 

ユウキ「それが・・・テツヤが25層の森の中でこの娘が倒れてた所保護したので・・・」

 

アスナ「私達も・・・22層の中で・・・」

テツヤ「どうやら・・・2人とも記憶を失ってるみたいで・・・」

 

サーシャ「まぁ・・・」

 

ユウキ「それで始まりの街にこの子達を知っている人はいるのかなって思って・・・」

 

キリト「何か心当たりはありませんか?」

 

サーシャ「・・・・・・多分始まりの街で暮らしてた子では無いと思います・・・」

 

サーシャ「デスゲームが始まり 皆が心に大きな傷を負いました 私はそんな小さな子供達を保護してここで一緒に暮らしてるんです 毎日困ってる子はいないか探してるんですが2人の様な子は見た事が・・・・・・」

 

テツヤ「そうですか・・・」

 

こんこん 教会にノックの音が響いた

 

サーシャ「あら 誰かしら」

 

扉を開けてみるとそこには軍であろう女の人が立っていた

 

「初めまして ユリエールです」女の人はユリエールと名乗った

 

ユウキ「軍の人・・・だよね・・・」

 

アスナ「昨日の件で抗議に来たって事ですか?」

 

ユリエール「とんでもない その逆です お礼を言いたいくらいです」

 

俺達は疑問に思い顔を合わせた

 

ユリエール「今日は皆さんにお願いがあってきたのです」

 

ユウキ「お願い・・・・・・?」

 

突如訪問した軍のプレイヤー ユリエール お願いしたいと言っているが一体何を・・・?

 

とにかく俺達はユリエールさんの話を聞いてみることにした・・・・・・・・・

 

 

 




少し中途半端な所で終わってしまい申し訳ありません

次回 2人の正体が明らかになる!2人は一体!?

次回もお楽しみに!

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